ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

とても冷え込んだ大寒翌朝の今日

2021-01-21 22:17:35 | 自然・季節
大寒の翌日、今朝の県内は冷え込みが厳しかった。
当地でも、-5℃くらいを記録したようだ。
そのせいで、午前中10時台になるまで、窓は凍りついて開けることができなかった。


別な窓を力づくで開けると、久々に朝日がまぶしい晴れた朝となっていた。


これだけ冷えたのは、放射冷却現象が起きたからだろう。
雪は全く増えていなかったが、こうなると寒さが厳しくなる。
かつて勤めた、阿賀町では、-11.9℃を観測したそうだ。
県内のあちこちでこの冬最低の気温を記録したとのことだった。

一日青空のいい天気だったから、もっと雪解けが進むと思ったが、厳しかった冷え込みから回復するのに時間がかかった。
そのために、道路は凍りついていてなかなかとけなかった。
午後になっても、日陰の道路はカチカチになっていて、歩くと滑るのでとても怖かった。
歩くだけでも怖いのに、なんと走っている人がいた。
すばらしいとも思うが、ケガもしやすいと思う。
私は、とても真似できないなあ。
(まだ、今年になってから、一度も走っていない…。)

家で除雪作業をしようと思った場所は、しっかり凍っていたので、シャベルを突き立ててもはね返されてしまった。
それでも、午後には屋根の雪がだいぶやわらかくなったので、雪庇になっている部分を落として回った。

上は青空、背中はポカポカ、いい気持だった。
こういう日がないと、雪ばかりだととてもやってられない。


午後3時ころには、上弦の月らしき月も見ることができた。


ああ、いい日だったなあ。

例年ならば、この大寒の時期からの2週間くらいが、寒波が来て大変になる時期だ。
油断しないで過ごすことにしよう。
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アルビレックス新潟 2021シーズン新体制発表記者会見 → 期待感高まる!

2021-01-20 21:02:16 | アルビレックス新潟
今日「アルビレックス新潟 2021シーズン新体制発表記者会見」が行われた。
オンラインで行われ、新入団選手やコーチ等が出席し、あいさつしたり質問に答えたりしているのが、YouTubeで見ることができた。

会見に臨んだ選手は9名で、期限付き移籍から復帰した長谷川巧選手や岡本將成選手は、ここには出なかった。

印象的だったのが、かつてJ1時代の新潟に所属し、久々に復帰した千葉和彦選手だ。

抱負や自分のプレーの売りを聴かれた選手たちは、みな緊張気味で優等生的な発言ばかりが目立った。
オンライン会見で集まる人もいない中で、千葉選手は、サービス精神に富み、周囲を和ませていた。
「なぜ新潟入りを決めたのか」という問いに対して、
ビッグスワンがぼくを呼んでいたからです!
と、力強く答えていた。
自分の持ち味を聴かれた返答の一つに、
周りの人たちを楽しくする
という内容のものがあった。
真面目で控えめな印象の強い新潟の選手たちの中にあって、彼の持ち味はきっと生きることだろう。

アルベルト監督は再入国後の自主隔離期間中のため、Zoomでの参加となった。
頼もしいなと思う応答がいくつもあった。
特に、今季の入団選手の中に外国人選手がいないことを問われたときだった。

去年戦ってみて、J2リーグは、特殊なリーグだと分かった。
新しい外国人選手は、慣れるのに時間がかかる。
それが、もしJ1リーグだったなら、普通に活躍できるだろう。
だが、J2では難しい。
だから、J2のことをよく知っている日本人選手の方が期待できる。
今回獲得した選手たちの活躍に期待している。


こんな内容のことを言っていた。
これを聞いて、アルベルト監督、ますます頼もしいと思った。
彼の話には、「アンスファティ」や「グラディオラ」などの固有名詞も出てきたが、それを簡単に口にできる存在だということだ。
だから、なおさら期待感、信頼感が高まった。

