ここに、とある4人のバンドのグループがあります。
結成して9年、大阪を拠点に東京、名古屋、千葉などで、
ライブ活動やストリートを続けています。
結成から、今までには、ベースのメンバーが代わり、
ドラムが代わり、今回とうとうギターのメンバーが抜ける事になり、
最初からのメンバーは、ボーカルひとりになりました。
『三度目です…、』 とボーカルは、メンバーが抜けるたびの
心境を伝えています。
それはいつも、一緒だったとも…、
あるメンバーは家庭の事情なんかで、音楽を続けて行けなくて、
やめて行きました。
今度のメンバーは、活動を続けて行く上で、どうしても、
考え方の違いで、対立し、お互い譲ることが出来なくなってきたという。
お互い、それぞれに違うものを持っていて、これまで、
補い合いやってきたものが、限界に来たという。
それぞれの夢を壊さないためには、こうするしかなかった…、
たくさんたくさん、話し合っての答えが、脱退だったという。
この日は、今までで一番沢山の人が詰め掛けました。
涙と笑いの交錯したライブになりました。
これは、結成の頃に使っていたギターだそうです。
この日はこれを弾きながら歌いました。
ギターの傷だけ心にも傷を負ってきたのでしょうね、みんな。
今、去りゆく者も、残った者も、
『新しい一歩を、踏み出します。』 と
これからの自分たちの行く先を語ってくれました。
これからも、自分たちの心を音楽に込めて、
伝えていくのだろうと思います。
思いのままに、生きて下さい、もう何も助けることは
出来ないけれど、見守っています。
息子の様なみんなへ、それと…我が息子へ。













