マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

視力6.0の世界

2013年09月09日 | 散歩写真











視力6.0って、どこまで見える世界なのでしょうかね。
以前、テレビ番組だと記憶していますが、モンゴルの人は視力が良くて7.0の人がいると聞いたことがあります。

お題の視力6.0は写真の世界の話です。
新潟市中央区朱鷺メッセで始まった天野尚さんの写真展のお題が「視力6.0の世界」です。
写真展は、朱鷺メッセ開業10周年を記念して、この9月6日(金)から始まりました。
早速、写真展を見学してきました。

天野さんの写真は、大判フィルムで緻密な写真を撮影した作品が有名です。
この緻密な写真が、視力6.0に相当するそうです。

皆さん、風景写真で被写体が実物大に写っている作品を見たことがありますか。
実は、天野さんの写真展で被写体が実物大にプリントした写真が飾ってあるんです。
上の2枚は写真展のパンフレットをスキャンしたものですが、2枚目の真ん中に杉が撮影さてれている写真がありますね。
この写真、何と横幅8mの超特大パネルなのです。
休憩コーナーから眺めるように展示されていますが、間近に行ってみると正しく杉の幹がほぼ実物大です。
多分、高性能のデジタル一眼レフカメラで撮影しても、これだけ引き伸ばしてプリントすると、荒れた感じになると思います。
しかし天野さんの作品は、富士フィルムが特別生産したフィルム(8×20インチのカラーリバーサルフィルム)で撮影しているので、これだけ大伸ばししたプリントでも絵が破綻していません。
やはり、写真は大きく引き伸ばして見てこそ価値があるなと感じました。
ただし、これだけ大きく引き伸ばすと、間違いなく自分の家には飾れませんけどね。

写真展の内容は、全てが新潟県内で撮影されたものです。
佐渡の海の中から、新潟県の高山地帯まで、新潟県の自然風景を余すことなく撮影した作品です。
その数は400点以上だそうです、広い朱鷺メッセ展示ホールへ所狭しと展示されていました。
じっくり鑑賞しすれば、いったいどれだけの時間が必要となるのか分かりません。
私は、2時間強で、一応全てを鑑賞しました。
チケットは、入場日に限って再入場ができるので、じっくり見る場合は一日かかりでしょうね。

新潟県内で撮影されただけに、福島潟の風景もありましたし、私の生まれ故郷で撮影された風景もありました。
中には、私だったら撮影しないだろうなという風景もありました。
どうしても綺麗な風景を撮影してしまうのですが、天野さんは記録としての風景も撮影してるように感じました。

これだけ目の保養ができて、入場料が500円(当日券)は安いと感じました。

下の写真は、朱鷺メッセのデッキとメディアシップ展望台から撮影しました。
PLフィルターを盛大に効かせましたので、空の色が凄いです。
でも、PLフィルターを効かせたくなるほど、空の色が透明度を増していると感じます。
いよいよ秋本番近しです。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする