ジョージ・いまさきもり の アンダンテ・カンタービレ

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日本のGDP世界第3位を考える~NHKラジオ朝一番から

2011年02月21日 | ラジオ番組

2月21日 今朝のNHK「ラジオ朝一番」から
   (今週金曜午後からNHKのホームページで放送が聴けます。
      右上のブックマークから入ってください。)

   ☆☆☆ビジネス展望☆☆☆
     「日本のGDP世界第3位を考える」     浜 矩子さん

中国が日本を抜いて世界第2の経済大国になった。
これは、日本は、
経済成長の伸びが止まり、成熟経済国になっていて、
一方中国は、
経済成長の真っ最中にある若い国だから、
このように追い抜かれるのは、そう驚くことでは無い。

中国の近年の発展は、
”経済成長1点張りの一輪車”に乗っているようなものだ。

高い経済成長のもとで、
中国でも貧富の差の拡大が進んでいる。
社会的な民主化も進んでいない。

このような不満も、
これまでは高い経済成長で吸収してきたが、
いずれは、成長だけでなく
分配も追求しなければいけなくなってくるだろう。

そのような民主化の要求が強くなれば、
”経済成長一点張りの一輪車”は、
バランスを崩して倒れてしまいそうだ。

とても不安定で、
とうていこのまま成長が続くとは思われない。

今後も経済成長を進めるには、
食料を始め多数の資源を必要とするから、
それを海外からどの様に調達するか、の戦略が必要だ。

また世界各国の企業が中国で生産活動をすることで
中国の経済は成長はしてきたと言える。
だから中国経済は、
実は多くを世界各国に依存していると言える。
この点をよく自覚して、
世界各国に見捨てられないように行動すべきだ。