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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

遠足の思い出ですか?

2016-10-28 20:35:58 | 旅行
遠足の思い出はとくにありませんね。
強いて言えば小学校6年生の時に国会議事堂に行った事ですかね。
それぐらいしか覚えていませんよ、小学校の思い出は結構忘れてきていますし。

ですが中学校の鎌倉の校外学習は転んでしまったり、女班長と喧嘩したりといろいろ思い出があります。

2000円ぐらいしか使えませんでした、そして横須賀線の電車の中で寝てしまいました。
懐かしい思い出です。
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冬コミはどうしよう?

2016-10-28 20:13:09 | 日記
今年は冬コミに行こうと1年前から意気込んでいましたが・・・・・
正直・・・・・・・・・

     行くか行かないかで渋っています。

まぁ福島に行く事もあり、冬コミを取るか福島を取るかにせまられました。
福島にも行きたい、だけど冬コミに行きたい。
結構悩みます。

優柔不断には困ったもんですよ、どっちを選ぶか。
バスで帰るんですけど、席が取れなくなるんですよね。
あははははははは・・・・・・・・・がくしん

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閲覧した皆様に感謝。

2016-10-27 22:23:24 | 日記

読者も16人になり、一昨日最高閲覧人数になった当ブログ。
どんどん手ごたえを感じ取っている長田義家。
まぁさかここまで成長するとは思ってもいませんでした。

これも皆様の応援のおかげであります。
今後も当ブログをよろしくとお楽しみください。

では作業へ復帰しまする。
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第34話 進路 後編

2016-10-27 21:18:52 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
茂人と大樹が居酒屋に到着して30分後・・・・
飲み会は絵里の子供話、茂人とデワントンが平時経営する銭湯の話などの話題で・・
より一層盛り上がった。

ラウラは今までの教官でこれからの教官である茂人の事を知る事ができ・・・・
デワントンと仲良く夫婦生活の話は特に面白かった。

デワントン「子育ては最初慣れなかったけど、あれから10年近くやってきて人生これほどまで楽しかったなと思ったわ。」

星村絵里「まぁそろそろ反抗期の時期だけどね・・・・」

デワントン「そうだけど、大変だったイヤイヤ期も今ではいい思い出よ。」

絵里とデワントンは10年近い母親経験を持っている・・・・・

近くで絵里を見てきたミアンを除く未婚のメルトラン達は・・・・・・
いろいろとカルチャーショックを受けながら、興味深く聞いていた。
なんせ結婚し子供を授かる事はゼントラーディ軍社会ではありえないからだ。

いろいろと聞いていくうちに・・・・・

ラウラ「男と女が愛し合って子供を作ると言うけどどうやって?」

デワントン「・・・・・・・・」

星村絵里「ラウラ・・・・・この話はこの場でするような話じゃないんだけどな、やめようか?」

ラウラ「なんで?」

星村絵里「恥と言う文化からよ、まったく知りたければインターネットで調べるか行政に頼れ!」

ラウラは子供をどうやって作るのかをデワントンや絵里に聞いてきた。

突然の子供をどうやって作るかと言うラウラの発言に大樹と茂人は・・・
飲んでたビールを吹き、子供をどうやって作るのかを知っていたミアンは顔を赤らめた。
メリルやロザはまったくその知識がないせいか、何が何なのか戸惑っていた。

デワントンは余りにも突然な発言に上の空になり・・・
絵里は呆れながらラウラにインターネットで調べろと言った。

ラウラ「ここで言えないわけ?そこまで秘密なわけ?」

星村絵里「バカ!性教育に関わる事を公共の場で言えるわけないでしょ!堂々と言ったら変態扱いされるわけ!」

ラウラ「変態って何よ!」

星村絵里「分からんなら、自分の身で味わえこのバカ!」

吉野大樹「お~怖」

インターネットで調べろと言われたラウラだが納得していない・・・

むしろここで説明しろと口調強め言うが、絵里は更に口調強めて反論した為・・
ラウラと絵里の口論合戦に発展し、その隣で大樹は二人を怖いと言った。

茂人とデワントンは呆れながら見てたが・・・・・

桐原少佐「ラウラ、性教育関連をここで教えろと言っているうちはまだ子供を作る事を知るにはまだ早いな。」

ラウラ「教官・・・・・何故・・・・」

桐原少佐「ラウラは23歳ではあるが、性教育関連はまだ子供レベル。きちんと行政の支援で性教育を学んでこい。」

ラウラ「でもこれから部隊が・・・・」

桐原少佐「教材は一式貰える、空いている時間で学べばいい。それよりもこの話は置いて置いて酒を楽しめ、酒が不味くなる。」

ラウラ「・・・・・はい・・・・分かりました。」

茂人から行政の支援で性教育の教材を貰いしっかり学べと言った。

ラウラの性教育のレベルはまだまだ子供レベルである・・・
まだ子育てとか子作りをしていいようなレベルではない。
変に性知識を知りやってしまえば取り返しのつかない悲惨な結果になる
と茂人は懸念しており、しっかり学んでから考えて欲しいと思っていた。

デワントン「父親らしい事言うわね~茂人。」

桐原少佐「現に父親だからな思う所もある。」

デワントン「なるほどね、娘達が大きくなればラウラと同じように教えるわけだね。」

桐原少佐「それが親としての義務だと思っているからな。」

ラウラにきちんとした性教育を受けろと言ったのは娘の将来のため。

娘達も将来大きくなれば性に関わる機会が増えてくる・・・・
誤った知識を覚え不幸な目に遭って欲しくはないと考えていた。

その練習のためにラウラを教育した。

茂人の命令にラウラは渋々従った。
子供関連の話や性教育関連の話から最近のニュースの話題になった。

ロザ「そう言えばゼネラル・ギャラクシー社、最近最新鋭機の発表があると言う告知ありますね。」

ラウラ「最新兵器?」

吉野大樹「空戦能力に優れ安価な軽戦闘機を開発しているんだ、詳しくは言えんが・・・・」

ラウラ「へぇ」

ゼネラル・ギャラクシーの新型可変戦闘機の発表。
最近、可変戦闘機パイロット・・特にゼントラーディ人パイロットの間で話題になっていた。

噂ではこの可変戦闘機開発にはゼントラーディ人が携わっていると言う理由から・・・・

ゼントラーディ人社会において整備や開発の技術を持っていないのが当たり前で
その中から開発者として最新鋭機に携わっていると言うのは衝撃的な話だった。

星村絵里「確かアルガス・セルザーとか言う名前のゼントラーディ人だったとか・・・」

メリル「聞かない名前ですね。」

星村絵里「恐らくだけど無名の一般兵士のようね。」

開発に携わっているゼントラーディ人.アルガス・セルザー・・・・・
あまりにも無名過ぎて、絵里達は全然知らなかった。

むしろゼントラーディ軍は何億の兵員がいるため・・・
ラウラや絵里達がアルガスの事を知らなくても当然であり・・
特に何も問題がない・・・・

ただ・・・・・

ミアン「同胞が戦闘以外の重要分野に携われるなんて光栄ですね。」

デワントン「ゼントラーディ人の議員や社長とか珍しくないからね、将来的に首長とかでそうかな・・・・」

星村絵里「新統合軍に進まなくても上手くやれるってある意味才能開花したのかな~」

戦闘以外の事を知らなかったゼントラーディ人たちが・・・・
非戦闘分野の重要ポジションに就けたと言う話は自分の事のように誇らしい。

開発者や技術者だけでなく、社長だったり議員だったりと・・・・

軍を離れ民間社会に進出したゼントラーディ人は様々な末路を辿ったが・・・
あらゆる分野で出世した者が数多くいた。

そんな彼らの姿を見て新統合軍に進んだゼントランも誇らしかった。

星村絵里「首長ね・・・・あっミリアか・・・・」

ラウラ「ミリア??」

星村絵里「うん、ミリア・・・軍辞めたら将来市長になるらしいですって」

ラウラ「ん?ミリアが!?」

いろいろと軍に進まなかったゼントランの話をしていると・・・・
絵里がミリアが軍を辞めたら市長になると然り気無く言った。

ミリアが軍を辞めて市長になる、それを聞いたラウラは唖然とした。

市長とかどんなものかはラウラは歴史の本を読んで知っていた。
選挙で選ばれた行政の長であり、新統合政府統治下では現地基地に対する指揮権があると・・
そんは選挙で選ばれた行政の長にミリアがなる・・・それが事実なら笑い話だ。

ラウラ「あはははははははは」

星村絵里「何がおかしいのよ?」

ラウラ「ミリアが首長ねぇ、キャラじゃないわ。選挙で勝てるのかしらね?」

行政の長にミリアがなれるわけがないと思っていたラウラは笑って否定した。
ミリアが選挙で勝って市長になれるわけがないと・・・・・・

絵里はともかくデワントンはラウラの発言に少し気を悪くしたが・・・・
ラウラはそれを気にせずか、ミリアが首長になることを笑いながらバカにしていた。
それを激怒したのか、大樹が席を立った。

吉野大樹「最低だな、人のやろうとしている事を笑うなんて。」

ラウラ「えっ」

吉野大樹「そんなにおかしいのかよ!自分のやりたい事をやろうとする事が!」

ラウラは席を立った大樹にビンタされた。

突然の出来事にラウラは動揺して、何もいい返せてなかった。
周りも動揺しているのを確認できるが、何より大樹の表情が怖かった。
まるで自分を見つめる獣のように・・・・

動揺しているラウラに向かって大樹は一言放った。

吉野大樹「自分がミリアいやミリア・ジーナス中尉の立場でさっきの発言を言われたらどうする?」

ラウラ「!?・・・・・・・嫌です、気分悪くなります。」

吉野大樹「今それをやったんだ、軍人いや人として恥じる事をしたんだぞ!自分に言われたら嫌な事を他人に言うな!」

自分に言われたら嫌な事を他人に言うな!・・・・・と

ラウラがミリアに向かって言った事はまさにそれで・・・・・
大樹からしたら平然と笑いながらいい放つラウラが腹正しい事だった。
デワントンは大樹に何か言おうとすると、茂人が前に出て・・・・

