マダムJudyの Happy 気楽なSmile Life!

どんなことも、笑って吹き飛ばせ!強くしなやかに、キラキラ生きるためのエッセンス

韓国デトックススポット

2010-11-17 | 元気学

ソウル二日目の夜、漢江の遊覧船ライブコースへ。

船の上で、夜景を見ながら、ライブを聴くクルージングツアー♪


前座はマジックショー。

なぜか、ケーキの箱と花束を抱えたカップル多し。。。

男の子が女の子の肩に腕を回し、

女の子は男の子の腰に腕を回し、

ピタ~~ッと寄り添って、

そこまで密着しなくてもいいでしょうよ、と思うほど。

(別にひがんでいるのではありません


そのあと、


あきらかにヨン様を真似したであろう、眼鏡にマフラーして、段カット(久しぶりに聞いた言葉!)で茶髪の男性が登場。


顔も体型も全く似ていませんが、小さいぽっちゃりヨン様がギターで弾き語り。



ちょっとだけ、ショーパブに来た錯覚になる


しかし、その後、ガツ~ンときた。


歌がやけにうまい

曲のセレクトにはびっくりするが、

フランクシナトラのマイウェイから始まる。

韓国のバラードなのか、韓流ドラマのお涙シーンを彷彿させるような泣かせる曲が次々と。。。

そのメロディが、ちょうど水面に輝くイルミネーションの美しくも切ない夜の瞬きと、

ピッタリはまってしまって、Judyの心をわしづかみにしてしまった。


そこから、恥ずかしいほど、涙が溢れて、止まらなくなってしまったお話です。



漢江クルーズ


川をゆっくりと流れていくこの船が、自分と重なった。

この船が自分の身体、その身体に乗っている自分の魂。

また、この船が自分、移ろい変わっていく景色が人生。


あっという間の47年の人生。

きっとこれからも瞬く間に過ぎて行くのだろうか。

父や母、妹と暮らした前半の人生、

夫と息子と暮らす後半の人生、

ひとりひとり、大切な人の顔が今さらながらに浮かぶ。

ご縁あって、この大切な人たちに育まれてきた。


共にいたあの時。

母が私の名を呼ぶ声。

生まれたばかりの息子の小さな小さな手のぬくもり。

・・・・etc

今はもう無い。

息子は大きな手になり、

父の背中は小さくなった。


幸せもあり、

苦境もあった。


どんなことも、過ぎてしまったこと。

それでも、なお人は、想い、憂い、愛おしむこともある。


どれもこれも、

走馬燈のたくさんの影絵となって、

私の心の中をくるくると回っている。


しかし、今の心が哀しみで一杯になると、

その様々に描かれているはずの絵図も、

真っ暗な深い海の底のように見えてくる。



だけど、今の心が幸せなら、

暖かくてフカフカで優しい日溜まりみたいに見えてくる。



深くあれこれ考えたって、人生なんて、そんなもんだ。



真っ暗な夜空の向こうに、

様々な光を放って瞬くビルやタワーが見える。

いつかあのビルも消え、また景色を変えるのだろうか。

しかし、大地は、何事もなかったかのように、確固不動として存在し続けるだろう。



たとえ、私が明日死んだとしても、大地はそこにあり、

時間や人は、絶え間なく動き続けていく。

今もどこかで誰かが死に、誰かが生まれる。

そう思うと、

極端だけれど、

今生かされているこの一瞬も生まれ変わっているような気さえしてくる。

貴重な貴重な一瞬。

苦しみさえ感動できる体験。


そう思うと、人生の生き様を映し出す走馬燈があるとしたら、

それはそれは味わいのある尊い灯りをともしているのでは無かろうか。


これからは、その灯りでしっかりと足下を照らしながら、

希望の光もたくさん取り込んで、


どんな苦境に立たされても、

じたばたせず、

移ろいゆくままに、

ゆっくりと穏やかに

人に尽くして、

生きていこう。


・・・・・


こんなことを思い、

止めどなく涙が流れ続けたクルージングでした。


涙で心を浄化したかのように、

ものすごくサッパリ致しました。

きっと、漢江は、デトックススポットなのではないかと思います






行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

あしたに死し、ゆふべに生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。

知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。


方丈記








 



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