ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

夏が終わるなあ…

2015-08-24 21:58:46 | 生き方
 出張から直帰。早めに帰宅したので、4日ぶりに走りに出ることにした。
 気温は、蒸し暑さが残り、まだ28℃。
 暑さを避けるため、日陰の多い、近所の運動公園の敷地をぐるぐる回ることにしている。
 桜の木陰を選んで走る。
 西日が当たるところは、結構暑いなあなどと思いながら走っていた。
 それが、10周ほど走っていたら、桜並木の通りは急に暗くなった。
 あれまあ。いつの間にか日没を迎えつつあったのだ。
 日が暮れるのが結構早くなってきたなあ、と感心した。
 考えてもみれば、夏至から2か月余り。秋分の日まではひと月しかない。
 日没が早くなるのはあたりまえのことなのだ。
 そういえば、10日ほど前に比べて、セミの鳴き声が格段に静かになっていた。
 そして、よく耳を澄ませば、暗くなるにつれて足元からは秋の虫の鳴き声が、涼やかに聞こえてくるのだった。
 14kmほどを走り、家に戻ってきた。
 途中の気温表示灯は、26℃を示していた。
 走り終えると、ストンと急に暗くなってきた気がした。
 近所のアパートの灯りが、しだいに明るくなり存在感を増していた。

 天には、いつのまにか月が出ていた。

 もうまもなく、「名月」などと言われる季節がそこまで来ていると感じた。
 人生で60回近い四季の巡りを経験しているが、夏が終わるなあ、と実感した夕方であった。
コメント
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