ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

めでたい常緑小低木 ~赤い実、ヤブコウジ~

2024-02-20 19:55:11 | 草木花

この時期、こちらの山野を歩いてみても、花はまだ。

野山の春は、マンサクの花が最初に咲くものなのだが、もう少しというところらしい。

街なかの公園でのマンサクはもう咲いていたのだけれど。

花がないこんな時期の楽しみは、地面に近い方の赤い実。

 

ここでも何度か取り上げた、ヤブコウジの赤い実。

 

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この実の赤さが、暗い空の下でも、心を明るくしてくれる。

葉は、1年じゅう濃い緑。

その背丈は、わずか10cmを超えるくらい。

だけど、これが「常緑小低木」、つまり木なのだということを初めて知ったときには驚いた。

 

落語話「寿限無」にも出てくる。

「やぶら小路のぶら小路」。

めでたい木だから、命名に添えられたのだが、そのめでたさは、

まことに丈夫で、春は若葉を生じ、夏は花咲き、秋は実を結び、冬は赤き色をそえて霜をしのぐ

というところから来ている。

 

そして、赤い実をつける縁起のいい木の仲間となっている。

よく庭や植木鉢に見かける、センリョウやマンリョウに加え、このヤブコウジも入るのだそうだ。

その縁起木を高い順に(?)並べると、こうなる。

万両(マンリョウ)、千両(センリョウ)、百両(カラタチバナ)、十両(ヤブコウジ)、一両(アリドウシ)となるのだそうだ。

 

先日、散歩に出かけたところで、目ざとい娘が見つけたのがこのヤブコウジの実。

なんと、10個も赤い実をつけていた。

赤い実が10個もなっていたのだから、

これは、十両の10倍なので、10×10=100。

つまり、100倍のめでたさ、ということでよろしいでしょうかね!?

 

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