昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

'80第2次サマー・アクション・シリーズ

2012年12月01日 20時00分47秒 | '80全日本プロレス

参加選手
NWA世界ヘビー級王者
ハーリー・レイス(185cm120kgアメリカ・ミズーリー出身)9/1~9/12
ミル・マスカラス(180cm106kgメキシコ出身)8/21~9/14
ザ・デストロイヤー(183cm110kgアメリカ・ニューヨーク出身)8/21~8/31
オースチン・アイドル(187cm115kgアメリカ・ジョージア出身)
ドス・カラス(178cm105kgメキシコ出身)8/21~9/14
ザ・クルーザー(183cm115kgアメリカ・インジアナ出身)
レイ・キャンディ(195cm140kgアメリカ・ジョージア出身)
ザ・ジャーマンズ
・クルト・フォン・ヘス(190cm120kgカナダ出身)
・カール・フォン・スタイガー(179cm110kgドイツ出身)

全日本プロレス出場選手 
ジャイアント馬場(PWFヘビー級・インタータッグ王者)
ジャンボ鶴田(UNヘビー級・インタータッグ王者)
タイガー戸口
グレート小鹿(アジアタッグ王者)
大熊元司(アジアタッグ王者)
プリンス・トンガ
石川隆士
ロッキー羽田
ミスター林
伊藤正男
百田義浩
百田光雄
大仁田厚
淵正伸
越中詩郎
(レフリー)ジョー樋口、和田京平、桜井公正

第1回PWF杯争奪タッグ・トーナメント(8月21日~8月29日)
参加チーム
・ミル・マスカラス&ドス・カラス
・ザ・デストロイヤー&ザ・クルーザー
・オースチン・アイドル&レイ・キャンディ
・ザ・ジャーマンズ
・グレート小鹿&大熊元司
・石川隆士&ロッキー羽田
・プリンス・トンガ&大仁田厚

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・マスクド・アウトローズⅠ&Ⅱは、来日記者会見の席上で覆面を取りザ・ジャーマンズとして参加することを宣言。

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コメント

第1戦~第5戦('80サマーアクションS2)

2012年12月01日 19時55分13秒 | '80全日本プロレス

開幕戦 8月21日(木)東京・後楽園ホール 観衆2900人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)アイドル&キャンディ
①アイドル(9分40秒4の字固め)鶴田
鶴田がアイドルをコーナーに振ってジャンピング・ニーパット。これをアイドルがかわしコーナーに激突して倒れた鶴田へ4の字固めを決め先制。
②鶴田(4分25秒リングアウト)アイドル
アイドルが鶴田へ4の字固めを決めたが、鶴田が回転し場外転落。そこへ馬場とキャンディも加わっての場外戦となったが、乱闘のスキをついて鶴田がリングに戻りタイ。
③鶴田(2分45秒体固め)キャンディ
鶴田はキャンディへドロップキックから馬場と2人がかりのアトミック・ドロップを決めフォール。

PWF杯争奪タッグ・トーナメント1回戦 30分1本勝負
マスカラス・ブラザーズ(1-0)ザ・ジャーマンズ
①ドス(12分48秒片エビ固め)スタイガー
マスカラスがスタイガーへフライング・クロスチョップを決めドスへタッチ。マスカラスがスタイガーを押さえたところへ、ドスがダイビング・ボディアタックを決めてフォール。
※マスカラス兄弟が準決勝進出。

タッグマッチ30分1本勝負
デストロイヤー&クルーザー(1-0)戸口&羽田
①デストロイヤー(11分45秒片エビ固め)羽田

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)石川&トンガ
①(21分54秒両軍リングアウト)

20分1本勝負
大仁田厚(時間切れ)淵正伸
ミスター林(11分55秒両者リングアウト)伊藤正男
百田光雄(12分58秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 8月23日(土)千葉・柏市柏駅東口東町商店街広場 観衆2800人
6人タッグマッチ60分3本勝負
鶴田&マスカラス・ブラザーズ(2-1)デストロイヤー&クルーザー&スタイガー
①(6分20秒両軍リングアウト)
②ドス(5分40秒体固め)スタイガー

