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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

AEDの使用率

2012年10月02日 | Weblog
昨日の救急救命に関連しますが・・・

AEDについて調べましたら、なんと!
突然、心停止した人を市民が目撃した際に、心臓に電気ショックを与えて救命するAED(自動体外式除細動器)を実際に市民が使ったケースは、2008年の1年間で2%にとどまっているそうです。

総務省消防庁の全国調査でわかったことで、関係団体は、設置数が急増する一方で、周知が進まず、使用に不安を抱く人も多いことなどが原因とみています。
私はこのAEDの使い方の講習を受けていまして、そんなに難しくありませんし、危険もありません。適用すべきかどうかは機械が判断してくれるので、間違った人に使ったらどうしょう?と言う心配もありません。

消防庁によると、AEDを使わなかった場合、患者の1カ月後の生存率は9.8%ですが、使用した場合は43.8%で、4.5倍にアップします。
1カ月後の社会復帰率も未使用では5.6%ですが、使った場合は38.2%で、6.8倍の高率になります。
調査結果について消防庁は「救急隊員が到着するまでに、少しでも早く処置をしてもらうことが救命につながる。もっと多くの人に使ってもらえるよう啓発したい」としているとのこと。

あちこちでAEDはこんなに増えているのに、その普及推進に力点を置くべきときですね。
宝の持ち腐れです。せっかくあっても、みすみす救命の機会を失うことはその家族にとっても大変不幸です。

講習は消防に頼めば簡単に、無料で実施してくれます。
町内会単位でどうでしょう?


八味地黄丸

2012年09月29日 | Weblog
家のワンコはおしっこのとき足を上げるまで回復してきました。
あと2週間のソフト(緩い)ケージレストでかなり良くなりそう。

後効いたのは、この「八味地黄丸」だと思います。
ジオウ末
サンシュユ末
サンヤク末
タクシャ末
等が含まれています。

効能は主に下肢痛、腰痛、しびれ等に効き証としては虚証の場合に使います。
若くて元気な場合は六味地黄丸を用います。
我が家の犬はシニアですから、当然八味です。
この漢方は専門の漢方薬局から購入しました。
この漢方薬が徐々に効いているように思います。


老齢の犬で足腰が弱くなるのは仕方ない部分もありますが、諦めるのは早い場合がありますよ。


服装

2012年09月25日 | Weblog
9月も後半となり、さすがに気候も涼しくなりましたが、ふと今朝地下鉄の中で、通勤する男性の服装を見たら、皆「上着」を着ていました」。
私は、服装に全く無頓着でよく妻に怒られるのですが、「本当に無頓着」であることを知りました。全く気にしていませんでした。

服装はその人の個性とか生活態度とか環境を反映するのもかも知れませんが、どうも気にかける気になりません。
何せ、服は恥かしくない状態であればいいという感じです。
普段でも、よく後ろのシャツをズボンの上から出しっぱなしにしていて、事務所の人から「後ろからシャツが出ていますよ」と指摘されます。これって、子供の頃から全く改善されませんね。

就職活動では今は、皆さん同じようなスーツで活動されていますが、これはこれで「キチンとした印象」を与えるためには必要な服装なのでしょうね。

数は少ないですが、私くしも就職活動をいたしましたが、今の服装の基準からすれば全くでたらめでしたね。大学の他の同級生も同様でした。甚だしいのは、どっかのスナックのマスターみたいな格好で面接していましたね。
まあ、面接行くにも思い思いの服装で行っていて、誰もチェックしていませんでしたから。
ましてや、親は介在していません。学部の特殊性故のことだったか。

しかし、今や大学の就職活動の説明会に親が出て行く時代です。とても、子供だけに任せてはおけないということでしょう。
良し悪しは別として、私は「如何なものか」と思いますね。
大学も保護者からの要望があってそのような説明会を開催しているのでしょう。
当然服装にチェックが入り、面接の対応方法もこと細かくマニュアル化されるのでしょうか。