桐原少佐「吉野!!」

吉野大樹「ハッ、隊長。」

桐原少佐「口が厳しいぞ、ラウラの態度は怒るべきだが・・・言葉の使い方を間違えるとお前が加害者になる。言葉を慎め」

吉野大樹「申し訳ございません。」

桐原少佐「ラウラに言うのもなんだが、お前もお前だ。一応一つ上の歳上だからな。」

口厳しくラウラを叱る大樹を注意した。

周りの雰囲気も悪くなるし、ラウラも泣きそうになっており・・・・・
このまま放置してたら他の席の客にも店員にも迷惑になってしまうので・・・
茂人は大樹を睨み付け事態の収拾に努めた。

注意された大樹はあっとなり、冷静さを取り戻した。

ロザ「副隊長、ベルタリア准尉の直属の部下になるのであまり口調は厳しくしないほうが・・・・」

吉野大樹「分かってる、だがさっきの発言はどうしても許せなかった。ラウラ・・・悪かった。」

ラウラ「いえ・・・・私の方こそすいません・・・・気遣いできなくて・・・」

気まずい雰囲気になってしまった・・・・・・

ラウラと大樹はお互い謝ったが、さっきのやりとりで溝が深くなった。
それにラウラは大樹の直属の部下になるので、今後やっていけるか・・・

二人はこれから上手くやっていけるか不安になった。

桐原少佐「吉野大尉、ベルタリア准尉!!」

吉野大樹「ハッ!!」

ラウラ「あ・・・はい!!」

桐原少佐「神楽もいるが、上手く関係は築いていけ!!お前らならやれる」

吉野大樹「了解いたしました。」

ラウラと大樹の行く末を心配した茂人は二人に上手く関係を築けと命じた。

今後、二人は同じ部下と上官と言う関係で部隊勤務をする事になり・・・
いつまでもぎくしゃくした関係でいるわけにはいかない
上手く関係を構築し、神楽含め強い小隊として活躍してもらいたい

と茂人は思っていました。

ラウラ「隊長、私たち上手くやれるのでしょうか?」

桐原少佐「上手くやれる・・・・最初は微妙な雰囲気のまま続くと思うがな・・・・やれなければ・・・」

ラウラ「やれなければ・・・・・」

星村絵里「死だと思うな私。」

ラウラ「死・・・・・・・」

上手く関係を構築しなければ待っているのは・・死
茂人が言う前に絵里が言った今のままのラウラ達の行く末路・・・・・
ラウラと大樹はその言葉に戦慄を覚えた。

絵里の言う通りラウラと大樹の連携乱れれば死亡率が高まり・・・
更に小隊員である神楽も巻き込まれる形で死んでしまう可能性が高かった

星村絵里「まぁぐだぐだ言っても何も始まらないからとりあえず料理食べて酒を飲もうな。」

ミアン「今回は祝いの席ですし、暗い話を止めしっかりと楽しんだ方がいいと思います。」

ラウラ「・・・・それもそうだよね。」

吉野大樹「よく考えた場を悪くしてたな、すまない。」

デワントン「気にしないで飲もうね。」

また酒の席の雰囲気が悪くなって事を危惧した絵里とミアンは・・・・
もう暗い話を止め酒を飲み料理を食べながら楽しむ事を提案した。

せっかくの祝いの席なのに暗い雰囲気なのはもったいないと・・・・

メリルとロザは雰囲気の悪さに、落ち込んでし
気まずいままの新たな門出はこの先の行く末に不安に感じてしまう。

絵里はラウラ達に今日はしっかり楽しんで・・・・
これからの可変戦闘機パイロットとして過ごして欲しいと思っており
思いきって提案した。

ラウラと和也は絵里の言葉を聞いて自分たちが・・・・
祝いの席を台無しにしている事に気がついた。

二人はしっかり皆に謝罪し、再び飲食を再開した。

デワントン「この先大丈夫かなぁ・・・」

食事を再開したラウラと大樹を見てデワントンは二人の身を案じた。

これから上手くやっていけるのか・・・・・
上手くやっていけるのか、愛する夫茂人は指導できるかと・・・・

それから数時間後、ひと波乱あった祝いの席はお開きになった。

ラウラと大樹、二人の人間関係に火種を残しながら・・・・
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第33話 進路 前編

2016-10-27 00:11:51 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
【西暦2021年3月18日月面クラビウスシティー居酒屋上野原】

居酒屋上野原はクラビウスシティーが開府した頃からある古参の名店である。
店主は引退し婿養子のゼントラーディ人の天野嘉男に引き継がせているが・・・・
それでも陣頭指揮を取るといった活気の溢れていた。

今回この店を選んだのは・・・・・

天野嘉男「ようこそおいでくださいました。大尉殿」
居酒屋上野原.店主.天野嘉男

デワントン「ガリブこそ元気そうね、天野軍曹いや琴音ちゃん元気?」

天野嘉男「はいお陰様で、家内共々元気にやっております」

デワントンと嘉男は顔見知りであった事から・・・・

元々嘉男は茂人とデワントンがクラビウス基地に出向した際に知り合い・・・
意気投合して仲良くなった間柄であり、更に言えば・・・・
嘉男の妻であり当時事務員だった天野琴音軍曹も知り合うなどと古い付き合いの関係だった

お互い軍の一線を退いてからも茂人とデワントン一家とは家族ぐるみの間柄になり
よく嘉男と琴音の店である上野原に訪れていた

今回訪れたのも上記の理由からである

天野嘉男「しかしゼントラーディ人多いですね」

デワントン「私の部下だったりいろいろとね、それにそこのラウラとメリルの二人の卒業祝いですし」

天野嘉男「なるほどね、今度エースのミリアいや旦那さん連れてきてくださいな。」

デワントン「うーん、分かったわ。また今度ね」

家族ぐるみの付き合いからか嘉男とデワントンの仲は結構良かった。

そうした光景を見たラウラは・・・・・
いつか誰かとこうした関係が築けるのではないかと考えた。
もっとも今見ている光景はゼントラーディ軍ではありえないから・・・・

嘉男もといガリブ・シューバはブリタイ艦隊のヌー・ジャデル・ガー乗りであり
デワントンはクァドラン・ロー乗りでミリアの副官と・・・・・

いろいろと時代と常識が変わったなと思った

星村絵里「それじゃ私はピニャコラーダで」

ラウラ「私はビールで!」

こうしたやりとりの後、ラウラ達は注文を取り始めた。

最初にお酒を次に料理を頼み・・・・
皆が食べれるように量多めのおつまみを頼んだ。

注文を終えしばらくすると御通しが到着し皆で楽しんだ。

地球の食文化は素晴らしい
ラウラは地球の食文化の素晴らしさに感動した。

感動しているラウラに絵里が・・・・・・

星村絵里「噂では惑星エデンに向かうそうね。」

ラウラ「知ってたんですか?」

星村絵里「まぁねと言うか所属部隊が何処に向かうかは大体分かるわ」

ラウラ「うぅ恐ろしい」

惑星エデンに向かうのかと聞いてきた。

いきなり惑星エデンに行くとかと聞かれたラウラはぎょっとしていたが・・・
絵里曰く部隊が何処に向かうのか把握できると言った。

誰にも言ってないのに惑星エデンに向かう事を知っている絵里に知られてるとは
侮りがたしと言うよりかは恐ろしすぎる・・・・・
ラウラは絵里の高すぎる情報収集能力に畏怖を覚えた。

デワントン「となるとロザちゃんも同じく惑星エデンに派遣されるわけか」

ロザ「そうなります。それにルームメイトですし」

デワントン「ふ~ん、結構いい士官じゃない。ラウラ仲良くしてあげてね」

ラウラ「あっはい、よろしくベサー」

無論、ルームメイトであるロザも一緒に惑星エデンに向かう事になる。

受け答えもよくデワントンはいい士官と評価し・・・
ワインを飲むラウラにロザと仲良くするように言った。

デワントンに言われたラウラはロザによろしくと言おうとしたが・・・・

ロザ「ロザでいいですよ、ラウラ。」

ラウラ「・・・・じゃあロザ、よろしく」

ロザ「こちらこそね、ラウラ」

と呼び捨てで呼んで欲しいと言われた。

一瞬、呼び捨てで呼んで欲しいとロザから言われたラウラは戸惑ったが・・
なんか悪くないと思い、受け入れる事にした。

そんなやりとりを見ていたメリルはラウラ達が羨ましくなった。

自身はこれから月面アポロ基地近辺にある試験施設に配属される事になり
まだルームメイトと顔合わせしていない
そうした事もあり、メリルはラウラ達を羨ましいなと思った。

ラウラ「メリルどうしたの?」

メリル「あの・・・・・・・・そのなんか羨ましいなと思っただけです」

ラウラ「羨ましい?」

メリル「はい、月面アポロ基地近辺にある試験施設配属なのでまだルームメイトと顔合わしてないので」

気になったラウラはメリルに尋ねてみると・・・・
メリルは少し戸惑いつつ、顔を赤らめながら・・・
まだルームメイトに会ってないから羨ましいと告白した。

それを聞いたラウラとロザは一瞬ギクッとした・・・・
自分たちの事に熱心になりすぎて、他に配慮してなかった事を・・・

ラウラ「ごめん、メリル配慮してなかったわ」

メリル「気にしてませんよ、時期に会えると思いますし。」

ラウラ「そうだよね。」

なんか気まずい雰囲気になってしまった・・・・・

ラウラを始め絵里やデワントン、ロザとミアンは冷や汗をかいた
下手したらこのまま美味い酒が不味い酒になってしまう・・・
皆が心の中で焦り始めた

その様子を見てたメリルは慌てながら

メリル「そんな顔をしないでください、私はラウラの事をその事で嫌いになってませんし。と言うか念願の試験飛行隊に配属される事が楽しみだし・その・・・単にラウラ達羨ましいと思っただけですし」

