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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

9戦目にして、ホーム戦初勝利! さあ反転攻勢だ!! ~2025第18節ホーム湘南ベルマーレ戦~

2025-05-25 22:30:29 | アルビレックス新潟

勝った~!!

 

アルビレックス新潟、待ちに待った、ホーム戦初勝利。

なんてったって、ここまでホームで8試合、勝利を見せてもらうことがなかった。

分け、分け、分け、負け、分け、負け、負け、分け…。

すべてに「け」が付く「『け』だらけの分け&負け」。

おまけに、昨シーズンからのホーム戦勝利なしは12試合連続に伸びていた。

今日の試合は、昨シーズンの9月にホームで勝った湘南ベルマーレが相手。

実に、その試合以来8か月半、私たちは、新潟がホームで勝つところを見たことがなかった。

 

今日こそは、と自分も、願をかけた。

試合前の昼食は、勝つようにと「カツ丼」にした。

試合前に、オレンジガーデンに行って、新しいアルビの帽子を買った。

今までかぶっていたものは黒いアルビの帽子だったが、黒は負けのイメージなので色を変えた。

ブルー系にして、アルビカラーの1つである青い色にした。

 

そして、この試合に至る前に、昨日の試合前インタビューで、キャプテン堀米が、監督や強化部長と話をしに行ったということを知った。

そこに男気を感じた。

キャプテン堀米に敬意を表して、今日来たTシャツは、J2優勝したときに作られた、堀米がシャーレを掲げるシーンのもの。

右のサインは印刷だが、左のサインは、実際に書いてもらったもの。

こちらも勝利に向かって気合を入れた。

 

先発メンバーには、4日前のルヴァン杯3回戦でフルタイム出場した小見や、82分まで出場した谷口の名前があった。

中3日、疲れも残っているだろうな、と思った。

 

試合が始まってみると、早々にチャンスを作り出しゴールに迫った。

惜しくもオフサイドにはなったし、そのシュートも枠をとらえていなかったけれども、この試合にかける選手たちの意気込みが伝わってきた。

しかし、途中から互角で、どちらかというと劣勢を感じるような試合となった。

 

前半19分、谷口が相手GKの位置を見て超ロングシュートを放つが、これもゴールから遠く離れた。

するとその1分後、今度は相手FWが超ロングシュートを放つと、それはGK吉満の手が届かず、すっぽり入ってゴールネットを揺らした。

ああ、新潟またしても先制を許す失点。

どんな試合でも、追いかける試合は非常にしんどい。

2点を挙げるのは簡単ではない。

今日もダメか…とネガティブな思考になりかけたが、一生懸命プレーしている選手たちに失礼だ、と思い返し、Nスタンドの声援に合わせて拍手を送った。

 

願いが実ったのは、31分。

攻め入ったゴール前でシュートシーンが生まれると、こぼれ球を谷口が決めた。

谷口は、昨季10点取っていたにもかかわらず、これが今年の初ゴールだったはず。

このシーンは、大勢の選手がゴール付近に攻め入っていたからよかった。

そういうシーンこそが、アルビの求めているシーンだったはず。

あとは、ひっくり返すだけ。

だんだんボール支配率も高くなってきた。

しかし、前半はそのままに終わる。

ハーフタイムに、ゲン担ぎで、「勝ちの種」(柿の種)を食べ始めたときだった。

「涼太郎だ。」と叫ぶ声に、手前スタンドの前方を見ると、すぐそこにサングラスをかけた伊藤涼太郎が両手を振りながら歩いていた。

膝に勝ちの種を乗せていたことも忘れて、思わず立ち上がって手を振ってしまった。

Nスタンドだけでなく、場内を1周してあいさつして回るなんて、なんとありがたくうれしい選手なんだろう。

オランダに行って、2年もたつのに…。

 

ふと気づくと、座席の階段の下には、膝の上に乗せていた柿の種が一部散乱していた。

あちゃ~、「勝ちの種」を落とすなんて…、縁起でもない。

いや、これは伊藤涼太郎が来たからのこと。

きっと彼はアルビに勝ちをもたらす「勝利の男神」なのだ。

彼が来たからには、大丈夫ということにしよう。

 

さて、後半は、谷口や小見は早めに代えるのかもしれないなと思った。

だが、そうではなく、同じメンバーでの戦いが続いた。

結構危ない場面も多く作られたが、新潟の選手たちがギリギリのところで体を寄せたり飛び込んだりして、ゴールは許さなかった。

そこには、選手たちの気迫が前面に現れていた。

 

その気迫が実ったのが、71分。

攻め入った奥村のパスが谷口につながり、そこから最後は小見!

右足で放ったボールが、ゴールネットに吸い込まれた。

2-1。

アルビ勝ち越し!

