ACC-J [Alpine Climbing Club of Japan]

東京の山岳会『ACC-J』のページです。

トレーニング山行

2015年07月14日 16時29分30秒 | クライミング

  バルトロ、トレーニング、7月18日は会社の中途採用社員講習午前午後、

7月19日   早朝発ー三富、広川登山口着9時20分ー9時33分発ー雁峠着12時00分ー笠取山山頂12時40分ー(雨降り出す)-山頂発13時04分ー雁峠13時30分ー広川登山口16時00分。行動6時間40分

朝までの雨が激しく降り広川はかなりの増水、仕方なく運動靴で川の中を歩く渡渉が何度もでてきた、かなり型のいい岩魚が生息しているのを確認視した、

 

ガソリンを入れ、つまみと酒と(ビール、ウイスキー)明日の朝食、明日の行動食を買い入れ、笛吹の湯510円に入り三富道の駅にて盛大に下山祝い、ここは標高1100㍍さすがに涼しい、馬刺し、鰯刺し、枝豆、しょうが、旨いものいっぱい、飯も旨い,22時30分寝る。

7月20日   朝少々寒いくらいで、寝袋に入って寝ていた、朝飯を済まして、コーヒーとお茶を飲み出発5時40分ー徳和の奥の駐          車場発6時10分ー乾徳山頂8時55分発9時00分ー笠盛山9時45分ー黒金山(2232㍍)10時28分発10時37分ーオオダオ(2020㍍)11時10分ー最終水場から主に右岸を行く、沢沿い道路着から主に左岸を行く-12時20分ー最終砂防ダム林道に出るー12時23分雨降り出すーゲート13時10分発13時22分ー乾徳山登山口13時33分ー駐車場13時45分、行動7時間35分

乾徳山は20年以上昔山頂手前の岩稜を登攀した以来だ、黒金山までが意外に近かった、くだりの渓谷はかなり奥に行けばよい釣りが出来そうだ。


谷川岳_中央カンテ

2009年09月25日 23時37分15秒 | クライミング


24日夕方出発で25日に荒井&木村氏の2名で
中央カンテに登って来ました。

2人のみでの谷川岳は初めてで中央カンテ取付きを見付けるのに不安だったので
事前に入念な打ち合わせをし向かいました。

その甲斐あって取り付きも迷う事なく登攀自体はうまく登りきったのですが
下降の段で6ルンゼの下降路を予定していたのですが
ちょっと手前の所にしっかりと作られていた下降支点を見付けたので
アドリブでそこから下りる事にしたのですが
それがタイムロスのはじまりで
1ピッチ目を空中懸垂で下り、2ピッチ目を下り始めた途端行き詰まり
それ以上懸垂では下りれない状況になってしまったので
周辺を観察し地形から予想して、たぶん壁沿いの藪を越えれば
南稜ルートに出れるだろうと考えコンテでトラバースして行ったところ
案の定支点とテラスと思わしき所に辿り着くことが出来ましたが
そこが南稜のどの辺りなのか判らず、どっちにしろ下降点が見つかったという事で
とにかく懸垂すればなんとか下りれるだろうと下り始めたのですが
やはり予習してなく、ある意味楽観的に構えたのがアダで
何mづつ何ピッチで下りればいいのか分からないととんでもない目に遭うという
アルパインやバリエーションの難しさの洗礼を受け、
普通に下降していたら掛かっても2~3時間程だろうところを
結局登りで使った時間よりも大幅に消費し、
下山出来た時には真っ暗闇になってしまったというお粗末をしてしまいました。

今回もまた失敗からいろいろと勉強出来たと自分達では思いましたが
会のみなさまには心配やらいろいろとご迷惑を掛けてしまいました。

m(_ _;)m

でも登れたのは良かったです。






















北岳バットレス_第四尾根主稜_納骨式

2009年08月25日 10時50分43秒 | クライミング
22日夜発~24日 北岳バットレス_第四尾根主稜に登って来ました。

メンバー、荒井家とK村氏の3名

22日8時頃荒井家に集合し出発。
国立府中インターより一路甲府昭和へ向かう。
途中コンビニにて酒、つまみ、次の日の食料等を買出し夜叉神峠駐車場へ。
夜叉神に10時頃到着、小宴会の後すぐ車中にて就寝。
翌朝5時頃起床_もうすぐ広河原行きバスが来るので出発準備。
5時半にバスで夜叉神出発_6時10分頃広河原到着_


