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華の歩き続ける道

『自然の詩』~じねんのうた~
  風・香り・音・ときめき・和み・流れ
  ~そんな空間をゆっくり歩きたい~

『菊 花 』 を うたう

2008-11-12 17:47:29 | Weblog
     菊  花      白居易

   一夜新霜 瓦に著(ツ)いて 軽ろし
   芭蕉は 新たに折れて 敗荷は 傾く

   寒に耐うるは 唯 東離の菊のみ あって
   金栗(キンゾク)の 花は開いて 暁更に 清し

     「通釈」
 夜が明けると、初霜がうっすらと降って瓦が白くなっている。この寒気に耐えず、芭蕉は新に折れて、やぶれた蓮の葉も傾いてしまった。
 そうした中で寒気に耐えているものは、ただ東の垣根の菊だけであって、その菊の花は美しく咲いて、この暁の風景をいっそう清らかにしている。
                

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