45分1本勝負
ジャイアント馬場(6分50秒体固め)クルト・フォン・ヘス

PWF杯争奪タッグ・トーナメント1回戦 30分1本勝負
アイドル&キャンディ(1-0)トンガ&大仁田
①アイドル(8分35秒4の字固め)大仁田
※アイドル組が準決勝進出。

PWF杯争奪タッグ・トーナメント1回戦 30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)石川&羽田
①小鹿(24分12秒片エビ固め)石川
※小鹿組が準決勝進出。

20分1本勝負
タイガー戸口(10分49秒体固め)伊藤正男
百田光雄(7分35秒反則勝ち)ミスター林
淵正伸(11分45秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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8月24日午後1時から東京よみうりランドで「第7回全日本プロレス・ファン感謝デー」が約1万人のファンを集めて行われた。

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第3戦 8月24日(日)東京・後楽園ホール 観衆3200人
タッグマッチ60分3本勝負
マスカラス・ブラザーズ(2-1)鶴田&トンガ
①ドス(15分30秒体固め)トンガ
トンガへマスカラスがフライング・クロスチョップ2連発。ロープの反動を利用して走ってきたドスをリフトアップしてトンガの上に落とし、ドスがそのままフォール。
②トンガ(6分15秒片エビ固め)ドス
ドスへ鶴田がジャンピング・ニーパット、代わったトンガがブレーンバスターからロープの反動をつけたフライング・ボディプレスでフォール。
③ドス(5分40秒リングアウト)トンガ
マスカラスはドロップキックで場外に落ちたトンガめがけドスをハンマースルー。ドスは人間ロケットをトンガに決めリングへ。トンガは頭を押さえて立ち上がる事が出来ずリングアウト負け。

タッグマッチ45分1本勝負
デストロイヤー&クルーザー(1-0)馬場&石川
①デストロイヤー(14分45秒4の字固め)石川

30分1本勝負
タイガー戸口(9分20秒片エビ固め)クルト・フォン・ヘス
オースチン・アイドル(5分10秒片エビ固め)大熊元司
グレート小鹿(13分15秒両者リングアウト)レイ・キャンディ

20分1本勝負
ロッキー羽田(12分11秒片エビ固め)カール・フォン・スタイガー

タッグマッチ20分1本勝負
林&百田光雄(0-0)大仁田&淵
①時間切れ

20分1本勝負
伊藤正男(12分14秒体固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第4戦 8月26日(火)富山市体育館 観衆3200人
タッグマッチ60分3本勝負
マスカラス・ブラザーズ(2-1)鶴田&石川
①ドス(12分35秒両者リングアウト)石川
ドスはドロップキックで石川を場外に落としトペ攻撃。しかし両者にダメージがありリングへ戻れず。
②マスカラス(5分40秒体固め)石川
ドスが石川を押さえたところへ、マスカラスがダイビング・ボディアタックを決めフォール。

PWF杯争奪タッグ・トーナメント準決勝 30分1本勝負
デストロイヤー&クルーザー(1-0)アイドル&キャンディ
①クルーザー(14分40秒体固め)キャンディ
キャンディをデストロイヤーがボディスラムで叩きつけたところへ、クルーザーがフライング・ニードロップを決めフォール。
※デストロイヤー組が決勝戦に進出。
デストロイヤーのコメント
「何がなんでもマスカラスと勝負するまで負けられない。あのニヤケ野郎を4の字で仕留めるために日本に来たんだから。」

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&戸口(1-0)ザ・ジャーマンズ
①戸口(11分19秒片エビ固め)スタイガー

