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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

公式戦3試合連続無失点も、ホーム戦初勝利ならず ~2025第10節ホーム 横浜FC戦~

2025-04-13 20:20:19 | アルビレックス新潟

風が強いなあ。

それでも新潟ホームのデンカビッグスワンスタジアムでは、大きな影響は出ないだろうけれどなあ。

出かける前は、そう思っていた。

 

新発田では、昨日・今日とももいろクローバーZのライブイベント「ももクロ春の一大事」が予定されていた。

昨日は、モノノフたち中心に、12,000人超の人たちが集まったのだそうだ。

アルビレックス新潟では、谷口海斗選手がモノノフとしてよく知られている。

練習場のある聖籠町は、新発田市のすぐ隣だ。

試合に関わる日でなければ、谷口もきっと行きたかっただろうなあと思ったのは、私だけではないだろうな、きっと。

それに行けない無念さは、試合での爆発で晴らしてほしいと思っていた私であった。

 

ところが、である。

件のももクロのイベントは、強風で中止となり、本当に「一大事」となってしまった。

試合前にそれを知って、谷口がっかりしなきゃいいけど、とバカなことを考えたりして…。

スタジアムでも、たしかに風は強かったが、試合に大きな影響が出るほどではなかった。

 

 

さて、今日の試合は、ホームで横浜FC戦。

今季2年ぶりにJ1に上がってきた横浜FCは、ここまで3勝1分け5敗の勝ち点10で14位。

1勝4分け4敗勝ち点7で最下位20位の新潟としては、勝って勝ち点で並びたいところだ。

横浜FCの売りはここまで7失点と堅い守備。

新潟は14失点だからその倍だから、違いが分かる。

でも、得点なら新潟は10得点で横浜FCは5得点と、逆に新潟が倍を記録している。

だから、今日は、新潟の矛と横浜の盾の戦いだなと思っていた。

 

先発メンバーは、前節ヴィッセル神戸戦と同じ。

水曜日のJリーグ杯2回戦の試合では、その全員を休ませることができたのが大きい。

その日試合がなかった横浜FCと同じ条件で戦うことができるからだ。

文字通りチーム全員で戦えているから、今日も勝利して、さらに意気を高めたかったのだが…。

 

試合は、矛・盾対決らしい展開。

前半のボール支配率とシュート本数は、このスタッツのとおり。

新潟が主導権を握っていた。

だけど、今日も相性が悪いのは主審のジャッジ。

新潟サポからすると、なんでそういう判定になるの?という場面が多くあって、そのたびにスタジアムは喧噪状態になった。

だけど、長谷川元希の、バーをたたく惜しいシュートもあったりした。

いつかはゴールが生まれる予感もしたのだけど、ゴールは割れずに後半へ。

 

後半になっても似たような展開。

新潟は、ボールを保持しチャンスをうかがうのだが、ラストパスの精度が今いちよくない。

どちらかというと、ヒヤッとするような場面も少しあった。

両チームともに決定的なシーンが生まれないまま、選手交代を図りながら試合も終盤へ。

89分、矢村のゴールが決まって、やった!と思った時があった。

スタジアム中が歓喜に包まれたのだが、その前にハンドの判定。

得点は取り消されてしまった。

結局、スコアレスドロー。

3試合連続無失点はすばらしいと思う。

破たんしていた守備は、立て直すことができたと言ってよい。

でも、得点しないと勝てないのがサッカー。

今日の試合では、ボールを支配しパスをつないで前に進むことはできたが、最後のシュートの場面をもっと生み出すことや、シュートを枠に入れるという点で、精度を欠いていた。

シーズン前に課題としていたところにまた戻ってしまったような感がある。

だけど、チーム状態として上向いていることは確かだと思う。

あとは、シュートの一歩前のクロスやパス、最後のシュートなどのところで精度が上がればなあと思う。

 

声援を送るNスタンドのサポはどうだったかわからないが、私が見ていたSスタンドの観衆は、試合後の選手たちに拍手を送る人が多かった。

どの選手も、気を抜かずに一生懸命にプレーをしていたのが分かったから。

思いが伝わってきたから。

勝てなかったのは仕方がない。

運が、ツキが、実力がなかった、とそう思うしかない。

だから、またチームみんなで高めていってほしい。

 

今日は、藤原奏哉選手と星雄次選手の動きと読みのよさに感心した。

二人とも、J3にいたときにJ2のアルビに引き抜かれたのだったが、今やJ1でも引けを取らない、いやJ1の高いレベルを披露できる選手になっている。

だから、どの選手もそんなふうに、このチームで切磋琢磨して実力を高めていってほしいと思う。

 

ホーム戦初勝利も、公式戦3連勝も逃したが、まだ4月、これからだ。

引き分けたけど、勝ち点1を加え、名古屋を抜いて最下位は脱出した。

これからもっとよくなる。

そんな思いを抱かせた今日の試合だった。

 

次は、今結構乗っている京都が相手。

だけど、新潟はホームでの連戦だし、戦力が整ってきているから、勝利目指しがんばってほしい。

Visca Albirex !!!

