礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

明治初期の難読漢字(最終回)

2022-06-10 01:57:52 | コラムと名言

◎明治初期の難読漢字(最終回)

 本日は、147から165までの漢字を解読していただきたい。□□は、現代かなづかいで表記したときの字数を示す。配列は、現代かなづかいで表記したときのアイウエオ順である。出典は、川上広樹輯・松本操貞校『小学仮字格』(甘泉堂、明治七年三月彫刻)。
 なお、161の「蘭」の読み方は「らん」ではない。

147 灸    □□□   
148 刃    □□□   
149 八百   □□    
150 玄孫   □□□□  
151 鏃    □□□   
152 息    □□□□   
153 矢筈   □□□   
154 夕方   □□□  
155 弭    □□□   
156 漸    □□□□  
157 粧    □□□□  
158 鎧    □□□   
159 万    □□□   
160 齢    □□□   
161 蘭    □□    
162 緑礬   □□□   
163 弁    □□□□  
164 渡会   □□□□  
165 地揄   □□□□□ 

130~146の解答(「その9」の分、読みは現代かなづかいによる)

130 所見    みえ
131 汀     みぎわ   
132 鬟     みずら
133 聾     みみしい
134 蚯蚓    みみず
135 木菟    みみずく
136 狢     むじな 
137 胸懸    むながい
138 瞽     めしい
139 囚人    めしうど
140 瑪瑙    めのう
141 萌黄    もえぎ
142 錑     もじ
143 百舌    もず
144 悶     もだえ
145 基     もとい
146 紅葉    もみじ

 明治初期の難読漢字に関するクイズは、今回まで。川上広樹の『小学仮字格』という本については、機会を改めて、その内容を紹介したいと思っている。明日は、話題を変える。

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