癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

抜糸

2008年07月12日 | 動物医療
抜糸しました。
こんなに元気になりました。
以前よりはるかに元気です。

傷口はお見苦しいですが・・・


ほとんど分かりません。
タマタマの袋の腫れも引きました。

体重も12.3kgとなりベストです。
食事はs/dからc/dと心臓サポート1の組み合わせに切り替えていこうと思います。尿路系に注意しつつ、心臓に重点を移したいと思います。

それにしても、体の洗い頃をはるかに過ぎたせいか皮膚病変も見つけ、これまた治療・・・。
まあ、次から次と・・・

それにしても、今回処方してもらった「メタカム」(メロキシカム)は週術期の疼痛管理に非常に有効でした。尿道ろうにしているためか、非常に疼痛が強く困りましたが、メロキシカムを使い始めてから非常に楽そうでした。投与経路も注射だけでなく、液剤や錠剤まであり使いやすい薬剤です。
以下に抜粋の説明を参考までに掲載します。
難点は価格が高いところだとか・・・

「シクロオキシゲナーゼ(COX)はアラキドン酸代謝における律速酵素であり、プロスタグランジンの生合成を触媒している。COXには2種類のアイソザイムが存在することが1991年に発見され、従来から知られていた酵素をCOX-1と、また新たに発見された酵素をCOX-2と呼んで区別している。COX-1は、多くの組織において恒常的に発現している、いわゆる“構成型酵素”であるのに対し、COX-2は、正常な組織ではほとんど検出されていず、単球、繊維芽細胞、滑膜細胞などの炎症に関わる細胞で発現し、炎症性サイトカインなどによって誘導される“誘導型酵素”である。従って、細胞において常時発現して生体の安定性を維持しているCOX-1を阻害することなく、COX-2のみを阻害する薬剤は、副作用を軽減して、炎症性疾患等様々なシクロオキシゲナーゼ介在性疾病の治療に用いることができると考えられ、大きな期待が寄せられている。」

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