学生を選ぶ方も、ある程度「紋きり型」になっていた方が安心感があり、組織適合性の低い人間を避けることができるのだと思います。

今の就活スタイルを否定するものではありませんが、「これでいいのか?」「これが正しいのか?」と思う次第です。

欧米の就職試験ってどんななんでしょうね。

ところで、家のワンコのケージレストは約1ヶ月ですが、ヘルニアの状態は良くなっています。
さらに2週追加します。

ニホンカワウソ

2012年09月22日 | Weblog

大分、涼しくなり寝苦しい日ともおさらばですね。

さて、コウノトリも復活したら、1977年頃から目撃例がない日本カワウソは絶滅したといわれているので、復活させようという気にもなるのか、そのいう計画がでてきそうです。日本以外なら、韓国にはいるのでしょうか?
「ニホンカワウソ(日本川獺)は、日本に生息していたカワウソの一種である。ユーラシアカワウソの一亜種 Lutra lutra nippon または独立種 Lutra nippon とされる。全国に広く生息していたが、1979年以河川の中下流域、砂浜や磯などの沿岸部に単独で生息していた。

主に夜行性で、魚類、テナガエビ、カニ、カエルなどを食べていた。1頭の行動域は十数kmにもおよび、この中に「泊まり場」と呼ばれる生活の拠点(岸辺近くの大木の根元の穴や岩の割れ目、茂みなど)を3、4か所もっていた。縄張り宣言のために、定期的に岩や草むらの上など目立つ位置に糞をする習性があった」
以上、抜粋ですが、来目撃例がなく、2012年絶滅種に指定されたそうで、愛媛県の県獣でもあるとのこと。

ニホンカワウソの毛皮はこの毛皮を求めて大正から昭和初期にかけて乱獲が進み、生息数が激減したのでに捕獲禁止となっていました。戦後、香川県から愛媛県にかけての沿岸部、および高知県南西部の沿岸部にわずかに生息域を残すのみとなったのですが、農薬や排水による水質悪化、高度経済成長期における周辺地域の開発、河川の護岸工事等により、生息数の減少し、2012年に絶滅宣言です。

でも、コウノトリならいいのでしょうが、カワウソが今復活して生態系に及ぼす影響はないのか?例えば、オオカミは危険な気がします。
一度、失われてしまったものを元に戻すのはエネルギーとリスクを伴うものです。でもその反面、「夢」がある気もしますし、難しいところです。

明日は江別市のイベントです。


胃カメラ

2012年09月21日 | Weblog
今日は休みを頂いて、先日の人間ドックで指摘された、「胃の潰瘍痕」の検査のため「胃カメラ」検査にいってきました。

この胃カメラは大の苦手なので、「沈静剤」を投与した後に実施してもらいました。
まあ、前回より楽でしたが、やはり「げほげほ」となり、涙流しながら検査を終えました。まあ、情けないのですが「反射」だからしょうがないです。嚥下反射が過敏なんでしょうか。

結果は「シロ」!
「胃炎らしい痕はありますが、悪いものは発見されませんでした!」との医師のお言葉。
まあ、よかったです。

検査後はしばらくふらつくので、40分くらい寝てから会計に行きました。
休みにしていたので、ややふらつきながらフト気がつくと、病院の近くの「永山武四郎」氏の私邸跡がありましたので、何となく見学させてもらいました。

そもそも、永山氏がどんな人かも知りませんでしたが、「屯田兵」の基盤を作ったひとなんですね。
屯田兵制が札幌で最初にできて、そこがわが町「琴似」。
自宅のすぐ近くに「屯田兵の家」があります。

これも何かの縁だと思い、帰路に就いたのでした。

今朝新聞を読んでいたら、反日感情の高まっている中国でお店の入り口に「犬と日本人はお断り」と書いてあったそうですが、よく中国では蔑視の言葉として「犬」を使いますね。理由はよく分かりません。
しかし、日本でも古い人は中国のことを「シナ」といいますが、これも一種の蔑視のことばなのでしょう。

私は中国に反感もなにもありませんが、日本人の一部(高名な知事も)の方が未だに「シナ」という限り、「犬」と言われても文句は言えないような気がします。
それにしても教育というものは恐ろしいものです。
領土問題は何十年単位でないと解決しないのでしょうから、お互い刺激しないようにできないものでしょうか?とノンポリの私は思うのですが・・・