さて、そのあと、クラブのHPで、「2021アルビレックス新潟 選手・スタッフ 新体制について」が公式に発表された。


これを見ると、「10番 本間至恩」の名が抜けている。
新潟の至宝は、やはり日刊スポーツがすっぱ抜いたように徳島に移籍してしまうのだろうか?
それだけが、というより、そのことが最大の懸念材料なのだが…。

明日からの3日間は自主トレーニングで、来週月曜日からは高知キャンプだそうだ。
2月27日が、アルビレックス新潟の開幕戦になる。
なんだかんだ言っても、準備期間は1か月しかない。
今年の選手、監督、スタッフの皆さん、がんばりましょう!
よろしくお願いします!
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死を見据えて生きる~「今日すべきことを精一杯!」(日野原重明著;ポプラ新書)を読んで~

2021-01-19 21:51:06 | 読む


なぜか、4年前に105歳で亡くなった医師、日野原重明先生の本を読んでみたくなった。
たくさんの著書があるが、手に取ったのは、「今日すべきことを精一杯!」(ポプラ新書)
この本は、もともと1990年に出版されたものだったのが、2017年に新書版となって発行されたものだと、あとがきに書いてあった。

内容を読んでいくと、日野原先生が自分の生い立ち、経験を語ることによって、どのように先生なりの医療に対する考えを構築していったかが、わかった。
年齢を重ねても、大切にしていたのは、患者の病気を治すのではなく、その患者の思いを大切にし、その人生を充実したものにするということだった。
人は必ず死ぬ。
それを見据えて、どう生きるかということが大切なのだという内容のことを繰り返し語っていた。

 若い人が歳をとった人を想像するのと、歳をとった人が“これが自分だ”として持つイメージには、非常に差があるように思います。高齢者は、私たちが思う「老い」という言葉の中にも、相当な若さが残っている。ところが、若い人の言う「老い」には、それがなくなった老いでしょう。しかし、私はこう言いたい。老いの中には若さがある、と。
 若い木は台風を受けてもしなって折れることはないけれど、老木は折れてしまう。しかし、その“老木の根っこから、なんと生き生きした緑の若木が、にょきにょき顔を出している”“老齢は、むしろ、そのようなものなのです”という言葉を、ドイツの老婦人M・ホワード・ド・ワルデンが残しています。若い人はその根元の芽を見ないで、枝が折れたり、枯れている老木を見て、それが高齢者だと思うのです。
 ところが、この生き残っている高齢者から言えば、“俺の中にまだそういう青春的な芽があるんじゃないか”ということが、ほのかに実感としてあるのです。


そうなのだ。
世間的に見れば、もう現役を引退した人間、高齢者となってきている私。
年齢は上がってきているが、心の中は、まだ若芽が繰り返し生えてきているのを感じることがよくある。

ただ、そう感じていても、確実に記憶力や体力は落ちてきている。
それに対しても、こう考えて生きようということを自らの経験とともに語ってくれている。

 認知とか記憶の能力というのは、歳をとったら誰でも落ちるのです。だから私もそれは自然だと考えながらも、どうすればトレーニングになるかということを一方では考えるのです。

 だから、そういうことが起こった時には、ああ、これにはこう対応しなくては、という作戦を考えながら、なるべくそういう自覚症が感じられないように、自分を鍛え、自信をもった生活をしたいと思っているのです。

これらの言葉は、今の私以降の人間には本当に大事な生き方の指針として、響いてくるものがある。

 さて、人間は歳をとっていく過程の中で、一人ひとりが自分を作り上げていくのです。そのためには自分の環境を自分が作らねばならない。そしてまた、新しい環境に大胆に入っていくとか新しい友達との交わりを持って、今までとは違う面での人間的なタッチを試みる行動が必要だと私は思います。