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ターンオーバーも順当勝ち ~2025Jリーグカップ2回戦アウェイ松本山雅戦~

2025-04-10 14:35:00 | アルビレックス新潟

昨夜行われた、サッカーJリーグカップ(ルヴァン杯)2回戦。

J1新潟、J3松本山雅に2-0。

順当勝ち。

そう思うけれど、1回戦で同じくJ3の八戸に延長戦の末PK戦で辛くも勝ち上がった新潟としては、2回戦を複数得点で、しかも無失点で勝てたのはなによりだった。

 

発表された先発メンバーの顔ぶれを見ると、完全にターンオーバー。

総取り替えであった。

でも、この日の選手たちの名前を見てみると、これもありだなと思うくらい、期待感があった。

今までのリーグ戦ではプレーの機会がなかった、あるいは少ししかなかったメンツばかり。

リーグ戦に先発で起用されているメンバーでは、前節までなかなか勝てないでいた新潟。

出場できなかった選手たちにとってみれば、捲土重来・千載一遇のチャンスとなった。

実戦でやれる力がある、というところを皆に見せたいところだっただろう。

 

試合が始まってみると、J2リーグ戦前節で0-5の大敗を喫したせいか、はたまたJ1アルビを必要以上にリスペクトしているせいか、新潟のよいところばかりが非常に目立った。

最初こそシュートシーンを作らせてしまったが、そこは吉満がしっかり守った。

やがて、自陣に引きこもるような形の松本に対し、新潟は積極的にボールをつなぎ、はね返されてもセカンドボールをたやすく奪い、試合を支配するようになった。

18分に生まれた先制点は、右サイドの早川が中央にパスを送ると、落合がボールに触れて、ゴール前にこぼれた。

絶好のそのボールを、ねらっていたFW笠井が、しっかりゴールに蹴り込んだ。

笠井のプロ入り初ゴール!

ほしかった先制点が生まれると、プレーに余裕が生まれたようになり、前半は圧倒的な攻勢で試合をリードした。

ところが、松本もこれではいけない、と後半は修正を図ってきた。

後半開始から、それまでとは180度違って、前から積極的にボールを奪おうとプレスを強めてきた。

動きがよくなった松本の選手たちは、セカンドボールも自分たちのものにすることができるようになって、新潟が防戦一方になった。

松本の攻撃をしのいでいると、62分になろうとする時間に、センターライン付近でボールを受けた奥村が、ドリブル開始。

奥村のちょこまかした素早い動きと、近くにいた笠井の相手DFを邪魔するような動きが効果的で、ペナルティエリアに進入した奥村は、シュートを放つ。

相手GKに当たりはしたが、弾んだボールはゴールに吸い込まれた。

やったね、仁くん、勝利を手繰り寄せる追加点。

 

この後の新潟は、選手交代によって、出場経験の少ない選手たちに機会を与えた。

ダニーロ→若月 、 

岡本→森 ・ 落合→矢村 ・ 笠井→ミゲル 、 

高木→大竹

どの選手にとっても貴重な試合出場だったはずだ。

 

選手たちが代わっても、どの選手が出てもアルビの試合の進め方は変わらない。

新潟は、2-0のまま、しっかりと無失点で試合をクローズした。

 

いい試合だったね。

3日前のリーグ戦神戸戦から連勝だ。

そして、中3日で次のリーグ戦の試合がある。

主力の選手を使わず、疲れを残さずに戦えたことは大きい。

しかも今回出場した選手たちは、試合勘も養え、自信もついただろう。

チーム全体として、日頃の練習のレベルも上がるはずだ。

 

ところで、ヒーローインタビューには、先制ゴールの笠井がこたえていたが、地元テレビ局は、「奥村仁」の表示ミス。

試合前には、樹森監督の映像なのに、松本の「早川監督」のテロップがついていた。

勝利はいただきますが、表示ミス連発はいただけませんね。

まあ、アルビが勝ったから、細かいことにはこだわらないことにしたいけど、名前のミスの連発はちょっとね…。

 

いずれにしても、勝利は気持ちがいい。

日曜日のリーグ戦、ホーム横浜FC戦も勝って、ホーム戦初勝利&公式戦3連勝といきたいものだ。

 

Visca Albirex !!!

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歓喜!!待望の初勝利 ~2025第9節アウェイ ヴィッセル神戸戦~

2025-04-06 18:11:31 | アルビレックス新潟

応援するチームの勝利って、こんなにうれしいものか!?

よく勝った!

アルビレックス新潟、今季リーグ戦初勝利!!