ラウラ「えっ?」

メリル「ラウラがいいルームメイトがいい人なのは安心してますので」

ラウラ「なるほど、気を遣わせてごめんね。」

ルールムメイトが出来たラウラに嫉妬して嫌悪感抱いた事を否定し・・・・
志望していた試験飛行隊に配属出来た事を喜び、配属される日を待ち望んでいたと・・
ラウラ含めた面々に説明した。

メリルは新装備開発に携われる試験飛行隊に憧れを抱いており・・・・
第一志望に試験飛行隊に配属される事を望んでいた。

新装備開発に携われる・・・・・
ゼントラーディ軍時代ではありえない事ができ・・・・・
自分の中で興奮を覚える部隊・・・・・・

部隊配属の志願書に第一志望に試験飛行隊と記載した。

結果、願いも叶い試験飛行隊の志望が叶った。

星村絵里「アポロ基地ねぇ、私達と一緒に仕事するかも知れないわ。」

ミアン「本当だ!」

メリル「マジですか?なんかモーア・カリダム1級空士長殿と仕事できるなんて光栄です。」

星村絵里「ノンノン、堅苦しいのはいいからさ~」

メリルの試験飛行隊志望が叶いアポロ基地近辺に配属されると聞いた絵里は食いついた。

アポロ基地近辺は絵里のお肘元であり、仕事をする事がある。
近辺で試験施設と聞いた絵里とミアンはだいたいの場所を予測する事ができ・・・・・
嬉しそうに話すメリルに一緒に仕事をする機会があるかもと話した。

絵里の話を聞いたメリルは嬉しさのあまり顔を赤らめたが・・・・・・
まだまだ堅苦しいのか、絵里は苦言を呈した

デワントン「進路か、自由に決められるのが地球人社会のいい所よね。」

ミアン「ゼントラーディ軍社会ではありえない話ですよね。」

デワントン「組織の束縛が強かったのがゼントラーディ軍社会だったからね。本当に地球人と出会えて良かったわ。」

ラウラやメリル達が盛り上がっている頃・・・・・
地球人社会における進路にデワントンらは評価をしていた。

ゼントラーディ軍社会には軍の命令が絶対であり・・・・
将兵個人が進路を決める事があり得ないは社会で・・・・
誰しもが進みたい道を決める進路がある地球社会とは大きく違っていた。

デワントンらは自由に進路が決められる地球社会に敬意を持っており・・・
特にデワントンは子供に好きな進路に進ませたいと思った。

星村絵里「最近までクァドラン・ロー乗りだったラウラが可変戦闘機パイロットになれるくらいですからね~私は成り行きでしたけど。」

デワントン「私もだったわ、でも残留できる自由があったから今の幸せがあったわ。」

星村絵里「ほんと地球人社会は地獄もあったけどゼントラーディ軍時代より天国だわ~」

選択出来る自由は地球人からしたら当たり前かもしれないが・・・・・
そうではないゼントラーディ人からすれば魅力的な事であった。

それを聞いてたラウラは頼んだ焼き鳥を頬張り、ビールを飲みながら見てたが・・・
特に気にするわけもなく、フィッシュアンドチップスを頬張り・・・・
次のマルゲリータピッツァを頼んだ。

しばらくして注文していたピッツァを頬張り談笑していると・・・・・

吉野大樹「少佐殿と飲むのは久しぶりですね。」

桐原少佐「あぁ、1ヶ月前だったな。」

吉野大樹「はい、そして今回はアンサーズ中隊本格的始動を記念しての飲み会で」

桐原少佐「そうだ・・・・・今回は妻も出掛けてるし子供も弟家族に見てもらってるから飲み明かすか。」

上野原に茂人と大樹が入店してきた。

ラウラの配属が間近であり、アンサーズ中隊が本格的に始動開始する。
それを記念して隊長である茂人は副隊長である大樹を呼び出して飲み会を開いた。
茂人にはデワントンとの子供がいるが、弟家族に預けており・・・・
安心して飲みにでかけていた。

入店すると・・・・・・

ラウラ「ぶっ!?教官!?しかも大樹!?」

デワントン「茂人!?どうしてここに!?」

吉野大樹「ラウラ!?」

桐原少佐「デワ!?君こそ何故ここに?」

ラウラ達と目線が合い、お互いびっくりしてしまった。
何故ここにいるのか?何故こんな所にいるのかと・・・・・

それ以外の面々は何事だと見つめている中、両者気まずい雰囲気になった。

吉野大樹「ラウラがうちの部隊に来て、アンサーズ中・・・・」

ラウラ「教官、何故大樹と?何故大樹と一緒にいるのですか?」

桐原少佐「アンサーズ中隊本格的始動するから吉野と飲みに・・・・」

ラウラ「えぇぇ!?」

吉野大樹「まだ喋ってる途中なんだが・・・・」

ラウラは茂人に何故大樹と一緒にいるのかを問いただそうとした。

当の大樹は居酒屋に来た理由を言おうとしたが遮られてしまい・・・
最後まで言えず、ラウラに対し抗議の表情を浮かべていたが・・・
二人の間に割って入る事が出来なかった、、

しばらくラウラと茂人のやりとりがグダグダ続いていたが・・・・

吉野大樹「アンサーズ中隊隊長はここにいる桐原茂人少佐なんだよ!アンサーズ中隊が本格的に始動するから飲みに来たってわけだ!」

桐原少佐「ど・・・怒鳴るなよ、他の客に迷惑が・・・」

吉野大樹「す・・・すいません。」

ラウラ「う・・・・うそ」

会話に入れず苛立ちを覚えた大樹が怒鳴るかのように茂人の身分を明かし・・・
大樹の怒鳴っているかの明かし方に茂人は注意した。

まさかのこれからの自身の上官が今まで教官をしていた男だった・・・・

と言う事実にラウラは唖然としていた。

ラウラ「教官・・・・マジなんですか?さっきの?」

桐原少佐「あぁ本当だ。」

ラウラ「デワント・・・・」

デワントン「マジなのよ。これ。」

今まで教官として接してきた茂人がこれからの上官·······
ラウラは茂人の衝撃的な事実に動揺が隠せずデワントンに聞こうとしたが···
デワントンは茂人がラウラのこれからの上官であると答えた・・・・

これからの上官が教官だったとは・・・・・・

星村絵里「まぁいいんじゃない、先の大戦の事もあったし人手不足だから誰が上官になろうと違和感ないわ。」

ラウラ「それは・・・・・・」

星村絵里「ゼントラーディと違って人材の替えが効かないからね。」

ラウラ「そ・・・・それはそうだけどさ。」

戸惑うラウラに絵里は統合軍の人材事情を語った。

先の大戦で人類の9割以上を損失し新統合軍は人手不足に陥っていた。
ゼントラーディ人などいろんな参入者を入れてもまだまだ人手不足は解消されてない
2020年になってようやくまともな戦力になりつつにある有り様であった。

そうした事情を聞かされ渋々納得したラウラであったが・・・・・
本当は人手不足が原因ではなく司令部による意図的な決定であり・・・・
茂人はラウラを部隊に入れるために機種転換センターに配属されていた。
そうした意図した茂人の上官事情は一生ラウラは知る由もなかった。
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第32話 始動

2016-10-26 22:09:15 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
【西暦2021年3月18日地球.マクロスシティー】
【新統合軍参謀本部地下特殊機関本部】

マクロスシティーにある新統合軍参謀本部の地下にある特務機関本部・・・
対テロを監視や諜報を任務とする機関である。

VFーXー8の試作機の一つが強奪された事を受けて・・・
特務機関の一つ対テロ特殊工作機関ザースロンの工作員を送り込み
ゼネラル・ギャラクシーのVFーXー10の防衛のため
惑星エデンの各所で様々な部隊を展開させていた。

「惑星エデンのオルガ・ブラギナより報告、以前動きなし」

「そうか・・・・オルガの班では動きなしか・・・・」

「そのようで・・・月面付近で強奪されたVFーXー8が我が軍を襲撃し逃走して以降は何も・・・」

「何もなければそれまでだ。残されたゼネラル・ギャラクシーの試作機は守り抜かねばな」

VFーXー10は導入されれば空戦能力を追求した安価な可変軽戦闘機として使われ
更に最新のOTM技術された従来機を大きく上回る強力な機体になる

それを強奪されれば反統合勢力や反統合思想を持つ星間国家・・・・
更にテロリストに技術流出する事になったり・・・・
財力のある国家により一層強力な兵器を開発される事もある

そうなれば銀河の国家安全保障に関わる

新星インダストリーのVFーXー8の技術流出は仕方がないが・・・
これ以上の損失は許されない

ザースロン機関の機関長は真剣な眼差しで隊員らが自身が望む結果になることを祈った

【西暦2021年3月18日月面クラビウス基地.官舎自室】

この日ラウラは基地にいる時の拠点である基地の官舎の自室に引っ越した。

これから空母アルタミラでの部屋と基地の官舎の自室の二つの拠点で暮らす事になるが
アルタミラでの部屋は他のゼントラーディ人の女性隊員ことロザとの相部屋であり
実質基地の家がラウラにとって唯一自由な空間である。