そして、何より大切なのは、やがて死ぬ、ということを漫然としてではなく、しっかりと意識した上で生きていくことなのだということを分からせてくれる。

 この「人間は死ぬことが運命づけられている生きものである」ということを本当に認知していると、死は人間の属性だと確認できるのです。
 若い人も、高齢者と同様、死に連なっていることを自覚する自意識を得られるのならば、死を考えることは、高齢者だけの問題ではなく、重病人だけの問題でもなく、若い人の問題でもあることが分かるはずです。その意味において、若い時代から“死の教育”に触れることが、その人に生きる意義を教え、その年代に応じて生き方の選択を考える人間にするのです。


若い時代つまり子どもの頃から高齢者にいたるまで、年代に応じて生き方の選択を考える人間。
なるほど、「年代に応じて」考えることが、まだ私にはできていなかったのだと思った。

日野原先生は、書名の「今日すべきことを精一杯!」のとおりに、自らしたいこと・すべきことを亡くなるまで貫いて生きていた。
私も、死に連なっていることを自覚し、今日という日を積み重ねて生きていきたい。
そう思わせてくれた一冊であった。
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木々の枝折れに、ゴメンナサイ…

2021-01-18 21:09:02 | 草木花
今年の豪雪で、木々に対して「ごめんなさい」を言いたい気分になっている。
大雪のためにいろいろな木の枝が雪の重みで折れてしまっているのだ。
本来、冬の前に「雪吊り」のような冬支度を整えておかなくてはいけなかった。
だけど、今冬はそれをさぼってしまっていたのだった
なぜかというと、去年も一昨年も、暖冬少雪で、除雪車が出動するほどの降雪はほとんどなかったからだ。
去年はしたものもあったのに、大雪は降らなかったので、対策が無駄になってしまったから、まあ今年はいいか、と思ってしまったのだった。

そしたら、今回、久々の大雪のせいで、その備えをしていなかった木の枝が折れてしまった。
ナンテンなどは、しなやかなので折れなかったが、つぼみがたくさんついていたロウバイの枝も、折れてしまった。


せっかくさし木をして生き延びたレンギョウの枝も、大きくなりつつあったハナモモも枝が折れてしまって、かわいそうな姿になってしまった。


ごめんなさいね…、
横着しなけりゃよかった。

同様に、隣家のビワも、葉をたくさんつけているのに折れてしまっていた。


みんなこの冬は油断していたのだなあ。

やっと雪が少しとけてきたのに、また今日から雪が降り始めた。


しかも、今度は湿気を多く含んだ雪だ。
天気予報では、明後日にかけて注意するように呼び掛けている。
木々にも、あまり被害が出ませんように…。


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心技体そろった方が勝つ ~全日本卓球選手権大会最終日~

2021-01-17 22:01:55 | スポーツ
全日本選手権大会。
毎年この時期楽しみにしているのが、卓球の全日本。
注目は、男女ともオリンピック日本代表となった選手たちの活躍。
例年なら、男女のダブルスや混合ダブルスなども行われるが、今年はCOVID-19 感染症のために、シングルスしか行われないことになった。
観衆も入れずに、テレビやネットでの観戦となってしまった。

今回は、COVID-19 感染症の影響が色濃く見られた。
感染症対策として、「日本卓球協会における新型コロナウイルス感染症対策のガイドライン」に沿って、大会が行われた。

だから、例えば、次のような制限があった。
1)以下の事項に該当する場合は、自主的に参加を見合わせること
・ 体調がよくない場合(例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
・ 同居家族や身近な知人に新型コロナウイルス感染が疑われる方がいる場合
・ 過去 14 日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合
(以下略)
…このような規定により、男子で去年ベスト4の戸上選手ほか、有力な選手に棄権した選手が何人かいた。

そして、試合でも次のようなことが求められた。
2)試合を行う際の留意点
1)当面の間、チェンジエンドは行なわない(ITTF ガイドラインに準拠)
2)タオルの共用はしない
2)飲料は自分専用のものを飲み、回し飲みはしない
3)卓球台の上で手を拭いたりしない
4)シューズの裏を手で拭くことはしない
5)握手などの身体を接触させる挨拶は行わない
このほかにも、試合中に大声を出すことは慎むよう求められたりした。