 

なにしろここまで、開幕8戦未勝利だった。

今季は、4分け4敗だったけど、9戦目での初勝利は、3分け5敗だった2010年のシーズンと同じ。

その2010年、初勝利の相手は、ヴィッセル神戸だった。

奇しくも、今季の9戦目の相手もヴィッセル神戸。

ACLEに参戦したが敗退、14位と精彩を欠いているとはいえ、昨季の優勝チーム。

おまけに前節は勝利を挙げて、縁起のいい国立競技場をホームとして最下位新潟を迎えるという、神戸にとっては気勢の上がる試合だったに違いない。

 

神戸は、今季の新潟に対して多くのチームがするように、前から強いプレスをかけてきた。

新潟がはね返してもはね返しても、ボールを回収するのは神戸ばかり。

ボールを保持して攻めようにも、なかなか相手陣内に攻め込むチャンスはなかった。

試合開始から10分経っても、全くシュートに持ち込めない展開となった。

 

だが、その新潟が先制に成功するのだから、サッカーは分からない。

高いところからボール奪取を狙った星が、倒されながらも触れたボールを受けた長谷川元希が、ドリブルでボールを運び一人でペナルティエリアに迫った。

目の前には、3人の相手選手がいたが、少しボールをトラップして、ミドルシュートを放った。

ボールは、曲線を描きながら、ゴールネットを揺らした。

なんと、初シュートで新潟が先制に成功した。

 

いつもなら、新潟のボール支配率が高いのに、前半のスタッツは、神戸66%:新潟34%。

これだけ相手にボールを持たれるのは、なかなかない。

 

後半、いつ追いつかれるかヒヤヒヤしたが、よく守った。

どの選手も、怖気づくことなくプレーした。

久々の試合出場となった稲村は、後半負傷退場となったが、やっぱりいいDFだと思わせるプレーぶりだった。

そして、やっぱり藤原奏哉!

相手の左側からの侵入や突破を許さない、固い守備で、完勝。

前半の神戸のクロスを防いだのも、奏哉くんであった。

 

さらに、なんといっても長谷川元希。

決勝点となった先制ゴールを決めただけではなく、守備でも光った。

試合の最終盤では足をつらせ、笠井と交代したが、今日のゲームでのスプリント回数は、信じられない29回!!

前から相手のDFにプレッシャーをかけるために走る姿をどれだけ見たことか。

足をつらせた後も、まだスプリントしてるので、感動ものであった。

 

試合終了直後には、初めて彼のうれしそうな顔を見ることができた。

今まで仏頂面でしか、サポーターたちの前に立ったことがなかった彼の笑顔がよかった。

 

その元希のヒーローインタビュー。

冒頭には、笑顔がこぼれた。

「率直に言って、めちゃくちゃうれしい」

「1-0というのは、ホント気持ちいい」

また、足をつらせた後も走っていたことについて問われると、

「チームのために常に戦っているので」

と、当然のようにこたえていたのは、さすがだ。

ここまで結果が出なかったチームについては、

「やってきていることは間違いない」

と、選手たちを代弁するように力強く話していた。

 

これで、昨年9月から続いていたリーグ戦未勝利も17試合連続で止めることができた。

1勝しただけではリーグ最下位は変わらないが、他チームとの差はぐんと少なくなった気がする。

2010年の時には、初勝利から4連勝したのだそうだ。

さあ、反転攻勢といこう。

 

やっと今年のポスターが正面から見ることができる気分だ。

 

Visca Albirex !!!

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期待にそぐわない、悔しくせつない敗戦 ~2025第8節ホーム アビスパ福岡戦~

2025-04-03 11:45:01 | アルビレックス新潟

昨夜は、悔しいやらせつないやらで、なかなか寝付けなかった。

それは、アルビレックス新潟の敗戦に起因している。

 

J1リーグ第8節、ホームにアビスパ福岡を迎えたアルビレックス新潟、最少失点ながらその1点が取れずに0-1で敗れた。

ホーム戦4試合目でホーム初黒星。

それはまだしも、開幕から8試合で未だ勝ち星なしの4分け4敗。

そのうえ、昨季9月からリーグ戦で17試合連続の勝利なし。

これは、クラブ歴代ワーストとなった。

 

勝てないチームの後押しをしようと、昨日のNスタンドのサポーターたちの声援は迫力があった。

試合開始時には、いつもバックスタンドに広げられるビッグフラグ&ビッグジャージも、Nスタンドに移動して、サポーターたちの「アイシテルニイガタ」精神を熱く示していた。

平日の寒い夜にもかかわらず、Nスタンド1層は熱いサポーターたちで満ちているように見えた。

そして、試合中は、様々なチャントを歌って、声高らかに力強い応援を繰り広げ、なんとか選手たちの力になろうという心意気が、反対側のSスタンドにいる私らにも伝わってきた。

 

なのに、結果は、…。

いくら相手が堅守の福岡とはいえ、前節3得点して上向きのはずの攻撃は機能せず、相変わらず課題のセットプレーからのあっけない失点。

たった1点が取れずに惨めな敗戦であった。

毎度毎度繰り返されるような、見たくないシーンをまたしても見せられるものだから、昨日の試合後は、試合終了時とスタンド前での選手たちの挨拶の際の2回も大きなブーイングが起こった。

 

月も変わったし、今日こそは勝つのじゃないかと期待してスタジアムに向かった。

 

新潟に近づき、スタジアムに近づくと、黒い雲の下にはオレンジ色が見えて、今日は勝つのではないかという期待が高まったのだった。

試合開始前の選手のひとことは長谷川元希選手で、

「新年度も始まったことですし、ここからアルビの逆襲といきましょう!」

と、力強かったので、今日こそはと思ったのだったが…。

 

