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日本男道記

ある日本男子の生き様

紅梅

2012年10月27日 | 読書日記
紅梅
クリエーター情報なし
文藝春秋

【一口紹介】
◆内容紹介◆
2005年春、癌が発見され、膵臓全摘の手術を受けた吉村昭の、1年半後の壮絶な死までを、作家でもある妻が硬質で冷静な筆で作品化。

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
二〇〇五年二月に舌癌の放射線治療を受けてから一年後、よもやの膵臓癌告知。
全摘手術のあと、夫は「いい死に方はないかな」とつぶやくようになった。
退院後は夫婦水入らずの平穏な日々が訪れるも、癌は転移し、夫は自らの死が近づいていることを強く意識する。
一方で締め切りを抱え満足に看病ができない妻は、小説を書く女なんて最低だ、と自分を責める。
そしてある晩自宅のベッドで、夫は突然思いもよらない行動を起こす―一年半にわたる吉村氏の闘病と死を、妻と作家両方の目から見つめ、全身全霊をこめて純文学に昇華させた衝撃作。

◆担当編集者から一言◆
「『文學界』にこの作品が掲載されるときは、心配で夜も眠れなかった」とおっしゃる津村さん。
本作は雑誌発売と同時に大きな反響を呼び、津村さんの不安を吹き飛ばす賞賛の声が相次ぎました。
2005年2月に舌癌と診断された吉村昭氏。
抗がん剤治療や免疫療法を試みる闘病生活、転移から死に至るまでの日々を、妻と作家両方の目から、津村さんが冷静にかつ力強く描ききりました。
5年を経て小説へと昇華された傑作です。

【読んだ理由】
新聞の書評を読んで。

【印象に残った一行】
「針を舌に刺し、膵臓と十二指腸と胃の半分を切除し、今度はカテーテルを静脈から中心静脈まで挿入する手術をする。これほどひどい目に遭わなくてはならない夫は、どんな悪いことをしたというのだろう」

「育子が夫の背中をさすっている時に、残る力をしぼって体を反転させたのは、育子を拒否したのだ、と思う。情の薄い妻に絶望して死んだのである。育子はこの責めを、死ぬまで背負ってゆくのだ」」

【コメント】
素晴らしい夫婦愛だ。
 


Daily Vocabulary(2012/10/27)

2012年10月27日 | Daily Vocabulary
13776.put pressure on someone(誰かにプレッシャーをかける)
He put pressure on us to expedict development of competitive product.
13777.staircase(階段)
Certainly.
Take the staircase to the secod floor and you can find them on the right side.

13778.narrowed down(削減された、減少された)
Our choices for new project were narrowed down to two.
13779.jack up(値段が大幅に上がる、不当に高くなる)
Doyou know that the price of regular gas was jacked up to a new high last week.
13780.periodical(定期刊行物)
Can you please tell me where to find the periodicals.
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