そのせいか、日本でトップの実力を持つ張本智和選手が、大声を出すと注意を受けたりしてリズムに乗れなかった。
ベスト8決定戦では、なんとか相手のマッチポイントをしのいで逆転勝ちしたが、準々決勝では、及川選手の攻撃をしのぐだけの精神的な粘りが残っていなかった。

男子シングルスでは、もう一人の日本代表丹羽孝希選手も、準々決勝で敗れてしまった。

決勝は、森薗政崇選手と及川瑞基の一戦となり、先手を取って攻めるサウスポーの森薗選手と、両ハンドでしのぐ及川選手の一戦となった。
森薗選手優位かと思って見ていた一戦は、やはり3-1とリードした森薗選手だったが、バリエーションのある及川選手の粘りに追い上げられた。

それでも、第6ゲームではマッチポイントを握ったのは、森薗だった。
及川が、9-10の劣勢から強気の攻めを見せ、追いつく。
10-10で迎えたとき、森薗は、今まで一番効果があったサーブを、及川のフォアに出した。
サイドを切って取りにくいこのボールを、及川は、卓球台より低いあたりでドライブして返した。
そのボールは、なんとネットの横を抜けて、ほとんど台の高さくらいで、森薗のコートを滑るようにして入った。
森薗は、これを返せず失点すると、その後も及川の得点となり、ジュースで森薗を突き放した。
この試合、ここで勝負あった。
動揺した森薗は、最終ゲームでミスが増え、及川に初優勝を譲る形となってしまった。
及川の粘り勝ちだった。

女子は、準決勝の早田ひな対伊藤美誠の対戦が事実上の優勝決定戦といわれた。
3年連続の準決勝対決で、今年は、伊藤が早田に4-3で雪辱した。
同年代の力のある2人の試合は見ごたえがあった。
これが女子の試合かと思うような、スピードとパワーにあふれるプレーは、まさに「事実上の…」と言われるだけのことがあった。
勝機を逃さなかった伊藤の勝負強さは、さすがだと思った。

決勝でも、5年ぶりの優勝を目指す石川佳純をスピードとパワーで上回り、途中まで伊藤が3-1とリードし、順調に勝つと思われた。
ところが、石川は、ここまで全日本を4回優勝し、オリンピックに3回も出てメダルを獲得してきたのはだてではないと思わせてくれた。
解説の福原愛さんが言っていたが、「自分が打って取るのも1点、相手のミスで取るのも1点」なのだ。
サービスやボールの速さ、回転、コースなどを微妙に変え、強いボールを打ってくる伊藤のミスを、巧みに誘っていた。
プレーの中で微妙な変化をつけることによって、伊藤にミスが多くなった。
ミスが多くなると、消極的になる。
メンタルな部分の影響が実に大きい。
そこから石川は、自分の得点を増やし、ときには自分から打って出て要所を締めていた。
伊藤や早田のようなすごいボールはないかもしれないが、なんとかして食いついていって勝負しよう、という気持ちが表れていた。
結局、不利と思われていた石川が伊藤に勝ち、見事に5年ぶり5回目の優勝を果たした。

こうして、今年の試合を見ながら、卓球は、本当にメンタルが大きく左右するスポーツだと思った。
男女とも、特に決勝でそれが如実に表れるのを見た。
心技体そろえられた方が勝つのだなあ、と思った。

それにしても、技術はすごく進歩したなあ。
両ハンドでバチバチ打ち合ったり、変化の激しいサービスを出したりするなんて、昔自分がしていたときとレベルの差がなんと激しいことか。

心技体すばらしい試合をたくさん見せてもらった今年の全日本卓球選手権大会であった。
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柏崎潮風マラソン開催の案内を受け取って

2021-01-16 20:50:38 | RUN
柏崎潮風マラソン大会事務局から、封書が届いた。


去年、可能なら参加したいと思って申し込んだ大会だった。
だが、5月中旬の予定は、あの当時緊急事態宣言中だったから、当然開催中止となったのだった。

さて、今回届いたのはどういうことかな?
…と思って、中を開けて見た。
すると、中には、「第21回柏崎潮風マラソンの開催について(ご案内)」という案内文書と、チラシが入っていた。