決めたのは、疲れているはずの小見。

しっかり走り込んで決め、ゴール後のパフォーマンスも喜びであふれて、コーナーポストをふっ飛ばしていた。

 

ここから先が、まだ20分以上あったのでどうなるかと思われた。

危ない場面もあったが、潟ることなくGK吉満中心にチーム全員でよく守り、勝利を手にすることができた。

試合後に選ばれた本日のMOMは、小見。

マイクを手にした小見は、チームを代表しているような、実にしっかりしたコメントを発していた。

家に帰ってからDAZNで、試合後のインタビューを見ると、小見は涙を流していた。

その姿に、選手たちの今まで勝てなくて張りつめた思いしていたことを感じた。

自分のことを「ふがいない」と言いながらも、涙をこぼしながらも、J1残留を含めチームの今後の飛躍を誓っていた。

高卒から入団して5年目、小見は実にしっかりした青年になってきたなあ、とその成長をうれしく思った。

今日の神ユニも小見。

 

試合後のバンザイや「ハルヲスイング」も、リーグ戦253日ぶり。

 

今日は、とにかく、選手たちの気迫を感じた。

守りでは、絶対に相手にゴールを許さない。

そういう覚悟が痛いほど感じられた。

攻撃の場面も、今日は弱気に感じることはほとんどなかった。

 

この勝利があっても、J2降格圏からは抜け出せていない。

よそのチームも必死だ。

でも、もっとやれるチームのはず。

次節は、本来なら前半戦の最終節。

覚悟を決めてがんばる選手たちだから、これからの反転攻勢に期待しよう。

 

Visca Albirex  !!!

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ふがいなくついえたルヴァン杯の夢 ~2025ルヴァン杯3回戦 ホーム東京ヴェルディ戦~

2025-05-22 11:45:29 | アルビレックス新潟

「忘れ物を取りに行こう。」「もう一度みんなであの場所へ―。」

そんなポスターの願いも空しく、アルビレックス新潟は、東京ヴェルディに0-2で敗れた。

忘れ物が何だったのかさえ、忘れた―。

そんなふうにさえ思えるような試合だった。

 

「何とも…残念というか、

 何のために試合してるか わからなかった」

…これは、自宅に残ってSPOOX観戦したうちの娘の感想。

 

「何のために試合してるか」というのは、率直で言い当てていると思った。

試合をするのは、勝つという目的があってするものだ。

けれども、勝つという目的を忘れてプレーしているようにしか見えなかった。

ただ、「つなぐサッカー」をするためだけに、必死でつなごうとしているようにしか見えなかった。

特に、大切な一番後ろの3人が。

アルビの目指しているサッカーでは、センターバックやゴールキーパーの働きが重要になる。

彼らが相手をかわして、パスをつないで攻撃に持って行くのがアルビのサッカーだ。

ところが、この試合では、その後ろの3人から効果的なパスが全くと言っていいほど見られなかった。

前からプレスをかけてくる相手に対して、いたずらにパスで逃げ、やがて追い詰められて蹴ったボールは、相手に取られ、ピンチを迎える。

前半は、特にそんなシーンの連続だった。

前線にボールを送りさえすれば、前半の始まりでは、谷口と太田、小見らが得点のチャンス場面を作り出せていたのである。

 

ハーフタイムになったときに、Nスタンドからは、大きなブーイングが起こった。

それは、0-2で負けているからのブーイングではない。

ただただ消極的なプレーに終始して、少しでもゴールに迫ろうという気概が見えない、そのふがいない姿勢に突きつけられたものだった。

 

でも、アルビサポは、ただ冷たくブーイングしただけではなかった。

ハーフタイム時には、メガホンであちこちのスタンドに対して、

「こんな試合でも僕たちには応援することしかできません。後半も、声を出してみんなで応援していきましょう。」

というような内容の言葉がかけられていた。

なんだか、ジンと来た。

この温かさが、ホーム新潟の持ち味でもあるのだ。

 

だから、後半開始前に、アルビの選手たちが三三五五入場して来ると、場内のファン・サポーターたちは、より大きな拍手で選手を迎えたのだった。

一番早く入場してきた谷口は、その拍手に対して、自身も拍手してサポーターに感謝の思いを返していた。

この一体感で、試合をひっくり返したい、と皆思っていたのがよく分かった。

 

得点しないことには勝てないということから、新潟は、後半開始から積極的に前でアタックする長谷川元希や奥村仁を交代起用した。

後半が開始されると、新潟は、何度も相手陣内に迫る姿を見せた。

こういう、選手たちが得点に向けて走る、迫力ある試合を見たかったのだ。

そう思って見守った。

早いうちに1点取れれば、試合はわからなくなる、と思っていた。

 

だが、結局、願いはかなわなかった。

よい時間帯は終わり、その後も矢村など攻撃の選手を入れ替えるなどして、局面を打開しようとしたが、ノーゴールに終わった。

 

この試合や先日の試合でも思ったことだが、パスをもらうための新潟の選手たちの動きが少ない。

もらうときに立ったままだったり、ゆっくりパスの出す先をうかがったりしているうちに、相手チームの選手たちの方がよく動いて、圧力をかけたりボールを奪ったりしている。

以前は、相手が予測できないように動けていたから、パスがつながったのに、今はそれができていない。

ミスを恐れて、臆病で安全なプレーに終始している。

それが一番の停滞の理由だと思う。

「相手に負けない」という選手一人一人の気迫が試合を変えてくれるのは、この試合の後半開始の時間帯を見ればよく分かった。

勇気ある果敢なプレーを見せていれば、現状はもっと変わると信じている。

 

この敗戦でルヴァン杯の夢はついえた。

シビアなリーグ戦を直視するしかない。

次節は、正念場の湘南ベルマーレ戦。

気迫のある試合を展開し、勝利と自信を手繰り寄せてほしい。

 

Visca Albirex !!!

