ワケありで、空港内に滞在せざるを得なくなってしまったストーリーというと、話題となった’04の『ターミナル』かもしれない。
莫大なお金をかけて、本物そっくりの空港内部を再現させ、主演は適役のトム・ハンクスであった。
だがこれ、あまりにもドラマチックに仕立て上げすぎで、どうも鼻につく。
本作品の主人公、フランス人のアルチュロは、カナダからの機内でバッグを盗まれ入国できず、身元が確認できるまで、ここ、パリのシャルル・ド・ゴール空港内で足止めをくってしまう。
我々日本人にはわからないが、欧州では二重国籍を持っている人が多く、現住所が他国にあったりなんだりすると、どうもややこしくなりそうなんである。
ちなみに彼は、カナダ生まれでフランスとカナダの国籍を持っていて、妻がスペイン人で、現在の住まいはイタリア・・・
彼が数日間身を寄せたのは、〈通過客待合室〉。
そこには既に、4人のワケあり滞在者たちが暮らしていて・・・
彼らの祖国に帰りたくても帰れない理由から、時に見せる沈痛な表情には察する部分が大きい。
重くなりがちな映画になりそうだが、いえいえ、それがクスリと笑える場面も多々あって、観終わった後、少し優しい気分になっている自分に気づくと思う。
その後、アルチュロとやたらキツイ奥さんとの間で、ひと悶着あったであろうことが、やや気がかりであるのだが・・・
莫大なお金をかけて、本物そっくりの空港内部を再現させ、主演は適役のトム・ハンクスであった。
だがこれ、あまりにもドラマチックに仕立て上げすぎで、どうも鼻につく。
本作品の主人公、フランス人のアルチュロは、カナダからの機内でバッグを盗まれ入国できず、身元が確認できるまで、ここ、パリのシャルル・ド・ゴール空港内で足止めをくってしまう。
我々日本人にはわからないが、欧州では二重国籍を持っている人が多く、現住所が他国にあったりなんだりすると、どうもややこしくなりそうなんである。
ちなみに彼は、カナダ生まれでフランスとカナダの国籍を持っていて、妻がスペイン人で、現在の住まいはイタリア・・・
彼が数日間身を寄せたのは、〈通過客待合室〉。
そこには既に、4人のワケあり滞在者たちが暮らしていて・・・
彼らの祖国に帰りたくても帰れない理由から、時に見せる沈痛な表情には察する部分が大きい。
重くなりがちな映画になりそうだが、いえいえ、それがクスリと笑える場面も多々あって、観終わった後、少し優しい気分になっている自分に気づくと思う。
その後、アルチュロとやたらキツイ奥さんとの間で、ひと悶着あったであろうことが、やや気がかりであるのだが・・・