今回配属に先駆け、アルタミラから部屋の同居人が来るらしく
ラウラはエントランスで待つことにした。

ロザ「ラウラ・ベルタリア准尉ですか?」

ラウラ「ん?貴女は?」

ロザ「自分はSVFー64アンサーズ所属のロザ・ベサーズ准尉であります。本日は同室ともあり顔合わせに来ました。」

ラウラ「君が同室になるロザ?」

ロザ「はい、ロザです。」

エントランスで待っていたラウラの元にロザがやってきた。

優しめで大人しそうな雰囲気のロザを見て一瞬地球人かと思ったが・・・・・
髪の色とゼントラーディ人特有の気配を見て同じ種族だと認識した。

ラウラは相部屋が同じゼントラーディ人だと知って安心感を覚えた。

同胞ならば話しやすいしすぐに部隊に馴れそう・・・
同じゼントラーディ人が相部屋ならば安心して艦内生活を送れそうだと思った。

ロザ「同じゼントラーディ人と聞いてどんな人かと思ったら、結構親しみやすそうで安心しました。」

ラウラ「こっちもだよ、ゼントラーディ軍時代は部隊同士でいがみ合ってからね。」

ロザ「そうそう別の直衛艦隊出身だから最初かなり緊張してましたけど、なんか話しやすくて安心しました。」

相部屋のゼントラーディ人のロザと話したラウラは結構楽しくなったのか・・・
ゼントラーディ軍時代の昔話を話し始めた。

ロザの方はラウラに心を開いたのか、話している最中は終始笑顔であった。

当初、ラウラがラプラミズ直衛艦隊出身で・・・・
別の直衛艦隊出身のロザはかなり警戒しており・・・
相性が悪かったら相部屋での雰囲気は最悪だと考えていた。

実際にラウラと会ってみて話しやすくて親しみやすかったので・・・
予想を裏切る結果にロザは安心した。

ラウラ「ベサーズ准尉はマイクローンの生活にどのくらいで?」

ロザ「だいぶ経ってるかな、まぁゼントラーディ軍時代よりこっちでの生活の方が多い感じで・・・」

ラウラ「ん?ベサーズ准尉は何歳?」

ロザ「地球換算で18歳、ゼントラーディ換算で製造歴9タームです」

ラウラ「5歳下か、第一次星間大戦では6歳か・・・」

ロザ「私自身、ゼントラーディ軍軍人としてはそんなに」

ラウラ「いーよいーよ私も11歳くらいしかないし気にしないで」

ロザは第一次星間大戦時はまだ6歳と言う幼い兵士であった。
6歳と言えど最初から大人で製造されているので兵士としてはベテランであり
監察軍との戦いやボドル基幹艦隊決戦に従軍している。

ボドル基幹艦隊決戦ではリン・ミンメイの歌に驚き感銘を受け・・・
戦友と共に寝返るなど地球文明に惚れ込み・・・
戦後、マイクローン化し新統合軍に入隊し可変戦闘機パイロットになっている

エースではあるが出世コースに乗れておらず10年以上昇進はしていないが
本人はのびのびと今の生活に充実している。

楽しく会話しているが・・・

ロザ「私自身人生の半分以上、この姿で生きてるので実質地球人かな」

ラウラ「実質地球人か・・・じゃあゼントラーディ軍軍人としての誇りは・・・・」

ロザ「あるけどそこまでないかな、地球人としての誇りが強くなったと言うか・・・」

ラウラ「そう・・・・・なんだ。」

ロザ「?」

ラウラ「そんな目で見ないで悲しいなんて思ってないから」

価値観の食い違いが出てしまった。

ラウラはゼントラーディ軍歴が長く、海兵隊としても活動していた。
それが故にゼントラーディ軍の軍人としての誇りが強く、反対にロザは・・・
ゼントラーディ軍よりも新統合軍の軍人としての経歴が長く・・・
地球人としての自覚と誇りを持つようになった。

環境の違いにより同じゼントラーディ人でも考え方が変わってくる

これが地球文化・文明に触れた結果なのか・・・・
ロザとの価値観の違いを知ったラウラはつくづく思った。

その時、ピンポーンとインターホンの音が鳴った

ラウラ「ん?チャイム?誰だろう?」

ロザ「他にも来客者が?」

ラウラ「んー他に誰か呼んだ覚えがないんだけどな。」

他に誰か来客の予定があるとかとロザが気になったが・・・・
ラウラはロザ以外誰か呼んだ覚えがない

一体誰が来たのだろうか・・・・

基地の職員だったら映像通信機なはず・・・・
気になったラウラは自室のドアを開けた

星村絵里「ヤッホー、ラウラ元気してた?」

ラウラ「モーア!?」

ミアン「同じくミアン・フローラン少尉です」

星村絵里「デワントン2級空士長から聞いて駆けつけたわ~、卒業おめでとう」

ラウラ「まさか貴女が祝いにくるなんて以外」

そこにいたのは私服姿の絵里であった。

本来だったら任務や家族の事で忙しいはずだが,・・・・
絵里はデワントンからラウラが機種転換センターを卒業すると聞いて・・
自分の部隊規模で休暇を取り今こうしてやってきた。

もっとも夫の和也はクラビウス基地でしばらく仕事するので・・・
特に問題なく進んでいる。

ラウラは絵里が自分のためにお祝いに駆けつけた事に感動し・・・
ジーンとなったが、絵里の目標はまだ終わってなかった。
感動で目をうるうるしているラウラをよそに次の本命を披露した

星村絵里「お祝いがてらデワントン2級空士長を呼んで飲み会しない?」

ラウラ「飲み会!?」

星村絵里「そこの君もね」

ロザ「私もですか?」

星村絵里「人数は多い方が楽しいでしょ」

ロザ「まぁ」

ラウラ「確かにベサーズ准尉も含めて参加させてもらいます」

星村絵里「じゃ決まりだね」

卒業記念の飲み会
ラウラは有頂天な絵里からデワントンを呼んで飲み会をしようと言われた

まさかそこまでしてくれるとは・・・・
有頂天な絵里からの飲み会をする提案に呆れつつもラウラは喜んだ。
当然返事はOKであり、絵里の誘いに乗ることにした。

メリル「飲み会ですか?」

ラウラ「そうなのよ、卒業前にどうかなって」

メリル「もちろん大丈夫です、卒業したら離れ離れですし」

すぐ機種転換センターに戻ったラウラはメリルの元に向かい・・・
飲み会に参加しないかと誘ってみた。

メリルは機種転換センター卒業後
新星インダストリーとゼネラル・ギャラクシーの施設がある・・・
コペルニクス基地に所在する第12試験飛行団に配属する事が決まっていた。

そうなるとしばらく会えなくなるのでラウラはメリルと酒を飲もうと考えた

すると・・・・・

ラウラからの提案にメリルも同じ事を思っていたのかOKサインを出した。

ラウラ「さっそく行くとしますか」

メリル「ところで飲む人は・・・」

ラウラ「モーアいや星村絵里中尉やミリア隊の・・・」

メリル「うそっ!?」

飲み会の会場に向かおうとした時、メリルから誰と飲むのかと聞かれた

ラウラは質問に応え絵里とデワントンらと飲むと答えたが・・・
それを聞いたメリルは一気に顔を青ざめてしまった。

顔を青ざめてしまった理由は絵里などのミリア隊であり・・
ラプラミズ艦隊所属の最エース部隊であり、知名度もあった事から
下級兵士出身であるメリルは、緊張し・・・
飲み会で失礼な態度をとったらどうしようと焦ってしまった。

ゼントラーディ軍ではないものの
デワントンは大尉であり、絵里は中尉・・・
自分は下士官の曹長、それだけでも身分の差が大きい

ラウラ「緊張しなくていいよ、仕事場以外のオフだからさ」

メリル「そ.そんなわけには参りません。それに中尉殿のはずですし、尚更」

ラウラ「えぇいいのに」

ラウラは緊張しているメリルにリラックスするように言ったが・・
ゼントラーディ軍の階級身分制度を順守している為か、余計に態度が堅くなった

ーゼントラーディ軍時代の喚起抜け出せない部分か・・・

呆れながらラウラは今のメリルを見てそう思った。

ただこれ以上どうにもならないので、メリルにこれ以上言わず・・・・
そのまま居酒屋連れて行った。

星村絵里「君は?」

メリル「ベルタリア准尉と同期で、第12試験飛行団のメリル・ルソール曹長です」

星村絵里「緊張しなくてもいいのに、ここは地球の軍だしゼントラーディ軍じゃない畏まらなくてもいいよ」

メリル「一応中尉殿の前では・・・・ども・・・大尉も」

デワントン「今の時間帯軍隊じゃないし、それに私予備役軍人で事実上の民間人だし」

絵里とデワントンそしてミアンと合流したもののメリルの態度は堅かった。

特にデワントンは予備役の大尉で事実上の民間人と言う身分であるが・・・
ゼントラーディ軍時代はエースのミリアの副官の一人であり・・・・・
長年、副官の一人としてミリアの部隊運営を補佐した有能な士官
メリルからすれば高嶺の花であった。

ラウラ「メリル、いつもの調子でいいのよ」

メリル「でも、敬意を示したり無礼起こさないようにしないと」

ラウラ「場を悪くしたら余計に印象悪くするよ」

メリル「マジでか・・・それは嫌だな・・・」

ラウラ「地球人社会はゼントラーディ軍の時よりかなり厳しいからね。」

いつまでも堅いメリルにラウラは場を悪くしないように注意した。

場を悪くしてしまえば気遣っているメリルが絵里達からの印象を悪くしてしまい
逆にメリルの気遣いがマイナスな結果になってしまう

更に言えば絵里とデワントンは地球文化にかなり染まりきっており・・・
メリルのゼントラーディ軍時代ごりごりの考え方は反って不機嫌になってしまい
かなり気まずくなる

ラウラから指摘されたメリルはその事実に気がつき顔を青ざめ・・・
今までの事を反省し恥じた・・・・

まさか自分なりの努力が逆効果とは・・・・

星村絵里「お取り込み中悪いけどそろそろ店入らない?」

デワントン「そうね、早く店入って貴女達の卒業祝いでもしましょう」

ラウラ「はい、私達のためにこのような会を開いてもらってありがとうございます」

星村絵里「ふぅ人の事を言ってるラウラも堅いけどな」

とは言えいつまでもこのやり取りはしていられないので居酒屋に入る事にした。

ラウラは店に入る際にデワントンの言葉を聞いてお礼を言ったのだが・・
その時のラウラの対応が堅いと絵里に指摘されてしまいラウラはムッと怒った
余計なお世話だと・・・・

ラウラ「まぁいいか飲んで忘れよう」

怒っても仕方がないと思ったのかラウラは居酒屋に入り・・・
思う存分食べて飲んで、デワントンらの祝いの席を思う存分楽しもうと思った

地球の食事と酒は美味しい
可変戦闘機パイロットになろうと決意しなければ楽しめなかっただろう
いろんな事を考えながら、予約していた居酒屋の席に向かった
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第31話 配属先の内定

2016-10-25 23:25:16 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
【西暦2021年3月11日 月面クラビウス基地機種転換センター】

ラウラが他の訓練生と共に実務研修を終えて2日経った。

卒業に必要な資格を全て取得し、ラウラは卒業見込みとなり
後は卒業までのんびり過ごしながら、趣味の軍学の本を読んでいた。

ここに来て2ヶ月ちょっと・・・長い期間と思ってはいたが予想より短かった

カゴメ「ラウラ!」

ラウラ「カゴメ、どうかしたの?」

カゴメ「実は配属先の内定が決まったから通知書を・・・」

ラウラ「えっ」

自室で本を読んでいるとカゴメがやってきた。

一体何の用なのかラウラはカゴメに確認すると・・・・
卒業後の内定先の通知書を持ってきたと言った。

部隊配属内定先の通知書と言う単語を聞いたラウラは驚いた。
まさか内定が決まったとは・・・・・
もっと時間がかかると思ってたけど、こんなに早いとは・・・・

グダグダ言いながら通知書を読むラウラだが、ここで驚くべき事を知った

ラウラ「ラウラ・ベルタリア曹長・・・准尉に昇進し、卒業後SVFー64アンサーズに配属を命ずる。まさか?」

カゴメ「まさかよ、吉野大樹大尉のいるアンサーズね」

ラウラ「マジで?」

カゴメ「マジです」

アンサーズ中隊への配属・・・・自身が准尉に昇進する事よりも驚きだった

なんたって大樹が副隊長として所属する可変戦闘機部隊であり・・・・
旧型のVFー1バルキリーを運用する部隊である。

その部隊に自分が配属されるとは・・・・・

カゴメ「良かったじゃない、折角のお話だよ」

ラウラ「でもね・・・・心の準備が・・・・」

カゴメ「安心して!誰だって皆最初は緊張するからさ」

不安そうな表情を浮かべてるとカゴメが励ましてきた。

別に励まされる事ではないんだけどなぁとラウラは呆れるが・・・
カゴメの明るすぎる激励に圧され、考える事をやめてしまった。

内定書通り頑張って見るか・・・・・

アリシア「失礼します。」
新統合軍アリシア・シェダー少尉

カゴメ「あら?シェダー少尉どうしたの?」

アリシア「火急の要件です、バッカニア少尉至急通信室へ」

カゴメ「分かったわ、ラウラとりあえず私はここで」

ラウラ「あ・・・・・はい、どうも」

そうこうしているうちにカゴメは火急の要件でラウラの元から離れた。

一人になったラウラは自室に戻り自己スキルを磨こうと・・・
軍事研究の本を読んだりストレッチなどをやろうと考えた。

【新統合軍第8通信室】

アリシア・シェダー少尉と共に通信室に向かったカゴメは・・・・
一つの通信もにモニターの前の席に座っていた。

今回の要件は重要な話であり今後のカゴメの進退を決めるとの事

アリシア「保留解除します。」

ジェイル『バッカニア少尉お疲れ様、ベレスフォードだ!』
新統合軍ジェイル・ベレスフォード大佐

カゴメ「艦長お久しぶりです」

モニターに移し出されたのはアルタミラ艦長のジェイルであった。

直々に艦長であるジェイルが出てきたとなるといよいよ帰還命令か・・・
会話する前にカゴメはいろいろと悟ってしまった・・・・

カゴメが悟った通りに・・・・

ジェイル「辞令を言い渡す」

カゴメ「・・・・・・」

ジェイル「アームド級アルタミラ.管制官.カゴメ・バッカニア少尉.AD3月13日を持って復隊を命ず」

アルタミラへ復帰する事が決まった。

予想はしていたとは言え卒業までラウラを見てられないとは・・・・
カゴメは平静を装ってはいるが、心の中ではかなり残念がっていた。

出来れば卒業まで一緒にラウラと頑張りたがったが・・・・・

ジェイル「バッカニア少尉どうかしたか?」

カゴメ「いえ何でもありません、命令を受領いたします。」

これも命令とあれば仕方がない

どの道卒業してもラウラとはアルタミラで再会する事になるし・・・
今後も見守り続ける事が出来る・・・・・・

カゴメは静かに目を閉じながらジェイルからの命令を受領した。

ジェイル「ところでバッカニア少尉」

カゴメ「はい、どうかしましたか?」

ジェイル「話は変わるがニューフェイス、ベルタリア准尉はどうしてるか?」

カゴメ「ラウラですか?」

ジェイル「そうだ、少々気になってね」

ラウラはどうしているか?
ジェイルはカゴメのアルタミラ復隊から話を変えて聞いてきた

カゴメは少し戸惑いつつ、ジェイルの問いに応え・・・・

カゴメ「ラウラなら卒業に向け勉学に励んでます」

ジェイル「ほう、それは関心だな。ありがとう」

カゴメ「こちらこそ」

ラウラが勉学に励んでいると報告をした。

ジェイルは関心しラウラに期待したが・・・・・
当のラウラ本人は単に趣味を謳歌しているだけであり・・・
特にスキルアップを目的にしたわけではない

そんな事を知らずかジェイルはラウラに対し過度な期待を抱く事になる

その頃、ラウラは・・・・・

【新統合軍クラビウス基地人事部応接室】

白川優斗「おかけください」
新統合軍白川優斗中尉

ラウラ「はい」

北倉摩耶「では司令部からの命令を通達します。」
新統合軍北倉摩耶中佐

クラビウス基地軍人事部から来た士官らと対面していた。

ラウラは北倉摩耶中佐は階級の割に年齢が若く・・・・
若干年上の白川優斗中尉より歳上である事に驚いていた。
ゼントラーディ軍時代は戦功あれど年功序列だったので・・・

歳の若い摩耶が歳上の白川中尉の上官は新鮮

ましては白川中尉はクラビウス基地のトップ白川提督の子息だ。

そうこうしているうちに次の段階に移った。

北倉摩耶「ラウラ・ベルタリア.准尉に昇進し新統合宇宙軍予備艦隊アームド級アルタミラ.SVFー64アンサーズに配属する事を命ずる。クラビウス基地人事部部長ゴドウィン・ハートレイ大佐。こちらがウィングマークと各種書類となります」

ラウラ「ありがとうございます。」

白川優斗「IDカードは更新して使うように」

ラウラ「ハッ了解であります。」

司令部からの通達と各種書類を受領した。

卒業後ラウラはアンサーズ中隊に配属され可変戦闘機パイロットとなり・・・
空母アルタミラに配属される事になる・・・・

通達と書類を受け取ったラウラはそう考えると手が震え始めた。

白川優斗「ベルタリア准尉?」

ラウラ「あっ・・・・いえ大丈夫です。・・・・はい」

白川優斗「体調が優れなければ遠慮なく医務室に」

震えていたラウラを見て白川中尉が心配してきた。

ラウラ自身特に問題はなく大丈夫と応えるも・・・・・
白川中尉から見れば体調面に問題があるのではと言うぐらいの震えだった。

指摘されたラウラは一旦深呼吸し、摩耶達を見続けた

北倉摩耶「とりあえず、以上です。一応伝えますが・・・・卒業し配属後はいきなりですが惑星エデンでの任務になります。」

ラウラ「惑星エデン?太陽系近辺ではないのですか?」

北倉摩耶「アルタミラの航宙隊の任務の性質上、我々の生活範囲内回る事になります。」

ラウラ「うへぇそうなんだ・・・・・」

卒業後、ラウラは月面クラビウス基地から離れ惑星エデンに向かう事を伝えられた

10.4光年先にあるグロームブリッジ星系にある惑星であり・・・・・
8年前に近距離移民船団により発見され入植し開発が進む惑星だ。

月面や地球などの太陽系で勤務すると思っていたラウラは・・・・
10.4光年離れた惑星エデンで任務に従事する事に驚き・・・・
手が武者震いで震えてしまった。

更に言えば人類の生活圏を回る事になることも・・・・

白川優斗「以上、司令部からの通達を終了とさせてもらいます。」

ラウラ「はい、こちらこそありがとうございました。」

その後、全ての事を終えたラウラは人事部応接室を出た。

卒業したらいろんな所を回る事になり・・・・
何か凄い事をやらされるのかと、戸惑いつつ・・・・
未来ある生活に期待した・・・・

カゴメ「あっラウラ!」

ラウラ「カゴメ?何その荷物?」

カゴメ「一応、復隊する事になったから引っ越しを」

ラウラ「復隊?」

カゴメ「今日づけで機種転換センターを去り、空母アルタミラに戻ります。」

機種転換センターに戻る途中、ラウラはカゴメと遭遇した。

その時カゴメが手荷物などを持ってたため質問すると・・・
アルタミラに復隊し機種転換センターを去ると答えた。

あまりにも突然の復隊にラウラは驚いたが・・・・・
それ以上に驚いたのがカゴメの復隊先が空母アルタミラであり・・・・
卒業後、また同じ環境で勤務する事だった。

ラウラ「アルタミラか・・・・アルタミラだと同じ艦で勤務する事になるんだね。」

カゴメ「そーゆーこと、とりあえず先にアルタミラで待ってるから無事卒業してきてね。そろそろ私は行くから」

ラウラ「分かったわ、カゴメ。アルタミラでまた会おう」

カゴメ「そうねアルタミラでまた」

また同じ職場で働く事になる・・・・・

それが故にカゴメが一足先に戻る事にラウラは悲しい感情はなかった。
卒業すればまた同じ職場で再会し働く事になるのだから・・・・・

まだまだ卒業までに少しの時間があり寂しい気はするが・・・
少し我慢すればまた会うことができる・・・・
ラウラは先に去り行くカゴメを笑顔で見送った。

【同時刻.惑星エデン.新統合宇宙軍.ニューエドワーズ基地】

地球から10.4光年先のグロームブリッジ星系に所在する・・・
惑星エデン乾燥地帯に作られた新統合軍の基地である。

現在、ゼネラル・ギャラクシー社が開発した最新鋭機・・・・
VFーXー10の後にVFー9カットラスと呼ばれる機体のテストが・・・
開発者であるアルガス・セルザーなどにより行われていた。

