【原文】
子曰、不患人之不己知、患己不知人也、
【読み下し】
子の曰わく、人の己れを知らざることを患(うれ)えず、人を知らざることを患(うれ)う。
【通釈】
先生がいわれた、「人が自分を知ってくれないことを気にかけないで、人を知らないことを気にかけることだ。」
【English】
The Master said, "I will not be afflicted at men's not knowing me; I will be afflicted that I do not know men."
『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。
簡単な書物ですが、手元にあります書物は
なかなかためになりまして、ご紹介のもの
など、たくさんの言葉を紹介してくれてい
ます。いわゆる四書五経だけでなくたくさ
んの言葉がありますねぇ。
ただ、論語はその中でもやはり見入ってし
まうものが多いですね。
今回の言葉も内容はシンプルですが、今す
ることろは奥深いものです。為政者などは
このことをよく知ってほしいなぁ。
自己中心の考え方がまん延していますね。
井戸塀政治家とか言われた立派な方もおられたようです。
どこかのタレントのような県知事さん、これに群がるマスコミの馬鹿ども呆れて・・・・。
本日の言葉は、まさしく私が会社で思っている「私の事なんて・・・」でした。
心入れ替えないと・・・・
久しぶりですね。
仏教の教えに「亡己利他(もうこりた)」というのがあります。
「自分のことを忘れて、人さまのために 尽くすということ」です。
「もう懲りた」などと言わないで、心入れ替えて実践していきたいですね。
「我利我利亡者」はいけません。