ろうばのつぶやき

もはや逆らえないわが身の老化と世の中のIT化、パソコンを前にひとりつぶやく昨今。

調達力

2014-05-29 17:35:29 | 世間
必要なものができると、まず近所の家から手に入れて暮らして
いこうと考える人・・・

今に始まったことではなく、A夫人の場合はもうン十年もそれが
続いている。

最近も立て続けに、C宅からインスタントコーヒー、D宅からは
乾電池(たぶん単3?)3ケ。
D宅では手持ちがなかったが、困っているだろうと、わざわざ
使用中の電池をはずしてあげたそうだ。

またしてやられた!とC・D夫人はしばらく話題にしていた。

天才的なA夫人の手にかかると、いくら口から出まかせを
言われても、簡単に信じ込んで提供してしまうのだ。

B夫人も、つきあいのあったころのわたしもどんだけ貢いで
しまったことか。

で、今朝、わたしにはもう近づいて来ないとずっと思っていた
A夫人がいきなりわたしがいた横庭に姿を現した

わたしはびっくりしてしばらくポカンとして1歩1歩次第に
近づいてくるA夫人をまじまじと見据えてしまった。
(な、何の用じゃ?)

A「奥さん、シソ植えてるんですか?」 (久しぶりなのでタメ口
                  ではなかった)
 
私「!? ええ・・・」

A「ちりめん?」

私「たぶん・・・」

A「シソ、1本○○から買ってきて植えたのに腐ってしまったの」

私「・・・(だからなに?)」

A「○○へ行って買ってこようかな、1本あればいいんだもんね」

私「ええ・・・(自分が必要な分買えばぁ)」

A「これから○○へ買いに行くことにするわ・・」

私「(そんなことわざわざ言いに来て・・・もうその手は古い)」

で、すごすごと離れて行った。


数日前、わたしは前庭にシソを1本植えていたのだが、日が当り
すぎるので裏庭に植え替えたことを思いだした。

毎年1本前庭に植えているシソが姿を消したので、わたしもダメに
して、買い足すつもりでいるはずと思い、それに便乗する
チャンスだとでも思ったのか?

ちなみに今朝はC夫人は病院へ出かけて不在だし、わたしがひとりで
いるとみて近づいてきたのだ。

○○とは車で5分ほどのホームセンターである。

A夫人はこれから買いに行くと言ったが、徒歩で行く気など
ないはずだ。

ここ最近、わたしがC夫人と一緒に庭仕事をしているのを、ずっと
向かいから窺っていて、C夫人の話では何とか昔のように入り
込みたがっているらしい。

うちはもうコンビニでもないし、わたしは便利屋でもない。
しかしまだ諦めないとは凄い執念である。

みな警戒しだして、最近は切らしているといういい訳を事前に
考えたりしている。

食品・日用品の調達先、無料タクシー、庭仕事の労力確保などに
近所を最大限に利用する習性は、ほとんど病気か?

資源ごみに出すビニール袋までS氏に届けさせる調達力は、
呆れるよりただただ感心してしまう。

暮らしに困っているわけでは全然ないお方なのに。
コメント (2)
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