虎バカ グルメ日誌

虎の勝利をバーボンとディキシーランド・ジャズ
で祝うお気楽初老の独り者が紹介するグルメ日誌

《一徹らーめん》

2014-12-31 09:00:00 | 兵庫県姫路市
2014#60
【虎バカグルメ日誌】

2014年の大晦日を迎えました。
今年も振り返ると
あれやこれやと
色々ありました。
今年のタイガースは
シーズンを2位で終え
Climax Seriesに進出
そして初の1st stage突破で
勢いがついて
巨人とのFinal stageも
一度も負ける事なく突破して
日本シリーズに進出しました。
残念ながら日本シリーズでは
ソフトバンクホークスに
敗れはしましたが
今年は10月末まで
長々と野球を楽しませて
もらいました。
来年は球団創設80周年の
記念の年なので
最高の形でシーズンを
終えられる事を願って
応援したいと思います。
しかし今年のFA補強は
見事に全て失敗しました。
この際戦力補強の責任者の
無能な中村GMには
退いて頂いて
チーム方針も育成を基本に
改める事を望みます。
私は補強する事は
全否定はしませんが
今までのような
とにかく大金を積んで
レギュラー確約での
選手補強は止めてもらいたい。
そんな補強はチームに
何の刺激も生まれません。
チーム内で選手同士が
刺激しあい激しい競争を
する事によって
真の強いチームが
生まれるのです。
私はその様なチームに
なってもらいたいと
思っています。

さて今回紹介するお店は
フランスのミシュラン社から
出版されている
レストラン/ホテルガイド
通称(赤ミシュラン)で
星を獲得した飲食店の
シェフ達が勧める店だけを
集めたガイドブック
“WHERE CHEFS EAT”
に掲載されている店です。

そのガイドブックで
紹介されている
日本のラーメン店は
僅か3軒だけです。
①東京都港区西麻布にある
 博多麺房《赤のれん》

②東京都中央区築地にある
 《井上》

そして今回お邪魔した
③兵庫県姫路市北平野にある
《一徹ラーメン》です。

姫路市中心部からは
かなり離れていて
訪れるのにかなり不便です。
駐車場も店前に
4台停めるのがやっとです。
住宅地の一画に店を構えて
こだわりのラーメンを
食べさせてくれる
小さなラーメン店です。

前回のブログ
《拉麺放浪記(姫路編)1》の中で
紹介するつもりでしたが
素晴らしい店だったので
他の店とのセットでの
紹介は失礼だと思い
2014年度虎バカ日誌で
紹介した店舗数は
これまで91店舗
今年最後の92店舗目として
大トリを飾ってもらう事に
しました。

野菜ラーメン 1296円

土から自作の自家製の野菜を
その日の朝に収穫して
生/茹で/天ぷらと
様々な方法で調理した
具沢山の野菜ラーメンです。
スープはおそらく
鶏ガラ/豚骨/魚介/野菜で
出汁を取った醤油味で
まろやかなスープです。
わかりやすく言うと
チャンポンメンのスープです。
正直な私の感想は
濃い口派なので
もう少し味が濃い方が
良かったのですが
それでも十分に
美味しいスープでした。
麺は私好みの平打ちの太麺で
モチモチ食感と
食べ応えがあって
大変良かったです。
確認できた具材だけでも
ブロッコリー/トマト/玉ねぎ/
レタス/白菜/紫蘇/水菜/人参/
大根/かぼちゃ/銀杏/柿/リンゴ/
じゃがいも/さつまいも/椎茸/
さやえんどう/ピーマン/煮玉子/
かぶ/赤パプリカ/チャーシューと
これでもかと麺の上にてんこ盛りで
ある意味ドカ盛りの二郎系です。
ラーメンにしては
少し値は張りますが
納得の美味しい一杯でした。