これだけ勝てないと、SNSでは樹森監督交代論も飛び交っている。

リーグで唯一未勝利で、最下位。

他のチームからは勝ち点が離され始めた。

新人監督には厳しい状況だ。

おまけに、次節は、中3日で日曜に東京・国立競技場で昨季王者神戸との対戦だ。

 

1勝できれば、監督も選手もサポーターも皆、自信や期待を取り戻せると思うのだけどなあ…。

 

そんななかで、頼もしいのは、小野裕二選手の姿だ。

今季副主将の彼は、昨日も選手たちの先になって、試合後の挨拶に回っていた。

そして、スタンドのファン・サポーターに目をそむけずに、応援に感謝する拍手をしながら回っていた。

威風堂々とした彼の姿に、「このままでは終わらない」という固い決意を感じることができた。

私は、それを信じる。

一番悔しいのは、プレーをしている選手たち。

ただでさえ悔しいのに、味方のはずのサポーターからもブーイングを受ける屈辱。

どれだけつらいことだろう。

それを思うと、せつなくなる。

 

今はつらいけど、がんばれ!

 

応援する側は、それしか言えない。

 

Visca Albirex !!!

 

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ホームで3戦連続「潟って」しまったけど、まだホームでは負けていないんだよ! ~2025第7節ホーム ガンバ大阪戦~

2025-03-29 21:27:32 | アルビレックス新潟

 

うわあ~、まさかここで潟るとは!!?

ホーム戦3戦連続「潟る」試合となってしまい、初勝利ならず。

 

今日こそ勝てる。

初勝利だ。

どの選手も、鬼気迫る闘志でボールを追っている。

3対2。

アディショナルタイムも、もうすぐ終わる。

これが、最後のゴール前のピンチだ。

はね返せ!

新潟ゴール前に上がったボールが下に落ちてピンチを脱出した。

そう思ったときに、長い笛が吹かれた。

主審は、ペナルティエリアの1点を指差していた。

PK?

そんなばかな!!?

なんで?

その疑問に対して、隣で見ていた人は言った。

「宮本が頭を抱えたり下を向いたりしている」

じゃあ、ハンドか?

宮本がハンドしたということか?

 

PKを蹴ろうとしているのは宇佐美だった。

藤田、止めてくれ。

宇佐美は、右利きだから、左側の方へ蹴る方が蹴りやすい。

ゴールの右へ跳べ!

そう思って念を送った。

やはり宇佐美はゴール右へ蹴った。

しかし、藤田が跳んだのは左側だった。

土壇場で同点に追いつかれてしまった。

 

まだワンプレーさせてくれるなら、そこで決めて勝ち越せ!

と思ったが、さすがにそれは無理だった。

 

あと20秒余り守り切れれば、試合は終わっていたのに、なんでそこではね返ったボールが手に触れてしまうかなあ…。

頭の中で、40年前の萩本欽一が叫んだ。

 

「なんでこうなるの!?」

 

前節の町田戦、ルヴァン1回戦の八戸戦の時のような、中途半端な戦いではなく、自分たちのチームならではの戦いをしようという、選手たちの気持ちが伝わってくるような前半だった。

18分、今季初出場の小野裕二のクロスに、長谷川元希がドンピシャのヘッドを決めて先制したのは見事だった。

新潟が全体的に押し気味で、いい感じで試合が進んでいたのに、43分、ゴール前でこぼれたボールが相手FW の前にこぼれてしまった。

それを決められ、不運な同点ゴール。

 

後半になると、ガ大阪の前への圧力が少し強まった。

不用意なパスは命取りになるぞ、と思っていたら、パスの名手秋山からDFへのパスが中途半端に短かった。

これをかっさらわれたのがもとで、67分、逆転ゴールを許してしまった。

 

やっぱり今日も勝てないのかと思ってしまったが、選手たちは攻める。

74分、後半から出場した奥村仁が、左サイドからの橋本のクロスに反応して、右足アウトサイドで簡単ではないゴールを決めた。

仁くん、すごい!

同点に追いついたぞ。

あと1点ほしい。

 

新潟の勝利への意欲はさらに高まる。

小野裕二と交代出場したストライカー矢村が、82分、ゴール前で相手DFをかわし、見事なゴールを決めた。

3-2。これで勝ち越しだ。

 

この後は、ボールキープして時間をかせいだり、相手ボールをつながせずに切ったりして、新潟の選手たちは勝利のために必死な姿を見せてくれていた。

こんなに相手に圧をかけているのだから、今日は勝てると確信したのだが…。

 

なのに、最後の最後に…PKで…。

 

「なんでこうなるの!?」

 

ホームでの3試合、いずれもリードして終盤を迎えているのに、そこで「潟って」しまうのはなぜ!?

なんとも運がない。

ツキにも見放されている感がある。

試合後の挨拶に回る選手たちの姿が痛々しかった。

 

これで、ついに新潟はJ1の最下位に転落した。

未勝利仲間だった名古屋は、初勝利をあげて、新潟より上位になった。

それが何だ!

