マダムJudyの Happy 気楽なSmile Life!

どんなことも、笑って吹き飛ばせ!強くしなやかに、キラキラ生きるためのエッセンス

追求するほど、奥が深くなる

2005-09-24 | 元気学
今、本当に仕事が面白い。仕事に没頭するほど、もっと研究し学びたいと思うのです。
自分の好きな事を追求し続けると、さらに違う事を発見して、また更に興味が広がり、自分の世界も広がって行きます。
このブログのテーマ、42歳の美を追求する事も、次の43歳まであと4ヶ月ちょっとでございますが、最初は、お誕生日の数ヶ月前から、42歳になることに焦りまくり、おびえておりましたのです。今,思えば、なんで41の時には、あまり年齢が気にならなかったのか、不思議です。たぶん、まだ30代の名残にひたれたのでしょう。しかし、42になると、きっと45がすぐだと思ったのか、いきなり、中年世代に入って行く事への,抵抗がございましたのですね。
あっというまに、日一日と老化してしまうような気になって、今までとは違う、絶対しわだのしみだの増えて、恐ろしい容貌に変貌してしまうのだぁ~、どうしよう~、ぜってぃにやだやだ!!!!という勢いで、受け入れたくなかったのです。
でも,今は、もう年齢にこだわらない自分がおります。それより、若い頃よりもっと自由な発想で、ファッションもメイクも楽しめる気がする。なんたって、今年の夏は10年以上ぶりでミニスカートもはいたしね。これを開き直りというのでしょうか。
このBlogを始めてから、美を追い求めているということを意識していると、常に美しいものに対するアンテナがビビッときて、即,反応しました。追い求めていると、様々な感性がそのテーマに関して鋭く開くという感じ。ですので、現在は、もう42歳の美ではなく、美しさの極意を追求している気がします。

大学生の頃、夜になると飯倉や六本木のキャンティによくたむろっていました。キャンティには様々な文化人が集まっていたので、ホントに色々と刺激を与えていただき,今あるJudyもあの頃、かなりユニークな年上の方々と恋愛とか人生とかについて、論議をしたことがかなり影響しているかもしれません。昔のパリのCafeの様だった。
ある日、初老のとある映画監督の方に、突然、本を差し出され、この本を読め!Judyのためになることが書いてあるよ。これを理解したら、お前は本物のいい女になるぞ!と言われ、まだ19歳であった生意気盛りなJudyちゃんだったので、その言葉に、思い切り反応いたしました。
でも、そのなにも飾り気もない表紙の本を目の前に出されて、この地味っぽい本と華やかな美しい蝶のような私(過去は美しく見えるものなのでお許し下さい)とどんな関係があるのさ???と思いましたが、とにかくいい女になりたい年頃でしたので、素直に頂戴しまして、一気に読みました。
今はもう、題名も、作者も、思い出せませんが,その内容は、簡単に説明すると、キノコが大好きな変わり者のおじさんの話。そのオジさんはキノコが大好きで、きのこの研究をひとりでずっとしていました。あまりに夢中なので、ついに山奥に住み移り、毎日山の中に出かけては、きのこを収集し、朝から晩まできのこの研究。食べられるきのこを売るくらいなので、貧乏です。
きのこですごい事を発明して、ちょいと金持ちにでもなってやる、とか、論文を発表して、世にも有名な博士となるんだ、とか、そうゆう事には、全く興味がありません。
でも、ひたすらキノコの研究。そして自分のぼろぼろの山小屋の玄関の入り口に、お手製の木の看板を作りました。そこには、○○きのこ研究所と、自分のお名前を手書きで書いた質素なもの。
それだけで、手書きの看板を見て、ひとりでニコニコで満足なおじさん。
色々な大学等のきのこの研究者がきのこについてビックリするくらい詳しい人がいるという噂を聞いて、このオジさんを尋ねて来る。キノコのことなら何でも詳しく知っているので、研究者も驚くほどの知識に、是非,うちの大学に来て、研究員にならないかという、オファーもたくさんあるのですが、断じて、拒否。この看板が見えないのか、ここが自分の研究所だと言い張る。
研究費も出すし、もっと、いい研究ができるし、論文も書けると、説得しても、絶対に受け入れない。名誉もお金も必要としない、ただきのこをひたすら愛する人のお話です。
そのオジさんは、そうゆうわけなので、論文を書いて公表することもなかったわけですから、博士号も取ったわけでもないのに、ちまたでは、○○博士と呼ばれていました。学位等関係なく誰もが認めるある意味本物の博士だったのです。
あの頃、なんでこれが私のためになるのか、この本を読めと言った人の意図が理解できませんでした。わかんねぇよぉ~!と、内心思いながら、その後キャンティで会ったとき、どうだ、いいはなしだっただろう。あのおやじ最高だろー。とご満悦で、あーゆう女になるんだぞ。お前ならなれるぞ!
とまたしつこく言われたのですが、きのこのおやじなんか、なりたくないよー!!お金持ちの方がいいし、自分が頑張っただけ有名になれた方がいいも~ん!!と、思ったけれど、生意気盛りでしたので、深い女になりますよ。と答えただけでした。
しかし、この話は、ずっと、私のどこかにひっかかっていて、度々きのこおじさんを思い出していました。あれから、20年以上たって、やっと理解しつつあります。
自分の愛する事を全うすることの大切さ、よけいな事はどうでもいい、貫ぬけ!結果なんて自分が決めることで、他人に評価されることではない。自分のオリジナルの人生を作れ!あきらめず追求する事の大切さを私に言いたかったのかな~と、思います。

こんなことを思い出した今日です。
やっと42になって、私は今、きのこおじさんになってもいいよー!!とあの方に伝えたい。
素敵な種を私に授けてくれたことに感謝します。
今、自分が本当に追求したい事に情熱を持って、コツコツと続けていきたい。
結果は、死ぬ時じゃないとわからないもん。
でも、満足して死ねると思います。




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