 

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痛い敗戦 今季の目標は変更しなくちゃなあ… ~2025第17節ファジアーノ岡山戦~

2025-05-18 19:31:22 | アルビレックス新潟

今日の岡山戦、鍵を握っているのは、岡山・田上の出場じゃないのかな、と思っていた。

けがで離脱していたが、練習に復帰したという。

2季前には新潟に在籍していた田上。

在籍当時は、新潟県田上町の「田上町観光大使」に任命され、地域振興にも尽力していた、熱のある選手だった。

彼が岡山に移籍して2年目。

昨年は、ディフェンスリーダーとして、岡山のJ1昇格の力となった。

今季も、守備の要として存在感を出していた。

だから、第10節まで岡山は5勝2分け3敗と、上位にいた。

ところが、田上が負傷欠場したそれ以降の6試合は、0勝2分け4敗と、6試合連続勝ちなしであった。

新潟を応援する者として、今日の試合も田上が出場しないことを願っていたのであった。

 

ところが、岡山の先発メンバーに田上の名前があった。

ああ、今日は苦戦するかもしれない、と思った。

 

試合が始まってみると、苦戦も苦戦、大苦戦であった。

4試合ぶりのホームで、下位に沈む新潟に負けるわけにはいかないと思ったのか、試合開始から、あと先考えないようなプレスを前線でも中盤でも仕掛けてきた。

その勢いに押されて、コーナーキック等を受けるシーンの連続。

9分過ぎ、フリーキックを与えると、キッカー左足からのボールは、弧を描いてゴール前に上がり、ヘディングを決められてしまった。

これがオフサイドの可能性あり、となったが、VARの結果はゴール認定。

 

ただ、新潟も、14分過ぎ、センターライン付近で得たボールを、奥村→笠井→長谷川とワンタッチでパスをつなぎ、相手ゴールに迫ると、冷静に長谷川が2試合連続のゴールを決めた。

これであっさり同点に追いついた。

 

これで試合の流れが大きく変わるかと思われたが、岡山の攻めの姿勢は全く変わらなかった。

プレスはきついわ、セカンドボールへの動きは速いわ、鋭いパスがつながるわ…ということで、新潟はピンチの連続。

吉満の好セーブ、ゴール前での各選手の体を張った守りで、なんとか0-0で前半を終えた。

シュート数に大きな差があるばかりではなく、この試合前までボール支配率でJ1最下位の20位だった岡山に、なんと負けている新潟。

後半は立て直してくれることを期待した。

 

後半もそれなりに攻められてはいたが、こちらから攻撃のシーンを作り出すこともできるようになって、互角の展開になってきたと思いながら、期待して見守っていた。

ところが、10分過ぎ、ゴール前に相手の進入を許した場面で、舞行龍が相手選手を倒したとの判定を受け、PKの判定。

昨日のアルビレディースの試合ではGKの平尾がPKを止めていたから、吉満もなんとか止めてくれ、と祈った。

しかし、それもむなしく決められて、1-2。

 

このままでは試合は終わらないだろう。

新潟の選手たちを信じよう。

そう思って中継画面を見続けた。

いくらか攻めに転じて惜しいシーンも作ったが、結局ゴールを割れずじまい。

今日も、1点差負け。

これで、今季7敗目だが、1点差負けは、今季6回目。

僅差の試合ばかりなのに、負けが多いのはつらいやら、苦しいやら。

 

復活田上、おめでとう!

だけど悔しいよ。

 

順位に目を向けると、今節の敗戦で、新潟と横浜Fマリノスの2チームは、他のチームから置いていかれた格好となった。

 

さて、本当に尻に火がついてきたなあ。

ここにきて、今季の目標設定は変更だな。

「新潟史上最高」ではなく、当面は「J2降格圏脱出」そして「J1リーグ残留」だよ。

だけどもね、誰かを非難・批判する気は全くないな。

だって、選手たちは、新潟のサッカーを貫こうとして一生懸命にプレーしているのが伝わってくるから。

監督やスタッフ、強化部のせいにもし難い。

それが分かるから、ちょっぴり切ないだけ。

切ないのは、サポより当事者たちだろうと思う。

長谷川元希の痛々しい姿は見るのがつらい。

 

今が、今季の新潟の正念場。

そう思って、応援していこう。

 

Visca Albirex !!!

 

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やっぱり食らった、長倉の恩返し弾でドローに終わる ~2025第16節ホーム 浦和レッズ戦~

2025-05-11 22:25:20 | アルビレックス新潟

先日、こんな記事を書いたのは、なんか予感がしたからだ。

 

長倉に活躍してほしいけど、恩返しゴールはいらないからね - ON  MY  WAY

サッカーの試合を見ていると、よく「恩返しゴール」と言われるのがある。かつて自チームに所属していた選手が、今は対戦相手のチームに所属していて、試合ではその選手から...

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それが本当のことになるなんて、まったくなあ…。

 

今節の相手、浦和は4位で、前節ガンバ大阪に0-1で敗れるまで5連勝していた相手だ。

守護神西川が出場できなくなったとはいえ、好調な上位の強敵だ。

ましてや2006年から19年間、新潟はリーグ戦で浦和から勝利したことがない。

そんな強敵を相手に、新潟は、この試合辛抱強く戦い続けた。

 

前節までの稲村に代わって出場した舞行龍は、さすがだった。

浦和の攻撃に対し、事前に危機を察知してプレーしたり、うまいフェイントで相手をかわすなど、浦和の選手たちに思うようなプレーをさせなかった。

 

他の選手たちも、ピンチのときには体を張ってブロックしたり、ボールをつなぎながら前に進むチャンスをうかがったりするなど、気迫のこもった姿を見せ、勝利への意欲を見せていた。

だから、前半はほぼ互角の試合。

 

この試合は、先取点を取った方が勝ちに近づく、という感触の試合だった。

気合の入った円陣ダッシュで始まった後半は、前半以上に新潟の攻撃は鋭さを増しているように見えた。

それが実るのは、74分、自陣でピンチの場面から奪ったボールを、小見が気迫のドリブルを見せて前に進んだシーンから始まった。

相手陣内の混戦から、小見が打ったシュートは相手に弾かれたが、そのはね返りを長谷川元希が決めて、先制ゴール!!