まだ7試合終わったばかりじゃないか。

 

だいたいね、今日は、3点も入れたんだよ。

攻撃力は戻ってきた。

あとは運やツキをものにできれば、勝ち点3が手に入るのだ。

 

4日後のホーム福岡戦では、今度こそ勝利を挙げよう。

大丈夫。

新潟は、まだホームでは一度も負けていないのだ。

今季ホームで3戦連続の引き分けになっているだけだ。

次節は、4月上旬の夜の試合となる。

冷え込むだろうナイトゲームを熱くする。

そんな試合を期待したい。

 

Visca Albirex !!

 

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負け試合をかろうじてPK戦で拾う ~2025Jリーグ杯(ルヴァン杯)1回戦ヴァンラーレ八戸戦~

2025-03-20 18:00:09 | アルビレックス新潟

試合に負けて勝負に勝った!?

いや、勝負に負けて試合に勝った!?

どっちかわからないが、そんな一戦だった。

Jリーグ杯(ルヴァン杯)1回戦、アルビレックス新潟は、アウェイの地でヴァンラーレ八戸戦。

J3のチームと言えども、八戸の監督は、「昇格請負監督」の石崎信弘監督だから、油断ができないと思い、SPOOXを再契約。

PC観戦することにしたのだった。

 

前半試合開始から攻め込んだ新潟は、8分にコーナーキックのチャンスから小見のシュートで幸先よく先制した。

【手前で倒れているのがシュートを放った小見】

 

今日は、完勝するぞと思ったが、その後は互角の展開になってしまい、前半終了間際に同点ゴールを許してしまった。

 

後半は、時間の経過とともに雲行きが怪しくなっていった。

90分で決着がつかなかった。

その時に、今日の負けをイメージした。

なにしろ、後半はさっぱりシュートシーンを見られなかったのだから。

2つもカテゴリーが下で、現在J3でも16位という八戸相手に押され気味。

ボール支配率は圧倒的に上でも、相手ゴール前に持ち込んでゴールを脅かすことがほとんどない。

こうすれば勝てるというイメージが浮かばなかった。

それは、リーグ戦前節の町田戦と同じ感覚。

どう見ても、J3の八戸の選手たちの方が動きがよい。

後ろでボールを回すだけの新潟。

中盤から前線にパスを出しても、そのボールを拾うのは八戸。

その後は新潟の選手たちは後ろから追いかけていくだけ。

後半のシュート数は、完全に八戸に上回られていた。

 

延長前半になって、ようやく最年長のDF千葉→森、

最初から出ずっぱりのFW谷口→笠井、と疲れた選手を交替させた。

その後で、DF森からのサイドを変える大きなパスや、FW笠井の、新潟久々のシュートシーンなどを見ることができ、少しだけ希望が持てる時間もあった。

 

だけど、大勢は変わらない。

チャンスシーンは、八戸の方。

ペナルティエリアに進入を許し、完全にやられたと思うシーンもあったが、森が相手に食についていったお陰で、相手のヘディングはクロスバーをたたき、決勝点を奪われずに済んだ。

新潟も相手陣内には入り込む場面もあるが、うまくシュートまでいかなかった。

 

延長戦終了。

そして、絶対にやりたくなかったPK戦。

今日のGKは、吉満。

今季初の実戦で、延長戦にPK戦とは酷だなあ。

 

新潟が先行だった。

1人目、信頼できると思っていた高木だったが、相手GKに読まれて、見事に止められた。

やっぱり。

去年の準優勝チーム新潟が今年は1回戦敗退か…と思って見守った。

ところが、直後に八戸の1人目が強く蹴ったボールは、なんとポストをたたいてノーゴール。

助かった!!

この後の新潟の選手は、2人目太田、3人目秋山とキックの方向が相手GKに読まれていたが、より厳しいボールだったので、ネットを揺らすことができた。

ここで、相手の3人目の蹴ったボールを吉満が横っ飛びに飛んではじいた。

新潟リードに変わった。

このあと、4人目宮本がコースを読まれながらも決め、最後は主将の堀米が相手の読みをしっかり外してPK戦に終止符を打った。

 

絶対に負けたと思った一戦だった。

とにかく、相手のプレスにだんだん攻めが遅くなる。

パスが味方につながらなくなる。

セカンドボールを相手に取られるようになる。

攻守ともに相手の選手の動きがよいし、攻守の切り替えも早い。

こちら側は後手後手に回る。

そんな展開になっていた。

相手に対する圧力をかけられなくなっている。

そして、得点チャンスもなかなか作れない。

開幕戦の横浜Fマリノス戦のように相手にかけられなくなれば、昨季の後半と同じ戦い方でしかない。

このあたりのことが、サッカー完全素人な私から見ても、大きな課題だと思った。

 

なんとも厳しさを感じた、今日の一戦。

次の試合は、リーグ戦ホームでガンバ大阪戦。

1週間余りあるが、その試合では、課題を解消し、勝利の勝ち点3をつかんでほしい。

 

Visca Albirex !!!

