
最近、よく、感じること。
上手く言えないんだけれど、
生きる世界というか、
見える世界が変わってきたように思うんです。
この3年、がむしゃらに、ひとりコツコツと自分の身体と精神の中で、
癌撲滅運動をやり続けてきたわけですが(笑)、
ところどころに、いったい私の余命はどのくらいなのかな、とか、
でも60までは生きられるだろうな、とか、(これだけは、根性でも這いつくばっても、あと10年は生き抜きます!)
しかし、80才の自分は、あの世かな、などと、
やっぱり死というものをふっと考えてしまうわけです。
それは、もう何十回どころか、何百回も考えてしまったことかもしれません。
そう思ってこの世を見ると、人生観から、そこに生えている雑草に至るまで、
見る目が変わってきます。
生かされている、ということがどんなに素晴らしいことだろう、と心から思うのです。
特に、この瞬間、つまり「今ここ」という時間がとても大切に感じられます。
社会生活をしていると、気が進まないことも多々ありますが、
それさえも、自分が楽めるように変えちゃえばいいじゃん!と、
とても楽観的に思うようになってきた今日この頃。
それというのも、不思議なことに、
どんなことにも、どんな人にも、愛おしさを感じることがとても増えたのです。
物でも人でも何でも、つくづく、この出会いは、ご縁あってこそ、と素直に思えるようになったからです。
まるで小悪魔に天使が乗り移ったかのようです!。。。(笑)
でも、そう思うと、どんなことも、
きっと私の人生にとても大切なこと、
意味のあることであり、
そして、
それらと丁寧に向き合うことによって、
幸せの数も増えるのではないかと思うのです。
だから、ありがたいなー、と素直に思うことが本当に多くなった。
感謝という言葉の意味が、この年になって、ようやく初めてわかってきたような・・感じかしら。
もう、「否定」「批判」「反感」のような感情、行為は、やめた!やめた!
癌に対して、ずっと抱き続けていたこれらの感情。
ほんとイヤになります。
それは、突き詰めていくと、
今までの自分の人生にもその矢が向き、
そのまわりの出来事、自分を傷つけた人にまで及ぶ。
自分をネガティブにするだけなんだもの。
どんなことでも、受け入れてみる、ということがどんなに自分のためになるか、
その上、どんなに自分に幸せな気持ちをもたらしてくれることか。
心の中には、いつもあったかい風を吹かせていたい。
時々、強風になったり、微風になることもあるかもしれないけれど、
冷たい風だけは、お断り!
失ったものはどんなに嘆いても戻って来ない。
だったら前を向いて笑って楽しく歩いていこう。
もうこれしかありません。
今日は、母の老人ホームの遠足でした。
私もお手伝いがてら、一緒に参加させてもらいました。
品川プリンスの水族館で、イルカのショーを横目に私を見て笑っている母を見ていたら、
嬉しくて泣き笑いになった。
乳房を失った娘と、記憶を失った母。
でも、こうやって、頬と頬をくっつけて、笑い合える。
失ったからこそ、こんなに素敵な今がある。
どんなことも、自分の考え方次第で、幸せはいつも私たちのすぐそばにあるんですよね。
私は、絶対に笑顔を忘れず、生きていきます。
そして、それを使命とします。
(なんだか、誓いモード!?笑)
とにかく、笑顔の仕事にしろ、乳がんフィットネスの会にしろ、Japan for LIVESTRONGも、その他諸々、
どんなことも軸は同じ、
人を笑顔にすること。
前回のブログのコメントに、影響の輪、笑顔の輪を広げて下さいとい言う言葉を頂きましたが、
ありがたいメッセージでした。
笑顔の3つの「わ」ー輪、和、羽ー
笑顔の輪が広がって、
笑顔でみんなが和やかになって、
笑顔の羽をしっかり持って楽しく元気に生きていけるよう、
私自身もそうですが、周りで苦しんでいる人がいたら、
少しでも力になれるお手伝いができたらいいな、と思います。
そんなことを思った日曜日でした。
感謝!