癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

肛門

2008年02月08日 | 動物医療
いよいよ、連休最終日は「イベント」ですが、明日は試供品の袋詰め作業を行います。500個は用意する予定なので結構大変そうです。
11日は8時30分集合で10時の会場に向けて大忙し。翌日の仕事が大変そう・・・

先日、家のワンコが排便できなくなりました。
肛門嚢の炎症と思い抗生剤等で投薬して何とか快方に向かっていると思っていたのですが、その日は肛門が突出していました。触ると痛がるし、これはもう病院に行って処置してもらうしかないと判断し、最近開業した元先輩同僚の病院に電話して向かいました。
外まで出迎えてくれて、招き入れてくれましたが何となく照れくさい。元先輩同僚ですから。

すぐに、肛門に表面麻酔をかけて、浣腸して直腸にあった「ウ○チ」を掻き出しましたが、出血してました。肛門嚢の部分は赤く腫れあがってましたが、破裂はしていないようです。しかし、まだ、肛門嚢に液が溜まっていて炎症を起している状態です。これを出してくれて、嚢内を洗浄し、直腸内も洗浄しました。

処置が終わり、抗生剤の全身投与をする頃には腫れもかなり改善していました。
K先生曰く、「この子の肛門嚢の開口部はやや内側に向いていて、通常の絞り方だと不十分」とか。なるほど、診るとそのように見えます。
面目なし。カミサンも同行したので、冷たい視線で見られました。

それにしても、K先生はいままで全く小動物とは縁のない世界で仕事していたのに、スムーズで的確な診断と処置をされた。
適性が元々あったのかもしれませんが、驚きました。全くの別人に見えました。

曰く、「場数を踏んで、真剣にやればできるよ」。
見直しました!

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同期会 2

2008年02月08日 | Weblog
雪祭りも開催しましたが、今朝も寒いです。でも、中間点は過ぎたかな?

同期会が終わってから、すぐに出張したので更新が滞りました。
根室方面に行ってましたが、やはり向こうは雪が少なかったですね。
でも、陽の光はなぜか春のようでした。なんとなく、うっすら春を感じました。

2月3日に同期会の親睦会を開催し、翌日は母校で茶話会と学内見学をいたしました。
大学は丁度「入試」で恩師の多くは入試で東京等の別会場に出張中でお会いできず、残念でした。
学内見学では昔学んだ、獣医学科1号館の講堂を見ましたが(写真)、懐かしい・・・。僕はいつも悪友と中段よりやや後方にいたんだよなあ。
また、数年前に建築した大学付属病院を見学したのですが、その設備の良さに驚きでした。二次診療が中心ということになるのでしょうが、CTはもちろん、MRIもあります。脳手術も行っているとか。
後輩がてきぱきと設備等について説明してくれましたが、その子も4月にはアメリカの某有名大学に留学とか。これが特に珍しいことではないようです。僕らの時代との差を感じました。こりゃお金がかかる。我が同期生の師弟も今回の入試で合格者がでるのでしょうけど。
大動物の施設も見させていただきましたが、ここも以前の施設から考えると格段の進歩でした。

いづれにせよ、僕らの時代とはちがうなあ・・・・
でも本当に楽しかったです。
次は5年後か。