日本男道記

ある日本男子の生き様

学而第一05

2009年04月19日 | 論語を読む

【原文】
子曰、道千乘之國、敬事而信、節用而愛人、使民以時。

【読み下し】
子の曰わく、千乗の国を道びくに、事を敬して信、用を節して人を愛し、民を使うに時を以てす。 

【通釈】
先生がいわれた、「諸侯の国を治めるには、事業を慎重にして信頼され、費用を節約して人々をいつくしみ、人民を使役するにも適当な時節にすることだ」

【English】
Confucius said "In leading a state of that is capable of sending a thousand chariots, approach your duty with reverrence and be trustworthy, keep expenditure under proper regulation and love your fellow men, consider the seasons before employing labor.

The Master said, "To rule a country of a thousand chariots, there must be reverent attention to business, and sincerity; economy in expenditure, and love for men; and the employment of the people at the proper seasons."
『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。





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