《拉麺放浪記》姫路市編1

2014-12-25 12:00:00 | 兵庫県姫路市
2014#59
【虎バカグルメ日誌】

2014年も残すところ
あと1週間となりました。
今年も特にこれといって
変わりのない1年が
あっ! という間に
過ぎ去ろうとしています。
11月の下旬に年明けからの
異動の話しが出まして
その話を了解し
私は慌ただしい年の瀬に
なったなと移動準備に
取り掛かっていたのですが
正式な辞令が下りる直前に
白紙になってしまいました。
来年は大きな変化の年で
これを機会に•••と
思うところもありましたが
結局は平穏無事な
年の瀬になりました。

姫路に移ってきて
早いもので10年が経ちました。
まだこのブログで
姫路にあるラーメン店の
紹介が出来ていなかったので
今回のブログネタは
《拉麺放浪記》姫路市編にしました。
姫路のラーメン店を語るなら
先ずは姫路発祥のラーメン御三家を
紹介せねばなりません。
御三家とは
ずんどう屋/希望軒/らーめん八角の
3店舗です。
現在希望軒は会社が変わり
本店が存在しませんが
あとの2店は姫路市内に
本店があります。
本来なら本店を
紹介すべきと思いましたが
自宅から近い3店舗の支店の
紹介でお許し下さい。

《ずんどう屋》姫路北店
 姫路市野里 326-1

背脂系の濃厚な
とんこつらーめん店として
ラー麺ずんどう屋は
2002年に姫路市で
誕生しました。
現在5都府県に15店舗
出店しています。
豚骨スープ/チャーシュー/
自家製麺/海苔/ネギ/背脂/
味玉/特製高菜と
それぞれに拘りを
持っているそうです。
ずんどう屋のコンセプトは
姫路から世界へ•••だそうです。
そして2015年の春には
ニューヨーク店が
オープンするそうです。

全部のせらーめん 1050円

味玉/チャーシュー/海苔/
にんにくチップ/高菜/もやし
HOT(刺激系ピリ辛味)と
ずんどう屋の全てが入った
こだわりの一杯です。
この辺りのラーメンは
播州ラーメンと云って
醤油系のあっさりした
甘味を感じるライト級の
ラーメンが主流ですが
ずんどう屋はこってりした
ヘビー級のラーメンです。
しかし私が大好きな
横浜家系ラーメンのように
後に引く旨さは
残念ながらありません。
こってりだけではダメなんです。

《希望軒》御着店
 姫路市御国野町国分寺 559

希望軒は1991年に
ホープ軒と名乗って
1号店が姫路市に誕生しました。
しかし店名のホープ軒は
既に東京の千駄ヶ谷に
1960年創業の老舗店が
実在していた為
希望軒に店名を変更しました。
その後愛知県への出店で
失敗し一度倒産したが
事業再生により
新生の希望軒として
生まれ変わりました。
現在8都府県に30店舗
出店しています。
一からの手作りに拘り
明日からの活力として
希望のラーメンで
有り続けられるように
これが希望軒の
コンセプトです。

ごま味噌ラーメン 734円
トッピング
*野菜たっぷり +183円

希望軒の基本ラーメンは
とんこつラーメンと
ごま味噌ラーメンの2種類で
ごま味噌の方は
辛味噌をブレンドした
ピリカラーメンなどが人気です。
どちらも不味くはありませんが
何か物足りなさを感じ
クセになる旨さは
私は感じられません。

《らーめん八角》姫路御着店
 姫路市四郷町本郷 159

1994年に姫路で屋台から
始まった播州ラーメンの店が
らーめん八角です。
屋台の形が八角形だった事から
この屋号になったそうです。
あっさり/半こて/こってり/
こてこてと油加減(4種類)が
選べるのがこの店の特徴です。
現在兵庫県下に17店舗
出店しています。
2代目に変わっても
創業時からの姿勢である
手づくりへの拘りは
変わっていないそうです。

豚骨しょうゆ 778円

げん骨をコトコト煮込んだ
旨味スープの深い美味の
八角流の豚骨しょうゆです。
豚骨しょうゆと云えば
我が愛する横浜家系ラーメン
うーん ベースが
播州ラーメンだからなのか
こってり系と言っても
全然物足りないし
不味いとは言わないが
麺がいまいち
もう少し何とかなりませんか?

