20131230
ベトナム・ハノイ旅行記4日目。
よいよこの日が最終日である。
この日は一日中動き回ることはできない。
夕方にはホテルに戻ってきて、空港へと向かわなければならない。
ということで、半日で行けるツアーを急遽申し込んだ。
陸のハロン湾とも呼ばれる、ニンビンのタンコックである。
タムコックまではハノイから車で2時間。
昨日のハロン湾がバスで4時間だったため、ニンビンは比較的早く感じた。
もうすぐニンビンに到着するってところで、交通事故の現場に遭遇する。
そこで見てはいけないものを見てしまった…
茣蓙のようなものが上にかけられてはいるのだが…
はみ出してるんだよ。
普通に腕がだらーんと飛び出しているし、何より顔の辺りは…
これ以上書くとさすがにきついのでやめとくが、生まれて初めて生の死体を見てしまった。
テンションガタ落ちだ…
こういうベトナムの交通事故は後を絶たず、どんどん増加しているという。
そりゃそうだ。あの交通ルールや、人々の道路の渡り方を見ていれば、事故を起こさないほうが不思議なくらいだ。
交通事故が深刻な問題になっているが、ガイドによってもベトナム人の命に対するとらえ方が全然違うんだなと実感することがあった。
昨日のガイドは車を恐れずガンガン渡ったりすることを勇敢だといっていたが、
このニンビンに連れて行ってくれた人は、命を大切にしないことは間違っているといっていた。
俺もそう思う。命を大切にせず、交通ルールを守らないことのどこが勇敢なのだろうか。俺には理解ができない。
そんなこんなでニンビンに到着。
まずは古都ホアルーという場所へ。
ここはハノイで見たタンロン遺跡に遷都されるまでの丁朝の都が置かれていた場所である。
ここでガイドがベトナムの歴史をざっくりとだが、語ってくれた。
改めて、ベトナムって辛い歴史を送ってきた国だなと思う。
もちろん何も知らない日本人が勝手に判断するなよって言われてしまうそうだが、そう感じてしまったんだからしょうがない。
繰り返し侵略され、世界史の知識だけで見てしまうと、負の側面がおおすぐいるような気がする。
というかベトナム史って世界史の授業でほとんど触れないし、触れるところって大体侵略されるところだからな。
もちろん、そう思っていもいないし、楽しく生きているよ!って思っている人が多いんならいいんだけど、俺はそういう負の歴史を送ってきた国っていう先入観をどうしても持ってしまう。
とても小さな祠ではあったが、ベトナムの人たちがここを大切にしているということは伝わってきた。
そしてその後近くのレストランでランチを食べて一服した後、いよいよタムコックへ。
ここにはまさに俺が見てみたかった景色があった。
正直ハロン湾を超えてしまった。
なぜならここはまさに秘境と呼ぶにふさわしい場所だったからだ。
さっそく小舟に乗り込む。
小さな小舟で、漕ぎ手は器用に足でオールを回す。絶対真似できない芸当である。
確かに景色はハロン湾と似ている。
しかし俺にはタムコックのほうがしっくりきた。
まず、景色の中に自分たちだけが漂っているという感覚。
小さな小舟のオールを漕ぐ音、水を切る音だけが響く。
初めは往復3時間でトイレ我慢できるかな、なんて心配をしていたが、そんなことを忘れるほど景色に吸い込まれて見入っていた自分がいた。
脇には普通にカモが頭を水面につっこみ、おしりをぷかぷかと浮かべている。
どんどん川幅は広くなり、断崖絶壁のすぐわきを通過する。
ハロン湾より岩までの距離が近いのがいい。
途中、大きな洞窟をくぐることもあった。
まっくらになるのだが、漕ぎ手は器用に船を進める。
けどまあ漕ぎ手はよくも休憩なしで2時間以上も漕ぎ続けることができるものだ。
チップを渡す。タムコックは本当にきれいだったし、神秘的であった。
まさに秘境。こんな場所を小舟で静かに見れたのが良かったのかもしれない。
そしてまた2時間かけてハノイに戻ってくる。
飛行機までにはまだ時間があった。
このベトナム旅行最後に、ギンコーというTシャツショップへ向かう。
この店はフランス人のデザイナーがベトナムの日常風景をデザインしたもので、
ベトナムのシンボルともいうべくあの絡まりまくった電線や、荷物が多すぎるバイク等のベトナムではありふれた光景がなんともかっこよくプリントされているのである。
ギンコーはあのカオス的地域である旧市街にある。
道のりは一日目に行っていたため比較にスムーズに進むことができた。レベルアップしたな、また。
あのクラクションまみれで交通ルール無視で人が多すぎるハノイの町もこれで見納めと思うと少しさみしく思えてくる。
ほどなくしてギンコーに到着。
Tシャツは俺的にはすごく面白いものが多くてどれを買おうか迷ったが、買ったのはやはり電線絡まりまくったTシャツであった。
しかし、この最後の最後でプチ事件が勃発した。
俺がまずTシャツを購入。
きっちりとレシートを確認して、お釣りに間違いがないことを確認する。よし、OK.