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)トンガ&羽田
①時間切れ
延長戦5分
時間切れ

20分1本勝負
大仁田厚(16分5秒回転エビ固め)淵正伸
ミスター林(11分30秒両者リングアウト)伊藤正男
百田光雄(14分2秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第5戦 8月27日(水)石川・七尾市城山体育館 観衆2600人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&羽田(2-1)デストロイヤー&クルーザー&スタイガー
①クルーザー(9分55秒4の字固め)羽田
②羽田(6分45秒片エビ固め=アトミックドロップ)スタイガー
③鶴田(2分44秒体固め)クルーザー
鶴田がクルーザーをロープへ振ったところでエプロンから馬場が16文キックを決め、すかさず鶴田がフォール。

PWF杯争奪タッグ・トーナメント準決勝 30分1本勝負
マスカラス・ブラザーズ(1-0)小鹿&大熊
①ドス(16分50秒片エビ固め)大熊
マスカラス兄弟は大熊をロープに振って2人がかりのドロップキックから、マスカラスが大熊を羽交い絞めしたところにドスがダイビング・ボディアタックを決めフォール。
※マスカラス兄弟が決勝戦に進出。
マスカラスのコメント
「小鹿・大熊組はスピードとヘッドワークが無いから楽だった。デストロイヤー?みんな同じさ。」

30分1本勝負
タイガー戸口(13分45秒体固め)レイ・キャンディ
プリンス・トンガ(9分50秒両者リングアウト)オースチン・アイドル
石川隆士(8分55秒回転エビ固め)クルト・フォン・ヘス

20分1本勝負
伊藤正男(13分44秒体固め)淵正伸
ミスター林(11分34秒逆エビ固め)百田光雄
大仁田厚(11分15秒エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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コメント

第6戦~第10戦('80サマーアクションS2)

2012年12月01日 19時50分23秒 | '80全日本プロレス

第6戦 8月28日(木)岐阜・瑞浪市民会館 観衆1600人
6人タッグマッチ60分3本勝負
鶴田&マスカラス・ブラザーズ(2-1)デストロイヤー&アイドル&クルーザー
①(16分40秒両軍リングアウト)
②鶴田(6分1秒片エビ固め)クルーザー
クルーザーへ鶴田がジャンピング・ニーパット、ドスがダイビング・ボディアタックと決め鶴田がフォール。

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&戸口(1-0)キャンディ&ヘス
①馬場(15分6秒片エビ固め)キャンディ

30分1本勝負
プリンス・トンガ(16分5秒片エビ固め)カール・フォン・スタイガー

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)石川&羽田
①時間切れ

20分1本勝負
伊藤正男(9分16秒片エビ固め)大仁田厚
ミスター林(12分39秒両者リングアウト)淵正伸
百田光雄(12分15秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第7戦 8月29日(金)大阪府立体育会館 観衆6300人
PWF杯争奪タッグ・トーナメント決勝戦 60分3本勝負
マスカラス・ブラザーズ(2-1)デストロイヤー&クルーザー
①ドス(14分2秒片エビ固め)クルーザー
マスカラスがクルーザーをロープに振りフライング・クロスチョップからボディスラムで叩きつけドスにタッチし、ロープの反動をつけて走ってくるドスをマスカラスがリフトアップしてクルーザーへ落としフォール。
②クルーザー(6分5秒エビ固め)ドス
マスカラス兄弟はダブル・ドロップキックで倒したクルーザーへリフトアップ・ボディプレス。これをクルーザーが体を回転して逃げ、自爆したドスをエプロンのデストロイヤーめがけて振り、デストロイヤーがショルダータックル。すかさずクルーザーがスタンプホールドを決めフォール。
③ドス(5分15秒エビ固め)クルーザー
デストロイヤーがレフリーと激突し場外転落すると、クルーザーがノータッチでデストロイヤーのふりをしてリングへ。クルーザーがドスの首固めをこらえて逆に首固めを決めると、そこへマスカラスが飛び込みレフリーのカウントする手を押さえ、デストロイヤーとクルーザーが入れ替わっていると抗議。クルーザーも技を解いてレフリーに抗議しているところで、ドスがクルーザーの背後からロープへ押し込み、後方回転エビからブリッジで押さえフォール。
※マスカラス兄弟が優勝し、PWF杯を獲得。