《来来亭》花田店
 姫路市花田町上原田 5-1

滋賀県野洲市に本店があり
現在31都府県に230店舗ほど
出店しています。
あっさりスープに
コクある背脂
うまいかどうかは
あなたが決めるらーめん
これが来来亭の
キャッチフレーズです。

こってりラーメン 745円
トッピング
*味玉子 +108円

来来亭の基本ラーメンは
京都風の醤油ラーメンです。
醤油ベースの鶏ガラの
あっさりしたスープに
背脂が特徴です。
私が一番好きな
横浜家系ラーメンと同じく
麺の硬さ/醤油の濃さ/
背脂の量の
好みを聞いてくれます。
この他にも
私はこれはやり過ぎで
どうかと思いましたが
一味唐辛子の有無や
有りなら量まで
またチャーシューの
赤身や脂身の選択など
色々好みを聞いてくれます。
店員さんが元気よく
活気あるお店です。

《新生軒》
 姫路市南町 59

終戦後屋台から始まり
現在の場所に店を構えて
半世紀以上になるそうです。
現在の店主は3代目で
味を変えるな それだけや
先代の言葉を忠実に
守り通しています。
メニューは
ワンタン麺 600円
ラーメン 500円
ぎょうざ 400円
ワンタン 500円
ごはん 100円の5品のみ

ワンタン麺 600円

五臓六腑に染み渡る
鶏ガラベースの
あっさりとした塩味で
透明な綺麗なスープです。
食べ始めは少し物足りなさを
感じるほどの薄味ですが
食べ進めると絶妙な旨味が
口の中に広がってきます。
ちゅるちゅるのワンタンに
こりこりのメンマと
食感の違いも楽しめる
最高のワンタン麺でした。
ただひとつだけ
言わせてもらうと
始めからワンタン麺に
胡椒が掛かった状態で
出されるのは•••?
胡椒くらい客に自由に
掛けさせれば
良いと思いました。
濃い味好きな私でも
ここのワンタン麺だけは
納得の一杯で
絶対再訪ありの店です。
餃子も大人気らしいが
メニューにビールなし
この点だけは非常に残念
私は声を大にして言いたい。
ビールぐらいは置こうよ!

《スワン》

2014-12-20 12:00:00 | 兵庫県神戸市
2014#58
【虎バカグルメ日誌】

本日はJR神戸駅から
西へ歩いて15分
神戸新開地に来ました。
一本東側の通りは
知る人ぞ知る色街福原の
桜筋でございます。
この周辺には
以前から気になっていた
老舗のお好み焼き屋が
数軒点在しているので
一度は訪れようと
思っていました。
最近ブログネタとして
お好み焼き店は
ご無沙汰していたので
本日はお好み焼き店
《スワン》にお邪魔しました。

近くには湊川公園があり
店構えは昔からある
この地に根付いている
お好み焼き屋って感じです。

もだん焼き 650円

目の前の鉄板で焼いてくれます。
それを見つつビールをグビグビ
店中に染み渡っている
油とソースの匂いが
食欲をそそります。
焼きあがると
ソースと青海苔を
自分でかけて頂きます。
私は今回もだん焼きを
頼みました。
もだん焼きと書かれていたので
関西風の混ぜ焼きタイプの
ソバ入りのお好み焼きを
想像していましたが
この店のもだん焼きは
完全な重ね焼きタイプで
我が故郷広島風の
お好み焼きでした。
広島風は良いのですが
野菜のボリューム感は
全くなし。
関西風のお好み焼きと
同じくらいの厚みの
どっちとも言えない
中途半端なお好み焼きで
非常に残念でした。