ゴール裏に駆けよって、胸のエンブレムを握ってそれを示す元希。

アルビレックス新潟へのチーム愛を示す、元希の姿に泣けた!

 

ところが、その4分後、ついに警戒していたアイツが交代して出てきた。

アイツ―そう、去年新潟にいた長倉幹樹。

選手同士では、近づいてきた長倉に、舞行龍は後ろからそっと手を握り、再会を喜んでいた。

ついでにいえば、彼と一緒に出てきたのが荻原拓也で、2人とも新潟に所属した経験のある選手ではないか。

2人とも、絶対に恩返しゴールは御免だからね!

特に長倉、去年のルヴァン杯決勝のPK戦外したのに、選手スタッフやサポーター、皆から温かく迎えてもらったのを忘れちゃいけないぞ。

アルビ戦以外は応援しているから、先日このブログに書いたんだからね。

…なあんていうのが、こっちの思惑。

 

ところが、そういう新潟サポの思いを、長倉はしっかり裏切ってくれた。

恩を仇で返すように、出場してわずか2分後の80分、ゴール前に上げられたボールを、ゲリアと藤原の間を割るようにして高く飛び込んできたのは、長倉だった。

そして、見事な同点ヘディングゴール。

やられた。

1-1。

先制できたから、今日こそ勝てると思ったのに、また振り出しに戻ってしまった。

久しぶりに矢村を出場させるなど、その後の選手交代も実らず、結局お決まりの(?)ドロー。

降格圏からの浮上はならず、居着いてしまった…。

 

あーあ、やっぱり恩返し弾、いや仇返し弾を食らってしまった。

家に帰ってから見たインタビューで、長倉は、相変わらずのポーカーフェイスでぶっきらぼうに話していた。

「引き分けに持ち込めたので良かったと思います。」

「初ゴールはうれしいんですけど、場所とかを考えると、うれしくないです。」

(新潟に気持ちはある?)「ありますね。」

…ゴールを決めてもうれしくないなら、決めないでくれよ~。

 

またしても、ホームで勝てなかった。

去年の9月から8か月間というもの、ファン・サポーターは、ホーム、デンカ・ビッグスワンスタジアムで勝利を目にしていない。

これは、つらいよ。

 

でもね、また言うけど、15試合戦って、引き分け(7分け)はもちろん、勝っても(2勝)、負けても(6敗)、清水戦以外はすべて±1点差の試合ばかりなのだ。

毎試合毎試合、相手が上位チームでも、接戦を演じている。

こんなチーム、ほかにはない。

接戦ばかりだから、弱いわけではないのである。

ただ、勝てていないだけなのだ。

勝ち癖をつけたい。

勝ち癖がつけば、順位など簡単に上がるはず、と思う。

 

次は、来週日曜日にアウェイ岡山戦。

柳や田上の恩返しなんて考えたくない。

勝ちに行こう。

 

Visca Albirex !!!

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長倉に活躍してほしいけど、恩返しゴールはいらないからね

2025-05-07 19:52:15 | アルビレックス新潟

サッカーの試合を見ていると、よく「恩返しゴール」と言われるのがある。

かつて自チームに所属していた選手が、今は対戦相手のチームに所属していて、試合ではその選手からゴールを決められる、というものだ。

実際にゴールを決められると、それは恩返しではなく、「恩を仇で返された」気分にしかならないのだけど。

 

先日のFC東京戦でも、新潟はしっかり恩返しゴールを食らった。

その試合は、2-3で敗れたのだが、試合の行方を左右する2点目を決めたのは、小泉慶選手だった。

彼は、高卒で2014-2017シーズンの4年間在籍していたのだったが、新潟のJ2落ちに伴って、移籍していったのだった。

小泉選手に限らず、新潟は、ホームでの試合では、どういうわけかかつての所属選手に恩返しゴールを食らうことが多い。

まったく人がいいというか、なんというか…。

 

そんなことを思っていたら、次は相性の悪い浦和戦なのだが、そこにも恩返しゴールをしそうな候補選手がいるのだった。

毎試合、浦和の主力として活躍している渡邊凌磨選手。

彼は、新潟がJ2落ちした2018-2019シーズンに2年間所属していたが、その後山形、FC東京を経て、去年から浦和に所属している。

彼が新潟に所属していたときに、「ハッピースタジアム」に応募したら、彼の色紙が当たって喜んだことがあって、懐かしい思い出だ。

 

ラッキー!サイン入り色紙当選 - ON  MY  WAY

ラッキー!当たった!!何がというと、サイン入り色紙。サッカーJ2アルビレックス新潟のホーム戦に行くと、いつもこんなふうな「マッチデープログラム」が配られる。(もっ...