そしてその直後に奥さんがTシャツを購入。
俺がお釣りを店員の目の前で確認していたので、まあ大丈夫だろうと思っていたのが甘かった。
やられた…
なんと10万ドンお釣りが少なかったのである。
確認したのが店を出てからだった。
10万ドンっていうと日本円にすると500円くらい。
たかだか500円って思うかもしれないが、値段ではない悔しさがこみ上げる。
しかも俺のときはきっちりとお釣りを渡しておいて、その直後にぼったくってくるとは相当にうまい。
もはやこういのは駆け引きだ。
なんか駆け引きに負けたみたいで相当悔しがっていた。
まあ、今思えば笑い話というか、話のネタにできるけど。
そんな思いで出もありつつ、ホテルに帰り、タクシーで空港へ。
タクシーの値段は事前にホテルに確認していた。
ちなみにベトナムのタクシーはきちんと選んで乗らないとこれまたとんでもないことになるそうだ。
窓のスモークがやたらきついタクシーなどは要注意。
ガイドブックによると、なんと車に書いてあるロゴがマグネットのタクシーもあるそうだ。
怪しすぎて逆にネタとして見てみたかった気がするが、そのタクシーには出会うことができなかった。
1時間ほど時間をかけて無事に?(途中高速を使ったので、高速代と言ってすこし割高に料金を請求されたが、
この料金を払うべきなのかどうなのか分からなかったが、フライトの時間が迫っていたため、面倒くさくてそのまま払った)
来る時に飛行機のなかでズボンがきつくてつらかったという反省を生かし、帰りはだぶだぶのものを履いて乗った。
思い返してみると、今回のベトナム、駆け込みで行ったにしては行くべきところは十分回ることができたと思う。
しかし、ハノイだと1日もあれば要所はすべて回れる。
3日間ハノイに居続けるってのはけっこうきついだろうな。だって基本は生活感あふれるエリアだからね。
今度はフエや、そしてホーチミンに行ってみたい。ハノイとはまた違った一面が見られるという期待を込めてね。
ということでベトナムはハノイ旅行記でした。
ベトナム・ハノイ旅行記4日目。
よいよこの日が最終日である。
この日は一日中動き回ることはできない。
夕方にはホテルに戻ってきて、空港へと向かわなければならない。
ということで、半日で行けるツアーを急遽申し込んだ。
陸のハロン湾とも呼ばれる、ニンビンのタンコックである。
タムコックまではハノイから車で2時間。
昨日のハロン湾がバスで4時間だったため、ニンビンは比較的早く感じた。
もうすぐニンビンに到着するってところで、交通事故の現場に遭遇する。
そこで見てはいけないものを見てしまった…
茣蓙のようなものが上にかけられてはいるのだが…
はみ出してるんだよ。
普通に腕がだらーんと飛び出しているし、何より顔の辺りは…
これ以上書くとさすがにきついのでやめとくが、生まれて初めて生の死体を見てしまった。
テンションガタ落ちだ…
こういうベトナムの交通事故は後を絶たず、どんどん増加しているという。
そりゃそうだ。あの交通ルールや、人々の道路の渡り方を見ていれば、事故を起こさないほうが不思議なくらいだ。
交通事故が深刻な問題になっているが、ガイドによってもベトナム人の命に対するとらえ方が全然違うんだなと実感することがあった。
昨日のガイドは車を恐れずガンガン渡ったりすることを勇敢だといっていたが、
このニンビンに連れて行ってくれた人は、命を大切にしないことは間違っているといっていた。
俺もそう思う。命を大切にせず、交通ルールを守らないことのどこが勇敢なのだろうか。俺には理解ができない。
そんなこんなでニンビンに到着。
まずは古都ホアルーという場所へ。
ここはハノイで見たタンロン遺跡に遷都されるまでの丁朝の都が置かれていた場所である。
ここでガイドがベトナムの歴史をざっくりとだが、語ってくれた。
改めて、ベトナムって辛い歴史を送ってきた国だなと思う。
もちろん何も知らない日本人が勝手に判断するなよって言われてしまうそうだが、そう感じてしまったんだからしょうがない。
繰り返し侵略され、世界史の知識だけで見てしまうと、負の側面がおおすぐいるような気がする。
というかベトナム史って世界史の授業でほとんど触れないし、触れるところって大体侵略されるところだからな。
もちろん、そう思っていもいないし、楽しく生きているよ!って思っている人が多いんならいいんだけど、俺はそういう負の歴史を送ってきた国っていう先入観をどうしても持ってしまう。
