米国務省のマコーマック報道官は4日、天安門事件から17年を迎えるに当たって、中国政府に対して事件の再評価を求める声明を発表した。これに対して中国外交部の劉建超・報道官は6日の記者会見で「米国政府による乱暴な内政干渉だ」と強く反論した。7日付でチャイナデイリー(英字紙)などが伝えた。
マコーマック報道官は「殺害されたり、行方不明になっている人たちについて中国政府ははっきりと説明する必要がある。さらに不法に投獄されている人たちを釈放するように求める」と述べた。
これに対して中国外交部の劉報道官は「米国政府の批判には根拠がない。中国政府を攻撃したいだけだ」「中国政府の見解は政治動乱だったということで確定している」と反発。
また「中国では近年、民主的なシステムや法整備が進展している。中国人民は法律が定めた自由を享受し、全ての人権が保障されている」「米国の方こそ人権侵害が深刻であり反省すべきだ」と付け加えた。
なお中国外交部が公式サイトに発表した記者会見の「一問一答」からは、天安門事件に関する部分が削除されている。(編集担当:菅原大輔)
(サーチナ・中国情報局) - 6月7日16時49分更新
語るに落ちたというか、まあ回答が回答になっていない時点で本音が分かるわけですが。捻じ曲げた人権解釈でなんとかしようとしている、つまり詭弁、ですがこりゃ劉建超には荷が重い。
しかしアメリカも、どうやったってのみ様がない要求をよくもまあ。ああ、靖国みたいなもん?ありゃ別に日本が呑んだからといって体制崩壊につながる要求でもないな。