 

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戦型変更も1点が取れず、アウェイ敗戦 ~2025第6節アウェイ町田ゼルビア戦~

2025-03-15 17:41:18 | アルビレックス新潟

J1リーグ第6節、アルビレックス新潟は、アウェイで町田ゼルビア戦。

もったいない敗戦や引き分け試合の多い、今季のアルビレックス新潟。

今日だって、言ってみればもったいない敗戦。

だけど、試合内容は、やっぱり町田の試合だったと言わざるを得ない。

試合でのスタッツを見ると、確かに新潟の支配率は上回っているが、いかんせんシュートの本数が少ない。

シュートに持って行けない展開だったことを示している。

試合を見ていたら、セカンドボールを取るのは町田が多く、新潟が少なかった。

選手間の距離がよくなくて、すぐに相手に取られてしまう・

だから、なかなかチャンスにはならなかった。

 

こうなった原因は、まずはやはり今日の先発メンバーの布陣だろう。

樹森監督は、稲村の負傷欠場で、守備を固めたかったのだろうか。

後方にDFの選手が5人。

藤原、ゲリア、舞行龍、森、堀米。

今まで最初から3バックの戦型はとったことがなかったので、ちょっと不安に感じた。

少し町田の力を高く評価しすぎているように思った。

去年は「足元でチャカチャカやるサッカー」の新潟に、町田は手を焼いていたのだから、警戒しすぎでは?

 

試合が始まると、やはり、新潟の3バックは付け焼刃のように見えて、その戦型に慣れている町田はやりやすそうだった。

開始早々に、舞行龍の不用意なクリアキックからの大ピンチは、GK藤田のナイスセーブで助かったが、ずっと押される展開。

クリアしてもセカンドボールを相手に拾われる。

ディフェンスの人数はいるが、相手選手の攻撃の動きを止めることがなかなかできなかった。

ついに、25分、ペナルティエリアに進入を許し、ゴール前にクロスを上げられると飛び込んできた選手のヘディングを止めることはできず失点、先制を許した。

新潟の唯一のチャンスは、その5分後の谷口のシュートだったが、枠をとらえられなかった。

その後、町田に2点目を決められたと思ったが、幸いにもVAR判定でオフサイド。

0-1で前半を終えた。

後半から、いつもの4バックに戻した新潟は、開始から5分間ほどいいシーンを作ったが、決めきれず。

その後は、矢村がいい形でシュートを放つシーンがあったが、あせりもあったか、枠に飛ばず。

76分、3人一挙交代の策も、小見のドリブルが時々効果的だったが、決定的なシーンはうまれず、試合終了。

VARで2失点目がなくなったから、チャンスはあると信じていたんだけどなあ。

ダメだった。

 

これで、アウェイ4戦は1-1、0-2、0-1、1-2,0-1と、1引き分けの後3連敗。

ホームで勝てず、アウェイで負けるという、よくない状況で6戦終わってしまった。

大敗しているわけじゃないのだけど、結果がついてこないのが残念だ。

 

まあ、それでも、今日のプレーを見ていても、奏哉くん(藤原)は大したもんだと思う。

守備では相手に自由を与えず、危機管理意識が高くピンチを回避する。

それだけでなく、相手にボールを奪われないプレーや、チャンスと見るや攻め上がるプレーなど、4バックでも3バックでも変わりなく好プレーを見せていた。

「残念、そこは藤原奏哉」というキャッチフレーズがあったが、ホントそのとおりだ。

試合には負けても、こうしてチームのためにすばらしいプレーを見せてくれる選手がいるかぎり、ズルズルと負け続けることはないだろう。

そう信じている。

 

今日も、新潟サポは町田まで大勢が応援に駆けつけていたようだ。

ずっと、新潟の選手たちを鼓舞する応援の声がよく聴こえていた。

(お疲れさまでした。ありがとうございました。)

それだけに、勝ってほしかった。

 

でも、まだ6試合しか終わっていない。

リーグ戦は、あと32試合もある。

これから、これから。

5日後にルヴァン杯1回戦の試合はあるが、リーグ戦は2週間の休み。

八戸との試合に勝って、弾みをつけて第7節のホーム、ガンバ大阪戦で喜び合いたいものだ。

 

Visca Albirex !!!

 

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アルビレックス新潟に、春よ来い! ~2025第5節ホーム東京ヴェルディ戦~

2025-03-08 20:55:11 | アルビレックス新潟

デンカビッグスワンスタジアムから東方を見ると、遠くに飯豊山脈がまだ真っ白な姿で見える。

あそこはまだまだ冬の真っ最中なのだろうな。

 

今年は、白鳥たちの北帰行が遅い、と先日何かのニュースで見た。

この冬は、寒くて雪の降る日が多かったから、白鳥たちもなかなか春の到来を感じず、鍛北へ帰ろうと思わないということなのだろうか。

 

ところで、こちらのスワンもなかなか春が来ない印象。

デンカビッグスワンスタジアムをホームとするアルビレックス新潟。

2025年のJ1リーグが開幕してから今節で5試合を戦ったことになるが、3分け2敗。

勝ちがない。

春が来ない。

 

開幕から3戦まではアウェイだったので、1分け2敗も仕方がないと思った。

第4節・5節とホームでの試合では、勝利を見せてくれるだろうと期待していたのだが、

いずれも2-1の展開から同点ゴールを決められ、2試合連続のドローを見せられるだけに終わった。

 

5戦終わって、新潟は、3分け2敗の19位。

最下位20位が、2分け3敗の名古屋。

よりによって、昨秋ルヴァン杯決勝を戦った両チームが、今度は最下位争いだなんて分からないものだよなあ。

 

新 潟 得点6 失点 9 得失点差-3

名古屋 得点5 失点12 得失点差-7

両チームとも守護神だったゴールキーパーがいなくなった穴を埋められていないということなのだろうか?

