ろうばのつぶやき

もはや逆らえないわが身の老化と世の中のIT化、パソコンを前にひとりつぶやく昨今。

残滓

2014-03-11 17:19:00 | 世間
昨日の朝は30cm近い積雪で、家と会社の除雪に追われた。

冬将軍サマはなかなかすんなり去ってはくれない。
融けるのは時間の問題と解っていても、この雪の多さには
もううんざりだ。

うんざりと言えば、サムラゴーチさんとかオボカタさんとか、
あれからどうなった?と思っていたら、また騒がしくなってる。

若くてきれいな理系女子がノーベル賞候補なんて、時代が激変
したとは思ってはいたが、なんか現実離れした事象に映っていた。
それなりの大変な苦労や努力があったとしても、なぜか全く
伝わってこない。こちらの感性が鈍いのだと思っていた。

なにしろ女性でノーベル賞といえばキュリー夫人しか知らない
わたしは、高校時代に読んだ彼女の伝記にある、まさに想像を
絶するような艱難辛苦の人生と研究生活のイメージしか持ち合わせて
なかった。

いくら時代背景がまるで違っているとはいえ、この違和感は
なんなのだと。

彼女がスキのないメイクと割烹着姿でピペットを扱うさまは、まるで
元バドミントン選手の潮田さんがタレントになって、研究所員役で
出ているドラマを観ているみたいに、まるでリアリティがない
ように感じられる映像だった。

そしておばあちゃんから譲られた割烹着が、実は伊勢丹で購入
したものだとか、仕込みが判ってなおさら興冷めがする。

TV放送でどこまで演出するのか知らないが、このお2人さんは
マスコミの期待以上の効果を自ら計算できる能力に長けている。

どういう形であれ、世の中に出るべくして出てきた人たちだ。

結局、儚く融けて消え去る春の雪みたいなものかも知れないが、
ドカ雪なみのインパクトは充分にあったし、何らかの残滓も
出るのだろう。

コメント (2)
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