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民族主義

・華人が蔑視され侮辱されるとき、『蔑華』の幽霊が現れる(中文、人民日報海外版)
http://news.xinhuanet.com/overseas/2007-04/16/content_5980954.htm

 先日『辱華』という言葉を紹介し、ミラノでデモをした『華人』の報道も紹介したばかり。人民日報海外版が「『華人』は世界中で蔑視されており、その原因は『華』がさげすまれているからだ」とする記事を載せた。
 心理的にはいわゆる根拠のない自信はコンプレックスの裏返しだと聞くが、自らを『華』と読び恥じない態度はまさにその実例。であればこそ、個人が侮辱されている原因を、民族差別にすりかえようという発想もわくのだろう。

 人民日報がすすめる、このような華人蔑視、華民族侮辱に対する対応が凄い。

>もしひたすら耐え忍び、攻撃に対して沈黙で回避しようとするならば、多くの人は華人は身内だけを守ろうとするだけだと看做すだろうし、これらの色眼鏡で物事を見る人達はより勢いを増すだろう。

 つまり集団で抗議しろと。
 ある特定の団体が、集団で統一された行動をとった場合、第三者はその集団の構成員については、その集団のくくりで見るだろう。レッテルといえばそれまでだが、それがいやならばもっと思慮深く行動しなければならない、例えば戦後アメリカにおける日系人のように。
 出身国の国旗を先頭に、デモをするのは一番の逆効果である。

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