ジョージ・いまさきもり の アンダンテ・カンタービレ

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知恵を産む職場を作ろう 遠藤 功さん

2011年11月03日 | ラジオ番組

11月3 NHK『ラジオあさいちばん』から
☆☆☆ ビジネス展望 ☆☆☆
『知恵を産む職場を作ろう』 遠藤 功さん

現場が地道な努力を積み重ねている企業を二つ紹介する。
一つは、自動車生産のダイハツ工業。

子会社や関連会社を含め、250社が
30年も前から『TQM』に取り組んでいる。

今年31回目となったTQM総会に出席したが、 
『埃の見える化』をはじめとして、
品質の向上に向けて、現場が愚直に知恵を出して
常に品質向上に努力しているのがよくわかった。

もう一つはヤマト運輸の横浜・港北ニュータウンの事業所。

同事業所では長年の経験から、
荷物の配達は、午前10時を過ぎてしまうと、
留守になる家庭が増えてしまうので、
荷物を持ち帰り、再度の連絡や配達をして、
効率が悪いことがわかってきた。

そこで、何としても、10時までに配達を終えようと、、
セールスドライバーにパート社員を1人付けて、
ペアを組ませて、配達をさせている。

10時までの配達に責任を持つドライバーは、
なんとしても、配達に慣れていないパート社員を
自分の戦力にする為に、
自分で工夫して、具体的な配達のマニュアルを作っている。

こういう、ドライバーの知恵が
パート社員の戦力増強に役立ち、成果をあげている。

総じて、日本の現場は知恵の宝庫である。
実践によって裏付けられた知恵で溢れている。

多くの『ナレッジ・ワーカー(知恵ある働き手)』が
さらに知恵を生み出して、
限りない品質の向上に寄与している。

知恵を産む現場を作ることが、
現場力の向上につながっている。


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##この文章は私の覚えとして放送を要約したものです。##
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