下車後時間が結構早く(予定通り)天気も良いので一気に白根御池小屋まで上がり、
素早くテントを設営し、その足ですぐ行ける所まで四尾根目指し行ってみようと話し合い、
間髪を入れず登山道~白根御池小屋目指し出発。



今回僕(荒井♂)は、かなり気合を入れて来たので、
いろいろと装備を持って来ていたのもあり最近の山行の中で比べても
結構ザックが重く少々不安でしたが、
最初から名雪式?(三浦式?)呼吸法で歩き始めたら、
ぜんぜん調子が良かったので、
いつもはしんがりで歩くのを今日は先頭で歩かせて貰い、
マイペースで一気に登って行く。
途中であまりにも調子が良かったので、
先に白根御池小屋のテント場まで行かせて貰いテントを設営しておく事に。

テントを張り終え登攀準備をはじめた3~40分後に2人が到着したので、
すぐに荷物をテントにばらして貰い登攀準備をして貰って、
バットレス沢~bガリー目指し出発。



1時間足らずでバットレス沢出合到着。ここで水分補給と小休止。





前回に比べ数週間しか経っていないのに大樺沢の雪渓は殆ど無くなっていた。
前回bガリー大滝の取付きは偵察済みなので、小休止後バットレス沢を迷い無く一気に詰める。





取付き到着後、登攀準備してbガリーを観察_よく見てみると、なんか想像していたより壁は寝ていて、
ロープが無くても登れるんじゃないかぁ?!と3人の意見が合致しましたが、
やはり万が一?を考えダブルロープを一本だけ着けて、僕がリードで登る事にして、
その後2人には時間稼ぎも考え、
ロープにプルージックスリングでセルフを取りながら登る作戦でbガリーの下部岩壁帯を突破、緩傾斜帯へ。





その後の緩傾斜帯のバンドをCガリー経由で四尾根の取付きテラスに行くのは初なので、
ちょい不安ありだったのですが、ぎりぎりまでの勉強の甲斐があり難無くルートを見付けクリア。





事前のネットでの調べでは人によってはこのCガリー越えの四尾根の取付き探しに
2~3時間掛かったような記事も見かけていたので、3人でちょっち歓喜。





取付きテラスに到着したら、なんと早朝から出発したであろう4人のパーティーに追いついてしまい唖然・・・。
慌てさせてトラブルのもなんだから、まだ昼前だしとここで小休止。



先行の声が若干聞こえなくなってからクライミング開始。
1、2、3、4ピッチまでは郁ちゃんがリードしたいと言う事なので、
核心の5ピッチ目は僕にやらせてくれと2人に頼み、郁ちゃんからスタート。
1ピッチ目から事前勉強して想像していたより傾斜もありスケールも思っていたより怖くなく、
グイグイ登って行く。
3ピッチ目4ピッチ目辺りでまた先行パーティーに追いついて来てしまい、
5ピッチ目の核心部で僕にスイッチした時に完全に追いつき、
このピッチでダブる羽目に・・・
懸垂ポイントとビレイポイント(ステーション)が完全に占領されていたので、
途中のピナクル状の岩角にスリングとカムでビレイポイントを作り2人に上がって来て貰い、
懸垂ポイントが空いたらすぐに取り付いて貰って同時に懸垂の準備をして貰う事に。



今回余りに手際が良過ぎたのか、気持ち良く懸垂準備までしたのに、
先行パーティーが信じられないくらいトロく長時間待たされる羽目になる。
このあたりで太陽が北岳(四尾根)の反対側に向かってしまっていて日陰になっていたので、
3人とも寒さにやられはじめ、ずっと半袖Tシャツのままだった僕には震えが襲いかかって来ました。



結局20分くらい待たされた挙句にやっと懸垂OKのサインを貰う。
またまた手際良く3人共懸垂後6ピッチ目の取付きへ向かうが、
ここでも結局長時間の待たされが待っていました。
ものすごくイライラと寒さが倍増して来ましたが、3人のモチベーションは下がらず、
ここで、K村さんにリードをスイッチ。
先行パーティーがあまりに遅いので、
落石等上部に注意を払いつつ登り始める事に。