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だけど、恩返しゴールはもらいたくないなあ。

 

もう一人、恩返しゴールの候補選手がいる。

2023シーズン途中から加入し、昨季は新潟の主力として活躍した長倉幹樹選手だ。

去年は、1試合4得点をあげるなどルヴァン杯の得点王となった。

今季も活躍を期待していたのだが、昔ユースで所属した浦和に移籍してしまった。

新潟で主力を張っていたから、活躍を期待する心もあったのだが、今季の彼の出場は次のとおり。

【浦和レッズ・長倉幹樹選手の2025シーズン出場】

15試合でベンチ入りしなかったのが、3試合。

ベンチ入りしても出場機会を与えられなかったのが、4試合。

出場しても、試合の後半遅くなってからのものばかりだ。

出場した8試合のうち、3試合は勝っている試合で90分以降の出場にすぎない。

まともにプレーできていない。

負け試合だと少しだけプレー時間は増えるようだが、まだノーゴールだ。

だから、もっと活躍してほしいとは思っている。

 

新潟にいたときには、1試合ずっと走り続けて、強靭なスタミナに皆驚いていたものだったが、その彼が、今の浦和では単なる交代要員になっているだけ。

忸怩たる思いにかられているのではないかな、なんて考えてしまう。

そんな彼だから、もし新潟戦で出場機会が与えられたら張り切るのじゃないか。

新潟戦に出られたら、慣れ親しんだスタジアムでゴールを決めたい、と思ってプレーするのじゃないだろうか。

そこは勘弁してもらいたいもの。

去年は彼のプレーに熱くなったから、他チームでも活躍は期待したいが、次節の試合だけは控えてもらいたいと、複雑な思いだ。

 

まあ、新潟が複数得点を挙げて勝つ場合だけは、恩返しゴールがあっても大目に見るけどね。

 

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最後まであきらめずに戦ったが、ホーム戦11戦連続勝ちなし ~2025第14節ホーム FC東京戦~

2025-05-03 22:06:15 | アルビレックス新潟

あーあ、やっぱり負けちまった…。

試合前には、とってもすばらしいコレオグラフィがスタジアムを飾ったのだけどね。

だから、これに見合う勝利が欲しかった。

ホーム戦の今季初勝利が。

 

だけど、今日も勝利に届かなかった。

これで、去年からホーム戦11試合連続未勝利。

大部分のサポ、めげるよね、きっと。

 

やっぱり試合開始いくらもたたない時間、前半8分に失点してしまったのが痛い。

いくらマルセロ・ヒアンがいい選手であっても、自由にシュートを打たせるような間合いを作っちゃだめだよね。

せっかく守備が安定してきたと思っていたのに、もっと間合いを詰められればよかったのに、残念だった。

そして、後半も早々の52分に追加点を許してしまったのが、もったいなかった。

せっかく後半の反撃体制に移ってきていたのに、小泉慶に恩返し弾を食らうなんて、悔しい以外の何物でもありませんよ。

0-2になってまもなくは、FC東京の選手たちの動きのよさだけが目立った。

新潟の選手たち以上に動きが鋭いのだ。

新潟の選手たちがボールを受けようとするときに、瞬間的な動きでFC東京の選手が飛び込んでボールを奪う。

そんなシーンを何度も見た。

 

今日も、負けだな。

しかも2点差以上でのホームでの負けか。

がっくりした感覚で試合を見ていたけど、それは見ていた人の感覚。

選手たちは、あきらめていなかった。

特に、交代で出場した選手たちが、試合を活性化させた。

 

66分、ペナルティエリア深くに進入した奥村がシュートを放つと、GKに弾かれたが、そのこぼれ球に交代出場の笠井が反応し、ゴールを決めた。

これで、1-2。

一気にスタジアムの機運は盛り上がり、同点への期待が高まった。

チャンスを逃し続けていたら、一瞬のチャンスを生かしたFC東京のマルセロ・ヒアンにこの日2点目を決められてしまった。

なんでそうなるかなあ…という取られ方。

しかも残り時間も少なくなる一方。

 

だけどね、それでも今日の新潟はあきらめない戦いをしてくれた。

とにかくボールを支配して攻めようとする。

だけど、決定力が足りない。

そのまま、アディショナルタイムも9分になろうとするときに、ダニーロが今季初ゴールを決めて、2-3。

なんと再び1点差に詰め寄った。

もう時間はないだろうと思われたが、主審は試合を続行。

 

ボールをもって攻める新潟に、幸あれ、と願ったが、やはり時間が足りなかった。

2-3で痛い敗戦。

松橋前監督に成長を見せつけてやることはできなかった。

いや、少しは見せられたのかもしれない。

昨季と違って、こうして点差がついてもあきらめずひたむきにゴールを目指した選手たちの姿。

2点差から1点差に追いすがったシーンを2度も見せてくれた。

ガタガタ崩れないで勝利を目指す新潟の選手たちの姿には、松橋前監督(現FC東京監督)も肝を冷やしたはずだ。

 

いい試合だったと思う。

最後まであきらめない戦いぶりは、本当に誇らしかった。

だけど、勝つことも引き分けることもできなかった試合となった。

3点取られた守備の破たんというのは、確かにあった。

だけど、それよりも攻撃はどうだったんだ?

試合後半の鬼気迫る攻撃ぶりを見ていると、どうしてこれをもっと早い時間から出せないのだ?と言いたくなる。

もっと鋭い攻めを出して、いいシーンをたくさん作りだしてほしい。

今日試合の終盤あれだけできるのだから、もっとできるはず。

そう信じて応援していきたい。

 

今日の敗戦で、FC東京との勝ち点差は1から4に広がってしまった。

名古屋が勝ったため、また降格圏内の18位に逆戻りしてしまった。

だけど、今日だって1点負けにすぎない。

もっとやれるはず。

そう信じて、1週間後、相性のよくない「ウイアー御一行様」の試合での勝利を見たい。

 

Visca Albirex !!