 

昨季終盤も、失点が多くて勝てない試合が続いたが、今季もそれが続いている。

第1戦 新潟1-1横浜FM

第2戦 新潟0-2清水

第3戦 新潟0-1鹿島

第4戦 新潟2-2セ大阪

第5戦 新潟2-2東京ヴ

今季は、これまで毎試合失点している。

おまけに複数得点あげていても、複数失点しているのだから、これでは勝ち点3は増えない。

 

今日の試合は、前半早い10分、裏を取られてそこからスーパーゴールで失点。

思うように攻められない展開が続いたが、それでも前半のうちに、42分、こちらも長谷川元希のスーパーゴールで同点に追いついた。

後半は、58分、コーナーキックからの混戦で舞行龍がゴールを決め、逆転した。

今日こそ勝てると思ったが、75分、相手の久々のチャンスでやすやすと失点してしまった。

それ以降、選手交代も実らず、勝ち越すことができず、試合終了。

 

試合前には、サポーターのNスタンドは、

継続 進化 努力 団結 覚悟 → 証明するには+3

こんな横断幕をかかげて、チームを鼓舞した。

だが、「+3」は、今回も得られなかった。

 

選手たちは、一生懸命やっている。

勝てないのは、悔しいだろうなあ。

それは分かる。

でも、今日も稲村が傷んで交代してしまったように、勝てないと無理をしてしまうような気がする。

早いうちに1勝して、この力みというか空回りというかを、解消してほしいものだと思う。

またそのために、余計な力が加わったり厳しいミスを出したりしてほしくはないのだが…。

 

失点9は、今日現在リーグ2位の多さゆえ、これはなくしたい。

得点6は、リーグ5位でもあるから、自信をもってもいい。

やっている試合だって、見ていて面白いのだ。

だけど、勝てないことだけがつまらないことなのだ。

 

次節は、アウェイで町田と戦う。

厳しい試合が続くが、乗り越えていってほしい。

 

アルビレックス新潟に、春よ来い!

 

Visca Albirex !!!

 

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ホーム開幕戦で感じていた幸福感

2025-03-03 18:03:43 | アルビレックス新潟

昨日の試合は、勝ち切れなくて悔しい引き分けだった。

でも、その悔しさが生じる前までは、幸福感に包まれていた。

それは、単にアルビレックス新潟が勝ちそうだからということから生じたものではない。

その幸福感というのは、サッカーがあるという日常の生活が始まったなあという思いから来ていたものである。

 

ホーム開幕戦。

様々なことが、懐かしくも新しく始まったという気がした。

そんな思いをさらに強くさせてくれたものが、いろいろとあった。

 

スタジアムに近づくときには、ガード下を通るのだが、その壁は掲示スペースになっている。

すると、開幕戦ということで、選手個々の写真とともに自筆の「今季見てほしいこと」が書かれたものが全選手分掲示してあ

った。

矢村は、「ゴール!」

稲村は、「Passion」

背番号が15番になった早川は、「魂のプレー」

そんな中で、なんか笑えた一人が星。

「笑顔」だって。余裕だね。

谷口は、さすが農園長である。

「大豊作‼」ですと。

試合でのゴール大豊作も期待したいところだな。

楽しい掲示物であった。

 

ガード下を抜けると、スタジアム前広場。

私はシーズンパス保有者なので、スムーズに入場できたが、チケット入場者は長蛇の列。

試合開始2時間前で、ビジター席に近いSスタンドの席でも、100人近くが連なっていた。

スタジアム広場は、新しいグッズを手に入れようとする人たちが何重かになっていたり、ガラポンをするために並ぶ人たちの列も長かったりと、混雑していた。

入場ゲートで配られていたのは、新聞紙の片面くらいの大きさのオレンジ色の掲示用紙。

選手入場時にこれを掲げて、スタンド中をオレンジに染めようというわけだ。

「Start as ONE.」「『史上最高』のホーム開幕を。」と書いてあった。

その裏側には、「この船出を 最高の一体感で 極上のPASSIONで‼」とあって、監督や選手全員そしてサポーターの写真、スポンサー各社等の名などが載っていた。

 

「Start as ONE.」ホーム開幕戦をみんなで一体となって応援しよう、ということだな。

気分がさらに盛り上がった。

 

盛り上がると言えば、場内アナウンス。

今年も、モリゲさんこと森下英矢さんの声が、気持ちよく響いた。

開幕戦なので、セレモニーもあった。

花角新潟県知事のあいさつの声も、うきうきしているように聞こえたよ。

 

そして、選手入場では、スタジアム中が先ほどの掲示用紙を掲げてオレンジ色に染まっているのを見て、今年もアルビレックス新潟の戦いをこのスタジアムで見られることに、大きな幸せを感じた。