*大阪粉もん屋評価*
 《美舟》を10としたら 2点

《すし官太》市川橋店

2014-12-08 12:00:00 | 兵庫県姫路市
2014#57
【虎バカグルメ日誌】

私が日頃良く利用する
回転すし店は
スシロー/かっぱ寿司/くら寿司
と云った1皿100円均一の
店が多いのですが
本日紹介する《すし官太》は
100円/140円/180円/220円/280円/
380円/480円/580円/840円と
9種類の価格設定があり
お皿の色分けで勘定されます。
昭和54年創業で
兵庫県内に9店舗ある
回転すし屋です。
本日は《すし官太》
市川橋店の方に
お邪魔しました。

店舗は2号線沿いの
市川橋の西側にあり
ねぎとろ丼/7点盛/海鮮ちらし/
北海ちらしと云った
赤出汁と一品料理の付いた
ランチメニューが好評の
回転すし屋です。

カキポン 380円

鯛あら炊き 380円

先ずは2品をあてにして
お酒を頂きます。

冷酒 八重垣 480円

創業は寛文6年の
350年弱の歴史がある
姫路のヤヱガキ酒造(株)の
お酒です。

カキフライ 280円

揚げたての熱々を
レモン汁と醤油で頂きます。
タルタルソースが
付いて来ましたが
何故必要なのか
私は理解不能です。

(三昧メニュー)
貝三昧 480円
白バイ貝/蒸しカキ/帆立

北海三昧 480円
あんきも/筋子/鱈白子

旬のネタを一貫ずつ
3種類頂ける
お得なメニューです。

(季節メニュー)
蒸しカキみそ焼き 220円

濃厚な牡蠣と味噌が
良く合った美味しい握りです。

鱈白子 380円

旬の味の軍艦巻きで
白子のトロトロ感が最高です。

上しめさば 280円

関西方面では古くから
食べられているしめさば
酢加減と締め加減で
店によって味はまちまち
ここのしめさばは私好みです。

(定番のメニュー)
甲いか 140円

私はねっとり感のする
真イカよりも
コリコリ感のする
甲イカの方が好きです。

まぐろ 220円

寿司と云えばにぎり寿司
にぎり寿司と云えば鮪
にぎり寿司の王道ネタです。

しゃこ 280円

江戸前寿司には欠かせない
代表格のネタです。
見た目は海老に
見劣りしますが
味は海老にも劣りません。

蒸しあなご 220円

江戸前寿司の定番ネタです。
ウナギのような外観ですが
全く脂っこくなく
旨味が十分の穴子です。
ただ残念なのが
甘ダレが付いていた事
断るのを忘れていた。

最後は私のお決まりの
締めの2品です。
かんぴょう巻き 100円

直径2cm程度の
細い海苔巻きで
具材は甘辛く煮付けた
かんぴょうのみで関東では
定番の巻物ですが
関西で定番メニューとして
扱っているのは
大変珍しい事だと思います。

鉄火巻き 180円

鉄火巻きは鮪の赤身に
山葵をつけた海苔巻き寿司
鉄火巻きに山葵は欠かせません。
鉄火巻きの脇に山葵を添えて
客に提供するこの店は
回転すし屋ではあるが
本物を知っている店であると
私は思いました。
少々値は張りますが
すし官太は大変美味しい
回転すし屋でした。
ただ ひとつ小言を言わせてもらうと
ネタが少し大き過ぎると思います。
にぎり寿司のネタを大きくする事を
サービスと思っているなら
それは大間違いです。
にぎり寿司の王道
江戸前寿司としては失格です。
ネタは付け台に付くか付かないか
ぐらいの大きさが
江戸前寿司では粋とされています。
江戸時代に屋台から始まった
寿司/蕎麦/天ぷら/鰻 の4大名物食では
必ず うんちくを話す人が
いるんですよ。
まっ! 私もその1人なのですが •••。

ご馳走さま 美味しかったです。
また来ます!