 

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アルビ、昨季からの課題を克服しつつあるかも

2025-04-30 21:41:21 | アルビレックス新潟

アルビレックス新潟は、リーグ戦では去年の9月の湘南戦で勝利して以降、しばらく勝利がなかった。

松橋前監督から樹森監督に代わった今季だったが、第9戦神戸戦で勝利するまで、17試合連続勝ちなしだった。

この間には、勝てないことに苛立ったサポからは、勝てないから樹森監督を交代させろという過激な声がSNSによく上がっていた。

 

でも、本当に樹森監督になって、アルビは弱くなったのか?

昨日、広島戦で今季2勝目を挙げたとはいえ、リーグ戦で、ホーム戦10試合連続勝ちなしを続けているのは事実だ。

監督が交代して、今季になっても、昨季からの不名誉な連続は続いているのは、さらに弱体化したからなのか?

 

そんなことを確かめてみるために、去年の9月からのリーグ戦の10戦と今季これまでの13戦について、勝敗とスコアを見直してみた。

【昨季後半9月からのリーグ戦成績】

【今季開幕からのリーグ戦成績】

すると、昨季後半は10戦1勝3分け6敗で、今季は13戦2勝6分け5敗。

勝ちは1勝や2勝でしかなく、たしかに昨季も今季も勝利が少ない。

でも、今季の方が3戦少ないのに、負けは1つ少ない。

そして、今季は引き分けが6と多いのが目立つ。

この引き分けには、終盤に追いつかれたものも少なくない。

守り切れれば勝っていたはずの試合が多いということだ。

また、試合のスコアを見てみると、昨季後半は、0-3,1-5,0-4、0-2と複数得点というか大量点をとられての負けが多かった。

明らかに昨季からの課題の一つは、固い守備の構築。

 

昨季後半の接戦は、シーズン最終盤の4試合にすぎなかった。

でも、その4試合での総得点も1しかなかった。

だからもう一つ、得点力の向上も、去年からの大きな課題となっている。

 

とはいえ、今季の試合は、1人退場となった清水戦の0-2を除けば、すべての試合が勝っても負けても±1点差の範囲内の試合ばかりなのである。

すべての試合が接戦だと言える。

つまり、毎試合ハラハラドキドキする、とてもいい試合をしているのだ。

確かにサポーターからしてみれば、接戦なんかでなく圧勝する試合を見たいと思うのが普通だ。

接戦でよい試合だというより、勝ち試合を見たいのは当然ではあるから、複数得点挙げてリードする試合をしてほしい。

ただ、今は、大負けしない接戦ができるチームになっているということは間違いない。

 

松橋前監督時代に比べて、大負けしなくなっているというのは、昨年後半課題だった、守備が改善されてきたということだ。

そして接戦となるのは、そこそこ得点もできているからと言えるのではないだろうか。

さらに、もっとチャンスを作って、もっと決定力を上げることこそが大きな課題ではあるのだろうけれど。

少なくとも、守備力の改善という課題は克服できてきたから、今後は目に見える攻撃力、決定力の改善が求められる。

 

昨季に比べて、勝ち点はまだ上がっていないが、ここ数試合徐々に課題を克服しつつあるかもしれない、と思う。

上昇へのチーム力向上はできていると考えたい。

それを示すのが、前監督が指揮するFC東京とのホーム戦だ。

前監督がクリアできなかった課題をクリアして、今強くなりつつあるアルビの姿を見せつけよう。

 

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アウェイ連戦の過酷な条件に負けず、2勝目を挙げ、降格圏脱出!! ~2025第12節アウェイ広島戦~

2025-04-29 20:03:01 | アルビレックス新潟

やりました、アルビレックス新潟。

サンフレッチェ広島に、1-0で勝利、今季2勝目!!

 

今日の試合を迎えるにあたって、中2日の新潟と中3日の広島。

しかも、新潟は柏から広島に移動しての連続のアウェイの戦いだ。

だから、条件的には不利かなと思っていた。

 

だが、もう一つのデータがちょっと勇気づけてくれた。

それは、新潟がJ1リーグに復帰してから昨年一昨年と4試合戦っているが、まだ負けていないということ。

2023年は2勝で、2024年は2引き分け。

ついでに過去のJ1での対決を2017年までさかのぼれば、そこも2引き分けで、都合過去6戦負けなしなのだ。

おまけに、現在広島はリーグ戦3連敗中のうえ、監督は出場停止(ベンチ入り禁止)ときている。

だけど、広島にとっては、ホームでの戦いであり、相手の新潟は降格圏の19位の新潟だ。

負けるわけにはいかない試合だったことだろう。

 

新潟のメンバーは、中2日ということもあり、メンバーを5人入れ替えてきた。

DFに舞行龍(前節ゲリア)・橋本(堀米)、ボランチに新井(秋山)、前の方では、小野(高木)と笠井(長谷川)を起用して、前節出場機会がなかった選手や出場時間が少なかった選手を先発に使ってきた。

小野と笠井の前線。

星と新井のボランチ。

新鮮な攻撃力の組み合わせに、期待感があった。

 