この先も先行を伺いつつ枯れ木のテラスまで行き、3人集合した後ちょい休憩。



最終ピッチもK村さんに任せ、行ってもらうが50メートルいっぱいに伸びても止まる気配が無く、
上部からビレイポイントが無いよとの返事が・・・。
カムを使ってビレイポイントを作成して貰う。
最終ピッチを登り出す前に、
ここでもうひとつの目的のDガリー奥壁方向と、
中央稜の観察(偵察?)をしてから終了目指し登り始め、クライミング終了。

クライミング道具を片付け北岳頂上へ向かい10~20分くらいで頂上へ。



ここで今回のもうひとつの大イベント?の松原さんの納骨式を行い拝んだ後下山に移る。

真っ暗闇の中約3時間程かかり9時頃にやっとの思いで白根御池小屋のテント場に到着。
結局本日15時間くらい行動しっぱなしで、
その間殆どご飯的な物を食べていなかったのでテントの中で大宴会で、
やっと腹を満たす。

その後就寝。

翌日ゆっくり起床し昼頃のバスを目指し撤収_下山。

山形 葉山北東尾根

2008年04月15日 11時35分34秒 | クライミング
4月3日9時自宅出発 17時山形東根グランドホテル着、
4月4日12時30分河北町学校給食センター、衛生指導、衛生講習15時30分終了、食料買出し後大鳥居、車中泊
4月5日、6時スキーにて大鳥居300㍍出発‐三枚平‐北東尾根取り付き‐1030㍍‐P1217㍍‐烏帽子岩‐古御室山頂11時30分着‐12時20分同ルート下降開始‐三枚平13時30分‐ビール宴会‐大鳥居14時
 素晴らしい天気に恵まれ、尾根取り付きの急斜面2段を汗まみれになり乗り越えると極太のブナが点在する広い緩やかな尾根が延々と続く、素晴らしい景色だ、
 鏡山からの尾根をP1217㍍で吸収すると、尾根は一旦無木立となり急斜面を登りきったところから、いきなり雪庇の発達する細い雪稜となる、これを詰めると目の前に烏帽子岩が現れる、左は岸壁となり通過できない、
 ここにスキーをデポし右の急斜面をアイゼンとピッケルでトラバース、快適に通過、
 鞍部から300メートルほど雪稜をたどると、平坦な雪原が現れ、緩やかなのぼりをたどるともうそこは葉山頂上からはるかに続く葉山山郡の一角、古御室山1360㍍である、スキーでたどれば山頂はすぐ、つぼ足ではかなりかかる、それにもう相当よれてきた、今回はここを山頂として、下降に移る、烏帽子岩を慎重にこなし、スキーデポ、いよいよここからお楽しみ、
 シールをはがし、1時間10分ゆっくりと時間をかけて三枚平へ、缶ビールを開けて乾杯、素晴らしい春の雪山に感謝、
 車を停めた30メートル手前にある蕎麦で有名な大鳥居のおんどりそばで旨い蕎麦を山を眺めながらいただく、
 碁点温泉(250円)でゆっくりと汗を流し、鰊の切り込み、うるいのおひたし、昨日つんだセリのおひたし、フキノトウ入りキャベツ炒め、山芋、豆腐、ベーコンエッグをおかずに道の駅村山にて大宴会、ビール飲み放題、焼酎も旨い。
4月6日朝8時出発蔵王方面に走り関沢インターチェンジから高速に乗って、途中昼寝休憩をしながら夕方には我が家に到着。

