妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
風化と奇妙な連帯感
【北京4日共同】中国当局が民主化運動を武力で弾圧した天安門事件から17年の4日、天安門広場は警察車両や私服警官が通常より多めに配置され、当局が警戒を強める一方、地方からの団体観光客や家族連れでにぎわい、事件の風化が一段と進んでいることをうかがわせた。
中国政府は天安門事件につながった大学生らによる民主化運動を「政治風波(騒ぎ)」(外務省)として、武力弾圧を正当化し続けている。共産党の一党独裁の下、国内メディアはこの日、事件に関する報道を一切しておらず、若い世代では事件そのものを知らない人も増えている。
(共同通信) - 6月4日15時34分更新【北京=杉山祐之】中国共産党政権が民主化運動を武力鎮圧した1989年の天安門事件から、4日で17年がたった。
北京では、この日、党・政府所在地である中南海の周囲などで厳しい警戒態勢が取られた。
事件の舞台となった天安門広場は、いつものように観光客らでにぎわった。日ごろより多めの公安車両が配置され、制服、私服警官が、事件犠牲者の追悼など反政府的な活動が行われないよう目を光らせた。AP通信によると、少なくとも2人が広場で拘束された。
一方、赤い壁に囲まれた中南海の入り口がある道路は、一時、「歩行者のほとんどが私服警官」(市民)という状況になった。出稼ぎ農民(民工)らしい男性が道に入ると、私服の屈強な男に呼び止められた。
(読売新聞) - 6月4日21時31分更新
実際中国の二十代の人と話しても天安門事件は覚えていないようです。中共が望むとおりに風化しつつある、と感じ一抹の寂しさを覚えていたものですが、どっこい中南海の連中はしっかり覚えていてくれたのですね。なんというか、変な連帯感を感じてしまいました。
覚えていてくれてありがとう。
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