とても小さな祠ではあったが、ベトナムの人たちがここを大切にしているということは伝わってきた。
そしてその後近くのレストランでランチを食べて一服した後、いよいよタムコックへ。
ここにはまさに俺が見てみたかった景色があった。
正直ハロン湾を超えてしまった。
なぜならここはまさに秘境と呼ぶにふさわしい場所だったからだ。
さっそく小舟に乗り込む。
小さな小舟で、漕ぎ手は器用に足でオールを回す。絶対真似できない芸当である。
確かに景色はハロン湾と似ている。
しかし俺にはタムコックのほうがしっくりきた。
まず、景色の中に自分たちだけが漂っているという感覚。
小さな小舟のオールを漕ぐ音、水を切る音だけが響く。
初めは往復3時間でトイレ我慢できるかな、なんて心配をしていたが、そんなことを忘れるほど景色に吸い込まれて見入っていた自分がいた。
脇には普通にカモが頭を水面につっこみ、おしりをぷかぷかと浮かべている。
どんどん川幅は広くなり、断崖絶壁のすぐわきを通過する。
ハロン湾より岩までの距離が近いのがいい。
途中、大きな洞窟をくぐることもあった。
まっくらになるのだが、漕ぎ手は器用に船を進める。
けどまあ漕ぎ手はよくも休憩なしで2時間以上も漕ぎ続けることができるものだ。
チップを渡す。タムコックは本当にきれいだったし、神秘的であった。
まさに秘境。こんな場所を小舟で静かに見れたのが良かったのかもしれない。
そしてまた2時間かけてハノイに戻ってくる。
飛行機までにはまだ時間があった。
このベトナム旅行最後に、ギンコーというTシャツショップへ向かう。
この店はフランス人のデザイナーがベトナムの日常風景をデザインしたもので、
ベトナムのシンボルともいうべくあの絡まりまくった電線や、荷物が多すぎるバイク等のベトナムではありふれた光景がなんともかっこよくプリントされているのである。
ギンコーはあのカオス的地域である旧市街にある。
道のりは一日目に行っていたため比較にスムーズに進むことができた。レベルアップしたな、また。
あのクラクションまみれで交通ルール無視で人が多すぎるハノイの町もこれで見納めと思うと少しさみしく思えてくる。
ほどなくしてギンコーに到着。
Tシャツは俺的にはすごく面白いものが多くてどれを買おうか迷ったが、買ったのはやはり電線絡まりまくったTシャツであった。
しかし、この最後の最後でプチ事件が勃発した。
俺がまずTシャツを購入。
きっちりとレシートを確認して、お釣りに間違いがないことを確認する。よし、OK.
そしてその直後に奥さんがTシャツを購入。
俺がお釣りを店員の目の前で確認していたので、まあ大丈夫だろうと思っていたのが甘かった。
やられた…
なんと10万ドンお釣りが少なかったのである。
確認したのが店を出てからだった。
10万ドンっていうと日本円にすると500円くらい。
たかだか500円って思うかもしれないが、値段ではない悔しさがこみ上げる。
しかも俺のときはきっちりとお釣りを渡しておいて、その直後にぼったくってくるとは相当にうまい。
もはやこういのは駆け引きだ。
なんか駆け引きに負けたみたいで相当悔しがっていた。
まあ、今思えば笑い話というか、話のネタにできるけど。
そんな思いで出もありつつ、ホテルに帰り、タクシーで空港へ。
タクシーの値段は事前にホテルに確認していた。
ちなみにベトナムのタクシーはきちんと選んで乗らないとこれまたとんでもないことになるそうだ。
窓のスモークがやたらきついタクシーなどは要注意。
ガイドブックによると、なんと車に書いてあるロゴがマグネットのタクシーもあるそうだ。
怪しすぎて逆にネタとして見てみたかった気がするが、そのタクシーには出会うことができなかった。
1時間ほど時間をかけて無事に?(途中高速を使ったので、高速代と言ってすこし割高に料金を請求されたが、
この料金を払うべきなのかどうなのか分からなかったが、フライトの時間が迫っていたため、面倒くさくてそのまま払った)
来る時に飛行機のなかでズボンがきつくてつらかったという反省を生かし、帰りはだぶだぶのものを履いて乗った。
思い返してみると、今回のベトナム、駆け込みで行ったにしては行くべきところは十分回ることができたと思う。
しかし、ハノイだと1日もあれば要所はすべて回れる。
3日間ハノイに居続けるってのはけっこうきついだろうな。だって基本は生活感あふれるエリアだからね。
今度はフエや、そしてホーチミンに行ってみたい。ハノイとはまた違った一面が見られるという期待を込めてね。
ということでベトナムはハノイ旅行記でした。