グレタ・ガルボは宝塚向きである。
もちろん男役で。
あくまでも〝向きである″ということ。
あの身長、あのハスキーボイス、あの美貌。
あのスレンダーさに、あの身のこなし。
どこをとっても宝塚の男役向きだろう。
同様に、マレーネ・ディートリッヒもそっち向きではないかと思うのだが。
旧ソビエトのプリマドンナ役という、実際の舞台でのシーンはなかったにせよ、ガルボの身長(170cmぐらい)では、この役は合わんのでは?
それに衣装を着けた彼女もまったく想像できない。
だって男役向きなんだし。
当時の売れっ子としてガルボとジョーン・クロフォードが共演したのはいいが、同じシーンで顔を合わすことは一度もなかった。
この頃二人はかなり険悪な状態だったらしい。
クロフォードは結構頑張り屋さんな女優だったけど、ガルボは英語も話せない、ヨーロッパの名もない女優で、運よくアメリカで見出されちゃって、トントン拍子で売れっ子女優になっちゃったから、クロフォードにとってはおもしろくないわな。
ガルボのスウェーデン訛りはアメリカでかなりウケたようで、当時のハリウッドでは、外国人女優のもつ独特な魅力に夢中だったそうである。
'05の『THE有頂天ホテル』のレビューで本作品については少し触れたが、〝グランドホテル形式″を生み出しただけでも、この映画は名作として今でも賛美されているが、見直してみると、ストーリー的にはどうであろうかと悩まされてしまうのが正直なところである。
ラストのあっけなさはどうであろうか。
名作ならではの余韻というものが、悲しいことに感じられないのだ。
有名ホテルといえども、「人々がやってきて、また去っていく。ただそれだけ」という日常が、あまりにもはかないということを謳いたかったのかもしれない。
もちろん男役で。
あくまでも〝向きである″ということ。
あの身長、あのハスキーボイス、あの美貌。
あのスレンダーさに、あの身のこなし。
どこをとっても宝塚の男役向きだろう。
同様に、マレーネ・ディートリッヒもそっち向きではないかと思うのだが。
旧ソビエトのプリマドンナ役という、実際の舞台でのシーンはなかったにせよ、ガルボの身長(170cmぐらい)では、この役は合わんのでは?
それに衣装を着けた彼女もまったく想像できない。
だって男役向きなんだし。
当時の売れっ子としてガルボとジョーン・クロフォードが共演したのはいいが、同じシーンで顔を合わすことは一度もなかった。
この頃二人はかなり険悪な状態だったらしい。
クロフォードは結構頑張り屋さんな女優だったけど、ガルボは英語も話せない、ヨーロッパの名もない女優で、運よくアメリカで見出されちゃって、トントン拍子で売れっ子女優になっちゃったから、クロフォードにとってはおもしろくないわな。
ガルボのスウェーデン訛りはアメリカでかなりウケたようで、当時のハリウッドでは、外国人女優のもつ独特な魅力に夢中だったそうである。
'05の『THE有頂天ホテル』のレビューで本作品については少し触れたが、〝グランドホテル形式″を生み出しただけでも、この映画は名作として今でも賛美されているが、見直してみると、ストーリー的にはどうであろうかと悩まされてしまうのが正直なところである。
ラストのあっけなさはどうであろうか。
名作ならではの余韻というものが、悲しいことに感じられないのだ。
有名ホテルといえども、「人々がやってきて、また去っていく。ただそれだけ」という日常が、あまりにもはかないということを謳いたかったのかもしれない。