ただ、試合が始まると、ホームの広島の圧力が強かった。

何度も陣内に入られ、ほとんどが新潟のエリアでの試合。

新潟は、時折ボールを奪って、なんとか攻撃に転じようとするが、なかなかシュートまで持ち込めなかった。

それでも、今日はよく守っているな、と感じた。

それは、新潟の選手たちも広島の選手たちを自由にさせないようにプレスをかけたりタックルしたりと、よく奮闘しているのが分かったから。

今までの試合や前節の失点を生かし、クロスを挙げさせないようにしたり決定的なシュートを打たせないようにしたり、気持ちを切らさずにプレーしていた。

ただし、守り一辺倒ではなく、効果的に攻めに転じようとするシーンも見られ、試合はスコアレスで進んだ。

押され気味ながら、目をそらせない試合だなと思いながら見ていたが、あっという間に前半が終わった気がした。

前半のスタッツを見ても、ボール支配率こそわずかに上回ってはいるものの、シュートの本数は、広島が10本で新潟は4本。

試合は広島が押していた。

 

これが後半になると、新潟のボールのつながりがよくなった印象だった。

中2日のはずの新潟の選手たちの動きの方が、広島の選手たちを上回るシーンが見られるようになってきた。

それなりのチャンスシーンを作るのは、新潟の方が多くなってきた。

選手を交替させながら、運動量を確保しようとする新潟。

舞行龍→ゲリア、小見→ダニーロ・小野→長谷川、笠井→ミゲル・新井→秋山。

 

だが、得点には至らないまま、残り5分となろうとするとき、得点が生まれた。

奥村がゴール前に上げたボールを、長谷川が頭で後方にすらすと、そこにポジショニングよくミゲルが走り込んでゴールに蹴り込んだ。

VARで確認されたが、ゴールは認定された。

ミゲル、初ゴールおめでとう!

終盤に先制した新潟

あとは、今季得意(?)の「潟る」シーンを生まないようにと祈るばかりだった。

 

そして、6分のアディショナルタイムも無事終え、タイムアップ。

今季2勝目を手に入れた。

やったあ!!樹森監督、おめでとう!!!

 

スタッツから見てみると、後半は相手のシュートを3本に抑えていた。

新潟の数値は、ボール支配率も、シュート本数も、パス成功数も、すべて後半は広島を上回っていた。

だから、後半は、新潟のペースだったのだ。

 

今季2勝目をクリーンシートで飾った。

今日の吉満は、前節よりもさらに良かった。

試合に連続して出ているという自信からか、冷静なプレーが目立ち、ゴールに鍵をかけた。

ボール扱いでも、広島の選手のプレスに負けずに、正確にパスを送っていた。

今回、目を引いたのは、キックの正確さだった。

それによって、前の選手たちのチャンスメークに関わっていた。

吉満、やるじゃん!

いいじゃん、吉満!!

去年からGK陣を下から支えながら、実力を積み上げてきた彼の努力が花開こうとしているのだな、とうれしくなった。

 

今回の勝利で、なんとJ2降格圏を脱し、17位に浮上した。

前節の戦いで、この戦いを続けていけば大丈夫、と思ったのは間違いではなさそうだ。

 

次の対戦は、1つ上の順位でしかないFC東京。

アルベル監督に次いで、松橋監督をアルビから引き抜いていったにもかかわらず、浮上できないチームですな。

まあ、考えてみると、昔J2で昇格争いをしていたチームでしかない。

その後の歴史には両チームに大きな違いがあるけれど…。

お世話になった松橋監督に、「恩返し」する勝利を見せつけてあげましょう。

 

Visca Albirex !!!

 

 

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連休初戦はドロー ~2025第12節アウェイ 柏レイソル戦~

2025-04-26 17:20:30 | アルビレックス新潟

GKに吉満大介起用。

NHKBSの全国放送では、アナウンサーが何度も「32歳の吉満、J1初出場」を口にしていた。

GK藤田は、前節、稲村との連係ミスがあったこともあった。

樹森監督は、そんなことも考えて変えてきたのだろう。

新潟の守護神だった小島がいなくなって今季、新潟サポには、GKが小島なら…という場面が結構多く見られていた。

今日の対戦相手は、その小島の移籍先の柏レイソル。

柏は、小島を得たせいもあって、首位に立つこともあるなど、好調に上位にいる。

しかも、志向するサッカーも似ている。

なのに、今は上から2位の柏、下から2位の新潟。

なんとか下剋上を果たしてほしい一戦だった。

 

現監督になってボールを保持するサッカーに転向した柏は、現在ボール保持率リーグ1位。

新潟は4位だ。

だが、つなぐサッカーなら、J2時代から磨いてきた新潟の方が年季が入っているから、負けていない。

試合開始から、新潟の選手たちの前からのプレスが効いていた。

次々とボールを奪い取ることができていた。

攻守の切り替えも早く、前半は完全に新潟のペースだった。

 

12分、高い位置で秋山がプレスしてボールを奪うと、小見がドリブルで進み、ラストパスは長谷川元希につながると、ペナルティエリアで倒されてPK判定。

これを、小見が、例のステップから小島の逆を突いてしっかり決めた。

13分、新潟、2試合連続PK先制。

 

ここからしばらくは新潟の攻勢が続いていたのだが、30分辺りから柏の動きが鋭くなった。

選手がスペースによく動いてパスを受ける柏。

その動きをとらえきれないため、ペナルティエリア付近で迎えるピンチが多くなった。

すると、33分、不安が当たり、同点ゴールを決められた。

止められなかったのは、吉満のせいじゃない

やっぱり追いつかれたか。

しかも、その後の新潟はボールを持たせてもらえない、というかパスがつながらない。

ピンチの連続。

なんとかしのいでハーフタイムを迎えた。

前半当初はあれだけ押していたにもかかわらず、スタッツでは保持率40%:60%で、完全に押されている。

枠内シュート数もパス数も、完全に負けていた。

 

