ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「何が起こるか分からない」は、第3戦でも\(^o^)/

2022-12-02 20:40:50 | スポーツ
サッカーW杯カタール大会。
先日、日本の予選リーグ第2戦を終えた後で、
「サッカーは何が起こるか分からない」を、2戦続けて見せてもらった
というタイトルでこのブログを書いた。

それが、まさか第3戦でも見ることになるなんて、ビックリもいいところ。
昔風に言えば、「オドロキ、モモノキ、サンショノキ」であった。

だいたい、抽選でこの大会の予選の組み合わせが決まったとき、大半の人が日本の予選リーグ突破を絶望視したのだ。
ドイツ、コスタリカ、スペイン。
W杯の戦前でも、予選を突破するには、
「1勝1敗1引き分けの勝ち点4」
「得失点差で2位通過」
なんていう予想がまかり通っていたのだった。

「初戦のドイツに引き分け、2戦目のコスタリカに勝ち、3戦目のスペインに惜敗する」
そんな予想をしていた人のなんと多かったことか。

それが、初戦のドイツ戦に、2-1と信じられないような逆転勝ちをしたら、
「コスタリカには勝てる」
というムードになってしまった。
ところが、ワン・チャンスを決められて、第2戦のコスタリカ戦によもやの0-1の敗戦。
一気に予選突破のムードはしぼんでしまった。

スペインにはアジアのチームが勝ったことがないというし、夜明け前の午前4時からの試合ということだし、むざむざ日本が負ける試合を見なくてもいいだろうと私は思っていた。

それでも、プレーをするのは選手たち。
その選手たちの第3戦前のコメントが、「スペインに勝つだけ」「必ず勝つ」という、何かとても力強かった。
過去にも、第3戦に予選突破の条件が付いたときがあったが、ここまで力強い口調では言えてなかった。
だから、なんだか信頼できそうな気がしたのだった。
そこで、やっぱり朝4時前に起きて、第3戦を見ようと決めた。

いやあ、早起きしてよかったよ。
歴史に残る勝利を見せてもらったのだから。
ブラボー!\(^o^)/

さて、スペイン戦。
第1戦とはシステムを変えて、4バックではなく3バック。
だが、起用するメンバーは、ドイツ戦の先発メンバーに近い顔ぶれ。

試合開始早々には日本にチャンスもあったが、先制点はスペイン。
前半11分は早過ぎる。
その後も、ずっとボールを握られて、スペインのボール支配率79%。
なんとか追加点は防いでいたが、前半の終わり近い時間帯に日本の3バックのDF3人が、皆1枚ずつイエローカードをもらってしまった。
これでは、相手の攻撃に対して厳しくいけない。
後半は、さらにスペインの猛攻にさらされるかもしれない、と思いつつ、前半が0-1で済んだことを幸運だと思うことにした。
ドイツ戦もそうだったが、1点のビハインドは1回のチャンスで追いつける可能性がある。
だが、2点も差があると、野球と違って1回のチャンスで2点は取れない。

その幸運を生かしたのは、後半の試合開始からだった。
ドイツ戦同様に、堂安と三苫を起用したのがズバリ当たった。
三苫が、相手陣内でも厳しく追って行くと、相手GKが味方にパスを送ったところに、厳しく伊東がアタックし、堂安にボールが渡った。
相手DFを交わして放った堂安のシュートは、GKの手を弾いてゴールネットを揺らした。
見事な同点弾!

勢いは止まらず、その後3分もしないうちに、再び攻め込んだ日本がパスをつないでいく。堂安からのラストパスは、前田に間に合わなかったが、ラインを外れそうになっても三苫が懸命に足を伸ばして、ゴール前にボールを上げた。
ここに、田中碧が飛び込んでゴール!
これは、VARの対象。
ボールの中にはセンサーもあると前々から聞いていたので、よこしまなジャッジが入る隙間はない。
だから、安心して判断が下されるのを待った。

幸いゴールが認められ、日本逆転!
2-1。
VARすごい!
センサーすごい!
正確なジャッジ、ありがとう!

まだ時間は、40分以上あった。
だが、そこを日本は組織的に守り切った。
後半だって、スペインのボール支配率は74%だったと聞いた。
サッカーの勝敗は、ボールの支配率で決まるのではない、ということを事実で見せてくれた。
やっぱり、サッカーは、何が起こるか分からない。
日本チームは、戦うたびにそのことを教えてくれた。
第1戦と第3戦は、よい意味で。
第2戦は、悪い意味で。

ただ、何が起こるか分からない状況を生み出したのは、選手たちのがんばりがあったからにほかならない。
森保監督も、他の選手たちも口にしていたのは、最後は気持ちだということをよく言っていた。
勝ちたいという気持ちがあって、作戦があって、それに基づいてプレーしたから。
そして、疲れても厳しい状況に追い込まれても、逃げずに勝つために最善の行動を選んでプレーしたから。
まさに、ブラボー!

ブラボー!
長友が何度も叫んでいるこの言葉。
今からでも、審査をやり直せば、流行語大賞取れるんじゃないの?

ともかく、これで日本は初めての2大会連続の決勝トーナメント進出。
日本チーム、選手、監督、スタッフのみなさん、そして応援したサポーターのみなさん、本当に勝利おめでとうございました。
次のクロアチア戦でも、何が起こるか分からないけど、みんなでがんばる姿を見せて史上初のベスト8を実現していきましょう!

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