競合相手の新星インダストリー社のVFーXー8もテスト行われていたが
ゲラム一派の強奪により開発が一時中止されていた。

カットラスのテストパイロットをしていたのは・・・・
ゼントラーディ軍時代にエースのミリアとして恐れられ・・・
マクシミリアン・ジーナスと結婚し統合軍に移籍し・・・
可変戦闘機パイロットに機種転換したエースパイロット
ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉だった。

テストのためミリアは所属する特務部隊ダンシング・スカルごと
惑星エデンに向かいニューエドワーズ基地でテストを行っており・・・
来るロールアウトに備え日々試験を行っていた。

ミリア「私の模擬戦をする部隊が月から来る?」

アルガス「月面のクラビウスの予備艦隊の所だそうだ。」
ゼネラル・ギャラクシー社.アルガス・セルザー開発主任

ミリア「へぇ・・・・そう」

ミリアはゼネラル・ギャラクシーのスタッフで開発者のアルガスから
実戦に近い試験のため模擬戦を行う部隊が月から来ると聞かされた。

現地のエデン軍ではなく月から模擬戦のための部隊が送られるとは

それだけ上層部からカットラスの開発を期待されているのか・・・・
そう考えたミリアはより一層気を引き締めて試験完遂のため力を入れ・・・
模擬戦相手の部隊に勝とうと決意した。

アルガス「噂ではエースを集めた精鋭との事、火星の英雄やキル・ドラゴンフライまでいるとか」

ミリア「ふぅん噂の新世代のエースの坊や達ね、どんな腕かどうか気になるわ」

アルガス「ちなみに我々の同胞も3人はいる話だとか」

ミリア「それは期待できそうね、久しぶりに満喫できそうだわ~」

アルガス「満喫ですか、流石エースのミリアだけあって楽しそうですね」

ミリア「まぁね」

模擬戦相手の部隊はアンサーズ中隊の事であり・・・
火星の英雄である大樹やキル・ドラゴンフライの本多義輝などのエースが在籍していた。
アルガスからそれを聞かされたミリアは闘志を燃やし・・・・
試験そっちのけで模擬戦の日を楽しみにした。

その模擬戦でかつての知り合いであるラウラと再会するとは知らずに
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今日もうますぎWAVEでした。とスパログ最終回?

2016-10-25 22:11:00 | 日記
さて今日もうますぎWAVEを楽しみました。
新人ロボットもいもいが爆弾にしようと考える杉田博士には受けました。
そして浅野真澄のスパログは無事に終わりました。

スパログは焼き肉屋で収録していたそうなんですが、焼き肉を食べていて物を口の中に入れながらしゃべる浅野真澄さんはかわいかったです。

そしてなんですが、そろそろスーパーロボット大戦VのPVが来てしまいますよ。
そこは全裸待機です。

今後もうますぎWAVE聞くぞ!
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機動戦士ガンダムアグレッサー5巻発売のお知らせ!

2016-10-25 19:36:56 | 漫画を買ったら報告箱
来月18日、万乗大智先生が現在連載中の漫画、機動戦士ガンダムアグレッサー第5巻が発売されます。
諸事情で来月になっていますが気にせず買いましょう、自分は全巻持っているほどのファンです。
ミリタリー感もあり、いろいろ学ばせてもらう程です。

魅力的なガンダム漫画ですのでお勧めでします。
では11月18日は機動戦士ガンダムアグレッサーを買おうぜ!
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西暦2020年までのマクロスの話

2016-10-25 00:10:30 | マクロス短編
西暦2020年は第1次星間大戦が終結してから10年目に当たる。
それまであった重大事件をまとめる。

西暦2010年、大戦が終結し新統合政府と新統合軍が成立する。
西暦2011年、コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナスが誕生.世論は地球人とゼントランのハーフの誕生を祝福する。
しかし、同時に将来的に純粋な地球人の絶滅が発表されるが非公開になり記録は末梢される。
西暦2012年にはカムジン・クラヴシェラの叛乱が勃発するも、鎮圧される。
同年の9月にはメガロード級1番艦メガロード01が出港する、人類移民時代が開幕する。
しかし、同時に銀河への戦場の拡大し第2次星間大戦と第2次統合戦争が勃発する事になる。
西暦2013年、地球から10光年離れたグロームブリッジ星系にて惑星エデンを発見以後、各地の銀河にて近距離移民船団が植民可能惑星を発見.人類の生活圏が拡大する。
西暦2016年、銀河の中心にてメガロード01以下第1次移民船団が消息を絶ち、一条未沙、一条輝・リン・ミンメイが行方不明になるが新統合軍は事実を隠ぺいする。
西暦2018年、火星で大規模反統合ゲリラデモが発展し紛争になる、新統合軍はVF-Ⅹ部隊を多数配備首謀者は当然極刑に処される。
西暦2020年、第1次星間大戦終戦10年記念。

2010年ー2020年の間に起きた重大事件である、記録は新統合軍資料保管庫へ収納される。
この資料は公開はされる事はないだろう。

記録編集者.ウィルナー・ランバード大尉。
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元上官.ミリアからの最後の命令

2016-10-24 23:29:29 | マクロス短編
西暦2010年、ボドル基幹艦隊決戦の決戦は人類の壊滅という大きすぎる犠牲と引き換えに地球統合軍残存部隊・アドクラス艦隊・ラプラミズ艦隊・カムジン艦隊の連合軍の勝利で終わった。

しかしこれで戦闘が終わったわけではなかった・・・・・

地上では激しい地上戦が展開され、中々戦争が終わらなかった。
ようやく両者疲弊したところで第1次星間大戦は終戦の時を迎える。
終戦後、新統合政府が樹立。
地球統合軍残存部隊、ゼントラーディ軍部隊を再統合し新統合軍が誕生する。
多くのゼントラーディ軍兵士は参入したが、数が多すぎるため入り切れず規定量しか入隊できなかった。

初の星間結婚を果たしたミリア・ファリーナ・ジーナスの生き残った部下たちも新統合軍へ入隊する事になるのである。

            【西暦2010年7月.シドニー基地】
モーア「ふぃ~。」

ゼントラーディ軍元ラプラミズ艦隊元ラプラミズ艦隊3級空士長モーア・カリダム。
マイクローン化して新統合軍の軍人に入隊した。
可変戦闘機と言うのに興味があった、何度も遭遇しているしいっその事面白そうからやろうっかと言う軽い気持ちで同僚と共に配備された。
しかし、彼女だけオセアニアエリアへ配属になった。

モーア「あ~退屈だな。」

オセアニア地域は対して敵も存在しない、ゼントラーディ人であるモーアは退屈で退屈でしょうがない。
訓練だけしかない、つまんねぇつまんねぇと毎日言うモーア・カリダムである。
その割には地球の文化にすぐに慣れて、基地でほかの女性兵士と共におしゃべりしたり再建された街へ遊びに行っている。
言っている事が矛盾しているが、彼女なりには暇である。

そんなある日・・・・・・・・

モーア「えっミリア1級空士長来るのですか?」

「違う、ミリア少尉だろモーア・カリダム准尉。」

モーア「すいません、隊長。」

ミリア・ファリーナ・ジーナスは産休に入る前は世界各地に配属された自分の元部下たちを夫マクシミリアン・ジーナスと共に行っている。
元部下だけではない、ほかのゼントランやメルトランもそうである。
訪れただけで多くのゼントランやメルトラン達が並んで敬礼する。

モーア「うぅぅめんどくさい人が来たな。」

モーアは上官であるミリアが苦手である、理由はモーアにあるのだが。
よく天然ボケじみた事を言うのでミリアによく叩かれて怒られる。
モーアはミリア曰く腕は№2だが、信頼性はデワントンの方が上だと言っている。
地球人の親しい仲のいい女性兵からも本当にロイ・フォッカーを致命傷を与えた人物なのか?と言われてしまう始末である。

モーア「ミリア1級空士長が来るなら暇な日々を送る方がマシだ~」

と叫ぶ。
まぁマクロス外伝の主人公のラウラであれば、すぐに喧嘩に走る。
そして当日・・・・・・・・・・・

マクシミリアン・ジーナスの青いVF-1Jバルキリーとミリア・ファリーナ・ジーナスの赤いVF-1Jバルキリーがシドニー基地へ到着する。
基地の職員は2人に対し敬礼する。
モーアも当然敬礼する、しかし当のモーアは胃腸が痛くなった。

ミリア「モーア・カリダム准尉はいるか?」

ミリアはモーアがいるかどうか確認する。
モーアはミリアに自分の名を言われた時は失神しそうになった。

モーア「ハッここにいます、ミリア1級空士長。」

と手をあげる。
緊張しすぎて体が震え被っているベレー帽を落としそうになっている。
そしてミリアが近づく。

ミリア「モーア・カリダム准尉!私は少尉だ!馬鹿者!!