地元新潟県に、プロスポーツ、プロサッカーの1部チームがある。

そのチームを応援してできる、スタジアムの一体感。

大きな幸福感に充たされながら、試合を見守ったのだった。

 

昨日は引き分けだったが、これからあと18試合、アルビレックス新潟は、ホームでどんな試合を見せてくれるだろう。

ワクワクドキドキ、サッカーのある日常。

願わくは、勝利を重ねて、この幸福感をさらに大きくできたらいいなあ、と思うのである。

 

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恩返し弾あり、潟るありで、ホーム開幕戦は悔しいドロー ~2025第4節ホーム セレッソ大阪戦~

2025-03-02 20:56:30 | アルビレックス新潟

開幕戦、ドロー。

ドローには「負けなくてよかった」と思うものと、「勝ちを逃して悔しい」と思うものの二通りがあるということを思い知らされた今日の試合であった。

新潟にしてみれば、今日の試合は、間違いなく後者の方だった。

アディショナルタイムに入って、あと少しで勝利、待望の勝ち点3が手に入る、というときの失点。

それも、GK藤田が手で止めた地面に落ちたボールに稲村が防ごうと伸ばした足に、詰めた相手の足が当たり、結果的にボールは稲村のオウンゴールとなってしまった。

今日の試合で2試合連続の得点を記録したのは矢村。

2試合連続のオウンゴール失点となってしまった稲村。

稲村もそうだが、選手たちは皆、悔しいだろうなあ。

試合終了後、整列してあいさつして回る選手たちは、一様に負けたような顔をしていた。

リードしていながら、同点に追いつかれたのは、試合の終盤も終盤。

こういう時間に失点して勝ち点を逃したり減らしたりすることを、チーム名に合わせて「潟る」というのは、前にも書いたことがあった。

まさしく、今日試合も潟ってしまったのである⤵💦

 

今日の試合は、立ち上がりからセレッソ大阪の選手たちが、強いプレスをかけてきた。

序盤は、完全に押され気味だった。

だけど、15分もしのげれば、きっと潮目が変わるはずだと思いながら見ていた。

その15分を過ぎて、センターバックの稲村が、相手をかわして前進し、パスした後も、ペナルティエリアまで入り込んで、ボールを受けるとすぐさまシュート。

相手GKに弾かれたが、転がったボールの先には、矢村が走り込んでいた。

難なく先制ゴールを決め、2試合連続弾となった。

新潟のホーム開幕戦ゴールは矢村であった。

 

だが、何年たっても、新潟の悪癖が2つある。

その1つは、せった試合では、先述の「潟る」シーンを見せられることが多いこと。

もう1つは、以前在籍した選手に恩返しゴールを食らうこと。

セレッソ大阪のFWとして今日先発起用された中島元彦は、2020年に新潟に在籍した選手。

その彼に、見事なヘディングで同点弾を食らってしまった。

今日は、その2つをしっかり見せられてしまった。

いくらホーム開幕戦だからと言って、こんなマイナスのサービスは見たくなかったのだが…。

前半は同点のまま終了。

 

それでも、今日の新潟は、後半、キャプテン堀米の左からのすばらしいクロスに、長谷川元希がヘディングで勝ち越しゴールをたたき込んだ。

サポーターの応援するスタンド前まで行って、胸のエンブレムをたたく元希の姿にジーンとした。

新潟2年目の彼が、熱い思いで戦っていることが伝わってきた。

 

だが、攻守によく走り回っていたボランチの星が、相手のファウルによって脚を痛めてしまい、退場してしまった。

代わりに高木が入ったが、ボランチ専門の選手が、宮本そして星とケガをしてしまったことは痛い。

そして、次々と選手交代しながら残り時間も少なくなってきたころ、左サイドバックのキャプテン堀米が足を痛めてしまったのが、見ていてわかった。

だけど、あと選手交代はできない。

もう少しがんばってくれ、と不安に思っていたのが当たってしまった。

最後の失点シーンは、そちらの側からのクロスから生まれたものだった。

 

試合終了。

負け試合を追いついたセレッソ大阪のサポたちは、選手たちを称えるような迎え方だった。

スタジアムの新潟のファンたちは、静まり返っていた。

 

2試合連続のオウンゴールもあり、開幕4試合未勝利は、厳しい。

勝っていれば勝ち点4で13位だったが、引き分けで勝ち点1を加えたのみの新潟は、18位。

勝ち点2は19位浦和と同じ。20位は同1の名古屋。

そして、今節の結果勝ち点10で首位に躍り出たのは、昨季17位と下位に低迷した柏レイソル。

同じ勝ち点10には、昨季15位の湘南ベルマーレ。

昨季16位の新潟だって、両チームに負けないくらいもっとやれるはず。

今日だって、実に熱戦、いい試合だった。

それだけに、勝ちたかった。

幸い、次節東京ヴェルディ戦もホームでの試合。

天気はどうなるかわからないが、移動を考えずに試合の準備ができる。

ここから、反攻に転じたいものだ。

今度こそ、勝ち点3を!

 

Visca Albirex !!!

 

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