ペネロペ・クルスがよかった。
久し振りの母国での撮影とあって、生き生きと、実に輝かしい演技を見せてくれた。
近年、ハリウッドでの活動が続いていた彼女ではあったが、こうしたヨーロッパ作品では、まるで水を得た魚のようである。
アメリカでは言葉の壁にも苦労したらしいが、米・欧映画と見比べてみても、後者のほうが、ずっと彼女らしさが出ていると思う。
’99の『オール・アバウト・マイ・マザー』と同様に、本作品も〈母親〉を意識した映画である。
母の無償の愛、切っても切れない親子の絆、母親と娘の葛藤をもあからさまに表現していた。
何があろうと、あなたは私の娘。
いつまでも、ママはわたしのママ。
それは、永遠に変わることはない。
『オール・アバウト~』を観たときに、原色の赤が際立っていたのがとても印象的で、今回の作品でも、この演出が見事に効いていた。
カラフルな配色が、まるでスペイン絵画のようでオシャレ。
話は前に戻るが、今回のペネロペの演技は、往年のイタリア女優、ソフィア・ローレンを見ているようだった。
強くて勝気でセクシーで、でも働き者で気丈な女性、ライムンダを演じたペネロペはまさに、ソフィアのような堂々たる貫禄であった。
久し振りの母国での撮影とあって、生き生きと、実に輝かしい演技を見せてくれた。
近年、ハリウッドでの活動が続いていた彼女ではあったが、こうしたヨーロッパ作品では、まるで水を得た魚のようである。
アメリカでは言葉の壁にも苦労したらしいが、米・欧映画と見比べてみても、後者のほうが、ずっと彼女らしさが出ていると思う。
’99の『オール・アバウト・マイ・マザー』と同様に、本作品も〈母親〉を意識した映画である。
母の無償の愛、切っても切れない親子の絆、母親と娘の葛藤をもあからさまに表現していた。
何があろうと、あなたは私の娘。
いつまでも、ママはわたしのママ。
それは、永遠に変わることはない。
『オール・アバウト~』を観たときに、原色の赤が際立っていたのがとても印象的で、今回の作品でも、この演出が見事に効いていた。
カラフルな配色が、まるでスペイン絵画のようでオシャレ。
話は前に戻るが、今回のペネロペの演技は、往年のイタリア女優、ソフィア・ローレンを見ているようだった。
強くて勝気でセクシーで、でも働き者で気丈な女性、ライムンダを演じたペネロペはまさに、ソフィアのような堂々たる貫禄であった。