モーア「ひっすいません。」

戦後初の元上官ミリアからの説教である。
モーアは慣れ切っているとは言え久しぶりに怒られたためビクッとなる。
だがその直後ミリアに頭を撫でられる。

モーア「あっ・・・・・・」

ミリア「私がいない間よく生きていてくれた、それでこそ私の部下だ。これからもがんばってくれ、そしてマイクローンと共に協力して文化を守れいいな。これが元上官である私からの最後の命令である。」

ミリアが各地に散らばった部下を訪問していたのは、無事に生きてちゃんと生活しているか無事に生きているかどうかの確認である。
ミリアはそれが心配で訪問していたわけである。

モーア「ミリア1級・・・・少尉、私は・・・・・・・」

ミリア「信頼性はないが、お前は私の立派な部下だ。これから戦争以外の幸せを見つけてくれ。」

ミリアはモーアに握手を求める。
モーアは意味は分からなかったが、ミリアの答えに応じて両手でミリアを手を握る。
モーアの目からは涙がこぼれていた・・・・・・・・・・

そして帰路

マックス「ミリア・・・・・さっきの彼女はどう思っているんだい?」

ミリア「あいつは信頼性はないが、頼りになる部下だった。まぁ頼りになる私の誇る大事な部下の一人だ。そして、ほかの部下たちも・・・・」

マックス「ミリア・・いい部下に恵まれたね。」

ミリアは夫であるマックスにそう言う。
マックスもミリアの気持ちを聞いてにっこりとする。
そしてミリアはモーアにいるシドニー基地に敬礼をする。
その頃、モーアもミリア達がいる方向に向けて敬礼する。

モーア「ミリア1級空士長、最後の命令はたして見せます。」

その後モーアは翌月に宇宙へ上がって月面方面軍のパイロットになる。
開発が進められているVF-Ⅹ-4のメルトランの体験パイロットになり、以前戦った事のある一条輝ら2名のテストパイロットとゼントラン側の体験パイロットともにVF-Ⅹ-4の開発に貢献する。
そして一般部隊に配属になり、模擬戦で初めて戦って負けた相手星村和也にお互い惹かれあい2011年結婚、モーア・カリダムから星村絵里と改名する事になる。

星村少尉「ミリア1級空士長、戦争以外の幸せを見つけましたよ・・・・・」

ミリアに並ぶメルトランは、今もミリアの最後の命令を守り続ける。
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第2話 ケイオス.スェート支部壊滅前編 戦略反応弾の悪夢

2016-10-24 20:50:55 | マクロス外伝ミラージュ戦記
ミラージュ「もう貴様らの好きにはさせんぞ!!」

爆発の中から出てきたのはロケット・ブースターでゼロゼロ発進してきたミラージュのVF-31C、ミラージュの怒りがアンノンに挑みかかる。

「ケイオスのVF-31ジークフリードか!そのカラーリングは、ミリア・ファリーナの孫娘ミラージュ・ファリーナ・ジーナスか!!」

ミラージュの名声はこの惑星スウェートでの活躍により広まっていた。
ネオ・フェイオス・バルキリーのパイロットもすぐにVF-31に乗っているのはミラージュ・ファリーナ・ジーナスだと判断した。
だがパイロット本人はミラージュの事を出来損ないだと見下す、いくらエースでも実質的には俺より下だろうと判断する。
そして・・・・

「このジーナス家の出来損ないが!このネオ・フェイオスバルキリーの敵ではない!!」

ネオ・フェイオスバルキリーはミラージュのVF-31Cに向けてパルスレーザーを発射させる。
ミラージュの反射神経もかなり強化させており、簡単に回避する。
ネオ・フェイオスバルキリーのパイロットはチッと舌打ちする。

ミラージュ「こいつは出来る空中騎士団並のエースだ、油断していたらこっちがやられる・・・・・・」

ミラージュはネオ・フェイオスバルキリーのパイロットがかなりのエースである事を見抜いた。
その上で油断しないように飛行しようと心がける。
ミラージュはネオ・フェイオスバルキリーの動きに注意しながら、ミサイルを発射させる。
結果は・・・・・・・全弾撃墜、こいつはやるか・・・・・・・

「ミラージュ隊長、援護します。」

センチネル小隊の隊員たちだ。
隊長であるミラージュを援護するために戦域に参加する。

ミラージュ「センチネル2.3.右翼を、4.5は左翼に展開。追い詰めるぞ、エースだから油断するな!」

                 了解

隊員達は返事をしミラージュの指示に従って作戦を展開する。




センチネル小隊のVF-31Aカイロスがネオ・フェイオスバルキリーにミサイルを左右から一斉発射する。
結果は全弾回避される、ネオ・フェイオスバルキリーのパイロットはなんだこのおもちゃは?と彼らを馬鹿にする。
爆風の中からバトロイド形態のネオ・フェイオスバルキリーが出てくる。

その時・・・・・・・・・・

                 ガシャン

ミラージュのVF-31Cは回避した先にミラージュがいた、バトロイドに変形しておりネオ・フェイオスの右腕を破壊する。

ミラージュ「惜しい・・・・・・もう少しだったのに・・・・」

ミラージュ的には惜しいと感じた。
だがネオ・フェイオスバルキリーの戦闘能力は低下したのは事実だ。

「面白い腐ってもマクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスの孫娘か!アテナ・マリア・ハリアスよりは弱いけどよ!」

アテナ・マリア・ハリアス・・・・・ミラージュの従姉妹(コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナスの長女)である。
新統合軍の精鋭であり、現在に残る最強のパイロットと言われている。

              ズドドドドドド
              バゴォォォォン

ネオ・フェイオスバルキリーの反撃によりVF-31Cの脚部を失う。
しかし変形には支障がないようなのでファイターへ変形する。
反転して態勢を整え、ミラージュは一気に決着をつけるべくネオ・フェイオスバルキリーの目の前に立ちはだかる。

「もらったぞ!ジーナス家の出来損ないめが!!」

ミラージュ「フッかかったな、この馬鹿め!」

ミラージュのVF-31Cとネオ・フェイオスバルキリーは正面でのぶつかり合いになる。
そのまま銃撃を続けてすれ違いになろうとする瞬間。

「何!?」

ミラージュ「ハヤテから教えてもらった技だ!これでお終いだ!!落ちろ!!

ミラージュのVF-31Cはネオ・フェイオスバルキリーとすれ違うところでバトロイドに変形し腕のレールマシンガンを発砲する。
直撃を受けたネオ・フェイオスバルキリーは見事に爆発。
機体のコントロールがおかしくなったようで、そのまま地上で急降下し大爆発を起こす。

ミラージュ「よし見たか、これが私ミラージュ・ファリーナ・ジーナスの力だ!!」

ミラージュはVF-31Cでガッツポーズをする。
これで脅威はなくなった、これでなんとかスウェート支部は安全になった。
とミラージュの顔は笑顔になっていたその時・・・・・・・・

『センチネル小隊、聞こえるかこちら早期警戒機イエローウィンドウ.未確認機が接近中!警戒せよ・・・うぐあぁぁぁ』

新統合軍の早期警戒機からの連絡は途絶えた、何かが接近している。
ミラージュは該当空域に移動した。
そこでミラージュが目にしたのは、もう1機のネオ・フェイオスバルキリーであった。
しかし何かが違う、何かを積んでいる。
ミラージュ及びセンチネル小隊は搭載している何かを確認しようとネオ・フェイオスバルキリーの下に潜り込んで接近する。

ミラージュ「戦略反応弾!?」

ネオ・フェイオスバルキリーに積んでいたのは戦略反応弾であった。
ミラージュは今戦っていたネオ・フェイオスバルキリーは囮でこいつが本命であると判断した。
ネオ・フェイオスバルキリーはミラージュの存在に気がついたのかすぐさま退避行動に入る。

「こちらセリオ、目標を確認.オペレーション・ウィグワムを開始する。反応弾発射準備に入る。うるさいネズミ一匹を確認したが、作戦を成功させる。」

もう1機のネオ・フェイオス・バルキリーは戦略反応弾の発射の準備を開始する。
以前、ミラージュがいた惑星ラグナで使用された戦略反応弾の同型タイプである。
そしてオペレーション・ウィグワムのウィグワムとはネイティブ・アメリカンのドーム型住居を意味するが、それは違うこのウィグワムとは今から112年前の1955年5月14日実施された米軍の核実験ウィグワム作戦の事を意味している。

ミラージュ「させるか!!」

ミラージュとセンチネル小隊の面々はネオ・フェイオスバルキリーを追いかける。
しかし、距離的には間に合わない。

ミラージュ「落ちろ!!落ちろ!!落ちろっ!!落ちろ!!!」

   ズダダダダダダ ズダダダダダダ ズダダダダダダ

ミラージュは必死にネオ・フェイオスバルキリーへ攻撃する。
なんとか反応弾を撃てないように機体のミスを誘おうとする。
自分の命を引き換えにしてでも仲間の命を救おうと奮闘するミラージュ。

しかし・・・・・・・その願いはかなわなかった。

「ちっかすったが、これより攻撃を開始する、発射!」

        シュボォォォォォォォォォォォォン

ミラージュ「や・・・・やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ネオ・フェイオスバルキリーから戦略反応弾が発射される。
戦略反応弾は攻撃目標であるケイオス.スウェート支部の本部めがけて進んでいく。
反応弾はそのままケイオス.スウェート支部本部に向けて衝突しようとする・・・・

ズドォォォォォォォォォォン

「セリオ、発射成功離脱する。」

ネオ・フェイオスバルキリーの一発の戦略反応弾によりケイオス.スウェート支部と新統合軍基地は全滅した。
この時の記録によると、生き残った人はわずかの将兵のみであるという。

ミラージュ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

爆発によりセンチネル2.5が巻き込まれ隊員は戦死。
3.4は何とか離脱に成功する。
爆風により、ミラージュのVF-31Cは吹き飛ばされてしまう。

「ミラージュ隊長ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

吹き飛ばされるミラージュのVF-31を見て隊員たちは悲痛に叫ぶ。

         【ラーン星系・・・新統合軍ウラガ級コラール・シー】
「艦長、もうそろそろ惑星スウェートに入ります。」

「そうか・・・ラーン星系で最新鋭機のテストか、上も物好きだな。これよりスウェートへ大気圏へ降下する。」

ウラガ級コラール・シーが惑星スウェートへ到着する。
このウラガ級の任務とは?

