ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

最下位札幌相手に追いついてのドローではあったが…~2014第8節ホーム札幌戦~

2024-04-13 21:52:42 | アルビレックス新潟

スタジアムに着いたら、Nスタンドからくり返し新しいチャントらしい歌声が聞こえた。

スタジアムには、段ボール箱にこんな紙が置いてあった。

そう、この歌がくり返し歌われていたのだ。

何度も聞いたことがあるこの歌のメロディーは…。

「ユーミンの歌だ」とそばにいた娘がつぶやいた。

そう、聞き覚えがたっぷりのこの曲は、「真夏の夜の夢」のサビの部分の替え歌。

 

それはともかく、「挑み続けろよ」「全ては勝ち獲る為」に、サポーターの強い思いが込められているのが分かる。

この歌を、選手たちが練習に入ったときにもくり返し歌い、選手たちを鼓舞していた。

 

スターティングメンバーを見ると、

高木ではなく長谷川元希。

ケガをしたらしい堀米ではなく、早川。

ベンチには、GK阿部、DF千葉、森、MF島田、奥村、ダニーロ、FW長倉というメンバー。

相手FWには、かつてプロの第1歩を新潟で踏み出した、懐かしい鈴木武蔵の名前があった。

 

試合が始まると、連敗の悪夢を払拭したいように、新潟が攻めた。

谷口の2本のシュート、元希や小見のクロスバーに当たるシュートなど、惜しい場面が続いた。

怒濤の15分が過ぎて落ち着いてくると、相手も久々に攻める場面ができた。

そう思っていたら、ゴール前にこぼれたボールを相手選手が思い切りよく蹴ると、クロスバーの下部に当たりながら、ゴールに吸い込まれて行ってしまった。

なんと、アルビ、これで、8試合中7試合で相手に先制を許している。

これでまた試合が難しくなってしまった。

 

札幌の選手たちの動きがここで一段と良くなったように見えた。

アルビの選手たちは、また前節までのような攻撃の停滞を見せるようになった、と感じた。

 

前半が終了し、後半になっても、あまり形勢は変わらなかった。

だが、75分、相手FW(負傷した鈴木武蔵に代わって前半10分から出場していた)が、今日2枚目のイエローカードをもらって退場になった。

そこで明らかに新潟が優勢となった。

交代した選手たち、ダニーロ、奥村らの動きもよく、攻め込む場面が増えた。

そして、80分、秋山がペナルティエリア前からミドルシュートを放つと、相手の頭に当たってコースが変わり、ボールはゴールネットを揺らした。

待望の同点に追いついた。

 

この後も何度も攻め込みはしたが、一人少ないながら相手の粘り強い好守もあり、残念ながら勝ち越しゴールは生まれなかった。

スタッツにも後半の攻めた数字は残ったが、勝利できなかったのは悔しさが残った。

3週連続で週末にホーム戦を戦ったが、「百花繚乱」とはいかなかったな。

 

1人少なくなった最下位札幌相手に、追いつくのが精一杯のドロー。

そんな見方をする人もいるのだろうなあ。

それだと、つまらない思いしかないだろう。

私が、今回短い出場時間ながら引き付けられたのは、関西福祉大から新加入した奥村仁選手のプレーであった。

狭いエリアでも、相手をかき回したり引きつけたりしながら、予想外のところへ鋭いパスを出すなど、新しい戦力としての魅力を存分に発揮した。

高木、長谷川元希に次ぐ、トップ下での魅力的なプレーを見せてもらった。

今後がとても楽しみだと思えた。

こうして新しい戦力が確実に戦力となるプレーが見られるのはうれしい。

まだまだシーズンは長い。

ケガをしていた選手たちが回復して戻ってくれば、どれだけまた面白くなるか、楽しみだ。

 

8節を終えて、町田に代わってセレッソが首位に躍り出たり、柏が上位に顔を出してきたりと、まだまだJ1リーグは混戦模様である。

勝利を積み重ね、勝ち点を増やしていってほしい、と願う。

 

来週水曜日には、ルヴァン杯のいわき戦。

それもあって、今日は高木など有力選手が温存されたのだろう。

そこで確実に勝利して、次の試合へ弾みをつけてほしい。

 

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コメント (2)
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