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ザ・ジャーマンズ
①鶴田(11分20秒片エビ固め)スタイガー
ジャンピング・ニーパットからドロップキックでフォール。

30分1本勝負
オースチン・アイドル(9分2秒片エビ固め)石川隆士
タイガー戸口(11分7秒回転エビ固め)レイ・キャンディ

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)トンガ&羽田
①時間切れ

20分1本勝負
ミスター林(13分36秒両者リングアウト)伊藤正男
大仁田厚(時間切れ)淵正伸
百田光雄(12分54秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時)「全日本プロレス中継」収録

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第8戦 8月31日(日)鹿児島・串木野市営えびすが丘相撲競技場 観衆2800人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&マスカラス(2-1)デストロイヤー&アイドル&クルーザー
①デストロイヤー(14分4秒4の字固め)鶴田
②鶴田(10分15秒片エビ固め=ドロップキック)デストロイヤー
③マスカラス(2分25秒体固め)クルーザー

45分1本勝負
ドス・カラス(12分59秒回転エビ固め)カール・フォン・スタイガー

30分1本勝負
プリンス・トンガ(12分18秒回転エビ固め)クルト・フォン・ヘス
グレート小鹿(11分28秒両者リングアウト)レイ・キャンディ

20分1本勝負
大熊元司(時間切れ)ロッキー羽田
伊藤正男(15分2秒体固め)淵正伸
百田光雄(11分34秒反則勝ち)ミスター林

(試合開始18時)

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百田義浩は、アメリカでの修行を終え帰国。9月1日鹿屋大会から出場。

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第9戦 9月1日(月)鹿児島・鹿屋市体育館 観衆3150人
NWA世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
ハーリー・レイス(0-0)ジャンボ鶴田
①(15分35秒両者リングアウト)
鶴田がボディスラムにいこうとした瞬間、体勢が崩れ両者場外転落。場外戦となり先にリングに戻ろうとする鶴田の足をレイスが押さえて放さずドロー。
※レイスがタイトル防衛に成功。
レイスのコメント
「本当にきつい防衛戦だった。それにしてもジャンボは、また力をつけたな。とにかく疲れた。」

タッグマッチ45分1本勝負
マスカラス・ブラザーズ(1-0)アイドル&クルーザー
①マスカラス(13分43秒体固め)クルーザー

30分1本勝負
ジャイアント馬場(7分40秒体固め)レイ・キャンディ
プリンス・トンガ(13分45秒回転エビ固め)カール・フォン・スタイガー
クルト・フォン・ヘス(13分52秒片エビ固め)大熊元司

20分1本勝負
グレート小鹿(時間切れ)ロッキー羽田

百田義浩日本デビュー戦 タッグマッチ20分1本勝負
百田兄弟(1-0)林&淵
①義浩(15分49秒体固め)淵
百田兄弟は淵へダブル・ドロップキックから義浩が淵をロープに振り返ってきたところをサイド・スープレックスで叩きつけフォール。
百田義浩のコメント
「11ヵ月ぶりの帰国だからあがった。アメリカではもっぱらシングルばかりで、タッグの経験があまりなく戸惑った。弟がうまくリードしてくれたので何とか勝てた。ホッとしたというのが実感です。」

20分1本勝負
伊藤正男(11分38秒背骨折り)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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9月2日西ドイツで開催される「ハノーバー・トーナメント」に参加する為、タイガー戸口、石川隆士、大仁田厚の3選手は、ザ・デストロイヤーと共に西ドイツへ出発。
戸口のコメント
「西ドイツの会場の雰囲気をつかみ、恥じない成績を残したい。あくまで優勝だ。」
石川のコメント
「好成績をおさめて、来年も呼ばれるように頑張るだけです。」
大仁田のコメント
「一生懸命ファイトするだけです。絶好のチャンスだからモノにしたい。」