ロードキル

2012年09月20日 | Weblog
今日は道南の八雲町という所まで、高速道路を使い行ってきました。
新幹線と関係あるのか分かりませんが、高架の駅が建築されていて驚きました。

さて、高速道路を走っていて、猫が飛びでてきて驚き、難を逃れましたが、高速道路での動物の衝突事故は多いのだろうと想像した次第です。

路上で発生する野生動物の死亡事故は「ロードキル」と呼ばれているそうです。
2002年に日本道路公団がまとめた資料によると、高速道路におけるロードキル件数は年間35933件にも上り、その4割をタヌキが占めているというデータがあそうですが、一般道での発生も含め、全国的にどの程度の事故が発生しているか把握できていないのが現状だそうです。

絶滅が危ぶまれる希少動物もまた、ほかの多くの動物と同様に交通事故の被害に遭っていることが問題視されており、長崎県のツシマヤマネコ、沖縄県のヤンバルクイナやケナガネズミなど、特定の動物については環境省が調査を行っているとのこと。

かくいう私も、過去に北海道釧路市の近くの鶴居村を運転中、国の特別天然記念物であるタンチョウヅルと衝突しそうになった経験があります。いや、あせりましたよ。

これらのロードキルが発生する主な原因には、路が建設されるなどして動物の生息域が分断されることにあると考えられていて、道路への侵入を遮るためのフェンスの設置のほか、高速道路を中心に道路の下や上に動物が通行できる専用の設備を設置するなど、交通安全確保だけでなく野生動物保護の面からも様々な対策が研究、実施されてきているそうです。

北海道では一番危険なのは「鹿」です。
何回か衝突しそうになりました。
安全走行でも、夜は避けようがない場合もあるくらい危険です。
ちなみに、沖縄では「かに」危険の看板があるとか・・・

走行には十分注意を!

「燥邪」の季節 秋

2012年09月19日 | Weblog
今日は蒸し暑い日でした。
湿度が高いです。
もうそろそろ、長い夏季節は終わりそうです。

秋は季節的には「乾燥」の季節です。
この季節が大幅に遅れましたが、やがてやって来ます。
中国漢方でいうところの「燥」の季節です。

乾燥つまり燥邪によって、気管支やのど等の呼吸器が影響を受けやすい季節になります。
健康な場合は「肺」は津液(血液、体液)で潤されて、「肺」のや「防衛」の役割を果たすのですが、乾燥によって津液が不足することで呼吸器症状がでると考えられています。

障害を受けた場合、漢方では「麦門湯」が気管支の炎症を抑える効能がありますし、食べ物では呼吸器系を潤し、咳を鎮める作用のある「ナシ」や「ゆり根」「レンコン」がいいようです。

ご参考まで。

奇形の牛

2012年09月13日 | Weblog
牛も様々な奇形があります。
一番多いのは、腸閉鎖症(アトレジア)といって先天的に腸管のどこかで繋がっていない奇形です。生まれても、哺乳はしたがらないし、第一ウンチがでず、段々お腹が膨れてくるのです。こうなると、治療は難しいので「牛」として生きていくことはできません。
数はそれほど多くないですが、似たような事例では鎖肛といって肛門が塞がってしまっている場合もあります。

それから、
先天的失明も少なくないですし、小眼症と言って眼が小さくて見えない奇形もあります。
眼球そのものが痕跡しかない場合もあります。
口蓋裂もあり、哺乳がうまくできません。
下顎が短縮して哺乳が出来ない場合もあります。

体躯系では先天的に関節が異常で起立や歩行が困難ものや脊髄が一部欠損したりゆがんでいて起立や歩行ができない子。
あるいは、先天的に肢が短い事例とか珍しいのでは多肢症。

脳神経系ではお頭が大きくて、神経症状がでている場合もあり、歩行にも異常があります。

牛も今は登録制で黄色い耳標に背番号がふられています。
生まれて死ぬまで、一生その番号です。
しかし、奇形の牛は、病気のために早ければ生まれたその日に姿を消さなくてはならないこともあります。その耳標はまだ新しくて、きれいな黄色い耳標であるが故に。

