日本男道記

ある日本男子の生き様

学而第一01

2009年03月31日 | 論語を読む
【原文】
子曰、學而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎、人不知而不慍、不亦君子乎

【読み下し】
子(し)曰(のたま)わく、学(まな)びて時(とき)に之(これ)を習(なら)う、亦(また)説(よろこ)ばしからずや。朋(とも)遠方(えんぽう)より来(き)たる有(あ)り、亦(また)楽(たの)しからずや。人(ひと)知(し)らずして慍(うら)みず、亦(また)君子(くんし)ならずや。

【通釈】
孔子云う、「学んだことを繰り返し実践していると、自然にいい習慣が身について来る。これは何とも嬉しいことではないか。志を同じくする友がはるばる遠方からたずねて来て、忽ち意気投合して語り合う。これは何とも楽しいことではないか。世間に認められようが 認められまいが、そんなことは気にせず一層研鑽に励む。これは何とも立派なことでは あるまいか」。

【English】
Confucius said: "To learn and then practise it time and again is a pleasure, is it not? To have friends come from afar to share each other learning is a pleasure, is it not? To be unperturbed when not appreciated by others is gentlemanly, is it not?"

The Master "Is it not pleasant to learn with a constant perseverance and application?
"Is it not delightful to have friends coming from distant quarters?
"Is he not a man of complete virtue, who feels no discomposure though men may take no note of him?"



『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない





地獄の虹―新垣三郎/死刑囚から牧師に

2009年03月31日 | 読書日記
地獄の虹―新垣三郎/死刑囚から牧師に (講談社文庫)
毛利 恒之
講談社

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【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
牧師はかつて死刑囚だった--。サイパン玉砕戦を辛くも生き抜いた少年は、日本軍憲兵に命じられて、米軍に協力する日本人ふたりを殺した。
米軍に逮捕され、死刑の宣告を受ける。
獄中で奇跡の回心を遂げた「沖縄のパウロ」新垣三郎氏の生涯を描くノンフィクション・ノベル。衝撃の感動作である。

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
牧師はかつて死刑囚だった―。サイパン玉砕戦を生き延びたが、捕虜収容所で「アメリカかぶれの売国奴」を殺し、死刑の判決を受けた新垣三郎。刑務所では、英語がわからず一人孤独な日々が続いた。ある日、同房の日系2世がくれた、日本語の『予言の書 聖書通信教育』を手にしたときから奇跡が始まった。

◆著者からのコメント◆
太平洋戦争の玉砕(全滅)の島、サイパンで、マッピの「自殺の断崖」(スーサイド・クリフ)に追い詰められた、サイパン実業学校3年生・新垣三郎(18歳)は、硝煙の海に立ちのぼる虹を見た。いっとき死の恐怖から解き放たれ、力を得て三郎は奇しくも生き抜く。地獄のように苦境にあっても、どこかに虹が、救いの光が射している--。
生きることに絶望し、心荒み懊悩する獄中で、日系二世の囚人が差し出した聖書の導きが、闇に射す一筋の救いの光となって、三郎を回心させ、異例の米国大統領特赦につながり、三郎の生涯に劇的な奇跡を生む--。
この書を読んで、自殺から救われたり、あるいは洗礼を受けたり、人生の大きな転機をつかまれた方々が少なくありません。私が驚かされた、これは不思議な本です。天の大いなるものに書かしめられて、この本は生まれたと私は考えています。苦しむひと、悲しみ悩むひとに、希望の虹を、救いの光をもたらすものとなりますように。

◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
毛利 恒之
作家。1933年福岡県生まれ。熊本大学法文学部卒。NHKライターを経て、フリー。1964年、脚本『十八年目の召集』で第1回久保田万太郎賞を受賞。ドラマ、ドキュメンタリー、小説など、戦争と戦後問題をテーマとする作品が多い。小説『月光の夏』(講談社文庫)は自らの企画、脚本で映画化し、映画(神山征二郎監督・仕事)は200万人を動員するヒット作となった。オーディオドラマ『ヒロシマの黒い十字架』(中国放送)は2000年度文化庁芸術祭大賞ほかを受賞。

【読んだ理由】
「死刑囚から牧師に」という副題に惹かれて。

【印象に残った一行】
「今ヤ止マルモ死。進ムモ死。生死須ラク其ノ時ヲ得テ帝国ノ男児ノ真骨頂アリ。今米軍ニ一撃ヲ加ヘ、太平洋ノ防波堤トシテサイパンニ骨ヲ埋メントス。戦陣訓ニ曰ク『生キテ虜囚ノ辱メヲ受ケズ』勇躍全力ヲ尽クシテ従容トシテ悠久ニ大義ニ生キルヲ悦ビトスベシ」

【コメント】
波乱万丈の人生、信仰とは?を考えさせられる。
 



Daily Vocabulary(2009/03/31)

2009年03月31日 | Daily Vocabulary
7291.just around the corner(すぐそこの角、目と鼻の先、もうすぐ、間近)
Good times may be just around the corner.
7292.at a rate of (~の率[割合・料金・速度・ペース]で)
Ink is used by the printer at a rate of approximately 10 ml per hour.
7293.get a foot in the door(うまく最初の一歩を踏み出す、目的に向かって第一歩を進める)
They need to get a foot in the door of their chosen profession.
7294.a full refund(全額返還)
Customers can receive a full refund?
7295.rain check(雨天順延券、延期{えんき}、繰り延べ、またの機会)
How about a rain check?
今日の英語ニュースを聞こう!NHK WORLD Daily News

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いよいよ今日3月31日に閉鎖する私に勤務していた西部工場の朝。

工場内のマイデスク。この部屋の住人となって2年半、予想外の展開でこの部屋とも今日でお別れ。

そして、広島での最終日は私が夕食でいつもお世話になっていた横川のとらまつでお店主催の送別会を開いていただいた。
パートの方も全員集合、そしてこの店の常連仲間のRチャン、Koサン、Keサン、Kaサン、Siサン、宴は深夜12時過ぎまで続いた。
ママさんはじめご主人、皆さん五年間大変お世話になりました、またありがとうございました。
その時は緊張していたのか?平気だったが、今こうして記事を書いていると涙がにじんできた。