先日、こんな記事を書いたのは、なんか予感がしたからだ。
それが本当のことになるなんて、まったくなあ…。
今節の相手、浦和は4位で、前節ガンバ大阪に0-1で敗れるまで5連勝していた相手だ。
守護神西川が出場できなくなったとはいえ、好調な上位の強敵だ。
ましてや2006年から19年間、新潟はリーグ戦で浦和から勝利したことがない。
そんな強敵を相手に、新潟は、この試合辛抱強く戦い続けた。
前節までの稲村に代わって出場した舞行龍は、さすがだった。
浦和の攻撃に対し、事前に危機を察知してプレーしたり、うまいフェイントで相手をかわすなど、浦和の選手たちに思うようなプレーをさせなかった。
他の選手たちも、ピンチのときには体を張ってブロックしたり、ボールをつなぎながら前に進むチャンスをうかがったりするなど、気迫のこもった姿を見せ、勝利への意欲を見せていた。
だから、前半はほぼ互角の試合。
この試合は、先取点を取った方が勝ちに近づく、という感触の試合だった。
気合の入った円陣ダッシュで始まった後半は、前半以上に新潟の攻撃は鋭さを増しているように見えた。
それが実るのは、74分、自陣でピンチの場面から奪ったボールを、小見が気迫のドリブルを見せて前に進んだシーンから始まった。
相手陣内の混戦から、小見が打ったシュートは相手に弾かれたが、そのはね返りを長谷川元希が決めて、先制ゴール!!
ゴール裏に駆けよって、胸のエンブレムを握ってそれを示す元希。
アルビレックス新潟へのチーム愛を示す、元希の姿に泣けた!
ところが、その4分後、ついに警戒していたアイツが交代して出てきた。
アイツ―そう、去年新潟にいた長倉幹樹。
選手同士では、近づいてきた長倉に、舞行龍は後ろからそっと手を握り、再会を喜んでいた。
ついでにいえば、彼と一緒に出てきたのが荻原拓也で、2人とも新潟に所属した経験のある選手ではないか。
2人とも、絶対に恩返しゴールは御免だからね!
特に長倉、去年のルヴァン杯決勝のPK戦外したのに、選手スタッフやサポーター、皆から温かく迎えてもらったのを忘れちゃいけないぞ。
アルビ戦以外は応援しているから、先日このブログに書いたんだからね。
…なあんていうのが、こっちの思惑。
ところが、そういう新潟サポの思いを、長倉はしっかり裏切ってくれた。
恩を仇で返すように、出場してわずか2分後の80分、ゴール前に上げられたボールを、ゲリアと藤原の間を割るようにして高く飛び込んできたのは、長倉だった。
そして、見事な同点ヘディングゴール。
やられた。
1-1。
先制できたから、今日こそ勝てると思ったのに、また振り出しに戻ってしまった。
久しぶりに矢村を出場させるなど、その後の選手交代も実らず、結局お決まりの(?)ドロー。
降格圏からの浮上はならず、居着いてしまった…。
あーあ、やっぱり恩返し弾、いや仇返し弾を食らってしまった。
家に帰ってから見たインタビューで、長倉は、相変わらずのポーカーフェイスでぶっきらぼうに話していた。
「引き分けに持ち込めたので良かったと思います。」
「初ゴールはうれしいんですけど、場所とかを考えると、うれしくないです。」
(新潟に気持ちはある?)「ありますね。」
…ゴールを決めてもうれしくないなら、決めないでくれよ~。
またしても、ホームで勝てなかった。
去年の9月から8か月間というもの、ファン・サポーターは、ホーム、デンカ・ビッグスワンスタジアムで勝利を目にしていない。
これは、つらいよ。
でもね、また言うけど、15試合戦って、引き分け(7分け)はもちろん、勝っても(2勝)、負けても(6敗)、清水戦以外はすべて±1点差の試合ばかりなのだ。
毎試合毎試合、相手が上位チームでも、接戦を演じている。
こんなチーム、ほかにはない。
接戦ばかりだから、弱いわけではないのである。
ただ、勝てていないだけなのだ。
勝ち癖をつけたい。
勝ち癖がつけば、順位など簡単に上がるはず、と思う。
次は、来週日曜日にアウェイ岡山戦。
柳や田上の恩返しなんて考えたくない。
勝ちに行こう。
Visca Albirex !!!
…って感じでしょうか。
僅差多いのはしょうがない…とは思うんですけど、勝ち点3逃した試合多すぎでしょ、流石に…。
ここあたりで、反転攻勢欲しいですね。これからもよろしくお願いします。
いつも僅差、きっかけをつかめば急上昇できると思うんですけど…。早く、早くホームの勝利を見たいですね。
これからもよろしくお願いします。
本当に長倉から恩返しゴールをくらうなんて。嫌な予感が当たりました。でも、まあ一夜明けて、それはそれでプロ選手だから仕方ない、と思えるようになりました。
あとは、勝ち癖ですよ。得点力不足はもうしようがないけど、とにかく勝つ。 弱気にならずの執念で勝利を呼び込む。その気迫を見たいですね。早川の起用とかいいと思うのですけど、昨日はその展開には早すぎましたかね。
まあ、厳しい状況が続きますが、絶対に好転するはず。信じています。
2度のコメント、ありがとうございました。