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第10戦 9月2日(火)鹿児島・中種子町立体育館 観衆1350人
タッグマッチ60分3本勝負
レイス&アイドル(2-1)馬場&トンガ
①(11分48秒両軍リングアウト)
馬場の16文キックでレイスが場外転落。場外からレイスが馬場の足を引き場外に落とし、ここにトンガとアイドルも加わっての場外戦となりドロー。
②レイス(4分39秒片エビ固め)トンガ
トンガへアイドルがニードロップ、続いてレイスがブレーンバスターを決めフォール。

45分1本勝負
ミル・マスカラス(11分18秒片エビ固め)クルト・フォン・ヘス

タッグマッチ30分1本勝負
鶴田&ドス(1-0)クルーザー&スタイガー
①ドス(16分18秒片エビ固め=ダイビング・ボディアタック)スタイガー

20分1本勝負
グレート小鹿(12分40秒両者リングアウト)レイ・キャンディ
大熊元司(時間切れ)ロッキー羽田

タッグマッチ20分1本勝負
百田兄弟(1-0)林&伊藤
①義浩(17分49秒回転エビ固め)伊藤

20分1本勝負
淵正伸(13分53秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時)

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コメント

第11戦~第15戦('80サマーアクションS2)

2012年12月01日 19時45分03秒 | '80全日本プロレス

第11戦 9月4日(木)佐賀スポーツセンター 観衆4500人
NWA世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)ハーリー・レイス
①馬場(14分5秒体固め)
馬場はレイスをロープに振り32文ドロップキックを決めフォールを狙うがカウント2。すかさずレイスをロープに振りジャンピング・ネックブリーカードロップを決めフォール。
※馬場がタイトル獲得。第57代NWA世界ヘビー級王者となる。
馬場のコメント
「いつものレイスじゃなかった。ファイトに迷いがあったよ。こっちは一つ一つの技を大事に仕掛けていったのが良かったと思う。こうなったらリターンマッチに勝って、アメリカへ行って防衛戦をやりたい。」
レイスのコメント
「これはハプニングだ。あれだけのファンが見ていたのだから言い訳はしない。ただ暑くて砂漠のようなマットだった。リターンマッチは必ず勝つ。」

タッグマッチ45分1本勝負
マスカラス・ブラザーズ(1-0)小鹿&大熊
①マスカラス(17分34秒体固め)小鹿
ドスが小鹿を羽交い絞めにしたところへ、マスカラスがコーナー最上段から後ろ向きにダイビング・ボディアタック。小鹿が切り返して同士打ちを狙ったものの、飛んだ瞬間にドスが逃げ小鹿へ命中しフォール。

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(8分10秒片エビ固め)クルト・フォン・ヘス
プリンス・トンガ(11分24秒両者リングアウト)オースチン・アイドル
ザ・クルーザー(12分56秒体固め)ロッキー羽田
レイ・キャンディ(9分10秒片エビ固め)伊藤正男
百田義浩(8分25秒両者リングアウト)カール・フォン・スタイガー

20分1本勝負
淵正伸(15分6秒首固め)百田光雄
ミスター林(12分19秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第12戦 9月5日(金)熊本・水前寺体育館 観衆4200人
タッグマッチ60分3本勝負
マスカラス・ブラザーズ(1-1)レイス&アイドル
①アイドル(12分30秒4の字固め)ドス
アイドルは、ヘッドロックにきたドスを持ち上げてニークラッシャーから4の字固めを決め先制。
②ドス(1分55秒体固め)アイドル
ドスはフライング・クロスチョップからアイドルが立ち上がるのを待って正面から肩に飛び乗ろうとしたが乗り切れずアイドルが前方へ倒れこむ形となったが、ドスががっちりと首を抱えて丸め込み両足をロックして両腕を押さえフォール。
③(4分25秒両軍リングアウト)
リング内で4選手の乱闘となり、ドスがアイドルをドロップキックで場外へ落としプランチャー。マスカラスもドロップキックでレイスを場外に落とし、コーナー最上段からダイビング・ボディアタックを決めリングに戻ろうとしたが、レイスにタイツをつかまれてリングに戻れず乱闘となりドロー。