それによると、今回は大きな変更をして、この感染症流行下でも、開催しようということがわかった。


開催に当たっていろいろと工夫し、努力していた。


まず、新潟県在住者に限っていること。
そして、開催レースの種目をハーフマラソンだけに限っていること。
さらに、当日受付を設置しないこと。
開会式、表彰式は行わないこと。
…ほか、様々な工夫をして開催しようと意欲を見せていた。

がんばっているなあ、と思った。

いいなあ、とは思ったけれど、現在感染が拡大している中、5月にはそれがおさまるのかどうか不安だ。
今は腰周辺に痛みがあるので、まだ積極的になれない。
そして、腰の痛みだけでなく、大雪のために、年が明けて半月たった今でも、まだ1度も走りに出たことがない。
去年は、暖冬で1月はたくさん走れたのだったが…。

いずれにしても、4月の燕さくらマラソンにしても、この5月の柏崎潮風マラソンにしても、感染症に負けずに、工夫しながら開催しようとしているところが、頼もしいと感じた。
豪雪の冬を越せば、春にそういう楽しみがある、と考えられるのは、勇気づけられて、ありがたいと思うのである。
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降っても止んでも、除雪作業なのだな

2021-01-15 22:13:49 | 自然・季節
今朝は、0℃以下だったとはいえ、特別冷え込んだわけではないが、雨も雪も降らないで迎えた。
そうすると、積雪があまり減ったりしない。
今朝のわが家の庭の積雪量は、77cm。

雨が降った日の朝に比べて、雪はそんなに減っていない。
むしろ、冷えたために、固まってしまっていた。
だから、朝は、玄関先の圧雪の表面がつるつるになっていた。

今日は、結構晴れた。
こういう日には、雪国では、
「ぼーっと生きてんじゃねえよ!」
やることがあるのだ。
除雪作業の一環であるが、雪消しをしなくては。
先日来、痛めた腰は、うかつに力を入れられない状態が続くが、数少ない好天はそうそうあるものではない。

わが家の車庫の前には、除雪作業でも残った雪が、今度は半分氷となって残っている。
そして、道路脇にきちんと除雪できなかった雪が、かたまりとなったり凍ったりして、道の通行に支障を生じさせている。
同様に、家の玄関入口は日陰なので、圧雪がたっぷり残っていた。

でも、朝から除雪はできない。
なぜかというと、雪が凍って固くなっているから、スコップは歯が立たない。(この場合、「刃」が立たないだったりして。)
ある程度暖かくならないと。

午前中、日差しは出たが、弱いものだったので、雪はあまりとけなかった。

午後になって、少し雪が柔らかくなったので、雪消し作業に出た。
道路端の雪を一部削って、道を少し広くした。
車庫前に残って凍っていた雪を割って、とけやすくした。


玄関前の圧雪を、少しずつ割るように掘って、道路から玄関までの道をつけた。


庭の奥の雪捨て場までの道を固め、すべるので階段状にした。


今日は、天気がよかったので、近所でも除雪に精を出す人が多かった。
向かいの家では、同様に車庫前の雪消し作業を行っていた。
隣の家は、車庫の上にのぼって、大量の雪を下に下ろしていた。
近くの寺でも、お屋敷の2階の屋根に上って雪下ろしをしている人たちがいた。

結局、降っても、止んでも、除雪作業。
黙々とがんばっている皆さん、えらいなあ!(自分も含む!?)
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「下町ロケット」(池井戸潤著;小学館)を読む

2021-01-14 21:33:56 | 読む


池井戸潤氏の小説は、どれも主人公がピンチに陥るのだが、「思い」をもった主人公が、苦難に負けずに乗り越えていくというものが多い。
その生き様は、いつも痛快だ。
第145回直木賞の受賞作となったこの「下町ロケット」も、まさにそういうものだった。
映像化もされているし、シリーズ化もされているのだが、少々ひねくれたところのある私、話題になっているときはすぐに飛びつかないで、時間をおいてから近づいていく、ということが結構多い。
そんなわけで、同書を今回初めてまともに読んでみた。

