新年度のスタート

4月1日。
新年度の開始である。
震災の影響で、人事異動が控えられているところも多いようだ。
しかし、当地では、予定通り人事異動が行われた。
職種の違う妻も、人事異動の対象となり、家からは近くなったが、希望外の職場だった。
今朝は、「登校拒否の子ども」の気分、だったと言っていた。
そのせいか、帰って来るなり、体のだるさを訴えて、早く寝床についた。

私の職場でも、６人の新任の方々を迎えた。
今日は、その方々との初対面やら、一緒に地区のあいさつ回りやら、外部から来た人々との接待やら、いつにない人々との応対ばかりの一日であった。
そのために、神経を使った。

出会いは、異なり。
中には、大学時代以来約３０年ぶりに同級生に会ったという人もいた。
前の勤務先で一緒に仕事をした人で、数十キロを越えて再開した人もいた。
いつもの年もあることだが、またこの人たちと昨年もいた人たちと、新しくよき関係を築いていかなければならない。

それにしても、青空のいい天気。
気温もずいぶん上がり、暖かかった。
でも、今朝は、山沿いの道では霜が降りていた。
午後からあいさつ回りに動いていると、日陰にはまだまだ一面に雪が残っていた。
昨年は１週間以上前から野草のキクザキイチゲが満開だったというのに。
今年は、まったく花の気配はなかった。
どう見ても、昨年より半月からそれ以上、春の訪れが遅れている。
今日のように暖かい日が続くと春はもっと近づくだろう。

明るい青空。
暖かい天気。
新任地へ旅立った人々にとっても、今日はきっとよい日であっただろうと願っている。