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日本男道記

ある日本男子の生き様

般若とは

2008年02月24日 | 般若心経解読
般若とは(はんにゃ)
般若とはインドの昔の言葉サンスクリット語(梵語)の「プラジュニャー」、同じく俗語のパーリ語のパンニャー」の音写。
一般には智慧といわれ、仏教におけるいろいろの修行の結果として得られたさとりの智慧をいう。
私も最初はお能の面の恐ろしい「般若の面」を思い浮かべたが、般若を単に智慧といっただけでは、般若の持つ持ち味が出ないので、しいて梵語の音をそのまま写して「般若」としたらしい。
因みにお坊さんの間ではお酒のことを「般若湯(はんにゃとう)」という。

さて、「般若」すなわち「智慧」、「智慧」とは何だろうか?
馴染みのある「知恵」とも違うようだ。
ある本には「仏教の道理を深く洞察し、生命、現実世界、宇宙の真実の姿を認識する力」とある。
では、「仏教の道理」とは?
要約すれば「無常」、つまりあらゆるものは変化し移り変わるという法則。無常を深く考察すれば、私たちが生まれ、成長し、やがて老い、死んでいくというありのままの姿を、そのままに受け入れることができる。
このような、人間の思いを超えて世の中の真実の姿を見、道理に目覚め、受け入れる仏の「智慧」を「無分別知」、人間の知恵である「分別知」を「知恵」と使い分けている。



『仏説摩訶般若波羅蜜多心経』
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経

(出典: 一部 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) 



般若心経 (Han-nya singyou)


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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般若湯 (地理佐渡..)
2008-02-24 10:28:41
おはようございます。

仏教用語。
知らないことだらけです。
「般若湯」は良いですねぇ。
一日の休肝日を除いて、毎
夜いただいています。

さて、一方で図書館は休肝
ならぬ休館。しばらく待た
ねばなりませんでした。

あっ、こちら風強いですけ
ど、雪は大したことなかっ
たです。
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Re:般若湯 (日本男道記)
2008-02-24 13:42:22
こんにちは!

「休肝日」よ「休館日」面白いですね。

さて、よくお寺の入り口に『不許葷酒入山門』=葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず、と書かれた石柱を見かけます。
葷は、臭いが強い野菜(=葱(ねぎ)、韮(にら)、大蒜(にんにく)など)は他人を苦しめると共に自分の修行を妨げ、酒は心を乱すので、これらを口にした者は清浄な寺内に立ち入ることを許さないということだそうです。
「般若湯」ならお酒ではないので、いいということなのでしょうか??

御地雪はだいじょうぶのようですね。
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