平成20年ACC-JOB会盛大に開催

2008年03月28日 14時34分42秒 | クライミング
3月23日(日曜日)池袋駅前甘太郎にて
OB 神田、大浦、高橋、安部博、安部若子、西村、金、吉田知枝、仲川みどり、茨城木村一、松原冨美子(11名)
現役 水島、名雪、吉田、仲川、荒井郁子(旧姓宮路)、荒井貞幸、木村克之(7名)以上18名参加、18時から21時40分まで、懐かしい顔が揃いました、昔の話から今の風潮まで山と積もった話はつきません、又懐かしい寺田正造氏からOB会参加のうれしい連絡もありました、尚出席できなかった富樫、南藤、金子、菊池、中島OB、特別会員金澤さんからみなさんへ、くれぐれもヨロシクとの、お言葉も戴きました、
 できれば涸沢、岳沢辺りの定着合宿を企画してOBも参加できる山行をとのお言葉をいただいています、常時活動できる人数は4~5名と成りましたが皆さんからの後押しもあり、今年も張り切って山岳活動を進めてまいりたいと思います、今後とも皆様のお力添えをお願いしOB会盛会のうちに終えることが出来ましたこと、深く御礼申し上げます、ありがとうございました。
 尚当日の写真を当ブログに貼り付けてもらいますのでお楽しみに。

平成20年2008、3月23日

2008年03月10日 11時49分18秒 | クライミング
今年のACC-JOB会の集いのお知らせ!
 
 開催月日 平成20年3月23日(日曜日)(4連休の最後の日、山岳会としては最悪の日)
 
 場所 池袋甘太郎、18時から~21時まで
 
 会費 3000円+OB会年会費

 年に一度の集まりです、万障お繰り合わせの上ご参加下さい、

 尚メールをご覧のOB諸氏にはメールにて参加不参加のご返事承ります。

高妻山敗退と雪中熊

2007年12月25日 13時10分20秒 | クライミング
12月21日前橋ガストン奥様生家にてガストン氏と合流、戸隠牧場入り口にて仮眠、
 22日、11月偵察山行時一不動避難小屋まで2時間30分弱、だったので本日は一不動周辺にテンパリ予定、ゆっくりで間に合うと思い8時50分ぐらいに戸隠牧場入り口発、早速ワカンラッセル、牧場を出はずれまで1時間以上かかる、沢沿いの夏道に沿って登る、沢の石に大きなキノコ雪が出来て、この、キノコ雪とキノコ雪の間にはいると、胸まで雪に埋まる、ここから這い出すのは大変な労力を消耗する、何度か繰り返すうちに、沢沿いのルートを避け、少し山側を通るようになる、。
 その時大きな動物がラッセルしながら走ったトレースに出会う、はっきりと残った足跡は熊であった太い前爪本がはっきりしている、自分の手のひらと同じ位の大きさだ、ルート沿いに今逃げ去ったものだ、こわごわ少し行くと右の尾根に抜けてわれわれのルートから外れてくれた、ほっとする。
 全身汗びっしょりになりながら、交代を繰り返しすすむ、見覚えのある広い緩斜面に出る、ここは11月の偵察山行で、1時間30分弱で、歩き始めてから初めて一息ついた所だ、ここを通り越して傾斜が急になり、なおも頑張って、最初の20メートルぐらいの鎖のついた滝下に出る。
 なんとここまで5時間10分経過している、夏時間ではここが半分の場所である、14時30分、もう今日中の一不動稜線は望めない、明日も一日ラッセルしても、五地蔵がいいとこ、とても高妻山は到着できそうも無い、残念だが此処で敗退とする、二人とももう、へろへろで疲労困憊、いまのぼってきた自分たちでつけたトレースをたどる、よくも此処まで登ってきたものだ、と、われながら感心する二人合わせて123歳にしては上出来、この雪のコンディションでは後2~3人いてもやっと高妻につくかどうか、夕方車に帰り激しいラッセルに帽子、ひじ、膝からパンツのすそ、手袋までびしょびしょ、ぬれたものをトイレに入れて乾燥させる、トイレは暖房が入っていて、まるで乾燥室だ、助かる。
 その後はガストン車の中でビール、焼酎、ウイスキー、つまみはシシャモ、塩辛、めんたい、でお互いの敢闘を祝して乾杯、20時前に二人とも意識不明と成ってシュラフの中に倒れ込んだのでした。
  12月20日以降に雪の中で熊が活動しているとは夢にも思わなかった、此処戸隠特有の現象か、温暖化の影響か不明ですが、確かにこの時期に熊が活動し、その範囲は牧場までに及んでいることは、事実です。
 以上高妻山敗退と雪中熊の報告でした。









