もっと乗りた~い,自転車に!

自然の中をロードバイクで走るのが大好き。現在の愛車ははPINARELLO GAN-RS(2016)。

想定されていた「悪魔の連鎖」 「最悪のシナリオ」。

2012-02-28 | 世情

昨日から報道に乗り始めた,福島第一原発事故に関する「民間事故調」の報告書。
まだ限定的な範囲でしか見聞きしていませんでしたが,たった今,NHKの「ニュース9」で25分間にわたって報道がありました。
いやいや。ここまで詳細によく調べたものだ。

当時対応にあたった政治家,保安院,東電など関係者約300人に聞き取り調査。
その結果を分析し,問題店を浮き彫りにしました。
これは是非とも生で読みたい報告書だ。
こういう(といってもこんな事故は過去に無いけれど)調査委員会としては,かなり突っ込んだ調査となったのではないか。
もちろん良い意味で。

それにしても,炉心溶融→炉心爆発→大量の放射性物質の放出→福島第二原発の連鎖的な爆発→さらなる大量放射性物質の放出という「悪魔の連鎖」が起こった場合を当時の官邸中枢が現実的な問題として想定し,東京圏の大避難という「最悪のシナリオ」が検討されていたとは…。
なんてこった。

いや。素人の自分でさえ,当時のあの原発の状況をテレビで見聞きするにつれ,これは本当にヤバいかも…と思ってました。
僕の住んでいるところは約130km離れていますが,事故からしばらくの間は最悪の事態を考え,ガソリンの残量と避難できる距離。その際の方角やルートをずっと考えていました

これが「心配のしすぎ」とかじゃなく,官邸中枢が真顔で語っていたシナリオだったとは。恐ろし過ぎる!!


LAURYN HILL-TO ZION

2012-02-26 | 音楽

1998年にリリースされたソロアルバム“The Miseducation Of Lauryn Hill”
に収められた曲。メランコリックなメロディと,彼女のソフトで哀愁を帯びた唄声を堪能できます。
ああ,素晴らしい。。

昨日は一日雨で走れず。今日は朝から低くどんよりした雲のため,その気にならずに走らず。
ま,いいっか~。


Common- Retrospect for Life

2012-02-22 | 音楽

commonはヒップ・ホップのグループのなかでは一番好きです。
この曲は‘One Day It'll All Make Sense’という,非常に内省的でリリカルなアルバムに収められた作品。
    
抑制的なピアノの演奏が好きで,もう何十回も聴きました。特にラストの弾き上げ方が素晴らしい。
深く,静かに,心の琴線に触れる曲です。
その昔,自分のラジオ番組でこの曲を掛けた渋谷陽一も,「いやあ,たまりませんねー」と言っていた。
ゲストボーカルLauryn Hillの歌声も素晴らしい。1997年のリリース。


高野秀行『アヘン王国潜入記』

2012-02-20 | 読書
 

Amazon.で買い物をしていると,これまでの購入履歴から「あなたにお勧めの本」がずらーっと出てくるのですが,そのリストから最近選んで読んだなかで一番面白かった本。
「ゴールデントライアングル」と呼ばれる麻薬(ケシ)の大産地の一角であるミャンマー北部に自らが単身7カ月も滞在し,播種から収穫までケシ栽培に従事した著者が見た麻薬生産をめぐる現地の人々の姿をルポ。少数民族や不安定な政情についても学術的なレベルで書かれており,単なるキワモノ本ではない。が,実際に大麻を吸引して中毒気味になるところまでいくと,そこまでやるか!と恐れ入る。


風,強すぎ。

2012-02-18 | 自転車

今朝は7時に起きて窓の外をみたらうっすら積雪。こりゃ路面凍ってるよな~。寝よ寝よ。と,8時過ぎまでグーグー寝ちゃいました。気持ちヨカッタ~。
「軽くでも走っておこう」と,9時過ぎにスタートしましたが,今日も北西の風が強い!今シーズンはこんなんばっかり。今日の予想最高気温は4℃だし…。

