日本男道記

ある日本男子の生き様

観音経22

2009年09月04日 | お経を読む・理解する
【原文】
悲體戒雷震 慈意妙大雲 澍甘露法雨 滅除煩悩燄

【読み】
ひーたいかいらいしん じーいーみょうだいうん じゅーかんろほううー めつじょぼんのうえん

【通釈】
仏の授ける戒(殺してはいけない、盗んではいけない、嘘をついてはいけない等の戒律)は、一切の人を救いたい、一切の人を凡夫の境界から離れさせて仏と同じ安穏な境界にならせてあげたいという大悲心からでている。観世音菩薩は仏と同じ大悲心をもっているので、その戒は雷のように大きな力をもって人々を戒めるが、それは大悲心が本体である。また大勢の人を救いたいという大きな慈悲心は大空一面に覆う雲のように汝らの上に降り注ぎ、その慈悲と智慧に感化されて汝らの迷いのもとである煩悩もなくなっていくのである。

 
観音経の正式お名前は、「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」という。観音信仰の基本経典。「妙法蓮華経」とは、有名な法華経のこと。法華経は二十八品(二十八章)からなり、観音経は(普門品)はそのうちの第二十五番目の章であるということ。その内容は、ひと言で言えば「観音様はどんな菩薩さまか」が説かれたもの。





観音経(偈)Avalokite醇{vara


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1 コメント

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朝の一時を (地理佐渡..)
2009-09-04 06:52:43
おはようございます。

たった今今朝の朝食と昼ご飯を
準備し終えました。その作業と
共にこの経を流し、聞いていま
した。

軽快な音楽も良いですが、お経
を流しているのも朝という時間
帯を考えますと妙に良いもので
した。

さて、今朝は雨の予報だったの
ですが、降っていません。得を
した気分です。
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