昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

G馬場・J鶴田アメリカ・カナダ遠征

2012年11月17日 20時00分35秒 | '80全日本プロレス
ジャイアント馬場は6月16日ハワイへ、ジャンボ鶴田は6月20日コロラドへ向け渡米し、アメリカ・カナダで試合を行った。

6月18日ハワイ州ホノルル・ニール・ブレイズデル・センター
5000ドル争奪18人参加テキサス・バトルロイヤル
(参加選手)ジャイアント馬場、アンドレ・ザ・ジャイアント、ビル・ロビンソン、ザ・デストロイヤー、タマ・トンガ、アファ・アノアイ、シカ・アノアイ、パンピロ・フィルポ、チャボ・ゲレロ、ビクター・リベラ、シバ・アフィ、ビリー・ホワイト・ウルフ、ワイルドマン・オースティン、ボビー・ダイアモンド、ランバージャック・ラーソン他
決勝、アフィ(オーバー・ザ・トップロープ)シカ

ハワイ・ヘビー級選手権
タマ・トンガ(反則勝ち)ビクター・リベラ
※トンガがタイトル防衛。

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6月20日コロラド州デンバー・ADオーデトリアム 観衆4387人
AWA世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
クラッシャー・リソワスキー(1-0)ニック・ボックウインクル
①リソワスキー(11分42秒反則勝ち)
※反則の為、ニックがタイトル防衛に成功。
特別レフリー・ロード・ブレアース

30分1本勝負
チト・サンタナ(11分42秒1-0)クリス・マルコフ
グレッグ・ガニア(16分22秒1-0)ジェシー・ベンチュラ
ジャンボ鶴田(20分35秒反則勝ち)スーパー・デストロイヤー・マークⅡ
デストロイヤーのマネージャーのヒーナンが乱入。

ラダーマッチ
ディノ・ブラボー(勝敗不明)ジェリー・ブラックウェル

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6月22日ミネソタ州ミネアポリス・オーデトリアム 観衆9300人
AWA世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
ジャンボ鶴田(1-0)ニック・ボックウインクル
①鶴田(20分5秒反則勝ち)
鶴田がニックへコブラツイスト。これをニックが腰投げで返すと、レフリーに鶴田の足が命中しダウン。さらに鶴田がニックにドロップキックを決めるも、またしても鶴田の体が倒れているレフリーに当たり、何度もニックを押さえ込むもののフォールならず。そこへニックのマネージャーのヒーナンが乱入し鶴田を攻撃した為、ニックの反則負け。
※反則の為、ニックがタイトル防衛に成功。
鶴田のコメント
「ニックはちっとも怖くない。もう一度やれば必ず勝てる。ぜひチャンスがほしい。」

PWFヘビー級選手権 60分1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)スーパー・デストロイヤー・マークⅡ
①馬場(10分15秒体固め)
馬場はタックルにきたマークⅡへ水平チョップ。続けてロープに振り16文キックを決めフォール。
※馬場がタイトル4度目の防衛に成功。
馬場のコメント
「左モモの後遺症は気にならなかった。相手は強いと思わなかったし、恐怖感は無かった。」

30分1本勝負
グレッグ・ガニア(11分29秒ノーコンテスト)ジェシー・ベンチュラ
ガニアがスリーパーホールドを決めたところへアドリアン・アドニスが乱入した為、ノーコンテスト。
ディノ・ブラボー(15分15秒エビ固め=ドロップキック)アドリアン・アドニス

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂明久&ミスター桜田(1-0)ハーマン・シェーファー&ベン・ベリオン
①桜田(15分20秒体固め=ペンデュラム・バックブリーカー)シェーファー

20分1本勝負
ビッグ・ジョン・スタッド(10分20秒体固め=エルボードロップ)スティーブ・オルソノスキー
チト・サンタナ(13分50秒体固め=フライング・ボディアタック)クリス・マルコフ

(試合開始20時)「全日本プロレス中継」収録

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6月28日ミシガン州デトロイト・コボ・コンベンション・ホール 観衆6000人

NWA(デトロイト地区)世界タッグ選手権 60分1本勝負
ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田(1-0)ジョン・ボネロ&ランディ・スコット
①鶴田(7分20秒体固め)スコット
スコットを鶴田がコーナーの馬場へ振り、エプロンから馬場が16文キック。さらに鶴田がジャンピング・ニーパットを決めフォール。
※馬場・鶴田組がNWA(デトロイト地区)世界タッグ王座を獲得。
しかし同地区でのタイトル防衛戦が不可能である為、世界タッグ王座は返上。
馬場のコメント
「王者の二人がいずれも小兵だったので、試合は楽だった。苦しかったのはドリー組との試合。18年前このホールでルー・テーズに挑戦した事を思い出す。とにかく鶴田と共に大きな足跡を残す事ができてうれしい。」
鶴田のコメント
「AWAは取る事ができなかったが、今日の勝利でその分も埋めておつりがきそうだ。馬場さんの気合が凄かったので、自然に引きずられていった。」