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ザ・ジャーマンズ
①鶴田(14分1秒片エビ固め=ジャンピング・ニーパット)スタイガー

30分1本勝負
グレート小鹿(14分16秒両者リングアウト)レイ・キャンディ

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、越中詩郎(11分25秒逆エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ30分1本勝負
百田兄弟(1-0)伊藤&淵
①義浩(18分19秒体固め=サイドスープレックス)淵

20分1本勝負
大熊元司(時間切れ)ザ・クルーザー
ミスター林(12分24秒体固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

プリンス・トンガは、9月4日佐賀大会で左足の甲の骨を脱臼した為に熊本大会から欠場(7日庄内大会まで)。

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第13戦 9月6日(土)大分県立体育館 観衆2900人
タッグマッチ60分3本勝負
マスカラス・ブラザーズ(2-0)ザ・ジャーマンズ
①ドス(10分10秒エビ固め)スタイガー
②マスカラス組(5分5秒反則勝ち)ジャーマンズ

タッグマッチ45分1本勝負
レイス&アイドル(1-0)馬場&羽田
①レイス(11分55秒体固め)羽田

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(16分55秒首固め)ザ・クルーザー
グレート小鹿(14分51秒両者リングアウト)レイ・キャンディ
大熊元司(18分9秒首固め)伊藤正男

20分1本勝負
百田義浩(17分25秒逆さ押さえ込み)淵正伸
ミスター林(13分28秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第14戦 9月7日(日)大分・庄内町公民館グランド 観衆3200人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&マスカラス(2-1)レイス&アイドル&スタイガー
①アイドル(14分30秒片エビ固め)鶴田
②鶴田(4分53秒体固め)アイドル
③鶴田(3分38秒体固め)スタイガー

45分1本勝負
ドス・カラス(9分40秒回転エビ固め)クルト・フォン・ヘス

30分1本勝負
ロッキー羽田(11分20秒両者リングアウト)ザ・クルーザー
レイ・キャンディ(13分39秒体固め)大熊元司
グレート小鹿(16分47秒エビ固め)伊藤正男

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、越中詩郎(17分40秒体固め)淵正伸

20分1本勝負
百田義浩(11分51秒体固め)越中詩郎
淵正伸(13分46秒反則勝ち)ミスター林

(試合開始18時30分)

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第15戦 9月10日(水)滋賀・大津市皇子が丘公園体育館 観衆4500人
NWA世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
ハーリー・レイス(1-0)ジャイアント馬場
①レイス(11分58秒片エビ固め)
馬場がレイスにパイルドライバーを決めフォールを狙うがカウント2。すかさず馬場はコーナーポストに上がり攻撃しようとするが、立ち上がったレイスに足を引かれコーナーの金具で急所を打ちつけ真っ逆さまにリングに落ちダウン。そこをすかさずレイスが押さえ込み勝利。
※レイスがタイトルを奪回。第58代NWA世界ヘビー級王者となる。
レイスのコメント
「馬場とここまで勝負ができて本望だ。世界一の馬場をフォールできた事を誇りに思ってる。馬場はタイトル防衛に焦っているようだった。最後にターンバックルの上へ上ったのが馬場のミスだ。あれで勝ったと思った。マスカラス?馬場に勝った俺が負けるわけないだろ。」
馬場のコメント
「パイルドライバーとネックブリーカーをロープに逃げられ焦ってしまった。最後はダイビング・アタックを狙ったんだが、飛ぼうとしたらレイスが近すぎた。あとは御覧の通り。」

45分1本勝負
ミル・マスカラス(9分35秒両者反則)オースチン・アイドル
フライング・クロスチョップを受け場外に出たアイドルをマスカラスが追いかけ場外戦となり、マスカラスがアイドルを鉄柱に叩きつけボディスラムを決めようとしたところへクルーザーが乱入。2人がかりで攻撃しているところへドス・カラスが助けに入り乱闘となりドロー。

