癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

国家試験の話 2

2006年04月08日 | 受験ネタ
国家試験繋がりで書きましょう。
僕が大学に入学した年に、獣医師の資格をとるのに6年間の教育が必要になりました。
なので、所謂6年制獣医師の第1期生ということになります。

国家試験方法も従来の記述式から「マークシート」方式に変わりました。それ以前はよく先輩が「何か書けば点数はもらえる」みたいなことを言っていたのを思い出します。
でもマークシートとなると、デジタル。多少の温情もありません。
最終年(すなわち6年生のとき)に国家試験対策委員会なるものが設立されます。これは獣医学科(学部)があるところではどこでもあります。医学部なんかもそうでしょう。
それで、各大学間で情報交換したり、予想問題なんかを作成し、同級生に配布するのです。

僕もその委員会に属していました。確か解剖学部門の担当です。当然、試験問題を作成した先生がいますから「どの辺ですかねー」なんて聞いたりもします。しかし、「漏洩」はできないでしょうし、問題は各大学から相当数集めて、どれが採用されるか分からないので、仮に「この辺」といわれても出る可能性は低いのです。しかし、全体の傾向は掴めるかもしれないということで、全大学(16名)で情報を集めるのです。
しかし、これがまた当らない。稀ですね、当るのは。

ここ何年かの合格率は85%程度のようです。毎年900名程度の新規獣医師が誕生する訳です。合格ラインは60%得点ですが、昔より低いようです。また、再受験者は毎年100名以上いますが合格率は40%くらいです。ちなみに、僕の後輩で5回目の受験で合格という人がいました。これは本当に稀です。

えっ、僕ですか?1回目ですがね。だぶんぎりぎりだったかも。
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国家試験の話

2006年04月08日 | 受験ネタ
少し時期はずれたが、獣医師の国家試験の発表があった。92%くらいである。

大体、毎年90%前後で推移しますね。医師の国家試験の場合、国公立が高くて、私立が低い傾向があるように思えます。しかし、獣医師の世界ではほどんと両者に差はありません。僕の母校は国家試験の合格率の高さを誇ってきましたが、最近は平均的のようです。それだけ、教育の質も均一化されたのでしょうか。ちなみに僕の時代にはほぼ100%でした。一人落ちましたが、翌年合格です。

昨日薬剤師の国家試験の合格率がでてましたが、74%で昨年より10%以落ちているようです。どうしたんだろう。国家試験は入学試験と違い一定程度得点すれば合格です。年により危険の難易度が違うので合格ラインは前後しますがね。薬剤師は今年の入学者から6年間の教育課程を経ないと薬剤師の資格を得られなくなりました。今は薬剤師の需要が多くどんどん欲しいときなのですがね。道内でも国立のH大は合格率は70%切っていましが、私立2校は80%以上でした。まあ、H大は資格は不要なのでしょうか?研究機関とか。

また、今年の入学希望者数は大幅に減ったようです。やはり6年間の経済的負担が影響したのでしょうか?私立の場合は授業料は通常の理系大学より大幅に高いですからね。

犬の散歩の時間です。続きはまた。
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