ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

今季最高の試合!~ホーム岐阜戦~

2018-09-08 23:21:11 | アルビレックス新潟

サッカーJ2リーグ第32節。
ホームFC岐阜戦。
沈みがちな気持ちを明るくしてくれるような試合を見せてほしい。

しかし、だ。
今回の一戦は、J3への降格圏のすぐ上での勝ち点をめぐる戦い。
アルビレックス新潟は、黒星続きで6連敗し、前節引き分けて連敗を止めたものの、7戦連続未勝利の有様。
直近の11試合で、1勝8敗2引き分け。
対するに、FC岐阜は、現在8連敗中で、直近11試合でなんと1勝10敗。
こういう戦いを称して、「裏天王山の戦い」と言う人も多くいた。
果たして、どんな試合になるか。

試合が始まると、岐阜も新潟も相手ボールに対する寄せが速い。
そして、相手の守備の裏をとろうとする動きが鋭い。
岐阜も、連敗中とは思えない鋭い出足で、前半の始まりは、どっちに転ぶか分からない展開だった。

しかし、今日の新潟の選手たちの動きは違う!
速い相手の動きについていっている。
球際に厳しく行っている。
複数でプレスをかけている。
だから、相手のパスコースを消すと同時に、厳しくボールを奪いに行っている。
勝利へのすばらしい気迫が感じられた。
このような動きは、練習から厳しく追求していないとできないものだ。
こういうサッカーを見たかったのだ。
ただ、3月までは、前半はこのようなよい動きを見せながら、先制されて負ける試合もたくさん見てきた。
先取点がほしい!
そう思っていたら、17分過ぎ、河田が先制ゴール。
そこから、一気に新潟が押し込む形が増えた。

1点じゃダメ、追加点がほしい。
そう思っていたら、35分、河田が追加点を決める。

2点は危ない点差と言うから、前半のうちにもう1点ほしい。
そう思っていたら、河田が3点目を決めた。
すごい。河田、前半だけでハットトリックだ。


今日は、河田がフィニッシャーになってはいるが、そこまで攻め込む形が作れているからだ。
チーム全員で守備に、攻撃にかかわっているのがよくわかった。
後半も、このままで、さらに追加点を、と祈る。
すると、後半開始早々、5分も過ぎた頃、攻め込んだ新潟が、最後にシュートを決めたのは、戸嶋祥郎だった。
筑波大出のルーキーが、やっと初得点を決めた。

そして、ここまで様々な貢献を果たしていたのが、大ベテランとなった田中達也だった。
自ら動き、チャンスを作り、ピンチではボール奪取にこだわってまとわりつく。
すばらしい動きだった。
大差となったこともあり、ケガから復帰の小川と交替する。
5点目を決めたのは、その小川だった。
まだ、試合は後半の半分にさしかかっていたところだが、ここで勝負は完全に決まった。

あとは、相手をゼロでおさえるだけ。
試合終了。
5-0で完勝。


最高の気分であった。
攻守にわたって、積極的な選手たち。
最後まで走りぬく、こういう姿を見たかった。

ヒーローインタビューには、ハットトリックの河田と初得点の戸嶋。

新潟の応援をしていた場内の観衆たちは、皆、心から喜んでいた。
抱き合っている人たちだっていた。
3月以来のホームでの勝利だからね。

さて、今日のような積極的な試合をこれからも見せてほしいな。
そうすれば、こんな順位にいるはずはなかったのになあ。
まあ、今夜は、勝利の余韻にしっかり浸りながら眠ろう。
コメント
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