                【その頃】
ミラージュのVF-31Cは森林地帯に激突する。
ミラージュは墜落したショックで気絶している、はたしてミラージュの運命はいかに。
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モーア・カリダムVS一条輝 小惑星帯の遭遇戦

2016-10-24 14:09:16 | マクロス短編
マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスが結婚の準備に入る前、公式の歴史にひょっこり記載される程度の小さな戦いがあった。
これは歴史の教科書に載らない歴史の片隅で起こった戦闘である。

                   【西暦2010年1月】
とある小惑星帯.SVF-1スカルズ.中隊長直属の小隊スカル小隊は定時的にパトロールを行っていた。
隊員達はあのマックスが敵軍の美人エースパイロット.ミリア・ファリーナと結婚する話題でいっぱいだった。
そして松木が早瀬大尉とリン・ミンメイをどちらを取るかという質問を受け。
一条輝は苦笑しながら隊員たちの問いを軽く受け流すような返答をする。

モーア「こちらモーア、マイクローンの偵察機を発見した。」

ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊のエース.モーア・カリダム。
ミリアと同じ緑色の髪を持つボブカットの女であり、ホシムラ・ユイの祖母になる女性である。

同様に偵察を行っていたが、偶然一条率いるスカル小隊と遭遇した。

モーア「さてと遊んでやるか・・・・・・・」

              ビュ

モーアはスカル小隊のバルキリーに向けて攻撃する。
わずか一発である。
その攻撃の先にはスカル3が・・・・・・・・・

「隊長、早瀬大尉とミンメイちゃんを二股とはいいごみ・・・・・・・ぐあぁぁぁぁぁぁぁ」

            ズゴォォォン

一条輝「スカル3!!」

一条輝はいきなりスカル3の撃墜に動揺する。
その直後、モーアからのミサイル攻撃が殺到する。
一条輝と松木は必死に回避しなんとかやり過ごした。

モーア「あのマイクローン、やるな。」

モーアは急速で一条たちスカル小隊に迫る。
それに気がついたスカル小隊は集中攻撃を仕掛けるも回避される。

一条輝「松木、こいつはただ者じゃない。エースだ!」

一条輝は残存した松木に対し指示を出す。

モーア「あの機体は・・・・・・私が被弾させた奴・・・・・・見つけたぞ死に損ないめ!!」

モーアは実はロイ・フォッカーに致命傷を与えた張本人である。
あと少しで完全に撃墜できたところを別のバルキリーに邪魔され撃墜し損なった。
モーアは一条輝が乗るVF-1Sを死に損ないと呼ぶ。

一条輝「ぐっ体力に大きな負担が・・・・・」

モーアと一条輝は激しいドックファイトを展開する。
一条輝は自分が耐えれる限界の機動性を生かして戦闘を行う。
モーアはミリアと並ぶだけの能力の持ち主のため攻撃しても回避され、ミサイルを放ってもすぐに撃墜される。
一条輝はこいつは撃墜できないと思った。

一条輝「奴は小惑星を利用して戦っているのか?」

一条輝の感が当たる。
モーアは小惑星帯を利用して戦っている。
一条輝とモーア・カリダムの小惑星帯の戦闘経験に比べたら・・・・・・・

            彼女の方が上

一条輝のVF-1Sの背後にモーアが周り混む。

モーア「もらったぞマイクローン!!今度こそ死ねデブラン!!」

一条輝「くっ・・・・」

一条輝はモーアの銃砲を突き付けられ、回避が完全に不可能な所まで追い詰められる。
この時、一条輝は死を覚悟し先輩の機体で死ねるのもいいと一瞬で思った。
その時。

一条輝「・・・・・死んでない・・・・・・何が起こったんだ・・・・なっ・・・・」

モーアは発砲していない、輝は何が起こったのかと思った。
その時、自分の命を奪おうとしていた敵の後ろに同型の敵が背後からその敵に対し攻撃を仕掛ける態勢を取る。

モーア「デワントン2級空士長・・・・・・」

デワントン「モーア・カリダム3級空士長、こんなところで油を売るな。帰還せよ、命令違反だぞ!ラプラミズ司令の命令を無視する気か?」

デワントン・フィアロ。
ミリア・ファリーナの信頼される副官であり、後に桐原茂人の妻。
偵察飛行で戻ってこないモーアを連れ戻すべく単機で出撃し、一条輝を襲っているところを見て今にいたる態勢を取る。

モーア「しかし・・・・・マイクローンの艦載機は・・・・・」

デワントン「無視しろ!ラプラミズ司令の命令である。いいな・・・・・命令だ撤退しろ!」

モーア「サ エスケスタ。」

モーアはバツが悪そうな顔で命令に従う。
2機の敵機(クァドラン・ロー)はその場から撤退する。

松木「隊長何が起きたんでしょうか?」

一条輝「分からない、だが敵にも何か事情があるのだろう。だが、背後の敵機に感謝する。」

一条輝はこの時の背後にいた敵に感謝する。
その後戦闘の報告書はグローバル艦長に提出した、その報告書は戦後も公になる事もなく封印される。
この戦いは後に新統合軍の軍人になるモーア(結婚し星村絵里と改名)とデワントンの二人は忘れさられた。
またこの報告書は今も新統合軍の資料保管庫に眠っている。
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明日もうますぎWAVEが始まるよ!

2016-10-24 14:00:24 | 日記


ブログ運営も2カ月がたち、ブログPVもおかげさまで2万PVになった。
管理人本人としても以外な成果だと思う日々、しかし幸せもあるが悲しい事もあるその間に噛みしめた2ヶ月であった。
某くまさんと対立し仲違い(管理人本人としては謝罪したいが・・・)していろいろ悲惨な目にあったこの1か月。
またしてもうますぎWAVEの放送日がやってきた。
はたして今回はどんな内容が出てくるのか楽しみなところです。

マクロス⊿スクランブルほしいと言う前にうますぎWAVEも今週も聞かないとならない。
では皆もうますぎ聴こうぜ。
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プリン大好きラウラ・ベルタリア

2016-10-23 21:51:44 | マクロス短編
ラウラ・ベルタリア
蒼い髪を持つゼントラーディ人(メルトランディ)である。
可変戦闘機と演習を行ってそれに一目ぼれしてマイクローン化し現在機種転換センターでお勉強中の女性である。
そして後にハヤテ・インメルマンの祖母になる女性でもある。

しかし彼女は可変戦闘機だけハマるのかと思っていたら地球のいろんな文化に興味を持った食文化にも興味を持った。
彼女は今までゼントラーディ経由の食事しか食べれおらず、いろんなバリエーションのある地球の食事というのは彼女にとって宝石箱のようである。
彼女は飛ぶ事と食べる事が趣味の一つというほど、グルメな性格になってしまった。

そんな彼女が一番好きなのはプリンである。
彼女が最初にプリンを食べた時にはなめらかな触感に感動したという。
それ以来、機種転換センター内に設置されているPXでは必ずプリンはカゴの中に入れると言いう。

そんなある日の事。

デワントン「茂人いる?」

桐原茂人の美人妻でありミリアの元副官のデワントン・フィアロである。
料理上手であり、ミリアも思わず感動するほどの料理の天才である。
おっとりとして優しく、誰もが羨む良妻である。
桐原本人もデワントンの事を愛しており、銀河最強の夫婦と言われている。
彼女は一応予備役軍人なので軍の検問を突破できる権利があり、よく料理を届ける。

ラウラ「デワントン2級空士長。」

ラウラが反応した。
ラウラはデワントンを尊敬している、ゼントラーディ軍時代はよく情報の交換をしていた程だ。

デワントン「ラウラ・・・・もうゼントラーディ軍じゃないのよ、普通にデワとか言ってもいいのよ。」

ラウラ「でも一応予備役でも上官ですし。」

デワントン「別にそんな事は気にしなくてもいいんだけど。(汗)」

デワントンは失笑する。
ラウラはああ見えてもゼントラーディ軍時代の上司部下の関係を大切にするほど忠実である。
このラウラの初期の性格をラウラ自身が孫であるまだまだ幼いアヤメ・ハヤテに話したが、自由人気質であるハヤテがドン引きしたらしい。
そして成長したハヤテはフレイアにも話したらしく、フレイア曰く「まるで天然ボケのミラージュさんみたい」と言ったとの事。

ラウラはデワントンが持っているカゴに注目する。


               クンクン

ラウラは甘い匂いがするので鼻をクンクンする。
この匂いはプリンの匂いだ。
しかし、いつもと食べているプリンとは違う匂いがする。
ラウラは更にクンクンする。

デワントン「・・・・・・・・」

その様子を見てジト目でラウラを見るデワントン。
思っている事は、【犬】か!である。

デワントン「ラウラ・・・・・・食べたいの?」

ラウラ「あっ・・・・・・」

ラウラは顔が赤くなる。
デワントンに自分が思っている事を言い当てられ照れる。

デワントン「別にいいわよ、結構あるし・・・・・はい。」

ラウラ「ありがとう・・・・(感動)」

デワントンからプリンとスプーンを受け取る。
プリンはいつも買っているプリンより大きい。
まるで食堂でいつも飲んでいるスープのお椀と同じ大きさだ。

ラウラ「まいう~

ラウラはデワントンが造ったプリンを食べる。
いつもと違うタイプのプリン、濃厚で蕩ける味。
同じゼントラーディのデワントンがこれほどの料理を造れるなんて感動・・・・・
デワントンの料理上手に感動するラウラ。
するとデワントンはラウラにあることを聞く。

デワントン「ラウラは料理した事がある?」

ラウラ「えっ!?」

ラウラは料理がした事がない、よく食べるのに・・・・
ラウラはお勉強と訓練ばかりで料理する事はない。

ラウラ「ありませんね。」

と笑顔で言う。
ラウラは馬鹿正直に言った。
するとデワントンは・・・・・

デワントン「機種転換センターが卒業し一般部隊に配属されたら必死に練習しなさい。」

という、それに対し。

ラウラ「えっなんで!?

ラウラはデワントンの発言に対する答えはそのけろっとえっなんでという。
デワントンは頭を抱える。

デワントン「まぁいいわ、いずれ理由は分かる事でしょうし・・・・・」

ラウラ「あっそう。」

ラウラはプリンを食べる事を再開する。
ラウラは一般部隊に配備されても当分は料理の練習をしなかった。
しかし、ラウラが本気で料理の練習をするようになるのはある人と付き合う事になるところだがそれは後の物語である。
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