常陸大宮のしんすい庵まで行こうと思ったのですが、強風と低温に心が折れて途中引き返して,金砂郷の「JAこめ工房」に入ってしまいました。早めのお昼を食べたあとは帰りましょ。食堂わきの直売所では地元産の野菜や米,加工品が売られていますが,その中で里美の木炭を発見。おお,いいなあ。でも買って帰れないし,考えてみりゃ買っても使いようが無いです(汗)。
     
そば粉のコーナーを見ていたら,そばがき用の石臼挽きそば粉を発見。水府産です。これは美味しそう!!と購入しました。作り方は…
①粉を水で溶いて,泡立て器でよく掻き混ぜる
②鍋を火にかけ,しゃもじで焦げないように絶えず掻きまわす
③水気がなくなったら火を止めて余熱で練り上げて出来上がり
わさび醤油で食べるのが一番おいしいのです。うひゃあ,楽しみ…。
Dst61.8 Av22.0


『アフガンの四季』

2012-02-17 | 読書

本はほとんどamazon.で買っているんですけど,当然のことながら品切れや絶版になった本は売っているはずもなく,そういうのは図書館で借りて来ることにしています。でもって最近借りて読んだ中で良かったのがこれ。佐々木徹 『アフガンの四季』 中公新書 1981。
1973年のクーデターによるザヒル・シャーの退位。そして79年からのソ連軍介入に始まる混乱の政治史は直接的なテーマとせず,著者自身が長い期間現地で生活をし,厳しい自然環境の中で伝統的(或る意味では因習)な生活を送るアフガン市井の人々の姿を描き出した本。とても良かったです。こういう本に出会えたのは幸運でした。


里川@折橋 沈下橋

2012-02-15 | 自転車

毎度で恐縮ですが,11()に走った時の動画です。ここは大きな沢が合流する地点でもあるので,水音も大きいです。
川底が深い部分もあるので,くぐもったような音も混じります。水音はいつまでも心地良く,ずっと音の全身浴をしていたい気分になります。


里美観光農園「うぐいすの里」。

2012-02-13 | 自転車

そんなわけで,強風に心が折れてUターンした後は,お楽しみのお昼です。ウキウキ!向かい風で60km以上走ったので勘弁してね(^^)

今日のお店は,大中にある「観光農園うぐいすの里」の蕎麦屋。入るのは初めて。どんなもんかな~?と中に入ってみると,ほぼ満席状態。店を仕切るおばさんたちもテキパキと動いていて,いい雰囲気です。

      

ざっとメニューを見ましたが,「やっぱり,蕎麦の味を見るには‘もり’だよなー」と,もり蕎麦を注文。しかし,ちょっとのあいだ外のトイレに行って帰ってきたら,ほかの皆さんの多くが食べている天ぷら蕎麦がとっても美味しそうじゃないですか!! 

僕は急遽おばさんに「すみませんけど,今から天ぷら蕎麦にしてもらえますか?それから,出来れば蕎麦も大盛りに…」とお願いしたら,「いいですよー」との答え(☆喜☆)。大盛り分は後から出てきたので,写真のとおり笊が2枚になっちゃいました。

     

うひゃ~。おいしそお~~。特に天ぷらが食欲をそそります。
大きい舞茸が二つ。ほかに椎茸と葱と青菜。食べてみたら案の定,凄くおいしいー。舞茸は風味が良いうえに,使っている油が良いのか,サクサクと食べられちゃいます。熟成された蕎麦の香りと,舞茸の風味が口の中で溶け合って,至福の瞬間です。椎茸も肉厚でGood。ぜんぶ地元産。「常陸秋そば」も自家栽培,自家製粉,石臼挽きです。蕎麦というやつは,収穫期の秋よりも,実の熟成が進む2月ごろ,つまり今が一年中で最も美味しいのです。

      

店内には無料で飲める地元産のりんごジュースや,かぼちゃ煮のコーナーも。手書きの絵に「ただ!!」というのが良いですね!!
天ぷら蕎麦は
1,100円。大盛りは150円増しです。この内容と美味しさならば全然高くない,というか値段の問題じゃなくて,あんな美味しい天ぷら蕎麦は他じゃ食べられない!ぜひまた食べに行きたいです。