中小企業である町工場の社長を引き継いだ主人公が、様々な困難に遭遇する。
取引していた上場企業から突然の取引中止を申し渡されて困る。
そんなときに、競合する企業から特許権を巡って訴えられてしまう。
そして、ロケットの部品をめぐって、大手企業から特許権の売却を求められる。
こんな様々な問題に、思いのある主人公の言動に共鳴する人々と共に立ち向かい、乗り越えていく。

主人公には、過去にロケット開発研究で失敗した責任をとらされてその仕事をやめ、父親の経営していた町工場を継ぐことになった、という経歴があった。
しかし、心の中で宇宙にかける夢をあきらめないで技術開発に取り組んでいた。
そのことが、大手企業に先んじてロケットのエンジンに使う部品の特許を取ることにつながっていた。

主人公の会社に対して訴訟を起こしたライバル企業も、訴訟に特許権の売却を求める大手企業も、あの手この手で、揺るがそうとする。
主人公も悩んだり反省したり自信がもてなかったりする。
家庭的にもバツイチだし、娘からはそっけなくされている仕事人間だった。
だが、基本的に誠実で、完全に自分の夢を追うことだけでなく、他者のよいところや痛みにも目を向けているから、人がついてくる。

彼が、大手企業の提案をけると、自分の生活を安定させたい社員たちの反感を買って、窮地にも追い込まれ場面もある。
だが、大手企業の人間たちや自分の会社の若い人たちの思いまで丁寧に書かれてある。
だから、邪悪な思いを抱いて行動しているように見える人たちも多く登場する。

ストーリーが進むうちに、大切なのは、やはり人の思いなのだ、と思う。
その思いが一緒になったときに、すばらしい力が発揮されて、窮地を脱することにつながる。人々が求め期待する筋書きが展開される。
しかも、読み手が考えていたよりも現実的で深みのある話が展開するから、面白い。

夢は捨てない。
希望を持ち続ける。
人を信じる。

…そんなことを大事にして生きていきたいものだと思わせる小説であった。
いつも痛快な池井戸氏の本。
この本も、やはり読んでたっぷり元気をいただいた。



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雪が止んでも、悪路の脅威

2021-01-13 19:13:13 | 自然・季節
昨日、寒波のピークが過ぎ、降雪は止んだ。
午後から、小雨が降ったりもした。
雨は、雪が解けるのでありがたいのだが、万々歳ではない。
車が通る道路では、非常に厳しい状況になるのである。

路面に雪が残っていると、解けて地面が表れるところとぐじゃぐじゃになるところがある。
そうすると、轍(わだち)が乱れてタイヤがとられる。
車の運転が実にしにくい。
昔、これでハンドルの自由がきかなくなり、軽乗用車で正面から固い雪の塊に突っ込み、前面を破損し、ラジエーター部分が壊れてしまったことがある。

雪はぐじゃぐじゃになるばかりでない。
圧雪になり固まってしまうところがあって、その上を走行するのもまた大変になる。


昨日の夕方は、大量の積雪でどの道も狭くなっており、帰宅を急ぐ車などで渋滞していた。
おまけに、上記のような路面もあって、市内の道路はどこもかしこも大渋滞であった。

私は、どうしても出なければならない用があったから、やむなく車を運転したのだが、やっぱり厳しかった。

家から幹線道路に出て行こうとしたが、右も左も、車の列。
完全渋滞!
本当は右折したかったが、やむなくかろうじて行ける左に曲がる。
ところが、渋滞ゆえ、なかなか進めない。

最後に通った道は、本来2車線なのに、道が狭くて1車線になってしまっていた。
路面は、圧雪ででこぼこ、車はガタガタ行ってすぐ止まる。
2,3台分前に進んでまた止まる、この繰り返し。


結局、5km先まで行くのに、1時間15分もかかってしまった。
これでは、歩いた方が早いではないか!?

