ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

飲み会幹事の務めを果たす

2020-02-08 22:33:57 | 生き方
飲みを伴う会を行うときに必要なのが、幹事。
今夜は、その幹事役であった。
26人に案内を出して、出席の返事をもらえたのが半数の13名。
そして、2人が体調不良や突発的な事情で欠席となってしまった。
いささかさびしいかな、と思いつつも、いざ酒席となればそれも杞憂に終わる。
酒をつぎ合ったり話し合ったりするうちに、参加者同士が打ち解けていくのが分かる。
会場の隅でそんな様子を見ていると、ああ、この会があるっていいことなのだな、と思う。

酒の好きな者同士が地酒の冷酒を頼んで、その酒の品評を行っている姿もあった。
その2人は、片や「麒麟山」の地元、片や「〆張鶴」の地元。
さすが、銘酒の地元同士である。

意外でうれしかったのは、今日の会場を喜んでくれた人が複数いたこと。
「30年ほど前、この店の建物がまだ古かったとき、同僚たちとよくここの2階で飲んだものだった。あの頃は、2階の床がでこぼこしていたけど、気にせず騒いでいたっけ。」
「若いころ、ここが地元の方に連れてきてもらい、よく飲みに来ました。」
「ここが会場で、懐かしさでいっぱいで思い出がよみがえりました。」

とりあえず、みんなが楽しんでくれているのを見ることができるのが、うれしい。
幹事の喜びは、それが一番。
幹事の自分の苦労など、多少わずかのものでしかない、と思う。

やがて時間が来て、お開きとなった。
参加した人たちの満足した顔を見ると、本当によかったなと思えた。
三三五五帰って行く人たちを見送り、最後となった2人と別れたとき、ようやくホッとした。

帰り道、凍った雪の上を歩くと出てくる音の響きに、自分の足取りが軽いことを知った。
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