哀れを感じます、真新しい耳標・・・・・

ひげ

2012年09月12日 | Weblog
今朝の新聞でエジプトの警察官が髭を生やすとこを許可してほしいと訴える記事がありましたが、イスラム圏の男性に髭は絶対必要かというと、別にコーランに書いてあるわけでもない様です。

イスラム圏ではヒゲは男らしさと、成熟した男の象徴と考えられているのでしょう。伝統的であり保守的であり、敬虔なイスラム教徒であることを主張している面もあると思います。

逆にヒゲを毛嫌いしたり、ヒゲを生やす人が減少しつつある文化圏もありますが、
そういった文化圏では、「若く見られること」を良しとする風潮があるようです。

伝統的なイスラム社会では年配者は尊重されるので髭がなく「若作り」するなどは恥ずかしいことと考えているのだといわれています。

日本を含めた西側先進国の無精ヒゲが最近多いように感じますが、イスラム社会のヒゲブームは全く違うものです。イスラム社会ではこれは政治的な主張である場合が多いといわれています。

私も髭にあこがれたこともありますが、似合わないし清潔に維持するのはとても大変なことだと思います。
綺麗に手入れされたヒゲは、その人の生活が余裕のあるものであることを印象付けますから、きちんとマメに手入れできるならいいのでしょうけど、私には無理でしょう。無精ですから。

犬や猫の顔の周りにあるヒゲは「触毛」と呼ばれる感覚器で、毛根には神経が通っています。
猫のヒゲはとても敏感で、障害物との距離をつかんだり、獲物の動きをつかむレーダーになったり、狭いところを歩くときにバランスを取ったりするのに役立っていわれていますが、犬のヒゲは猫ほど敏感でなく、感覚器としてもあまり機能していないので、切っても問題ないようです。
最近ではむしろ、犬の口元をすっきりと見せるために、トリミングでヒゲをカットすることも多いようですね。


健診

2012年09月11日 | Weblog
雨続きです。
雨で増水した川にたたずむ「かもめ」です。

今日は年に1度の人間ドッグでなくて「人間ドック」の日でした。
前日の9時以降水分以外の食物をとらずに受けました。

私の受ける病院のドックは今年の7月から建物も新設して新しいシステムで始まりましたので、どんな風に変ったのか多少の期待を胸に来所です。

行きましたら、イヤー立派!
人間ドックって結構収益あげるのでしょうね。
広々としたスペースと真新しい施設にリクライニング付の椅子。
TVに豊富な雑誌・・・・・いいですね、これで異常がなければ。

受付ではPHSが個人個人に渡されて、呼び出しは基本的にこれで知らせてくれるので、呼び出しに耳を大きくして待つことはありません。
場所も検査も全てコンピュータ管理なのでしょう。
呼ばれたときに決められた場所に行けばいいのです。

オプション健診もありましたが、健康には自信?があり特に選びませんでした。
苦手なのは、バリウム飲んで、「ゲップ」をださないことですね。バリウム自体も嫌ですが。
しかして、胃を膨らませてバリウムを飲むのですが、必ず「ゲップしないようにしてくださいね」って職員の方が言うのですが、よけいにゲップを出したくなります・・・(苦笑)
その上、撮影のために腹部を押されるので余計に出したくなります。

結果は健康そのもの・・・でしたが、ただ一点「胃潰瘍の瘢痕」ありで要再検査となってしまいました(汗)。
つまり、胃カメラです。
この胃カメラ1回だけ受けたことがあるのですが、10年以上前です、とても苦しかったのです。ですので、オプション健診にもあったのですがこれを忌避したのですが・・・結局受けなくてはいけません。
以前受けたときは、涙流しながら受けました。途中で止めて欲しいとまで言いそうになったくらいです。苦しいとき、検査している医師はこう言いました。「もう少しで終わります、苦しいなら何か別のことを考えて気を紛らわしてくださいね」と。無理!!!

とうことで、今月検査で早くも予約しました。