タッグマッチ30分1本勝負
鶴田&トンガ(1-0)クルーザー&スタイガー
①鶴田(12分40秒体固め)スタイガー

30分1本勝負
ドス・カラス(9分56秒回転エビ固め)クルト・フォン・ヘス

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、越中詩郎(10分30秒体固め)淵正伸

30分1本勝負
グレート小鹿(6分29秒両者リングアウト)レイ・キャンディ

20分1本勝負
大熊元司(時間切れ)ロッキー羽田

タッグマッチ20分1本勝負
百田兄弟(1-0)淵&越中
①義浩(17分36秒体固め)越中

20分1本勝負
ミスター林(13分4秒両者リングアウト)伊藤正男

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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コメント

第16戦~第20戦('80サマーアクションS2)

2012年12月01日 19時40分38秒 | '80全日本プロレス
第16戦 9月12日(金)愛知・一宮市産業体育館 観衆2900人
NWA世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
ハーリー・レイス(0-0)ミル・マスカラス
①(14分45秒両者リングアウト)
マスカラスがレイスをロープに振りヘッドアタック?。ロープ際だった為にレイスはトップロープ越しに場外転落。マスカラスはリング内からレイスを捕まえ鉄柱に打ち付けた後、ロープの反動をつけてレイスめがけボディアタックを決めたものの、そのまま場外戦となりドロー。
※レイスがタイトル初防衛に成功。
マスカラスのコメント
「レイスは戦うたびに力が落ちている。もう彼はチャンピオンにふさわしくない。あと5分あれば勝てた。次戦えば必ず俺は勝てるだろう。」

6人タッグマッチ45分3本勝負
馬場&鶴田&トンガ(2-1)アイドル&クルーザー&ヘス
①(11分50秒両軍リングアウト)
②鶴田(3分45秒片エビ固め)ヘス

30分1本勝負
ドス・カラス(9分39秒体固め)カール・フォン・スタイガー
ロッキー羽田(13分49秒両者リングアウト)レイ・キャンディ

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)百田兄弟
①小鹿(17分55秒逆エビ固め)光雄

20分1本勝負
伊藤正男(15分44秒体固め)淵正伸
ミスター林(14分47秒エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第17戦 9月13日(土)愛知・新城市民体育館 観衆1600人
タッグマッチ60分3本勝負
鶴田&トンガ(1-1)マスカラス・ブラザーズ
①ドス(13分40秒体固め)トンガ
②トンガ(8分33秒片エビ固め)ドス
③(4分35秒両軍リングアウト)

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&小鹿(1-0)ザ・ジャーマンズ
①小鹿(14分30秒首固め)ヘス

30分1本勝負
オースチン・アイドル(15分20秒4の字固め)ロッキー羽田
大熊元司(13分40秒両者リングアウト)レイ・キャンディ
ザ・クルーザー(11分19秒エビ固め)伊藤正男

20分1本勝負
百田義浩(15分36秒逆さ押さえ込み)淵正伸
百田光雄(12分41秒反則勝ち)ミスター林

(試合開始18時30分)

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第18戦 9月14日(日)長野・諏訪湖スポーツセンター 観衆4500人
タッグマッチ60分3本勝負
マスカラス・ブラザーズ(2-1)鶴田&羽田
①(11分50秒両軍リングアウト)
②マスカラス(4分16秒体固め)羽田

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&トンガ(1-0)ザ・ジャーマンズ
①トンガ(13分5秒片エビ固め)スタイガー

30分1本勝負
グレート小鹿(16分16秒両者リングアウト)レイ・キャンディ
オースチン・アイドル(13分10秒片エビ固め)伊藤正男
ザ・クルーザー(16分14秒首固め)大熊元司

20分1本勝負
百田義浩(11分18秒エビ固め)ミスター林
淵正伸(14分17秒体固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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マスカラス兄弟はメキシコから母親急死の連絡があり、9月15日に残りの試合をキャンセルして帰国。