リベンジ!谷川岳 一ノ倉沢 衝立岩『中央稜』

2007年09月24日 22時41分51秒 | クライミング
                   
谷川岳 一ノ倉沢 衝立岩『中央稜』リベンジして来ました。
                   
今回はACCJ茨城のS木氏も参加し、N雪艦長、K村氏、荒井S&Iの合計5人
9月22日 午後 現地みなかみ道の駅にて集合する事にして目標に向かいました。

現地7時頃にまず荒井家が到着し道の駅裏にあるスーパーにて買い物中7時半頃名雪艦長が合流。
その間にK村氏から谷川岳登山指導センターのゲートがまだ開いているとの一報を受けていたので、
(この季節そろそろ閉められてしまう可能性がある)
名雪艦長御用達のあずま屋へ先に乗り込み先に宴会を開始
午後11時頃にK村氏S木氏が合流
12時前に就寝
翌3時半起床、が、この3時間ほどの間に雨が降ったらしく車も回りもかなりビショビショ!
空もあやしく全員ヤバイ感じに・・・なるが、
とにかくすぐに出合駐車場へ向かう事に。
途中の道もビショビショであったが登山指導センターで登山届けを出しゲートを過ぎた辺りから、
木陰のせいもあったかもしれないが、少しずつ乾いている感じになって来た。

出合駐車場に到着すると今回は前回と違いかなり登攀パーティーの数が多く、
出発準備を終えているパーティーも何組もいて、
それらに促されるように天気が気になりましたが、僕らもすぐに準備に取り掛かり、
その時点で雨が落ちていなかったので、意を決して出発する事に
ヘッドランプを点け一ノ倉沢出合に差し掛かると思いのほか岩が濡れておらず、
というよりまったく乾いていてコンディションを考えると、
曇っていて、暑くなく、蒸してもいず、アプローチの岩やぬかるみも前回に比べたら、
全然濡れていないと言えるくらいの状態で、
クライミングにとってはベストなコンディションでした。
あとはこのまま雨が降ってこない事を願うだけでしたが、前日の天気予報だとかなり微妙で、
いつ降って来てもおかしくはないと考えられたので、
全員の足も前回以上に回転が速まりテールリッジ取り付きまでの下降ポイントまで、あっという間に到着。

そのあとN雪艦長はちょっとすみませんよという感じで先行パーティーを除け、
さささとフィックスロープを掴みあっという間に降りて行ってしまい、
残りの僕らを唖然とさせましたが、順番にどんどん降りてくるよう指示し、
さりげなくプレッシャーを掛けスタコラサッサーとテールリッジを登って行ってしまうので、
あわててというか後で艦長がこわいのも考えぼくらも軍人のように次々下降を開始。

【ちなみに他のパーティーの方達は物凄く真面目だったのか】
【Myロープをきちんとセットして状態確認を念入りにしてから下降器をセットし、】
【セット状態を確認し、しっかり利き方向にロープを持ち直し・・・
【それからゆっっっくぅり下降し始める感じでしたので、】
【先に行かせて貰いました(一応天気も気にしたスピードでと言っておこうかな)】

テールリッジへ取り付き、見えなくなった艦長を追い全員間髪を入れずガンガン登り始める
テールリッジもまったく濡れておらず最高のコンディションで全員最初のフィックス帯を難無く越え、
ブッシュ帯に入り第一のブッシュ帯を越える辺りで休憩中の名雪艦長に追いつき、
追いついたが、休まず行きなさいのゲキが飛んできたのでそのまま前進を続ける
気が付けば先行のパーティーを何組か追い越し『中央稜』取り付きに一番乗りで到着。
出発時間は前回同様4時半を予定していたが天候不順で少しもたついてしまい、
5時近くの発進になってしまったのですが、
着いてみたら前回よりも早い時間に到着していました。

ここにてやっとひと休みを入れつつロープを出しシューズを履き替えクライミングの準備を・・・


今回はK村氏とS木氏に組んでもらい、 
僕(荒井S)がN雪、I子組みに入れてもらう事にして、
まずは僕らのパーティーからスタートで・・・

1P目(Ⅳ)40m
N雪艦長リード

テールリッジを登り切った正面すぐの取り付きから、
烏帽子沢奥壁へ向け左上方向のラインに沿うようにグイグイ登る。
         

2P目(Ⅱ)25m
N雪艦長リード

烏帽子沢奥壁側へ向け回り込み階段状のルンゼ?を登る
測ったように25mでビレイポイント!