NWA(デトロイト地区)世界タッグ王座挑戦チーム決定トーナメント決勝戦 30分1本勝負
ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田(1-0)ザ・シーク&キラー・ブルックス
①馬場組(3分22秒反則勝ち)シーク組
馬場とブルックスが戦っているところへ、シークがイスを投げ入れて馬場へ殴りかかり、制止するレフリーも殴ったためシークの反則負け。
※馬場・鶴田組が挑戦権を獲得。

NWA(デトロイト地区)世界タッグ王座挑戦チーム決定トーナメント準決勝 30分1本勝負
ザ・シーク&キラー・ブルックス(1-0)アブドラ・ザ・ブッチャー&アーニー・ラッド
①ブルックス(8分30秒反則勝ち=イス攻撃)ラッド

ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田(1-0)ドリー・ファンク・ジュニア&フレッド・カリー
①鶴田(12分45秒リングアウト)カリー
鶴田がカリーをロープに振って仕掛けたコブラツイストがもつれて両者場外転落。場外で殴り合いとなるが、鶴田がカリーを殴り倒しリングに滑り込み勝利。

NWA(デトロイト地区)世界タッグ王座挑戦チーム決定トーナメント1回戦 30分1本勝負
アブドラ・ザ・ブッチャー&アーニー・ラッド(1-0)レイ・キャンディ&エディ・マンスフィールド
①ラッド(6分4秒体固め=カウンターキック)キャンディ
※マンスフィールドのパートナーのドン・ケントが欠場。急遽前の試合で敗れたレイ・キャンディが出場。

ドリー・ファンク・ジュニア&フレッド・カリー(1-0)レイ・キャンディ&ボブ・ホワイト
①ドリー(5分27秒スピニング・トーホールド)ホワイト

ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田(1-0)ジェリー・オーツ&ワイルドマン
①馬場(10分27秒体固め=16文キック)ワイルドマン

(試合開始20時30分)「全日本プロレス中継」収録

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6月29日カナダ・トロント・メープルリーフ・ガーデン 観衆8500人
ミッドアトランティック地区世界タッグ選手権 時間無制限1本勝負
レイ・スチーブンス&ジミー・スヌーカ(0-0)リッキー・スティムボート&ジェイ・ヤングブラッド
①(25分6秒時間切れ)
スティムボートがスチーブンスにダイビング・ボディアタック、さらにヤングブラッドとダブル・チョップを決めたところで場内が明るくなり、トロント市の条例による興行終了時間となりドロー。
※スチーブンス・スヌーカ組がタイトル防衛。

カナディアン・ヘビー級選手権 時間無制限1本勝負
グレート・ハッサン・アラブ(1-0)アンジェロ・モスカ
①アラブ(18分36秒反則勝ち)
※アラブがタイトル防衛に成功。アラブはアイアン・シーク。

インターナショナル・タッグ選手権 60分3本勝負
ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田(2-0)ブルーザー・ブロディ&スコット・アーウィン
①馬場組(14分反則勝ち)ブロディ組
アーウィンがボディスラムのように鶴田を持ち上げてコーナーに逆さ吊りにしたところへブロディがリングに入ってきて鶴田へキック攻撃。制止するフレッド・アトキンスレフリーをはねのけ攻撃をやめず馬場組の反則勝ち。
②鶴田(6分5秒体固め)アーウィン
馬場がアーウィンのドロップキックを叩き落とし鶴田とタッチ。鶴田はアーウィンが立ち上がったところへコーナー最上段からダイビング・ボディアタックを決めフォール。
※馬場・鶴田組がタイトル2度目の防衛に成功。
馬場のコメント
「コンデションがよかったので、ストレート勝ちを狙った。計算通りだった。」
鶴田のコメント
「責任が果たせてホッとした。」

60分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(0-0)アブドーラ・ザ・ブッチャー
①(5分15秒両者リングアウト)
ブッチャーはドリーを花道へ投げ出し、追いかけて乱闘になりドロー。

タッグマッチ45分1本勝負
ジョニー・ウェーバー&トニー・バレシー(1-0)デビッド・パターソン&ベン・アレキサンダー
①バレシー(10分22秒体固め)アレキサンダー

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(10分37秒4の字固め)ジョー・マーカス
ボブ・マーカス(9分12秒体固め)ブライアン・マッキニー

(試合開始20時30分)「全日本プロレス中継」収録

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