3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

生きること。それは日々を告白してゆくことだろう。

2017-02-16 21:43:39 | 
今晩は。

ボルネオ島から無事に戻り、地元に帰り、初詣をしてきた。


ご挨拶も兼ねて奥さんの家に宿泊させてもらった。すき焼きをたらふくご馳走になった。
そして翌日、昼前に起きて、お節料理を頂き、初詣に行った。

この表題で初詣としてどこに行ったか分かるものはよっぽどのファンか、地元民であろう。

まずは狭山不動尊まで散歩。田舎道が心地よい。

狭山不動尊で通常の初詣。おみくじを購入したが、末吉という何とも微妙な結果。喜んでいいのか悪いのか。まあ、凶よりかはいいんだろうけど。

その後は少し、西武ドームの方まで散歩した。
ユネスコ村が閉園になったのはもう10年以上前か。あそこは結構俺のお気に入りの場所だった。
恐竜好きだからね。

その後は少し時間があったので再び散歩。
狭山湖畔霊園まで歩く。

ここにはあるとても有名な人が眠っている。
俺は地元のためもあり、ここには何度も来たことがある。

いつきても場所はうろ覚えなのだが、いつも自然とたどり着くことができる。

尾崎豊の墓である。

俺がここに来るのは尾崎豊が好きだからではない。
この墓からの眺めが最高だからだ。

ここからの眺めはやばい。壮観である。特に夕暮れ前で少し日が傾いてきたあたりがやばい。
遠くには狭山湖の土手が見える。
ここから見る狭山丘陵の景色が大好きなのだ。

足立区出身の尾崎豊がなぜここに眠っているのかと言うと、彼の父が彼に永遠にここからの景色を見せてあげ続けたかったかららしい。
確かにそう思うのも肯けるくらい、ここからの景色は好きだ。

そしてお供え物がカッコいい。
皆、線香の代わりにタバコを置いていくのだ。ここを訪れる人たちの暗黙の決まりごとのように。

そして墓石には表題に掲げた台詞が書かれている。

“生きること。それは日々を告白していくことだろう”


俺が初詣に来たのは、かつて鬱屈した若者たちの代弁者であった男の墓だ。




その後は奥さんと一緒に狭山湖まで歩いてみようかということになる。
先の霊園から見えてたこともあり、歩けない距離ではなさそうだ。何より堤防の上からの景色はいい感じに日が傾いてきていることもあり、期待できる。

地元道を歩く。
途中で俺g大学時代にバイトしていた塾の元教え子に偶然出会ったのは本当に驚いた。
なんという偶然。

狭山湖の土手に上がるまでの階段の下では、鳥が囀り、飛び回っていた。
地元にはこんなに自然豊な場所がすぐ近くにあったんだな。

階段を上りきると、目の前には夕日をきらきらと移す狭山湖。綺麗だった。
望遠レンズを装着したいいカメラであろうカメラを持っている人たちがたくさんいてベストショットを狙っている。
湖には鴨の親子がぷかぷかと牧歌的に泳いでいる。

狭山湖を突っ切り、今度はトトロの森の中へと入る。

ここは本当に山道で、わざわざ近郊の山に行かなくとも十分に登山をしているような林道であった。
この道を歩きながらつくづく実感した。
俺の地元はこんなに自然があふれてるんだなと。

トトロの森の中には中学校があった。
トトロの森の中にある中学校だ。本当に森に囲まれている。
メイが走り回っている姿が頭に浮かんだ。

トトロの森の林道を20分ほど歩き、帰路に着いた。


年明けのふとした日常でした。