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第19戦 9月15日(月・祝)群馬・太田市天神公園広場 観衆3500人
ヘビー級バトルロイヤル(13人参加)
参加選手=ジャイアント馬場、オースチン・アイドル、ジャンボ鶴田、ザ・クルーザー、プリンス・トンガ、クルト・フォン・ヘス、ロッキー羽田、カール・フォン・スタイガー、グレート小鹿、レイ・キャンディ、大熊元司、百田義浩、伊藤正男
決勝、トンガ(14分35秒片エビ固め)クルーザー
※トンガが優勝。

タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)ヘス&キャンディ
①(10分15秒両軍リングアウト)
②鶴田(4分11秒片エビ固め)ヘス

45分1本勝負
プリンス・トンガ(12分3秒両者リングアウト)オースチン・アイドル

30分1本勝負
ザ・クルーザー(14分1秒エビ固め)淵正伸
百田義浩(11分54秒リングアウト)カール・フォン・スタイガー

20分1本勝負
大熊元司(時間切れ)ロッキー羽田
グレート小鹿(10分14秒両者リングアウト)伊藤正男
ミスター林(12分47秒首固め)百田光雄

(試合開始18時30分)

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第20戦(最終戦) 9月17日(水)群馬・館林市民センター 観衆1700人
アジア・タッグ選手権 60分3本勝負
小鹿&大熊(2-1)ザ・ジャーマンズ
①ヘス(8分56秒体固め)大熊
大熊へジャーマンズはクロスラインからヘスがネックブリーカー・バスターを決めフォール。
②大熊(7分10秒体固め)ヘス
小鹿がヘスを持ち上げ大熊のヒザへ落とし、倒れたところへ大熊がダイビング・ヘッドバット3連発を決めフォール。
③小鹿(4分35秒体固め)スタイガー 
ヘスが大熊を羽交い締めに決めたところへ、スタイガーがドロップキック。しかしこれを大熊がかわし、同士打ちとなりヘスは場外転落。その間に大熊がスタイガーを押さえたところへ、小鹿がコーナー最上段からのニーアタックを決めフォール。
※小鹿、大熊組がタイトル5度目の防衛に成功。
小鹿のコメント
「相手に引っ張られペースを崩してしまったが、開き直ってやったのがよかった。」
大熊のコメント
「あいつらもタイトル戦で目の色を変えていたが、負ける気はしなかった。」

ヘビー級バトルロイヤル(13人参加)
参加選手=ジャイアント馬場、オースチン・アイドル、ジャンボ鶴田、ザ・クルーザー、プリンス・トンガ、レイ・キャンディ、ロッキー羽田、ミスター林、百田義浩、百田光雄、伊藤正男、淵正伸、越中詩郎
決勝、羽田(11分56秒片エビ固め)アイドル
ロープに走ったアイドルの足をリング下から鶴田が引き、倒れたところを羽田がフォール。
※羽田が優勝。

45分1本勝負
ジャイアント馬場(5分22秒体固め)レイ・キャンディ

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(14分23秒両者リングアウト)オースチン・アイドル
場外戦となり、アイドルが4の字固めを決めて外さずドロー。
プリンス・トンガ(10分首固め)ザ・クルーザー

20分1本勝負
伊藤正男(16分21秒反則勝ち)ロッキー羽田
百田義浩(14分43秒逆さ押さえ込み)淵正伸
百田光雄(13分26秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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・ジャイアント馬場は、NWA総会出席と西ドイツマット視察の為、9月18日に渡米し10月7日帰国。
・9月20日淵正伸はアメリカ遠征の為、ジョー樋口(NWA総会出席)と共に渡米。
・1980年度NWA総会が9月21日から23日までネバダ州リノのホテル・サハラ・リノで開催され、NWA会長にノースカロライナのジム・クロケット・ジュニア氏が選ばれた。
・9月18日プリンス・トンガは、オーストラリア・ニュージーランド・ハワイ遠征に出発。
9月24日ハワイ州パールハーバー
ポリネシアン・パシフィック・タッグ王座決定戦
リッパ-・コリンズ&スーパーサモアン・サカリア(1-0)タマ・トンガ&シバ・アフィ
※コリンズ・サカリア組がタイトルを獲得。

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