今年の上半期に読んだ本では3本の指に入るか,というくらいに読み応えがありました。戦争という大きな動乱の中,数々の国策決定の場において,昭和天皇が出来うる限り英国型の立憲君主として振舞おうとしていた点。また,軍部の指導者よりも合理的な思考で戦争の行方を冷徹に見通していた点などが,側近たちの残した一次史料を引用して克明に描かれています。
また,二・二六事件を巡っての北一輝の言行からは,彼が正しい意味でのナショナリストの側面を持っていたことが分かり,今更ながらではありますが,自分としては新鮮な発見となりました。
なぜ(左翼の)松本健一が(右翼の)北一輝研究をしているんだろう?と以前から疑問に思っていたのですが,これで見えてきました。
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