そんな目にあったせいもあって、今日は、外出せず。
昨夜から時々小雨が降る天候で、今朝は1mの印が見えるほどの積雪に減っていた。


夕方には、さらに雪解けが進み、15cm近く減って、庭の積雪量は85cmくらいになった。


それはよかったのだけれど、一時期の積雪最大時の半分くらいにはなったが、庭も家の入口近くも雪の山になっていることは変わりない。
屋根にもまだ大量の雪が乗っかっている。


もう少し、雨が降り続き、周囲の雪も屋根の雪も解かしてほしいものだ。
大量に残っているうちに次の寒波が来て、新たな積雪だなんていったら、不調の腰ももうカンペキに悲鳴だからね。
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「Jリーグ56クラブ巡礼2020」(平畠啓史 著;ワニブックス)で56人の生き方を知る

2021-01-12 21:55:29 | 読む

雪は、昨日から増えておらず、気温が上がったために雪が締まった。
だから、今日の積雪量は、昨日から減って、125cmくらいになっていた。
新しい積雪がなかったので、今日は、除雪作業を休むことにした。

そこで、読書。
サッカーが、すっかりオフシーズンになったので(?)サッカー関連本を…。
読んだのは、「Jリーグ56クラブ巡礼2020」(平畠啓史 著;ワニブックス)。



この本は、リーグの試合が行われている最中は、チームによって好き嫌いがあるので(特にJ2で、新潟のライバルとなるチームには)、読むのを中断していた。
買ったのは去年の夏の初めだったのに、今ごろになって読み終わることになってしまった。

平畠さんは、前年にも「Jリーグ54クラブ巡礼」という本を出していたが、今回の本は、各チームにまつわる人物を一人取り上げ、インタビューを通して、その仕事ぶりとチーム愛を綴っていくというもの。
北は北海道・コンサドーレ札幌から、南は沖縄・琉球FCまで、2020年度のJ1からJ3までの全チームについて書かれてある。

裏表紙の下の部分に、「本書でお話を聞いた方々」として書いてあるが、聞く対象となった人々が多彩だ。
選手、監督、クラブの社長、マネージャー、コーチ、通訳、広報担当、アンバサダー、集客担当、育成コーチ、ホぺイロ、ボランティア、サポーター、レフェリー、運転手、レポーター、マネージャー、スポンサー、ユニフォームサプライヤー、DJ、テレビ局プロデューサー、アナウンサー、ライター、映像系の取材者、うどん屋さん、居酒屋店主、漁師、鍼灸師…
…と裏表紙に書いてある。
いやあ、なかなか多種多彩。

構成について、56のすべてのチームに関係して、4ページにまとめてある。
1ページ目は、チーム紹介。
スタジアムやチームキャラクターのことは必ず載せている。
あとは、そのチームに関する著者の独断的なイチ押シを2つずつ紹介している。
2ページ目から4ページ目の半分までの2ページ半が、各チームに何らかの形でかかわる人物の紹介になっている。
最後の4ページ目に、スタジアムへのアクセスが書いてあるのは当然として、チーム初代のGKを写真入りで上げて紹介しているのが、面白い着眼だ。

56クラブにまつわる人たち一人一人の思いにふれると、「ああ、人としての生き方だなあ。」と感心したりした。
みんな、人生の途中で、この生き方を選択したのだよなあ。
しかも、この本に載るくらいだから、その生き方に後悔しないで前向きに生きている人ばかりだった。

そういう人たちに焦点を当てて取材した著者、平畠さんの着眼に、「あっぱれ!」。 

人生は一度だけなのだから、どう生きるか、どう生きてきたか、どう生きていくか、というそれぞれの人生に興味を持ったから、この本を買ってみたかいがあった。


単純にサッカー関連の本だろうと最初は思っていたが、私なりに深みを感じた本となった。
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