故人のおくりかたも、今ではずいぶんと様変わりしてきたようだ。
多種多様というと妙な言い方かもしれないが、ただひたすら暗いだけの葬儀が少なくなってきているのは確かだろう。
あるアンケート調査によると、自分の葬儀にお金をかけたくないという人は、40代以前に関すると半数以上にのぼるらしい。
そもそも自分の葬儀に、ああしてほしい、こうしてほしい、幾らぐらいのああでこうでと、生前に話をしておく人は、おそらく少なかったと思う。
しかし先述したとおり、今では家族にきちんと意志を伝えておく人が増え、その人らしい、中にはユニークでさえある個性的な葬儀も行われている。
故人に喜んでもらえる ―― お金をかけるかかけないかではなく、心をこめておくってあげられるかが大事なのだろう。
この映画の主人公は、チェリストから、まったくの異業種である納棺師という仕事に就く。
不思議なことに見ていると、故人に触れるその丁寧な指先は、まるで楽器を奏でる繊細なそれと似ているのだ。
粛粛とすすめる納棺師の行いはとても上品で、故人を尊び、心からいたわる気持ちが伝わってくる。
これには遺族たちも安堵し、感謝することだろう。
ただ、この作品が大きな話題となり、納棺師になりたいという人が急増したらしいが、その覚悟は本物かどうか問いたい。
出演者たちもそれぞれで、みな表情が生きていた。
特に山崎努はやっぱり上手いなぁ。
彼は、’84の『お葬式』にも出てましたね。
で、これもやっぱりだったが(笑)、広末のセリフは、どうしていつもぶりっ子(死語だが)調なんだろうか。
わざとなのか、ああいう演技方なのか。
どうしても耳障りで困る。
多種多様というと妙な言い方かもしれないが、ただひたすら暗いだけの葬儀が少なくなってきているのは確かだろう。
あるアンケート調査によると、自分の葬儀にお金をかけたくないという人は、40代以前に関すると半数以上にのぼるらしい。
そもそも自分の葬儀に、ああしてほしい、こうしてほしい、幾らぐらいのああでこうでと、生前に話をしておく人は、おそらく少なかったと思う。
しかし先述したとおり、今では家族にきちんと意志を伝えておく人が増え、その人らしい、中にはユニークでさえある個性的な葬儀も行われている。
故人に喜んでもらえる ―― お金をかけるかかけないかではなく、心をこめておくってあげられるかが大事なのだろう。
この映画の主人公は、チェリストから、まったくの異業種である納棺師という仕事に就く。
不思議なことに見ていると、故人に触れるその丁寧な指先は、まるで楽器を奏でる繊細なそれと似ているのだ。
粛粛とすすめる納棺師の行いはとても上品で、故人を尊び、心からいたわる気持ちが伝わってくる。
これには遺族たちも安堵し、感謝することだろう。
ただ、この作品が大きな話題となり、納棺師になりたいという人が急増したらしいが、その覚悟は本物かどうか問いたい。
出演者たちもそれぞれで、みな表情が生きていた。
特に山崎努はやっぱり上手いなぁ。
彼は、’84の『お葬式』にも出てましたね。
で、これもやっぱりだったが(笑)、広末のセリフは、どうしていつもぶりっ子(死語だが)調なんだろうか。
わざとなのか、ああいう演技方なのか。
どうしても耳障りで困る。