昼食後は根岸のため池へ。冬枯れのこの季節ですが,水はいっそう澄んでいました。復路,久慈川の土手に菜の花が咲いているのを発見。寒い寒いと言っているうちに,もう春ですねー。
Dst112.0 Av21.3


林檎も新芽。

2012-02-11 | 自転車

久しぶりに里美方面へ行ってみようと今朝は8:00に出発。立春を過ぎたというのに,相変わらず気温が低いです。R6の榊橋の気温計は0℃。さらに今日は朝から北風が強いっ!。とりあえず一旦海まで下ってから遡上を開始します。しかしサイクリングコース上は風が強かったので,下に降りてR293を西へ走りました。
     
R349にぶつかったら今度は北へ。山に入れば風が弱くなるのでは…,と期待したのですが,里美街道は谷幅が広いために,道路はまさに北風の通り道となり,まともに向かい風状態。
折橋宿に到着すると,昨年秋の台風で流された橋が架け換えられていました。僕は河原に降りてしばし休憩。ここは大きめの沢が合流する地点でもあり,深いところは川が緑色に見えます。
      
交差点そばの菓子店「やまがた」さんで、つぶあんのまんじゅう「ふぶき」と,こしあんの「大福」を買いました。いつもながら美味しいなあ。下の写真にある大きな鳥居は,大中神社の入口にあるもの。この辺からいっそう風が強くなってきました。いつも通りに,福島県境まで走って折り返そうと思っていたのですが…。
     
風が強いし顔は冷たいし,道路はずっと上り基調。と云うことは,折り返した瞬間から追い風&下りの楽チン状態。でも待て。せっかくここまで来たのだから…。と,若干の葛藤がありましたが,風の強さに気持ちが萎えたのと,すでにお昼時になったのとで,峠の手前5~6㎞のところで折り返しちゃいました(汗)。
(この項つづく)     追記:林檎も新芽が出ていました。たぶん,だいぶ前からでしょうけど(^^)。右の写真は梅?


2011 ベスト本。

2012-02-10 | 読書
 

最近5年くらいはアフリカの本を読んできました。アフリカには中央政府が国を統治する能力,意欲の無い「失敗国家」と呼ばれる国(或いは中央政府そのもの~とりわけ暴力装置としての軍隊の正統性~をめぐる争いが絶えない国家)が多いのですが,逆に言うとそういう国においてはある意味で政治,乃至は人間の原初的な姿を見ることが出来るのです。

しかしアフリカについては去年ぐらいから,もう大体読んじゃった感が出てきたので,中東にシフトし始めました。いやはや。こちらもかなり面白いです。特にアフガニスタン,パキスタンあたりが。
そんな中,2010年に読んだベストは,井筒俊彦「イスラーム文化~その根底にあるもの」岩波文庫でした。地域に関する本を読んでいくうちに,「そもそもイスラムとは?」ってところに今さらですが1回立ち帰ってみるか,と思って読んだのです。そしたら,これが良かった。
イスラーム研究の第一人者によって書かれた,きわめて分かりやすい概説書ですが,読んでみたら幾度も目からうろこ。ストンストンと頭にどんどん入ってきます。これはいい本だな。きっと何度も読み返すことになると思います。


今年のベスト番組 「不屈の闘志激突 ’85ラグビー日本選手権 新日鉄釜石VS同志社」。

2012-02-07 | テレビ

元旦にNHK-BS1で放送された「不屈の闘志激突 ’85ラグビー日本選手権 新日鉄釜石VS同志社」。最高に良かったです。僕にとっては間違いなく2012年のベスト番組になると思います。

当時の日本選手権は,学生王者と社会人王者の一発勝負。
そこからして今の選手権とは緊張感が違いました。

片や,80年代の学生チームとしてはその域を超えていた同志社大学。
平尾誠二,大八木淳史らを擁するチームは,すでに大学チームに敵は無く,日本選手権で6連覇を続けていた釜石を倒すことを目標にしていました。