3P目(Ⅲ、A0)25m
荒井Sリード

ここからが前回ヘンテコリンになった鬼門始まりのピッチ

予想(計画)ではスタート直後から衝立側へ烏帽子側のリッジを乗っ越す感じでトラバース

で、陵(リッジ)周辺を見回すと上方に一つハーケンを発見!やっぱりと思い、
ちょっと悪めのリッジを乗っ越しそのハーケンにランナーを取る、

そのあと見回すとランナーが余り見当たらなくちょっと急めなフェースだが、
ランナウトする気で一気に直上してみる。
しばらくすると次のハーケンを見つけ、ここが正規の『中央稜』ルートと確信し、
やったと安堵&歓喜
すぐにクリップしN雪さんに正規ルートに抜けましたと報告しグイグイ登りビレイポイントへ。
  

4P目(Ⅳ、A0)(Ⅴ-)25m
荒井Sリード

正規の核心ピッチ

やや雰囲気外傾気味のフェースを右へ左へという感じで右上して行き、
チムニー状を越える。
フェースはピトンが結構有り快適、でもここでギアを使いすぎないように!
チムニーでたらなくなったりします(やってしまいました
チムニー、僕はバック&フットで越えてみましたが、フェース登りでも、
カンテ登りでもそれぞれいろいろ楽しめる感じ
  

5P目(Ⅲ)25m
荒井Sリード

ふただび烏帽子沢奥壁方向の凹角状に入る感じにルートを取りピナクル(一本目?)基部を目指す。

6P目(Ⅲ+)40m
荒井Sリード

しっかりしたフェース(ややカンテっぽい!?)をぐんぐん登って行く。
40mのピッチなので登り過ぎないように
またやっちゃいましたクライムダウンはちょっちこわい

本来はこのあともう数ピッチ100mⅡ~Ⅲがあるのですが、
この日はこのあと2パーティーほどが後に来ていて、
最後まで登って下降するのに手間が増えたり(掛かったり)、
天候の事も考えると時間をかけると危険な状態におちいる可能性も考え
今回はここで終了にして下降する事にしました。
    

下降
登って来たルートをロープ回収をしくじらないようこまめに懸垂。
途中核心ピッチあたりで別パーティーと遭遇、
後発だった木村氏鈴木氏の話だと、
3P目あたりですでに追いつかれそうだったらしいのですが、なぜかまだこのあたりに・・・
登攀が大変そうだったので脇に避け登るのを優先してもらい、
落ち着くのを待って再び下降再開。
下降中完全に落石になる状態の岩がかなりありましたが、僕らのパーティーは一切落とさず無事終了

ちなみにこの日、中央カンテを登っているパーティーがガンガン落石を起こし、
しまいには10~15mくらいの墜落&ラクも起こしていました。
遠目では何とか無事に見えましたが、果たしてどうだったかは不明
それにペースもかなりゆっくりだったので、その方が心配でした・・・
なぜかって言うとその後予想していたが・・・

『中央稜』取り付きに戻り下山の準備をしながら小休止しようとしていると、
案の定というか・・・後からのパーティがドンガラゴゥとラクを起こし、
またまた危い目に合うところだったので、皆びくりと立ち上がりこりゃだめだと
一目散にテールリッジ中間部まで逃げる事に

テールリッジ中間部まで来てやっと小休止&エネルギー補給が出来、
この日の話を少しして、またさっさと下山に入る。

あっという間に出合まで降りきりほんとの終了
この時すごいタイミング(?)でかなり強く雨が降り始めて来
今回の自分たちが本当についていた事に全員で安堵しましたが、
残りのパーティー(特に中央カンテの)が大丈夫なのか気掛かりでしたが、
ま、みんな山やだから大丈夫だろうと思う事にして、帰路へつきました。

最後はやっぱり湯テルメにてひとっ風呂浴びてそれぞれ帰る事に・・・


PS
『中央稜』はうわさどおりすごく快適で楽しいルートだという事が確認できました

この日の画像こちら



いじょ