大震災その後

地震直後の記事から間が空いてしまいました。当地では断水が11日も続きましたが、この土日からはガソリンも普通に給油できるようになり、ほぼ普通の生活が戻りました。
それにしても今回の巨大地震の爪痕は余りにも大きい。近い所では大洗でも4mを越える津波が押し寄せ、町は大きな被害を被りました。日立の海岸線もしかり。5mを越える津波により陸揚げされたBMWの多くの高級車は鉄屑となりました。
僕は以前自転車で国道6号を仙台まで北上したのですが、街道沿いの町は津波により壊滅的な打撃を受けてしまいました。あの時に見た田園の風景が今は無惨な姿になっているのか…。仙台空港にも津波が押し寄せたし…。南相馬の直売所で歓待してくれたおばちゃん達は果たして無事だったろうか…。無事であれば今は避難所暮らしをしているのだろうか。原発はその時泊まったホテルのそば。辺りは無人地帯か…。
巨大な津波が仙台平野の畑作地帯を舐めるように飲み込んでいく(人家も車も)シーンをテレビで見ましたが、一体これは現実なのか？と思うほどに目を覆いたくなる映像でした。東北の太平洋岸では沢山の人が亡くなられましたが、水に飲み込まれるその瞬間の恐怖を思うと、言葉も出ません。そしてそのご家族の悲しみも…。
今はただ、亡くなられた方々のご冥福を祈り、ご遺族の哀しみに思いを寄せることしか出来ません。
再び美しい自然の風景が戻る日が来ることを信じて、各人がそれぞれの持ち場で頑張る以外に途はありません。