一方の新日鉄釜石。
チームは地元の高校を卒業した選手が中心で,彼らはラガーマンである前に,高炉で働く‘鉄の男’たちでした。
当時釜石は日本選手権の常勝チームとなっていましたが,チームの司令塔であるスタンドオフ松尾雄二は,長年の酷使で足の状態が悪化。試合直前まで入院していたという異常事態でした。

よって松尾の引退は既定路線となっており,いよいよ同志社が釜石を倒すのか?という異様な緊張感のなかで行われた試合でした。
もちろん国立競技場は満員。
僕もその現場に居ました。

いつものようにバックスタンドには,釜石の大漁旗が舞っていました。
その光景は目に焼き付いています。

その試合を,当事者の松尾と平尾がNHKのスタジオでノーカットで見つめながら,勝負の裏で何が起きていたのか,知られざる過去や葛藤を語りつくすというのがこの番組です。

もう,全編を通して最高の番組でした。
試合前のロッカールームで気持ちを高揚させる釜石の選手たちが唄った部歌。
映像は部屋のドアを映すのみでしたが,その熱い歌声には,涙が出そうになりました。

光わき立つ 朝空に 
新生の鐘 響くとき
見よ たぎり立つ溶鉱炉
おお その聖火 守る者
われら われら 黒鉄のラガー

直後に主将松尾が‘よし行くぞ’ 部員が‘おうっ’。
そしてドアが開き,選手が出ていく…。

番組のほうですが,松尾も平尾も昔からの人柄が全然変わっていなくて,観ていて本当に幸せな気分になりました。
僕は場面場面で真剣に見入ったり,トライに至る球の繋ぎ方を何度もリプレー&スローで見たり。
ユーモアある松尾の話に大笑いしたり…。

試合は釜石の勝利に終わりましたが,両チームともその持ち味を存分に出しきった,本当にいい試合でした。
しかりやはり,釜石の選手たちが体を張って球を繋いでゆくその姿には,何度も,何度も胸が熱くなりました。

ラグビーは,本当に好きです。
学生時代は秋から冬にかけて,ほとんど毎週のように観に行ってました。

やっぱり当時の釜石は,色々な意味で最高のチームでした。
もう,ああいうチームは出現しないでしょう。
自分もあの試合の現場に居合わせたことを,今でも幸せに思っています。


立春の翌日に。

2012-02-05 | 自転車

昨夜は11時に就寝して,今朝は7時に布団の中で目を覚ましました。が,すぐには起きずに,30分ばかり布団の中でストレッチしたりで,これがすごく気持ち良かった(^^)。シアワセ~。
昨日は仕事だったので,今日を全部自転車に持っていくのはムズカシイので,軽くいきましょう。
     
大島公園に寄ってみると,ハクチョウくんが寄ってきます。餌をくれると思ったのか?ゴメンねー。何にも無くて…。お次はR245で日立方面へ向かいます。水木の灯台公園でひと休みしてから折り返し。河口からサイクリングコースへ入って,久慈川→山田川。小さな堰で水音に身を任せるってのも良いもんです。昨日は立春。寒い寒いと言ってる間に,もう春なんですね~。
      
土手の南斜面に菜の花を探しましたが,まだほとんど見つけられませんでした。1か所咲いてるところがありましたが,おじさんが花摘みしてたので,写真撮れませんでした(^^)。また今度!!
今度の土曜日はゆっくり走りたいな。最近ぜんぜん走って無いですからねー。
Dst70.0 Av22.0


カネは要らん!

2012-02-04 | 自転車

最近は仕事その他で忙しくて,もっとゆとりが欲しいな~と思いつつ過ごしております。今日も土曜だというのに出勤で,帰宅は夜8時(泣)。明日は自転車どーしよーかな~。天気も良いみたいだから気持ち良く走りたいんですけど。
休日出勤はですね…,カネは要らんから休みをくれ~って感じです。もうホントに!!
写真は夜明け前の阿字ヶ浦海岸です。