最近読んだ本の中ではこれが面白かったです。著者は1954年に自民党本部の職員となり,後に幹事長室長となり,若き日の田中角栄から加藤鉱一まで,歴代22名の幹事長に仕えた。そのひとりひとりについて,彼らの政治行動や日常の素顔などを,定点観測的な目で詳細に綴っている。こういう本は信頼できる。
幹事長には就いていないが,元首相・総裁という立場でありながら細川連立政権後の新進党に身を売った海部俊樹について,著者は「許せない」と書いており,総裁室の写真の額を独断で外したというエピソードは面白い。
当時の新聞報道で読んではいたものの,いま改めて読んでもまったく恥ずべき行動だ。そのうえ再び自民党に復党し,老体を晒しながら議員を続けたというのだから何とも云い様がない…。
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