さて、後半開始。

前半のように押されるのかと思っていたら、アルビの選手たちもちゃんと修正してきたらしい。

後半は、一方的な守勢に回るのではなく、攻勢に出る回数も多くなった。

時折、つなぐサッカーなら新潟は負けない、というところを見せてくれた。

柏のシュートも、J1リーグ初出場の吉満がそれなりに止めていた。

ビッグスワンの入学式イベントで「ぼくのお父さんは、サッカーの選手です。ゴールキーパーをしてがんばっています」というような話をした息子さんに、かっこいいところを見せられたね。

がんばったよ、吉満。

 

笠井やダニーロらを交代出場させて活性化を図った新潟。

チャンスの数はそれなりに作った。

降り出した強い雨の中でも、熱いプレーで負けずに奮闘していたが、結局ゴールを生むことができなかった。

結果的には、この試合も、先制しながらの引き分け。

勝利はならなかったが、アウェイで貴重な勝ち点1ゲット。

負けるよりはいい。

スタッツを見ても、ボール保持率は多少回復し、シュート数では上回った。

だけど、やっぱり決定力不足。

これは、ずっと課題だね…。

 

決定力と言えば、決定力を高めている矢村がベンチにもいなかった。

何かあったのか?ケガでもしたのか?

 

ゴールデンウイークの連戦が続く中、新潟は、アウェイの連戦だ。

今度は、中2日で29日に広島まで行っての試合となる。

広島は、中3日だから、不利は否めない。

だが、今日も惜しい戦いをした新潟だから、順位にこだわらず、自分たちの戦いを貫き続けていってほしい。

そのうち、壁は破れるはずだ。

今の戦いを見ていると、そう思う。

信じて応援しよう。

 

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またしても「潟る」とは… ~2025第11節ホーム 京都サンガ戦~

2025-04-19 19:24:00 | アルビレックス新潟

なんてこったい!!

またしても、「潟る」姿を見せられてしまった。

 

ホーム戦6戦目にして、いったい何試合こんな情けない試合を見せられ続けなければいけないのだろう…!?

試合終了後は、すぐに早足でスタンドから立ち去る観衆が多くいた。

 

中2日の京都は、ガチメンバーで来た。

新潟は、中5日だから、絶対に有利。

後半になればなるほど、相手は疲れてくるはずだ。

たぶん最初から飛ばしてくると思うから、そこをしのげば、今日は勝てる!

そう思った。

 

そのとおり、試合開始から京都の圧は強かった。

試合開始前のコイントスで、ピッチサイドを交換した京都。

やはり後半の新潟のサポ側は戦いづらいらしい。

少しでも気を楽にしたかったようだ。

 

だが、圧なら新潟も負けてはいなかった。

今日の前半は、京都の選手に好きなようにさせない圧力をかけ、ボールを奪う新潟の選手たちのよい動きが目立った。

ほとんど押されていたが19分、相手エリア内奥深くに進入した奥村が相手に足を踏まれた。

VARの結果、PKを獲得した。

これを矢村がしっかり蹴って、コースは読まれながらもしっかり決めた。

 

この後、前半は、ほぼ新潟のペース。

読みも動きもよく、セカンドボールを回収するのは、ほとんど新潟だった。

チャンスも作り出して10本以上シュートを浴びせていたのだった。

だけど、追加点は取れない。

こういうときに2点目を取らないと、この試合はどうなるかわからんぞ、とちょっぴり不安に思ったのだった。

 

そのまま後半が始まる。

やはり京都は、選手を代えながら、多少修正してきた。

試合後半になる程に疲れが出てくることを念頭に置きながら、京都は選手を交替させていた。

 

互いに攻め合い、こう着状態になったように見えた。

だが、前にパスを放り込み、強い外国人FWに任せようとする。

72分もそうだった。

DF稲村が先にいたので大丈夫だろうと思っていたら、後ろから強く当たられて姿勢を崩してボールを奪われ、ゴールを決められた。

ファウルを主張する新潟の選手たちだったが、稲村が倒れなかったからか、ゴールはみとめられた。

 

新潟も選手交代を図って打開を図るが、なかなかよいチャンスをつくれない。

後半、新潟の選手たちの動きが悪いわけではないが、京都の選手たちの動きの方がよく見えてきた。

逆に、ボールを支配される場面も多くなってきた。

86分、また前線にボールを入れる京都。

大丈夫、稲村なら負けない。

ところが、稲村は、スピードを緩め、GK藤田に前に出て取れの合図をした。

その判断は、違う!!

藤田の重心は後ろに下がろうとしていた。

間に合うはずがない。

やられた!!

同点どころか、勝ち越しゴールまで許してしまった。

これは、間違いなく判断ミス。

試合の終盤で、こういう場面を生み出してしまうようでは、チームは勝てない。

 

負けた!

またしても潟ってしまった。

今季何試合だよ。

しかも、ホーム戦では、ほとんど毎試合「潟る」シーンを見せられている。

いい試合が一変するのを見せられている。

せつないなあ…。

スタッツを改めて見てみると、前半のシュート数が12本で試合終了後は13本。

つまり、後半の新潟のシュートは1本に過ぎないことが分かる。

支配率も、京都の方が上がっていた。

後半疲れが出たのは中2日の京都ではなく、中5日の新潟だったということか?

 

選手たちが一生懸命やっているのは分かる。

だが、勝てないという現実は重い。

19位。

厳しいなあ…。

次は、好調柏と広島。

アウェイ連戦となる。

立ち上がれ、新潟!!

 

Visca Albirex !!

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